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イギリスは犬を
アジサイの広場
コナンあうち小6
 イギリス人は躾ることが上手である。私の家の前が英国大使館公邸で、三年
ごとに交賛するどの家族も、必ず犬をつれてくる。イギリス人は家畜とは人間
が完全に支配すべき、それ自身は自律性を持たない存在と考えている。犬は人
間が人間のために利用する従属的な存在であるから、逆に一切を面倒見る責任
が人間にある。不要な犬や、回復の難しい病気にかかった犬を、自分の手で殺
すのは、生きるも死ぬも支配者としての人間が決めてやるべきだと言う考えに
基ずいている。だから日本人のように、犬を捨てたりすると、人間としての責
任をはたしていないと非難するのだ。従ってかれらにとっては、犬を安楽死さ
せることが正しい犬の扱い方となる。
 
 家では、日本猫を飼っている。ぼくや、おいちゃんたちが、日本人派だ。例
えば、遊んであげたりするが、イギリス派、お父さんたちは、いっしょに寝て
あげないんだ。だから、一寸の虫にもごふんのたましいだなとおもった。