先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
日本のある会社が
アジサイの広場
紫電改うの中2
 日本のある会社が香港で現地の人間を採用しようと求人広告を出したと言う
。「日本語のできる人を求む」すると瞬く間に、胸を張ってたくさんの香港人
が押しかけた。しかし、挨拶程度しか日本語を話すことができなかったのであ
る。日本人は、「英語話すことができますか」と聞いて「まあ、そこそこ話せ
るな」と内心自負している人も、「すこしだけ」と答えておく。これが日本流
「謙譲の美徳」なのである。自分がよく認識していると思っていた人間の意外
な側面を発見したとき、それを喜ばしいことと受けいれる人は少ない。たいが
い戸惑って、そのあげく「あなたらしくない」という言葉で自分のなじみの枠
にもどそうとする。考えてみると、つくづく日本には、個人の秘めたる才能を
できるだけ伸ばさないようにする基盤があることに気がついた
 
 実際に学校のクラスでテストの結果などで「できたか、できないか」なので
頭のよい人間が「できなかった、できなかった」といっていた。(本当はむち
ゃくちゃ良かった)しかし、なぜ日本人は一歩引き下がるようなことをいうの
だろうか、不思議である。アメリカでは、その正反対なのである。これは、日
本と欧米諸国の文化の違いではないだろうか。
 
 フォーブスの調べで世界の億万長者の1位は、ビル・ゲイツ2位ウォルトン一
族3位ウォーレン・E・バフェットである。欧米人は、一歩外に出ることによっ
ていろいろなものを手にしているのである。しかし、その場に合わせて上手く
考えを表すことが大切である。