12月3週のオンエア講座の小3から小6の一部のクラスで、子供たちの趣味を紹介する時間を設けました。
普段も、毎回読んでいる本を紹介してもらっていますが、この本の紹介がそれぞれみんな個性的です。
中には、小学生でこういう本を読むのかと驚くようなものもあります。
「平家物語」全巻を読んでいたり、「モモ」を読んでいたり、「鑑定防空」というような特殊な本を読んでいたり、最近話題の「カエルの楽園」や「えんとつ町のプペル」を読んでいたり、何しろ読んでいる本が充実しています。
しかも、その紹介の仕方がみんな上手で、内容を簡潔にわかりやすく話してくれる子が多いのです。
この毎回の全員の本の紹介が、お互いに刺激になるようで、これまで本にはあまり関心のなかった子も自分から本を選んで読むようになったというお母さんからの報告が何件もありました。
やはり、子供たちというのは、親や先生に言われるよりも、友達との関係でいろいろな経験に挑戦していくのだと思います。
今週は、一部のクラスで、本の紹介のほかに、それぞれの趣味や特技の紹介もしてもらいました。
この趣味の紹介の内容がまた多様で高度なのに感心しました。
レゴで大きな絵を作っていたり、ピアノの演奏をしたり、電車の旅の記録をびっしりつけていたり、どれもその子らしさのあふれる内容でした。
こういう子供たちの様子を見ていると、普段の生活の中で、個性を生かす余裕がたっぷりあることが感じられました。
もちろん、みんないろいろな習い事もしているので、時間のやりくりは大変なようでしたが、その時間管理が上手にできているようなのです。
勉強に追われるわけでもなく、暇をもてあますわけでもなく、限られた時間を有効に使って充実した生活を送っているようでした。
オンエア講座の中で行っている勉強は、構想図を書いたり、ミニ作文を書いたり、算数の似た問題を作ったりというかなり高度なものでしたが、どれも力作ぞろいで、子供たちが自分から進んで熱心にやっていることが感じられました。
実際に、何人ものお母さんやお父さんから、子供がすぐに勉強に取りかかり時間をかけてやっているという話を聞きました。
そして、この構想図書きや似た問題作りの中で、親子の対話も楽しく行われているようでした。
こういう学力もあり、個性もある子供たちが、このまま素直に成長していくと、日本の将来は今よりもずっと豊かになっていくのではないかと思いました。
普段の保護者の方からの相談事を聞いていると、いろいろ問題のある家庭が多いのだなあと漠然と思っていましたが、オンエア講座で子供たちの様子を見ていると、どの子もみんな充実した生活を送っているようでした。
昔と比べると、自然の中で遊んだり、友達と遊んだりする時間は限られているのだと思いますが、それでもそれぞれに充実した勉強と遊びの生活を過ごしていることがわかりました。