| 自然と人間との関わり方 |
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| 平成十一年度都立高校入試問題 国語{4} |
| 要約:自然を考えるときに、人間が自分にとっての有用性のみを絶えず判断 |
| の基準にしている点に問題がある。自然の大切さは、おそらく自然や森林の価 |
| 値ではなく、意義とでも表現すべきものであろう。人間が自然を保護するとい |
| う表現もおかしい。自然と共存するために人間にできることは、自然に対して |
| 謙虚な気持ちをもつことにほかならない。せめて意識の中だけでも、生態系の |
| 一員であることを自覚することなのである。 |
| 筆者が言うように生態系の一員である自分を自覚することが必要だと思う。「 |
| 自然にやさしく」とか「地球にやさしく」と言う表現はいかにも自然に対して |
| 優者の立場に立っている物の言い方だが保護されているのはむしろ人間のほう |
| である。人間が自然を壊しているのにそれを人間が保護するとか助けると言う |
| 表現は間違っているように思う。人間が自然を壊すのは仕方なくても自然に謙 |
| 虚に接することが必要だと思う。 |