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教えない教育、自ら学ぶ教育 as/2973.html
森川林 2017/06/13 05:30 


小中学校の勉強は、子供にとってもともとそれほど面白いものでありません。
 その理由は、勉強の内容が教えられるものだからです。
 つまり、答えが合っていたら褒められるという勉強なので、やることが誰でも同じになります。
 ある意味で自分を鋳型に合わせるような勉強なのです。

 人間は子供であっても自分らしく生きたいと思っています。
 みんなと同じ正解になって褒められて嬉しいというのは、人間の本来の嬉しさとは少し違うものです。
 むしろ、みんなと違って自分らしいことが面白い、それが上手くいけば更に嬉しいというのが、もともとの人間の性質なのだと思います。

 では、そういう自分らしい勉強をするためにどうしたらいいかというと、第一は、独学で学びやすい教材があることです。
 第二は、自分の勉強を発表する場があることです。
 そして、第三は、その発表を互いに交流できる場があることです。

 やる気のないときの半日よりも、やる気が出た時の1時間の方がずっと多くのものが身につくという実感は多くの人が持っています。
 ○や×をつけてもらうことを動機にするのではなく、自分の興味を動機として勉強していくことが、これからの教育に求められてくると思います。

 思考発表クラブも、そういう自分らしい勉強を動機として学ぶ力をつけていく場にしていきたいと思っています。
 そして、作文教育も、作文が受験に必要だからとか、苦手だからとかいうことことではなく、作文の勉強がワクワクして面白いからという動機で始められるようなものにしていきたいと思っています。



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コメント欄

森川林 2017年6月13日 5時33分 1 
 ワクワクした勉強をした子は、将来ワクワクした仕事をするようになると思います。
 必要や不安や競争を動機にした勉強ではなく、喜びや創造や共感を動機にした新しい価値観の勉強を作っていきたいと思っています。


nane 2017年6月13日 5時36分 1 
 昔、自分の子供が言葉の森で作文の勉強をしていたころは、いかに面白い勉強にするかということを考えていました。
 役に立つとか、成績が上がるとかいう以上に、この面白さが大事なのだと思います。


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