未来の教育は、思考力、創造力、共感力を育てる、参加者全員の発表を中心とした教育になります。
そのための教育のプラットフォームは、オンラインで4~5人の同学年同進度の子供たちがクラス単位で学ぶ教室です。
このような教育の目標とそのための方法を持っているところは、現在、言葉の森以外にはありません。
言葉の森は、作文という創造的な教育の分野で43年の実績があります。
そして、現在、作文以外のさまざまな教育の分野でも、新しい創造的な教育を進めています。
この教育には、まだニーズがほとんどありません。
それは、この教育の結果がまだあまり見えるものになっていないからです。
しかし、言葉の森の生徒のこれまでの
合格情報などを見るとわかるように、多くの子供たちが立派に育っています。
創造的な勉強は、単なる理想ではなく結果も出しているのです。
現在の教育は、行き詰まっています。
それは、学校に行きたがらない子供たちが増加していることにも表れています。
また、学校に行っている子供たちの多くは、勉強に追われているために、勉強以外の自分の新しい可能性を見つける機会がありません。
それは、読書をしない子供たちの増加にもつながっています。
しかも、子供たちの取り組む勉強の多くは、子供たちの将来の人生に役に立つとは思えない知識の詰め込みを中心とした勉強です。
それが、宿題やテストという強制と競争の中で行われているのです。
しかし、こういう教育に対する新しい展望を提案しているところは、まだありません。
これまでの多くの提案は、昔の牧歌的な学校教育を念頭に、道徳教育に力を入れ、先生が朝から晩まで熱心に子供に関わるようなイメージで教育の未来を語っています。
それらの教育観の前提になっているものは、教室と机と黒板(ホワイトボード)という昔ながらのイメージです。
教育の分野では、まだ古い器に古い教育が乗せられているのです。
まず、教育の器となるプラットフォームを変える必要があります。
そして、同時に教育の中身を変える必要があります。
それがオンラインの少人数クラスによる、思考力、創造力、共感力を育てる発表を中心とした教育です。
しかし、オンラインの少人数クラスが大きな効果を出すためには、同学年同進度の子供たちがひとつのクラスで学ぶ必要があります。
言葉の森のオンラインクラスでは、すでにそういうクラスが生まれています。
子供たちが友達意識を持って共通の勉強に取り組むクラスです。
しかし、こういうクラス作りを一般化するためには、より多くの生徒が参加する必要があります。
生徒数が多くなればなるほど、同学年同進度のクラス作りは進むからです。
言葉の森の目的は、明日の日本を支える、思考力、創造力、共感力のある子供たちを育てることです。
子供たちが立派に成長することによって、日本がよくなります。
そして、日本がよくなることによって、子供たちの活躍する場が広がります。
この日本をよくする要となるものが、新しい未来の教育です。
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(おわり)