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今を楽しく生きよう
イチゴの広場
哲也くさ中2
 ある朝、少年時代のいつものなじみのある散歩道を歩いてみた。しかし、小
さいころによく遊んだ、水桶、トカゲ捕りなども、昔のような喜び、魅力を味
わうことができなかった。列車が走ってくるのを見たとき、その列車に乗って
世の中に出て行きたいと思った。私の幼い頃の夢は忍者になりたいということ
だった。その大きな原因となったのが、漫画「忍玉乱太郎」だ。その頃は毎日
欠かさず見て、漫画も何冊か持っていたくらいだった。それが今となっては、
ストーリーも単調で、まったく笑えないではないか、と昔までの面白さが感じ
られなくなった。
 
 確かに、昔の思い出も大切だ。テスト勉強などの厳しいことやつらいことが
ある時、気ままで、のんびりと過ごしていた小学校時代に戻りたいと思ってく
る。今思うと、一番充実していたのがその頃だったと思う。定期テストや部活
など、毎日が追われるように過ぎていく余裕のない生活に比べて、本当に楽し
かったのは間違いないだろう。昔のようなのんびりと過ごすということも大切
である。
 
 しかし、新しいスタートを切るということも大切だ。スポーツでも、前の試
合で失敗したからといって、もうどうしょうもないことである。ましてや、そ
れを次の試合にも引きずってしまうということはとんでもないことである。現
に私自身、卓球の試合で何度もこのあやまちを起こしている。この事からも、
新しいスタートを切るということの大切さが分かるだろう。また、昔話「サル
カニ合戦」では、カニがサルの罠に引っ掛かり、一時は絶望の道を歩むのかと
思われたが、過去のことは振り払い、新しいスタートを切ったため、みんなの
力でサルを倒し、柿を手に入れたのだろう。
 
 確かに昔の思い出も、新しいスタートを切ることも大切だが「今日という日
は、明日とい日の二日分ある」という言葉があるように、結局一番大切なのは
、今という時間を有意義に過ごすことだ。例えば、自分の趣味に浸っている時
が、時間を忘れるほど面白いというように、「今」を過ごすことが大切だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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