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科学技術は地域や・・・
アジサイの広場
さやかあおべ高1
 科学技術はヨーロッパに生まれ、全地球に広がった。ヨーロッパにおいては
科学技術の硬い普遍性と文化の柔らかい普遍性とは根本的には対立することな
く同心円をなした。しかし、日本近代がヨーロッパ近代の受容をともなって成
立したとき両者は同心円を形成するわけではなかった。技術は受け入れること
ができても、精神的な面まで、行き届いてはいなかった。
 
 確かに、日本人は外見をかなり気にする。美容院に行っても、「○○さんの
髪型にしてください。」とか、「最近女子高生にはやっている洋服」とか、な
にかと真似したがり、外見を飾る。人間一人一人違う顔なので、似合う髪型と
いうのがあるし、服にしても体格、身長などもあり、皆同じでは変だと思う。
しかし、どんなに、似合わなくてもはやっている、とか、○○さんの髪型、ブ
ランド品というだけでそうしてしまうのだ。もっと自分というものを理解し、
外側を飾るだけでなく、内側からもきれいにならなければならないと思う。
 
 又、このことは、日本の文化にも言えると思う。日本は、お正月に神社にお
参り、2月にバレンタインデー、3月にひな祭り、五月に子供の日、12月に
はクリスマスといろいろと祝うものがあるが、宗教はまったく違い、はちゃめ
ちゃである。特にクリスマスは日本でも一大イベントであるが、葬式は仏教で
やる。このように日本人は外見だけを取り入れているが、重要なその裏にある
、文化、精神などを理解してはいない。
 
 たしかに、いいとこだけを取るのは良い方法かもしれない。しかし、外国か
ら取り寄せた部分だけでなく、その裏の文化、精神などを理解することも大切
なのではないか。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。
」という言葉があるように、外国の技術面だけでなく、技術と同心円をなして
いる、文化、精神も理解することが必要なのではないか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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