| 日本のふつうの書きことば |
| ウグイス | の | 滝 | の広場 |
| 優丞 | / | えぬ | 中3 |
| 日本のふつうの書きことばでは、漢字の地位が絶対的に高く、それに比べて |
| カタカナは、代用的な役割しか引き受けていない。ところが、カタカナが時に |
| 、この地位を逆転して、漢字のはるかに及ばない威信を帯びることがある。 |
| しかしそれは、もとが漢字ではない文字のあらわす音をカタカナが示そうと |
| する場合に限るもとにあるのが漢字であれ場違う。もしその漢字の音 |
| をカタカナで写し、それで押し通そうとするならば、思いもかけないほどの強 |
| い抵抗に出会うであろう。こういう一面的なオリジナル性の上にできた二つの |
| 言語間の交流は、たいていは一方の側の、ときには双方の側からの独善にもと |
| づく、まがいものであるのが普通だ。韓国の人気歌手チョー・ヨンピルを愛す |
| るファンが、どうして彼をその紙のこと |
| ばの趙容弼に従って、チョー・ヨーヒツなどと呼びかえる気になれるだろうか |
| 。このような行き違いは,言葉には愛があるということを理解しないからおこ |
| これは、韓国や中国でも同じで,向こうの人も,例えば,山口さんを,シャ |
| ンコウさんのように、呼ぶ。この問題は,日本のみならず,他の国でもあるよ |
| うだ。ではどのような対策を立てればいいのか。思いやりは, |
| (途中です:森川林) |