言葉の森の教室の歴史の記事をアップロードしました。
「日本の作文教育の草分け、言葉の森」
https://www.mori7.com/an/13.html
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■■受験のための教育から実力のための教育へ。
■■競争の教育から独立と創造の教育へ。
■作文教室のスタートは1970年代後半
言葉の森の前身「のびのび文章教室」が作文指導を始めたのは1970年代後半で、当初は大学生を対象にした就職試験対応の作文教室でした。
当時、作文教室というものはどこにもなく、教材は当時からすべてオリジナルなものでした。
その後、1990年に法人として発足し、対象を小学生にまで広げました。
最初は通学だけの教室でしたが、学年が上がるにつれて教室の時間内に通えない生徒も出てきたため、電話による通信指導も行うようになりました。
通信指導が定着してきたころ、2000年代にインターネットの普及が始まり、それに合わせて言葉の森の生徒も全国に広がりました。
■創造性を育てる作文教育を目指して
言葉の森が作文指導を始めたのは、作文教育を通して子供たちの個性、知性、感性を育てるためです。
そのため、作文の学習が創造性の開花に結びつくような工夫をさまざまに行ってきました。
言葉の森には、教室の理念に賛同して参加してくださる方が多く、小学校1、2年生だった生徒が、高校3年生まで続けるということもよくありました。
教室に来る生徒は、作文の好きな子が多く、当時はそれに合わせて、文章力も学力も優れた生徒に学年以上の高度な指導を行っていました。
■作文小論文の入試の広がりに対応
やがて、知識中心の詰め込み教育に対する反省から、大学入試で小論文試験を行うところが増え、言葉の森も入試に対応した指導を行うようになりました。
また、国語の読解力を伸ばしたいというニーズもあったため、小学校高学年からは感想文指導を増やすようになりました。
更に、作文小論文の客観的な評価を行うために、自動採点ソフト「森リン」を開発し、2005年に国際特許を取得しました。
■これからの時代に必要な学力の中心となる作文
これからの時代に求められる教育は、大きく四つに分けられます。
それは、
(1)受験のための教育から実力ための教育へ、
(2)学校や塾に任せる教育から家庭を主体にした教育へ、
(3)点数のための教育から文化のための教育へ、
(4)競争を目的にした教育から独立と創造を目的とした教育へ、
です。
これらの教育の中心となるのが、読書、作文、対話などの、考える力を育て、人と人との交流の中で、創造性を伸ばす教育です。
言葉の森は、この新しい教育を目指して、これからも教材開発を進めていきたいと思っています。
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