私たちは長い間 |
オナガ | の | 村 | の広場 |
チョロすけ | / | ふか | 小6 |
今、1300年たった法隆寺の柱と、新しい柱は、どっちが丈夫か、と聞か |
れると当然新しい方と答える。が、その答えは間違いだ。ひのきは切られてか |
ら200~300年の間に、 |
強さや剛性が2~3割増す。だから古い方が返って丈夫なのだ。 |
コンピューターや金属性の物は古くなるにつれて、衰ろえたり壊れたりする |
ものだが、木材は否定的で、逆に年月が経つにつれて質のよい物になるのだ。 |
木造楽器のバイオリンが年月が経つにつれ音が冴えると言いうのはこの為だい |
う。自然の造った木のような素朴な物でも、コンピューターには解明できない |
所がある。 |
これは聞いた話だが、ある線路工夫は雨の日の作業で頭に笠をかぶり、身体 |
には蓑を纏い、足にはわらぐつを履き、仕事をしていたそうだ。それを見てい |
たアメリカ人は「OUあの人達格好がフルイデ~ス。ミ~がレインコ~トアン |
ド長靴を買ってあげましょう。」とでも思ったのだろう。線路工夫たちにレイ |
ンコート等を買ってあげた。線路工夫もアメリカ人の好意に甘え、レインコー |
トをきて作業した。 |
しかし可笑しな事に、レインコートをきて作業をすると、汗がたまって苦し |
くて仕様がないのだ。レインコートと言う物は、ゴムで身体を密閉されている |
為、雨を体に触れさせないが、その分汗も外に出さない。だから蓑から着替え |
たときから汗が溜まったのだ。この作業の場合蓑をきて行なった方が賢明と言 |
える。なぜなら、 |
蓑は古臭くても雨にも濡れず、汗も溜まらずと言う優れものだからだ。 |
新しい物は統べ正しいと思いがちいだが、それは間違いだ。古い物にもいろ |
いろ性能や趣がある。ときと場合により新しい物より古い物の方が良い場合も |
ある。のだ。 |