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 なぜ、読書をする子は学年が上がるほど伸びるのか 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
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なぜ、読書をする子は学年が上がるほど伸びるのか  as/5440.html
森川林 2026/02/14 16:38 
修 削



https://youtu.be/G0NxxzIu8is

●読書時間が取れない子の落とし穴

 真面目にきちんと勉強しているにもかかわらず、勉強のスピードが遅く、いろいろなことに手が回らない子がいます。そうした子は、ゆっくり本を読む時間が取れません。その結果、学年が上がるにつれて成績が下がっていきます。成績が下がるのは国語だけではなく、算数、理科、社会など、すべての教科に共通して表れてきます。

●小5から広がる読書力の差

 読書とは、日本語で文章を読むことです。読書を通して、日本語で考える力が育ちます。小学校4年生までの勉強は、やり方がわかれば誰でもできる、考える必要の少ない勉強です。しかし、小学校5年生からは、考える力が必要な勉強が始まります。このときに、読書力の差がはっきりと表れてきます。

●読書の効果は半年後に表れる

 ただし、読書を始めてすぐに効果が出るわけではありません。読書の効果が実感できるまでには、半年ほどかかります。だからこそ、気長に読書の習慣をつけておくことが大切です。読書力による学力の差は、学年が上がるほど大きくなります。小学生よりも中学生、中学生よりも高校生、さらに大学生になるにつれて、その差は広がっていくのです。

●家庭学習の中心は読書

 そのため、小学生時代の勉強で最も優先すべきことは、読書の時間を確保することです。読書の時間は、宿題の時間よりも優先されるべきです。宿題は多くの場合、単なる作業で終わってしまいます。できる問題はもともとできる問題であり、できなかった問題も、あとで繰り返さなければ身につきません。勉強の中心は家庭学習であり、家庭学習の中心は読書なのです。

●成績よりも読書力を育てる

 小学校4年生までの成績の差は、本質的な差ではありません。この時期に大切なのは成績ではなく、読書力です。読書力は目に見えにくいものですが、確実に学力の土台となり、学年が上がるにつれて成績として表れてきます。

●低学年は読み聞かせから

 小学1、2年生で自分から本を読まない場合は、保護者が読み聞かせをしてください。耳から入る読書は、目で読む読書の大切な土台になります。低学年の読書力は音読で判断できます。本をすらすら読める子は問題ありませんが、つっかえながら読む子は、読書の面白さをまだ感じられていません。ただし、音読をさせたときには、つっかえながらであっても、必ず褒めることが大切です。子どもは、褒められることで成長します。

●面白い本を選ぶ工夫

 音読が普通にできる子には、読書量を増やすことが必要です。そのためには、面白い本を与えることです。ただし、おばけの本や殺人の本など、刺激だけで引きつけるものは避けるべきです。読んで心がすがすがしくなるような、本当に面白い本を選ぶことが大切です。

●読書の幅を広げる段階へ

 本がよく読める子は、説明文や意見文へと読書の幅を広げていきます。図書館のノンフィクションコーナーや、中高生向けの新書シリーズなどから、興味の持てそうな本を探すとよいでしょう。ただし、読書力が十分でないうちに難しい本を読ませると、かえって読書量が減ってしまいます。複数の本を並行して読み、無理なく読書を続ける工夫も有効です。

●学年が上がるほど差が広がる理由

 小学生時代に身につけた読書力は、中学、高校での学力に直結します。学年が上がるにつれて成績が伸びる子と、逆に下がる子の違いは、読書力の差です。本当の国語力とは、漢字や文法ではなく、読解力です。その読解力の基礎にあるのが、日々の読書習慣なのです。



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