| 限界の事 |
| アジサイ | の | 丘 | の広場 |
| 智之 | / | すら | 受 |
| 無理というのは自分の限界を知っていないと出来ないことである。ご飯を食 |
| べても、「これ以上食べるとお腹を壊すかも」というのが人は自然に分かる。 |
| 最近よく、「もう無理だよぉ」などと言う人が増えてきている。だがこのよ |
| うな人は、自分の本当の限界を知らないのだろう。子供は良く同じ事を言うが |
| 、今時のひとは子供のそれと同じまませいちょうしている。原因の一つに、幼 |
| 児の教育に割く時間が減ってきていることがあげられる。バブル崩壊後、父親 |
| 一人でまかなえた生活費が、リストラなどで仕事がなくなり母親が父親の仕事 |
| が見つかるまでパートなどしていると、子供はいつ親の愛情を受けて教育され |
| るのか。当然保育園などに預けて足りるものではない。 |
| たしかに幼児の教育に時間を割けないのも事実である。だがそれだけではな |
| く、最近の子供に見られることだが、自分でやる気を出さないということが一 |
| 番である。私もそうだが、何事にも関心を示さない、すぐに「キレ」て何かに |
| 当たる、このような人がふえてきているのも教育だけではなく、自分たちの責 |
| 任でもあるのだ。 |
| これからの世の中は変わるのであろうか。そして、自分の限界をしって世界 |
| の発展のために自分が役立つのであろうか。 |