https://youtu.be/sKpQVzZBjmc
 プログラミング学習の面白さは、創造と発表があることです。
 ただ、言われたとおりに教えてもらって、そのとおりにできただけでは、本当の面白さはわかりません。
 子供たちは、自分で何かをして、それをみんなの前で発表して、ほかの人の発表に刺激を受けて、自分も更に工夫しようと思うことで成長していきます。
 子供たちが、勉強より遊びが好きなのは、遊びにはそういう創造と発表と交流という要素があるからです。
 この創造と発表と交流のある遊びのような勉強が、プログラミング学習です。
 創造性のある子は、最初はテキストのとおりにプログラミングの学習をしていても、途中で必ず自分なりの工夫を試みるようになります。
 この工夫が、本当の勉強の面白さなのです。
 工夫とは、すでにわかっている知識を組み合わせて、まだ誰も作ったことのない新しい創造をすることです。
 必要なことは、知識がある程度あることですが、もっと大事なのはその既存の知識を組み合わせて、新しい知識を作り出すことです。
 プログラミング学習は、その点で、算数数学の難しい問題の解法を考えることと似ています。
 算数数学もまた、既存の知識を組み合わせて、新しい解法を作り出すことだからです。
 ただし、今の受験の算数数学は、解法を覚えることが中心になっているので、勉強自体が面白いというものではなくなっています。
 勉強の本当の面白さを実感できるのは、プログラミングと創造発表と作文なのです。
 この3つの学習に共通しているのは、自分らしい工夫ができることです。
 多くの子供たちは、勉強というと、漢字の書き取りや計算の練習のようなことを考えると思います。
 それらは、勉強の準備にすぎません。
 本当の勉強は、自分で新しい工夫することのできるものです。
 AIの時代には、知識よりも、個性、思考力、創造力が必要になります。
 その新しい勉強は、遊びのように面白い勉強になります。
 ただし、その遊びのような勉強も、35人学級のような大人数の授業では、本当の面白さはわかりません。
 全員が発表し交流できる人数は、4~5人です。
 4~5人のクラスをコンスタントに作るためには、そのクラスはオンラインである必要があります。
 オンラインと言っても、動画を一方的に流すようなオンラインではなく、全員が参加し交流できる双方向型のオンラインです。
 そのオンラインクラスで、みんなと一緒に勉強する面白さを知れば、それはプログラミングに限らず、作文にも、総合学力にも、国語、数学、英語の勉強にも生かせるようになります。
 将来の学校教育も、いずれオンライン4人クラスを組み入れたものになります。
 同年齢、同進度の子供たちが、交流しながら学び合い、互いの学習成果を発表するという形の教育が、未来の新しい教育のスタイルになるのです。