持ってきてはいけないもの |
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小原 | / | おき | 高3 |
持ってきてはいけないもの |
小原 正之 |
今日、規制をしないと生徒が自由奔放になんでもかんでも学校に持ってきた |
りするせいか、所持していいものとそうでないものを学校で厳しく取り締まる |
傾向になってきている。実際に、私も学校で見ていれば一目瞭然、PHS、漫画 |
、雑誌など学校に不必要なものを持ってきている人を見るのはごくあたりまえ |
のことである。さすがにこういったことが学校の中で日常茶飯事行われている |
ともなれば、規制をすることで全員を取り締まることは無理に近いことと分か |
るであろう。だから、ここで思い切って子供達の思い通り所持品を規制しない |
ことが大切であると思う。 |
また、私は小学校のとき遠足にお菓子を持ってきてはいけないということが |
あった。私も当時はそうだったかもしれないが、小学生のような子供であると |
「持ってくるな」と言うと持ってきたがるものなのである。「危ないから木に登 |
ってはいけません」と母親がいうと子供は上りたくなるのと同じ様なものである |
。こういった時、先生は、子供達にお菓子を食べないで遠足をすることで自然 |
と接して、そこから何か学びとってほしいと思っているのかもしれないが、彼 |
らを自由にさせておくこともまた自主性を育てるということで勉強になると思 |
う。 |
だから、学校は生徒の持ち物に関して厳しく取り締まるのではなくて、もう |
少し自由にしてやるべきだと思う。 |
また、最近の調べで、仕事の中で収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかと |
言うことで、男性は37%が収入増を望み、49%が時間短縮を希望し、女性は2 |
8%が収入増を選び、52%が時間短縮を選んでいた。これは、おそらく世界でも |
労働時間が多い日本人が、もう少し自由な時間が欲しいという願望の結果であ |
ろう。 |
確かに、学校で所持品を取り締まった方が勉強を教える側としてはよりやす |
いかもしれない。しかし、規制ばかりして厳しくしていると、子供達にとって |
は学校が監獄のような嫌な雰囲気を持ってしまうこともある。だから、「自分 |
が考える通りに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きた |
通りに考えるようになってしまう。」というように、自分の思うままに生きて |
いくことが現代社会に大切なことであると思う。 |
(80分かかりました。) |