比喩を使おう! |
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哲也 | / | くさ | 中2 |
比喩は日常の会話で使うと、より効果的になり、表現が生きてくる。フォー |
クボールを投げるというような肉体的な技術でも比喩によって、よりよく伝え |
ることができ、長く印象に残る。 |
比喩とは、スポーツ、芸術などで特に力を発揮する。例えば、スポーツの面 |
で言えば、私は卓球部なので卓球のことに関して言うと、「ラケットを握る時 |
は、卵一個分握る位の空間を空けておく」と、よく新入部員に教える。これを |
言うことによって、説明が困難なラケットの握り方も比喩によってあっさりと |
教えられる。他にも、ドライブと呼ばれるものをマスターするには「ひざをば |
ねのようにしてうまく使う」と言うと、ひざの上手い使い方が良く分かり、ド |
ライブが使えるようになるだろう。 |
卓球に限らず、野球でも「守備の時はボールに当たりに行くように(本当に |
合っているかは自身がない…)」や、バスケットで「レイアップシュート(だ |
っけ…)の時はボールをリングの上においてくるようにする」などなど、比喩 |
によって説明が効果的になる。比喩には物事をわかりやすくする、「POWE |
R」がある。 |
しかし、完全主義者のように見える比喩にも欠点がある。比喩を使って、「 |
時間がかかる」というのと、「二時間かかる」というのとでは、言われる側と |
してどちらが良く分かるだろうか。少なくても私は具体的に書き表した「二時 |
間かかる」の方がはっきりしていていいのではないだろうかと思う。このよう |
に、時には比喩を使った表現より、具体的に有りのままを描くといった表現の |
方がわかりやすい時がある。 |
確かに、比喩にもいくつかの欠点があるが、「もともと地上に、道はない。 |
歩く人が多くなれば、それが道になる」という言葉があるように、比喩とは、 |
自分で新しい発想をし、それがだんだんと大きな力になり、効果的に物事を表 |
現できるのだと思う。これからも、比喩を敬い、上手に使っていくことが大切 |
だ。 |