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私の父
ケヤキの広場
ドリームあはは小5
 私の父はひとことで言うと、やさしくて、ときに恐く、きびしい。(あれっ
?ひとことじゃない?)
 
 このまえ、(11がつごろ)新聞を読んでいる父に私は頼み事をしました。
 
 「ねぇ、おねがいがあるんだけど。」
 
 「なに?」
 
 「犬飼ってもいい?」
 
 「だめ!だって面倒みないでしょ?」
 
 「みる!!!」
 
 「みない!!」
 
 このみる!みない!が永遠に続きそうだったので、とうとう私がおれました
 
 「あーあ、やっぱりむりかぁ。」
 
 こうして私はあっさりことわられてしまいました。
 
 
 
 犬の頼み事から6ヶ月あまりがすぎ、このことを忘れたころ…………………
………
 
 ある日曜日の朝、いつもどうり、朝食の支度をしていると、父の口からこん
なつぶやきがこぼれました。
 
 「今日バグズライフの映画観にいこうか?」
 
 えっ?ほんと?バグズライフってあのバグズライフ?
 
 「うん、絶対行く!!!」
 
 私は心がうきうきはずんでいます。妹もとなりではねて喜んでいます。
 
 私は夢のようでした。だってあの父が、映画なんて。
 
 やっぱり映画館は混んでいましたが、この日1番の思い出は、忘れられません
 
 
 
 この2つの事で分かった事はいつも父は灯台もと暗しのようにそばにいてあ
たりまえ、と思っているけど、いざ、離れてみると親のいとしさが分かる気が
します。
 
 
 
 
 
 
 

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