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スポーツの勝ち負け
アジサイの広場
遠藤せて高2
 スポーツをしていたり、見ているとつい勝ち負けにこだわってしまう。これ
は、スポーツを楽しむには、勝ち負けは欠かせないもののような気がする。最
終的にはワールドカップ、高校野球、マグワイアーのホームランなども勝ち負
けに関係してきてしまうと思う。今年の高校野球では、地元の横浜高校が優勝
した成果、家族や学校中では今年の夏はこの話が持ちきりだったような気がす
る。やはり、応援している所が優勝する事はうれしい事である。しかし、勝ち
負けだけで物事を決めてしまっていいのだろうか?これだけで決めてしまうの
は問題である。大切な事はスポーツする事を自分や、仲間が楽しみながらでき
ることにある。
 
 私達の学校では7月に球技大会がある。各4種目の中から、学年対抗で自分の
やりたいものを一つ選び試合を行う。中でもバレーボール、バスケットボール
は一人のプレーで失敗もするし成功もする。みんなが勝ち負けを気にして試合
に臨むならばその試合は一人一人に大きなプレッシャーがのしかかりつまらな
いスポーツになってしまうだろう。「スポーツは、趣味でなくただの戦いであ
る」になる。
 
 データー集に「親が男の子に望む職業」で第二位にスポーツ選手がある。確か
、横浜高校の選手である松坂大輔投手は、親が良い野球選手になってくれるよ
うにという事を願って荒木大輔の大輔をとってつけたという。その希望が本当
に叶ってしまったのだからすごい。
 
 現代の日本の社会では、スポーツだけでなく、何にしても競争主義で楽しい
とは思えない。例えば受験がある。受験は、他人との競争だとよく言われる。
こんな競争主義でいったい日本の経済はよくなるのか?
 
 確かに、私達はつい勝ち負けをきにしてしまうがこれは別に悪い事ではない
。逆に、勝ち負けがなくなってしまえばつまらないものだ。しかし大切なこと
は、勝敗だけで物事を捉えずに何事にも興味を持って取り組んでいくことだ。