ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1400番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
和魂洋才から和魂和才へ(facebook記事より) as/1400.html
森川林 2012/01/13 06:39 



 和魂洋才、
 洋才を入れ過ぎて、
 洋魂気味になってきたので、
 そろそろ和才もしっかり出そう。

 例えば、三権分立、二院制、民主主義、多数決、人権など、人類が圧政を克服して勝ち取ってきた成果も、実はまだ未完成なものです。

 マスコミによって情報が操作される中で実現している民主主義が、民主主義の本来の役割を果たしているとは言えません。

 人権は人間の天賦の権利ですが、何が人権かということが多数決で決められたら、その社会は自由な社会とは言えません。

 西欧の教科書のとおりにやっているのだからいいのだというのでは、学者の世界の話になってしまいます。

 日本の国は、日本の実態にあった新しい仕組みを作っていく必要があります。

 そして、教科書丸写しではない新しい仕組みを自分たちの手で作ることができれば、その仕組みは必要に応じて、いつでも自分たちで改良していけるのです。

 そのために、とりあえず、「欧米では……だから、日本でも……」というのはやめて、「欧米では……だけど、日本では……」という言い方で、日本の特殊性を世界の普遍性に高める姿勢を持ち続けていきましょう。


 ということで、今日のテーマは、和魂洋才、そして、和才。

1、和魂洋才についてひとこと、
 又は、
2、「わ、さ、い」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 将来、宇宙人が地球に来るとしたら、その宇宙人は、地球人がまだ知らない優れた科学技術を持っているはずです。(まあ、先の話ですが(笑))

 そのときに大事なことは、和魂宇才の精神です。

 和魂を守って、宇宙人の科学技術を吸収していけばいいのです。

 しかし、難しいのは、和魂には教典がないことです。

 和魂は、日本の自然風土と日々の生活と行事と日本語の中で、後ろ姿によって伝わっていくのです。(高倉健みたいです)


 それでは、今日も後ろ姿のいい一日をお過ごしください。(あ、もちろん前姿もね)


(写真は「SOZAIjiten」より)
 サイの後ろ姿。

 言葉の森のfacebookページ
http://www.facebook.com/kotobanomori

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=297693446943493&l=fd1b7b98bd

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
facebookの記事(165) 

記事 1399番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
小さいころの勉強は絞って(幼長の子のお母さんから作文についての質問)(facebook記事より) as/1399.html
森川林 2012/01/12 08:26 


 小さい子供は何でもできる。
 だから、やらせることはできるだけ絞って、
 自由と笑いと余裕のある生活を
 作っていくことが大事。

 幼稚園や小学校1年生のころの子供は吸収力があるので、教えたことは何でもすぐに身につけます。

 しかし、だからといって、次から次へと勉強させるのは考えもの。

 なぜかというと、小さいころに、親が将来役立つと思って詰め込むと、勉強に飽きる気持ちが出てくるからです。

 そういう子供たちは、低学年のころまでは成績がよくても、学年が上がるにつれて、意欲的に勉強しだした子供たちに追いつかれて、やがて先取りした勉強の差などはどこにも見えなくなってしまいます。

 小さいころの勉強は無駄ではありませんが、それがあとまで続く割合は驚くほど少ないのです。

 そして、逆に勉強的なことをさせられすぎた子は、中学生や高校生になってから、勉強に対する意欲を持ちにくくなります。

 これからの社会で大事なのは、意欲と創造性です。

 この二つは、自由に自分の好きなことをたっぷりやる余裕のある生活から出てきます。

 小さいころの勉強は、本当に大切な日本語の読み書き対話だけを重点にして、あとはできるだけ自由な生活を保障してあげるといいのです。


 ということで、今日のテーマは、自由と笑いと余裕。

1、自由と笑いと余裕のある生活についてひとこと、
 又は、
2、「じ、ゆ、う」「よ、ゆ、う」「わ、ら、い」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 先日、幼稚園年長の子のお母さんから作文の書かせ方について、質問がありました。
「親が手助けしないとなかなか書けないが、こんなやり方でいいのかと迷う」
という話です。

 そのときのアドバイスです。

1、小1又は幼長から始める意義は、このころから毎週書く習慣をつけていった子は、書くことが生活の一部になるので、高学年になっても楽に続けられる。

2、しかし、実際に小1の夏までは、小学校でも作文の指導自体をしないので、まともに書けないのが普通。会話を入れるとか、改行するとかいうことは、何度言ってもわからないのが当然。

3、だから、作文の上で直したり上手にしたりすのではなく、読書、読み聞かせ、対話で読む力聞く力をつける中で自然に上達させることが大事。

4、暗唱は、小1のものが入っていて、字が読めなくても、親が言ったとおりに復唱させればできるので、当面親は、作文に力を入れるのでなく、暗唱に力を入れて(しかし勉強的にならないように)、作文は不十分でも短くても、書いたら何しろ褒めるということでやっていく。

5、そのうち、作文の書き方がわかってきて、たまに上手に書くことが出てくるので、そのときに本格的に褒めてあげる。

6、実際の作文は、絵をかく時間がほとんどで、作文は1、2行ということもある。
 そのときは、ひとことだけ、「じゃあ、思ったことも書いたらいいから、『わたしは……とおもいました。」って書いてみようか」とひとつだけ簡単なアドバイスをして、それができたら、「わあ、すごい。じゃあ、これで送ろうね」という感じで済ませておく。
 思ったことのほかに、
「じゃあ、『まるで……』と書いてみようか」
「じゃあ、人の言ったことを『……』と書いてみようか」
「じゃあ、『そのあと……』と書いてみようか」
「じゃあ、『どうしてかというと……』と書いてみようか」
「じゃあ、『もし……だったら……』と書いてみようか」
「じゃあ、『これから、わたしは……』と書いてみようか」
というようなことを、どれがひとつだけ。
 決して、やらせすぎないことが大事。

7、作文の勉強のあと、子供がにっこり笑っているというのが、いい勉強になっているかどうかの基準。


 小さいころの勉強は、ただやらせればいいというふうにはならないのが難しいところです。

 習い事は6歳からというように、小1のころは、勉強を開始する適齢期です。

 この時期に全く勉強的なことをしないというのはよくありませんが、そのさせ方は、勉強の習慣をつけるという緩やかなもので、楽しく済ませることが最も重要です。

 この時期に楽しく勉強をしているからこそ、中学3年生以降になって、自ら進んで苦しい勉強にも取り組むことができるようになるのです。


 今日は、勉強の話になってしまいましたが、仕事もちょっと似ています。

 自由度が高いほど、意欲と創造性がわいてきます。

 それでは、今日も、自由と笑いと余裕のあるいい一日をお過ごしください。


 言葉の森のfacebookページ
http://www.facebook.com/kotobanomori

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=297158666996971&l=c8a9ded548

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文の書き方(108) facebookの記事(165) 
コメント141~150件
……前のコメント
作文用紙の廃止 森川林
 新たに記事を追加しました。  小学5、6年生の生徒にも、 6/19
記事 4771番
作文用紙の廃止 森川林
 記事を追加しました。  なお、7月からの新学期については 6/19
記事 4771番
優しい母が減っ からあげ
うちはお母さんが怖いけど僕の将来の為だと思って素直に聞いてい 6/18
記事 979番
作文力のない子 森川林
 ゆきちさん、コメントありがとう。  作文が苦手だと思う理 6/16
記事 4480番
作文力のない子 ゆきち
読書は大好きで大好きでたくさん読みました。 でも、作文はと 6/16
記事 4480番
2023年の夏 森川林
 2023年の夏期講習は、暗唱、読書感想文、受験作文、国語読 6/7
記事 4756番
小学3、4年生 森川林
 ありがとうございます。  この本は、結構内容が深いので、 5/30
記事 4752番
小学3、4年生 しげか&
この本教えていただき、私も友人に勧めて、友人の子も読んで、ま 5/30
記事 4752番
読書感想文コン 森川林
 ChatGPT時代には、大勢の人数の中から一人を選ぶとか順 5/29
記事 4751番
声掛けは否定語 森川林
 あと、言わない方がいい言葉のひとつは、でも。  子供が何 5/27
記事 4748番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習