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記事 1450番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
子育てにおける原則性と柔軟性(facebook記事より) as/1450.html
森川林 2012/02/21 13:23 



 勉強は、教材のためにするものではなく、
 自分のためにするものだ。
 こなすことを目的にするのではなく、
 生かすことを目的にしよう。

 よく小学校2年生ぐらいの子のお母さんから、
「学校で感想文の宿題が出されたのですが、なかなか書けなくて」
と相談があります。

 そのときのお返事は、
「そんなの無理して書かせなくてもいいですよ。どうしても出さなければならないのなら、お母さんが代わりに書いてあげてください」
です。

 親が見ている子供の実態が本当の姿です。

 無理なことはせずに、できることをしっかりやっていればいいのです。

 しかし、もうひとつ大事なのは、この、できることをしっかりやるということです。

 何をしっかりやるかは家庭の方針によって変わってきますが、しっかりやることの芯が決まっていれば、周辺のことはいくらでも柔軟にできます。

 「塾の宿題が多く大変」というのも似ています。

 宿題のために勉強をしているのではなく、子供のために勉強をしているのだという原点を思い出して取捨選択することが大事です。

 そして、やると決めたことだけは、雨が降ろうが槍が降ろうが、土曜だろうが日曜だろうが、必ずやるという原則を守ることです。


 そこで、今日のテーマは、原則と柔軟。

1、原則と柔軟についてひとこと、
 又は、
2、「げん、そ、く」「じゅ、う、なん」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 ところで、生まれつき原則と柔軟の区別が決まっている人などはいません。

 みんな、いろいろな人生経験をする中で、少しずつ自分なりの原則が決まってくるのです。

 そして、子供にとって大事なのは、何が原則になっているかということではなく、原則があるということそのものなのです。


 それでは、今日も原則と柔軟のバランスを考えながら、芯はあるけど柔らかい一日をお過ごしください。(複雑(^^ゞ)


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記事 1449番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
教えることに手間をかけず、育てることに手間をかける(facebook記事より) as/1449.html
森川林 2012/02/20 11:13 



 子育ては長距離走。
 手間をかけない方が長続きする。
 教えることに手間をかけるのではなく、
 育てることに手間をかけよう。

 例えば、子供が作文を書くとき、難しい課題だと自分で書き進められずに、親や先生に聞くことがあります。
 そのときに、一生懸命に教えるのは、教えることに手間をかけることになり、長続きしません。
 その場で熱心に教えるのではなく、それまでにその課題を毎日音読させ、音読させた長文の内容について親子で楽しく対話をしておくことです。
 これが、育てることに手間をかけることです。

 子供が小さいとき、親はつい手取り足取り勉強を教えてしまいがちです。
 しかし、教えることに手間をかけると、親がいないと勉強ができないようになり、かえって長続きしません。
 何よりも、教えることに手間をかけると、子供を叱る回数が増えてくるのです。
 そして、叱られながら勉強したことは、そのときは覚えたように見えても、すぐに忘れてしまいます。
 人間は、嫌なことは忘れるようにできているからです(笑)。

 勉強は、教えることを極力少なくして、そのかわり、子供が自分でやれるようなやり方を工夫し、毎日自分でやる習慣をつけるという子育ての方に力を入れていくことです。

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記事 1448番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
競争の教育から創造の教育へ as/1448.html
森川林 2012/02/20 11:12 



 競争が好きなのは人間だけ。
 ライオンやトラは、だれがいちばん強いかで競い合ったりしない。
 人間らしい喜びは、競争に勝つことにではなく、
 新しい何かを創造することの中にある。

 闘犬や闘牛の文化がありますが、そういうのを見て喜ぶのは人間だけで、当の犬や牛にとっては、はた迷惑なことだと思います(笑)。
 犬や牛の本当の喜びは、仲よく平和に暮らすことです。

 人間は、仲よく暮らすだけでは飽きてしまうので、もっと生き生きとした目標が必要になります。
 その目標を、生き生きとした競争と勘違いしてしまう人が多いのですが、競争はちょっとした味つけのようなものに過ぎず、本当の喜びは創造の中にあります。

 しかし、創造には、それなりの準備も必要です。
 これからの教育は、競争に勝つための教育から、創造の準備のための教育へと変わっていく必要があると思います。

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記事 1447番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
数学の問題、子育ての問題、国語の問題。それぞれの解き方のコツ as/1447.html
森川林 2012/02/20 11:11 



 数学の勉強の能率を上げるコツは、
 すぐに答えを見ること、わかる人に聞くこと。
 子育てのコツは、まずその子をじっと見ること。
 じっと見ていると、おのずからわかってくるものがある。

 数学の問題は、あらかじめ答えがあることがわかっているある種のゲームです。
 だから、答えを見て、解き方のコツを早くつかむのが勉強です。

 これに対して、子育てには答えはありません。
 解けるかどうかわからない問題に対しては、まず問題そのものをじっと見つめることが大切です。
 人や本や物やお金に頼るのは、そのあとからです。

 解けるかどうかわからない問題も、じっと見ていると、その人にとって答えとなる道筋が見えてきます。その答えは、もちろんひとつではありませんが。
 しかし、数学の問題は、じっと見ているだけでは時間の無駄です。

 では、国語の問題は、どうしたらしいのでしょうか。
 じっと見ていることでも、すぐに答えを見ることでもなく、問題をくりかえし読むことです。
 問題の解き方にも、いろいろあるのです。

 「葉隠」に確か、こんな言葉がありました。
「問題の中には、解けるものと解けないものがある。
 解けない問題の中にも、時間がたてば解けるものがあり、時間がたっても解けないものがある」
 あたりまえのようですが、奥が深いと思いました。

 現代のような管理の行き届いた社会に生きていると、ついあらゆる問題にそれなり答えが用意されているように思いがちですが、実は、答えのない問題の方がずっと多いのです。

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記事 1446番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
口と耳の読書(facebook記事より) as/1446.html
森川林 2012/02/20 11:09 



 話を聞くのは耳からの読書。
 話をするのは口からの作文。
 だから、対話をすることで、
 理解力も表現力も育つ。

 ただし、いい話を聞き、いい話をすることが大事です。
 いい話とは、中身のある楽しい話です。

 昔は、今ほど本が豊富ではありませんでした。しかし、その分、テレビやゲームもなかったので、家族が互いにいろいろな話をしていました。
 そういう対話が、頭のいい子を育てていたのです。

 今の社会でも復活できるのは、親子でいろいろな対話をすることです。
 ひとりで画面を見ながら遊んでいるよりも、にぎやかにお喋りをした方がずっと楽しいし、中身のある話なら、楽しいことがそのまま勉強になります。
 そんな家族の対話の工夫が、これからの家庭学習の要になるでしょう。

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選択式の時代から記述式の時代へ(facebook記事より) as/1445.html
森川林 2012/02/20 11:09 



 選択式の時代が終わり、
 これから記述式の時代へ。
 記述式の時代とはテクニックの時代ではなく、
 考える力の時代だ。

 入試問題では、難度の高いところほど国語の問題は記述式です。
 東大など国立大学の多くは記述式の問題で、選択式の問題はほとんどか全くありません。
 昔から、国語の問題はそういうものだと決まっているのです。

 これに対して、大学入試センター試験や私立大学の試験のほとんどは選択式です。
 大量の受験生の答案を短期間で採点するためには、選択式にならざるを得ないのです。

 ところが、選択式は、普通の理解力のある子なら、解き方のコツがわかればほぼ満点がとれます。
 だから、私立大の国語の問題の中には、不自然に難解な悪文が多いのです(笑)。
 問題を作成している人にちょっと同情します。

 いずれにしても、まともに国語力を見るためには、選択式ではなく、記述式でなければなりません。
 少子化のゆとりの中で、だんだんそういう傾向が増してきているようです。

 記述式の発展したものが作文や小論文です。
 これは、採点に更に時間がかかるため、入試のような場面では、まだ本格的な導入は難しいようです。
 しかし、公立中高一貫校や高校、大学の推薦入試では、一般的な試験になっています。

 選択式から記述式への流れというのは、入試ばかりではありません。
 人生もだんだん、選択式から記述式へと変わってきているようです。
 確かに、
「あなたは、どの人生を選択しますか。次の4つのうちから正しいものを1つを選びなさい」
なんて言われたら困る(笑)。

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記事 1444番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
作文の出口と入口(facebook記事より) as/1444.html
森川林 2012/02/20 11:08 



 かまどの火をうまく焚くには、
 入り口からまきをくべること、煙の出口をふさがないこと。
 作文をうまく書くには、
 読書をすること、書いたものを注意しないこと。

 同じなんだ(笑)。

 読書をすることは、特に中高生に必要です。
 中学生、高校生で論説文がなかなか書けないのは、意見の裏づけとなる実例や語彙が自分の中にまだないからです。

 小学校中高学年の場合は、読書だけでなく対話も必要です。
 書こうとするテーマについて、家族と話して準備していることが、作文を書きやすくする第一の条件です。

 書いたものを注意しないのは、特に小学校低学年で重要です。
 小学校1、2年生の作文は欠点だらけです。そして、そのころは、大人の言うことを素直に聞きます。
 だから、親や先生は、小学校1、2年生の書いた作文をすぐ直そうとしてしまうのです。
 そして、どの子も、直される度合いに比例して作文を書くのが苦手になっていきます。
 作文は、直すのではなく、読む力をつけて自然に直していくのです。

 火がどんどん燃えてきたら、煙の出口をふさいでも大丈夫。
 直すのは、子供の読む力が十分についてからです。
 作文そのものに目を奪われずに、作文の出口と入口に目を向けることが大事です。

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読書への熱中が読解力の土台(facebook記事より) as/1443.html
森川林 2012/02/14 18:15 



 読書の魅力は、ドキドキワクワクにある。
 続きを読みたくてたまらずに
 思わず夜更かしをしてしまうことが、
 物語文の読解力をつける。

 読解力をつけるために読書をするわけではありませんが。

 それからもちろん夜更かしをすすめるわけではありませんが。

 物語文を熱中して読んだ子は、文章の中に入り込んでその文章を味わうことができます。

 国語の試験問題でもそういう読み方ができるので、設問を見たときに、いちいち問題文に戻らなくても正しい答えが自分で経験したことのように思い出せます。

 文章を知識で読んでいるのではなく、生きた経験として読んでいるからです。

 国語の問題を解くテクニックはありますが、そのテクニックよりも大事なのは、この味わって読む力です。

 それは、好きな本を熱中して読んだ経験から生まれてくるのです。


 ということで、今日のテーマは、熱中する読書。

1、読書と熱中についてひとこと、
 又は、
2、「ど、く、しょ」「ねっ、ちゅ、う」で五七五(「ねっちゅう」なんてできるのか(^^ゞ)、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 今日はちょっぴり雨模様。でも暖かい風で、季節がどんどん春に向かっていることがわかります。

 これから出てくる草や木のために、自然がうまく雨を降らしてくれるのでしょう。

 それでは、今日も春を待つ気分で、いい一日をお過ごしください。

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

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 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
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●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
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●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
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●子や孫に教えられる作文講師資格
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●国語力は低学年の勉強法で決まる

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