ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1390番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/5
点数で励ますより共感で励ます(facebook記事より) as/1390.html
森川林 2012/01/05 07:14 
 facebookの記事を更新しました。



 点数で励ませば、
 点数が下がれば意欲も下がる。
 共感で励ませば、
 長続きする意欲が育つ。

 他人との競争でがんばらせるよりも、その勉強の中身を見てあげよう。

 例えば、国語の成績が返ってきたら、点数を見るよりも、どういう問題でどういう答えをしたのかを見るのです。

 そこで見る子供の実力が本物です。

 場合によっては、点数が悪くても、「この問題は別にできなくてもいい」ということもあります。
 また、逆に点数がよくても、「これはちょっと対策を立てないと」というのもあるでしょう。

 そして、子供の国語の実力は、普段、家庭で子供と話をしていればおのずからわかってくるものです。

 実力がまだ足りないと思ったら、国語の問題集をやらせるよりも、まずもっと本を読ませて、もっと知的な対話に時間を使うようにすればいいのです。

 そして、国語の勉強というのは、もともと全部できて当然のものであるはずなのに、今の競争社会では子供たちの間に差を作りそれで意欲を引き出そうとしています。

 むしろ、国語の勉強は、作文を書かせることによって、その書かれた内容に共感する形で伸ばしていけばいいのです。


 ということで、今日のテーマは、点数より共感。

1、共感についてひとこと、
 又は、
2、「きょ、う、かん」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 子供たちの世界は、大人の世界の縮図です。

 限られたパイをめざして競争に勝つという社会から、各人が自分の創造で世の中に貢献するという社会に、今世界は大きく変化しようとしています。

 子供たちの勉強も、その大きな流れの中で考えていく必要があります。

 そのためには、まず大人自身が、毎日の生活の中で小さな創造と共感を積み重ねていく必要があります。

 それが例えば、親子の対話です。
 子供がいなかったり大きくなってしまったりした人は、facebookの対話です(笑)。

 それでは、今日も対話と共感のあるいい一日をお過ごしください。

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=292755800770591&l=38f04f0e19

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
facebookの記事(165) 

記事 1389番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/5
明けましておめでとうございます。 as/1389.html
森川林 2012/01/01 07:34 



 曇りかけていた空が静かに晴れてきました。

 今日も、おだやかないい一日になりそうです。



 今年は、文字どおり新しい年になるでしょう。

 日本も、世界も、いい方向に大きく転換するのが今年2012年です。



 目の前にある困難は、大きな山や広い川のように行く手を阻んでいるように見えますが、それらが見えたということは、克服する道もこれからの人間の英知で開けていくということです。



 言葉の森は、今年、森林プロジェクトという新しい企画の運動を広げていきます。

 これからの社会は、ひとりひとりが自分の手で、本当に自分が求めているものを創造し、それを互いに共有することで豊かになっていく社会です。

 これまでの、ゼロサムの果実を互いに奪い合う自己中心の競争が世の中を引っ張ると思われていた社会は、やがて静かに終息していくでしょう。



 新しい時代のキーとなる概念は、人間の創造性を生かすということです。

 植物が生まれつき光合成という能力を持っているように、人間はだれでももともと創造性という力を持っています。

 その創造性は、人間が、ある意味で不自由な身体と言葉とを持っているところから来ています。



 ここからは、頭の中の思考だけの話になりますが、もし人間が、自分の身体を自由に超越できていたとしたら創造性は必要ありませんでした。

 例えば、遠くに欲しいものがあったとき、手がマジックハンドのようにビヨヨーンと伸びてそれを取ってこられるとしたら(笑)、人間は、交通や流通の手段を発明する必要性すら感じなかったでしょう。

 だから、この不自由な身体、寒いときには服を着て、暑いときには日陰に入り、ころんでけがをしたときにはバンドエイドを貼るような不自由な身体が、創造性の不可分の前提となっています。



 また、人間が思ったことを百パーセント相手に伝えられるとしたら、今日の何十万語もある言葉そのものを発明しなかったでしょうし、その言葉の組み合わせ方でよりよく伝わる工夫もしなかったでしょう。

 更に、言葉と言葉を組み合わせて、本来ないものを表現する方法、例えばダジャレや冗談なども思いつかなかったでしょう。人間が笑える動物であるというのは、この言葉を通して世界を見ることと深く結びついています。



 しかし、これまでの工業社会では、人間は自分の身体と言葉を、あたかも道具であるかのように使ってきました。

 手足は、重いものを持ち上げたり、書類を書いたりするための道具でした。言葉は、向こうのものをこちらに伝える正確なモールス信号のようなものでした。そして、頭脳は、言われたことをしっかり記憶して必要なときに再現できるコンピューターのようなものでした。



 人間の身体と言葉と頭脳は、そのようにももちろん使えますが、その使い方にとどまっていては、本来の使い方を発揮したことにはなりません。

 本来の使い方とは、身体と言葉と頭脳を、新しいものを創造するための土台として使うということです。



 未来の教育は、この人間の創造性を育てるということを最も大きな目的として新しく作り直されていくでしょう。

 今年は、その新しいことがいろいろな形で日本中に生まれてくる年になると思います。



 2012年(平成24年)が、みなさまにとってよりよい一年になりますように。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森サイト(41) 森林プロジェクト(50) 
コメント41~50件
……前のコメント
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
記事 5017番
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
記事 5016番
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
記事 5015番
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
記事 5012番
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
記事 5009番
未来の子育て、 森川林
 「今は、勉強が大事なのだから、自分のしたいことは大学に入っ 3/8
記事 5006番
未来の子育て、 森川林
 かつて、三井三池炭鉱は、日本のエネルギー産業の花形で、安定 3/7
記事 5005番
未来の子育て、 森川林
幼児期や小学校低学年のころは、何でも吸収できます。 しかし 3/6
記事 5004番
未来の子育て、 森川林
 今の日本の受験勉強は、清朝末期の中国の科挙に似てきています 3/5
記事 5003番
朝の10分間読 森川林
 読書は、読む力と理解する力です。  草野球とプロ野球では 3/4
記事 5002番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
WinSCPの 森川林
ダウンロードとインストールは、特に問題なく、次々と進めて 12/4
プログラミング掲示板
Re: 標準新 森川林
 これは、確かに難しいけど、何度も解いていると、だんだん感覚 12/2
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習