噴水は飲めない水で |
オナガ | の | 村 | の広場 |
ミッチー | / | あこは | 小6 |
噴水は飲めない水で |
小野 倫孝 |
噴水は、そこをじゅん環しているだけであるから何ものをもうるおさない。言 |
ってみれば何の役にも立たないものなのだ。ミュンヘンの住民はコインの投入 |
口のない自動販売機ほどには噴水を役に立たないものとみなさない傾向にある |
ようなのだ。 |
噴水の近くにいると涼しいし、見ているととてもきれいだから、心がうるお |
される。僕は筆者の意見とは反対で、水不足の時には噴水を止めて不足してい |
るところに分ければいいと思う。生きていく方が大切なのだから、別にそれが |
無くても死にはしないから噴水の方を優先とはしない。 |
「役に立たないもの」はたくさんある。その一つが噴水である。きれいかも |
しれないが僕はいつも水と電気のむだ使いではないのかなあと思う。そのほか |
にたばこやビールもそうである。たばこは吸いすぎると肺に良くないし、他の |
人にも迷惑をかける。いいことは一つもないと僕は思うのである。吸っている |
人はいい気分になるかもしれないが、ぼくはあまりいいとは思わない。次は、 |
よく大人が飲むビールである。「ああーおいしいね。ビールはやめられれない |
よ。」と大人はよく言う。僕も飲んでみたことはあるが、あの苦いのがどうし |
ていいのかと思う。「ビールばっかりのんじゃだめだよ」と僕はよく言う。し |
かし母は「ビールは麦から作られているのだから大人にとっての麦茶だよ」と |
いいながらぐびぐび飲む。栄養にはならないけれど、これが大人にとってスト |
レス解消になるのであれば役に立っているのかもしれない。 |
うるおいというものは大切だと思う。「きれいな食器で食事をしたり花をか |
ざったりする事が何に役立っているというわけではではないけれど、生活にう |
るおいを与えている。それが大事なことだ」と母は言っている。「角を矯めて |
牛を殺す。」ということわざがあるが否定しすぎるとかえって良くないのであ |
る。多少のことは目をつむった方がいいのかなと思う。噴水は僕たちにとって |
無くてはならないものではないが、生活にうるおいを与えてくれるのである。 |