心はかけるが、手をかけない。
子供の読書の記録などで、お母さんがしっかりと読んだ本を全部書いて、ページ数まで記録していることがあります。
それはとてもいいことなので、子供もしっかりと成長しますが、時にそれがやりすぎになってしまうことがあります。
手をかけること自体はいいのですが、人間は、自分が手をかけると、それと同じことを相手にも要求してしまうことが多いからです。
「(お母さんはこんなにやっているのだから)あなたもがんばってね」とか、「(お母さんはこんなにやっているのだから)お父さんももっとやってね」とかいう気持ちがつい出てしまうのです。
ところが、子供もお父さんも、「やってね」と言われたことは抵抗なくできますが、「(やるのが当然だから)やってね」と言われたことは、意地でもやりたくなくなります。
そこで、親子げんかが(笑)。
あるいは夫婦げんかが(爆笑)。
人間って大変ですね。(とひとごとみたいに)
だから、いちばんいいやり方は、心はかけるが手をかけないということです。
自分がいちばん割の合わない役をやって、それを表に出さず、いつもにこにこしていればいいのです。
サウイフモノニ ワタシモナリタイ。
今日は新月。
地球と太陽の間に月が入ります。
◎ーー○ーーーーーーーーーーー●
地ーー月ーーーーーーーーーーー太
新月のときの願い事は、叶うそうです。
流れ星のときの願い事に比べると、格段に余裕があります。
アラームをセットして、今日もいい一日をお過ごしください。(17:41だそうです)
今年の8月から10月ごろにかけて言葉の森の受講を始めた方を中心にアンケートをとらせていただきました。
その内容を何回かに分けて紹介していきます。(全4回で、最初の3回は「よかった点」、4回目は「質問や要望」です)
【言葉の森を受講してよかった点】
・暗唱力が上がった。
・気持ちを表す言葉や文章の表現力がついた。
・作文の書き方を指導してくださったおかげで、作文を書くことに抵抗がなくなったように思います。
・親も作文の書かせ方がわかり、気持ちが楽になりました。
・「言葉の森新聞」は、家庭学習のさせ方等参考になる記事が多く、助かっています。
・HPを見て、国語の勉強の仕方や読書の大切さなどがよくわかった。
・文章を書くことへの抵抗が減った。
・褒めていただくため、作文をはじめ、学習することに前向きになれた。
・暗唱はパソコン入力などはあまりさせる機会がなかったが、息子が挑戦し、達成感を味わっているように見える。
・言葉の意味がわからないときは調べたり、自分や親の経験を共有できるようになった。
・受講していない兄も一緒に暗唱をし、作文を毎週の課題に沿ってやることで、国語の勉強が生活の中で習慣化した。兄妹で刺激し合って、継続していきやすい。兄の方も力がついてきているのが良い点というか、ありがたい点です。
・作文の書き方、構成、ノウハウが理解でき、また、作文を書くことに本人が自信を持ち始めた。
・音読、読書の習慣ができてきたのでよかった。それを作文に生かしてほしい。
・毎回楽しく作文を書けることが本人のヤル気になっていると思います。俳句も上手にできていて、クラスから二人選出され、親子で喜んでいます。
・苦手意識があった作文でしたが、先生のご指導で楽しく取り組んでいます。これから先が楽しみです。
・たくさんの良い文章に触れる機会が増えた点。
・体験をしたそのときから作文力がついた。
・学校ではあまり作文の指導をしていただけないので、個人的にしっかり見ていただけてよかった。週1回でも作文を書く機会ができてよかった。
・担当の先生にはいつもほめていただき、苦手な作文にも子供は頑張って取り組んでおります。
・言葉の森新聞は大変勉強になります。
・毎週、いろいろな課題があって、楽しみながら書いています。
・分かりやすく説明してくれる。
・前よりも書くということに慣れた気がします。娘は深く考える性質であると考えられます。指導日から2~3日以内に提出できればよいのですが、いまひとつでしょうか。
・先生の言葉が待ち遠しいらしいです。
・今、はげましたり、課題のことを話すことで進めています。なかなか提出できず、すみません。
習い事は、始めたときが大事です。
最初はどの子も熱心にやります。そこで、いいところをたくさん褒めて、毎日の自習の習慣をつけておくことです。
しかし、もちろん習慣というのは、一度つけばそれでずっと続くというものではありませんから、ときどきチェックしては褒め直すというメンテナンスも必要です。
ところで、アンケートの回答にあった「2~3日以内に提出」というのは、がんばる気持ちはわかりますが、勉強が続けにくくなるいちばんの原因です。
電話のあとすぐに始めてその日のうちに終える、というのが長続きする勉強のスタイルです。人間はどうしても、あとがあると思うと先延ばししたがります。「明日やればいい」と考えると、明日まで持ち越すことが定着します。
今日やれないならその日は休み。休みにしないなら、最低限100字までは書いて提出する、などと決めておくことが大事です。
そして、そういうふうに休んだ場合や、部分的にしかやらなかった場合でも、そのことを明るく認めてあげることです。毎日の勉強はその日で区切りをつけて、やり残しているものがないという状態で過ごすようにしてください。