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たこちゃん
アジサイの広場
たこ星人こむ中2
 日本には『赤ちゃん言葉』というものがある。しかしアメリカには『赤ちゃ
ん言葉』はないかわりに『母親語』というのがある。
 
 例えば道に犬がいる。そのとき日本人の親子連れとアメリカ人の親子連れが
いる。
 
 日本人の親は子供(赤ちゃん)に対して「たこちゃん!わんわんでちゅよー
!」と言う。つまり子供(赤ちゃん)に視線を合わせているということになる
 
 アメリカ人の親は子供(赤ちゃん)に対して「Hey! Tako! This is a
dog!」と言う。つまり子供に視線を合わせさせているということになる。
 
 日本で夫婦に子供ができると、お互いの呼び方が「あなた、たこ美(呼び捨
て)」から「お父さん、お母さん」と子供に合わせた形で呼んでいる。ちなみ
に孫ができたら「おじいさん、おばあさん」である。つまり家族の呼び方につ
いても子供中心である。
 
 そしてその子供達(赤ちゃん)が大人になったころ、日本人の方は『心が優
しくなるが依存心のある子供』になる。逆にアメリカ人の方は『自立心がある
が心の冷たい人』になる。
 
 単純に結論づけると、赤ちゃん言葉の現象は文化によって左右され、母親語
は文化の違いを問わず普遍的である。両者は次元を別にしている。もちろん日
本とアメリカとの間で子供のしつけ方は大幅に異なり、それぞれの文化圏で育
った子供のパーソナリティに如実に反映されていくのだろう。赤ちゃん言葉を
採用した日本式のしつけ方は、当然、日本文化で育つ子供の性格形成に大きな
役割を果たしているに違いない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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