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高齢化社会には
アジサイの広場
遠藤せて高2
 今の日本には、高齢化社会という暗い将来があるといわれている。しかし、
この結果は決して悪いものではなく日本社会が成し遂げた素晴らしい大成果で
ある。人口の高齢化には経済成長の成果であるともいえる、平均寿命が延びた
ことそして出生率が低下したことという二つの要因がある。高齢化が進むにつ
れ経済、社会面でいろいろな問題が起きるだろう。高齢化社会が無条件でうま
くいかないことも事実だ。いずれも重要なことは高齢化に合ったように社会・
経済の仕組みを素早くつくりかえていくことができるかどうかだ。
 
 今は四人の若者が一人の老人を支えていると言われているが、十代の私達が
親の世代を支える頃には四人の老人に一人の若者と言われている。年金だけで
は暮らせなくなる将来では、老人の職場が問題になってしまう。老人を別に特
別扱いする必要はないのだ。老人たちは、ひっそりとした暮らしをしていると
いう現状である。若い世代の人と老人の関係が希薄になってきているからだ。
 
 例えば、核家族化・地域行事などがある。地域では、お年寄りはお年寄りだ
けで楽しんだりと一緒に協力し合って何かをするということが少なくなってき
た。「高齢化というのは、一人だけの問題ではなくこれからの人、全ての問題
である」
 
 今から約30年後の2025年には、約4人に一人が65歳以上の高齢者となり2
050年には3人に一人と見込まれている。この結果、寝たきりや、痴呆の発
現率が一層増大する可能性が大きいといわれている。
 
 確かに、将来的には暗い社会が待っているが、自己中心的にはならずに助け
合って生きていきたい。