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 デジタル教科書ではなく紙の教科書を。読書も、紙媒体の読書で読む力をつけるのが先 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
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デジタル教科書ではなく紙の教科書を。読書も、紙媒体の読書で読む力をつけるのが先 as/5093.html
森川林 2024/06/08 14:51 
修 削

ヤマボウシ
(ヤマボウシの名前は、4枚の白い花びらが、白い頭巾をかぶった法師(僧兵)に似ていることに由来する。 ●近縁種にアメリカヤマボウシ(ハナミズキ)があるが、これはは耐寒性が弱く、北海道ではほとんど使われていない。)



 紙の本と電子の本とどちらがいいかという記事がありました。
====
本を読むなら「紙」と「電子」、どっちが正解?
https://diamond.jp/articles/-/345052

……「内容を深く読み込む力については、電子よりも紙媒体の方が身につけやすい」といった見解がでてきます。
 したがって、「幼少期の絵本の読み聞かせなどは、デジタル媒体ではなく紙媒体でやった方が良い」とも書かれていて、実際にわが家でもこうした知見に基づいた子育てを実践してきました。
====

 言葉の森では、国語や数学や英語の問題集は、紙媒体で渡しています。
 デジタル化することはできますが、勉強は、紙媒体ですることが大事だと思っているからです。


 かつて、デジタル教科書という構想がありました。今でもあるかもしれませんが。
 これは、子供の勉強の仕方をよく知らない人の発案です。

 大人は、デジタルでもいいのです。
 しかし、それは、紙媒体で身につけた読書の蓄積があるからです。
 子供は、最初は紙媒体で読書を身につける必要があるのです。


 もちろん、単に知識や情報として読むだけのものであれば、紙媒体でも電子媒体でも変わりません。
 しかし、ずっと読み続けたい本や、教科書や参考書や問題集は、デジタルではなく、紙で読む必要があります。


 例えば、「はてしない物語」の本は、作者のミヒャエル・エンデが、挿絵にこだわりを持っていました。
====
wikipediaより
 父親が著名な画家だったエンデは自身も絵を描いており、本の装丁にもこだわりを持っていた。17年にわたりエンデの編集者を務めたローマン・ホッケは「エンデは、この本を『魔法の本』と言っていました。だから装丁も、中に独立した世界があるような、特別なものでなければならない、と」と語っており、出版された本はその言葉通り表紙に二匹の蛇が描かれた布張りの本として装丁され、物語に入り込む入り口としての装置となった。読者は自身が手にした本が、作中でバスチアンが読んでいるものと同じものであると悟り、主人公と一体化していくのである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E7%89%A9%E8%AA%9E
====

 教科書や参考書や問題集は、1回だけ読むものではなく、何度も繰り返し読むものです。
 何度も読むものは、読み返すときに、「あの話は、たぶんあの辺のページのあそこら辺に書いてあったなあ」という感覚で読み返すことができます。

 これがタンジブル(触れることできる)ということです。
 機械が情報を読み取るときは、情報をそのままコピーするので、タンジブルである必要はありません。
 しかし、身体を持つ人間が情報を読み取るときは、その情報の媒体にタンジブルに接する必要があります。

 大人の場合は、デジタルでもかまいません。
 しかし、子供の場合は、本はデジタルではなく、手で触れることのできる本として読んでいく方がいいのです。
 だから、教科書や参考書や問題集も、もちろん紙媒体である必要があるのです。



コメント欄

森川林 2024年6月8日 15時32分  ▽
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな本とかいうものは、デジタルな情報ではなく、触れることのできる(タンジブル)ものである必要があります。
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」は、昔はいい本だったのですが、その後、岩波少年文庫に収録されてから、安価で手に入りやすくなった分、情報中心の本になってしまった気がするなあ。


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