先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
先入観は恐い。ああ、恐い。
アジサイの広場
AE86えや中3
 見テ 知リソ
 
 知リテ ナ見ソ
 
 見てから知るべきである。知った後に見ようとしない方が良い。という意味
でしょうが、実はもっと深い意味があるような気がする。
 
 一つの美術作品に向かい合う時に、その作家の経歴や、その作品の意図する
ものや、そして世間でその作品がどのように評価されているか、又、有名な評
論家達がどのように作品を批評しているか、などという知識が頭の中にたくさ
んあればあるほど、一点の美術品をすなおに、自分の心のおもむくままに、見
ることが困難になってくる。それが人間というものなのだ。
 
 自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人々の声に耳を傾ける余
裕、このきわどいバランスの上に私達の感受性というものは成り立たなくては
ならない。
 
 人間は先入観というものにとても左右されやすい。だから、聞いてから見て
はダメなのだ。そのような例として「ピカソの絵」や、某テレビ局でやってい
る「何でも鑑定団」や「裸の王様」などがある。ここでは、「裸の王様」を取
り上げよう。
 
 とある国に「裸の王様」がいた。王様の手下(?)が「正直な人にしか見え
ない服を着ている」と言い、集まっていた国民みんなが先入観に左右され「素
敵な服ですね」と言ってしまった。しかし、そこに居合わせた小さな子供はそ
れに左右されず、正直に「王様は裸だ」と言ったそうだ。
 
 自分も先入観などに左右されにくい人間となれるように、努力したい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ