需要拡大への対策 |
アジサイ | の | 空 | の広場 |
○○○○ | / | あう | 大2 |
平均的なサラリーマンが住むマンションのスペースを広くするとするならば |
、そのために、各分野の業者が仕事を得るが、同じ建設工事でも、橋や道路の |
場合だと必要な業者の数ははるかに少ない。このことから、住宅産業は産業の |
なかで特別に裾野が広く、景気を良くする効果は非常に大きいと言える。また |
、一度住宅を建築すると家電製品や家具などの他の需要も喚起しうる点で、住 |
宅産業は日本経済が立ち直るカギになっているといえる。 |
今年、景気対策のため公明党が提案した地域振興券が国民に配布されたもの |
の、大きな効果が出ず、各界から批判が噴出したことは記憶に新しい。景気を |
回復させるためには、需要を拡大させることが前提になる。橋や道路、鉄道に |
投資される財政投資は、需要を喚起させることが目的なのであるが、ゼネコン |
産業にしか効果がなく公正さに欠けているのではないかという批判もある。景 |
気回復の前提になる需要を喚起させるためにはどのようにするべきであろうか |
。 |
まず、供給側から考えるとベンチャー企業の育成が考えられるかもしれない |
。不景気による収入の減少も需要の縮小の一因となっているが、もはやテレビ |
・エアコンなどの生活必需品がほぼ普及してしまい、貯金はあるが買いたいも |
のがないということも一つの原因となっている。したがってあらたなニーズを |
開拓することが供給側に求められるのであるが、そのためには今までとは異な |
る企業形態に進化することも重要になる。そのために、各産業において各産業 |
が新しい産業に生まれ変われるような環境を整備する必要があるであろう。 |
また、需要側から考えると例えば、住宅を購入しやすくするような環境の整 |
備が考えられるであろう。冒頭でも述べたように住宅産業は最も裾野が広い産 |
業とである。このような商品を購入しやすくすれば広範囲に需要が波及するこ |
とになり、大幅に需要が拡大することが予想される。 |
確かに、いままでインフラ設備に財政を投下することは大きな効果があった |
かもしれない。しかし一方でインフラ設備に対する莫大な資金の投下により、 |
国家財政が危機的状況にあることは最近頻繁に報道されている。このような状 |
況が国民の不安をあおり、それが国民の消費離れの原因となっているといわれ |
ている。従って将来のビジョンを明確にし、国民から将来に対する不安を払拭 |
することが重要なのではないだろうか。 |