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コオロギ
オナガの広場
でこはげかな小6
 コオロギは「リーリー」と鳴くというけれど、「リーリー」と聞こえるのは
人間の耳にそう聞こえるだけでコオロギにはどのよう聞こえているんだろう、
そんなことを小学生のころふと考えたことがあります。私たちは、実際の体験
を通じていろいろな知識を身につけていくのだと、単純に考えています。コオ
ロギの声を聞いて、コオロギという虫を知り、セミをつかまえて、セミという
虫の形や色について知るというように。知識は現実の見え方や感じ方を変えて
しまう力を持っています。コオロギは日本に昔しからいる虫だがアオマツムシ
は外国から渡ってきたという知識が、コオロギの声は奇麗だが、アオマツムシ
の声はオるさくて耐えがたいというふうに感じさせてしまいます。
 
 学校の先生が中国に旅行にいった時、レストランにいってみて、メニューは
中国語で読めなかったので、適当に頼んでおいたら、それが出てきて食べてみ
たら、結構イケてたので食い終わった後に
 
 「これなんですか?」
 
 と聞いてみた所、
 
 「トカゲです」
 
 という答えが返ってきたらしいのだ。それを聞いたとたん今までおいしく食
べていた物を吐きそうになってしまった先生だった。聞かないほうが良かった
・・・・これはまさに「知らぬが仏」である。
 
 私はお父さんにいろいろなことを教えてもらった。例えば韓国人は立て膝を
立てて食べるとか、どっかの国では左手を使って食べると白い目で見られると
か教えてもらった。
 
 人間とは目の前にある物を絶対の物、間違いない物だと信じない様にしなけ
ればならないなぁと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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