世界じゅう、どこに行っても |
エンジュ | の | 村 | の広場 |
エガ | / | てせ | 小6 |
世界じゅう、どこに行っても日本人の旅行者たちは、身のまわりに、「日本 |
」をもって動き回る。食べものも飲みものも言語も、ことごとく日本のもの― |
―それにとりかこまれていないとなかな |
か安心できないのである。旅行者たちをとりかこむ小さな「日本」、あるいは |
、彼らが持ち歩く「日本」、それを、わたしは「文化的カプセル」と名づける |
。日本人は、日本文化を微分化した小さ |
なカプセルの中に入って、そこではじめて、安心するのである。日本航空の客 |
室は、そうしたカプセルのひとつであり、また日本人専用のホテルや観光バス |
もそれぞれに、「文化的カプセル」であ |
る。その中に入っているかぎり、目にみえない文化の皮膜のようなものが、日 |
本人を外界から遮断してくれるのである。そして、その皮膜の中から日本人は |
ほとんど足をふみ出そうとしない。もちろん、人間というものは、おしなべて |
私も同じで昔は文化のカプセルが会った。私は一人でいるとどうも不安にな |
る。そういう所では私も文化のカプセルがあったかもしれない。しかし今は違 |
う。もう一人になると、 |
「うへへへへ、プレステのやりほうだいだぜ!!」 |
と必ず言う。全く、これじゃあ「鬼のいぬまに洗濯」だ。 |
もう一つ話しをしよう。これはさいきんのはなしだ。私は、旅行はあまりし |
ないが行くときがある。旅行というより散歩だな。しかしひとりではあまり行 |
かない。なぜなら・・・・・・・つまらないからだ。にたはなしじゃねー! |
私はこのごろ奇怪なことを目にする。女子が連れションしているのだ。私は |
、女子じゃないからわからないが多分寂しいからしていると思う。 |
私が思うに、日本人が旅行に複数で行くのは、つまらないからだと思う。 |