ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1794番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
決まったことをきちんとさせ、そして褒めること as/1794.html
森川林 2013/04/23 04:25 


 勉強のよくできる子とできない子の差は、毎日の家庭学習の習慣の中にあります。
 毎日の家庭学習の習慣は、親の接し方によって左右されます。
 いちばん大事な基本は、子供のやったことをまず認めて、そして褒めることです。
 ところが、多くのお母さんやお父さんが、認めて褒めるのではなく、注意して直そうとするのです。

 例えば、音読を聞いたあと、「もっとこういうふうに読みなさい」というような注意です。又は、作文を書かせたあと、「ここの文がおかしいから直したら」などという注意です。子供に長文の説明をさせたあと、「もっとわかりやすく説明して」などという注意もそうです。

 子供の読んでいる本を見て、「もっとちゃんとした本を読みなさい」などという注意も同じです。

 注意したくなる気持ちは確かにわかります。子供の音読や作文や説明や読書は、大人から見れば欠点がすぐ目につくからです。

 しかし、そういう注意をされた子供の立場になって考えてみると、子供はこういうふうに思っているのです。
「せっかく、がんばってやっていたのに、そのがんばったところは全然見てくれずに、いつもだめなところだけ見つけて注意される」

 そういう気持ちが続くと、子供は、親の前で音読や作文や説明や読書をすることを嫌がるようになります。そうすると、毎日きちんとするという習慣ができなくなるのです。

 勉強のよくできない子の共通点は、毎日の決まった習慣がないことと、いつも注意されていることです。なぜ習慣がつかないかというと、いつも注意されるからなのです。だから、最初の出発点は、子供のやったことをいつもそのまま認めて褒めてあげることです。

 直したいところがあっても、そこには何も触れずにただ手放しで褒めることが大事なのです。下手な音読でも、「だんだん読むのが上手になってきたね」といつも褒めていれば、本当に上手になっていきます。逆に、「もっとこう読みなさい」と直そうとすると、どんどん下手になっていくのです。

 子供はどこで上達するかというと、注意によって上達するのではなく、継続によって上達するのです。継続させるためには、いつもいいところを見て褒めてあげることです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭学習(92) 勉強の仕方(119) 

記事 1793番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
作文が書けないときは、すぐに教室にSOSの電話を(生徒父母向け記事) as/1793.html
森川林 2013/04/20 17:56 


 作文は、課題によって書きにくい場合があります。特に、小3の感想文課題、小5の難しくなった課題、中1の課題、高1の課題などです。

 作文というのは、書くことに詰まると、あとは時間がたてばたつほど書けなくなるという性質があります。そういうとき、子供が自分で気持ちを切り換えるということはなかなかできません。

 ですから、小中学生の間は、作文は子供部屋ではなく居間で書かせるようにして、もし10分ぐらい書くことが止まっている状態があったら、早めに教室にSOSのお電話をするようにしてください。

 また、家庭では、次の週に書く課題について、子供がお父さんやお母さんに説明し、お父さんやお母さんがそれについて体験談の似た話をしてあげるような時間をできるだけ取ってください。事前にそういう話をしていると、難しい課題のときも比較的スムーズに書けるようになります。

 書くつど、「次どうやって書くの」と聞いてくる子の場合は、そのたびにお母さんが答えてあげるのではなく、最初に構成図を一緒に書いてあげるようにしてください。

 これらのやり方も、わかりにくいときは、いつでも教室にお電話でご相談ください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母向け記事(61) 生徒父母連絡(78) 
コメント61~70件
……前のコメント
作文力の土台は 森川林
齋藤孝さんは、「齋藤孝先生が選ぶ 高校生からの読書大全」など 2/4
記事 4963番
言葉の森は、オ 森川林
今、小123年生対象の基礎学力クラスと、小456年生対象の総 2/4
記事 4962番
言葉の森の作文 森川林
私は、人を批判するのは好きではありません。 大事なことは、 2/3
記事 4961番
自習室の利用を 森川林
ごめん、ごめん。 うっかりブレークアウトルームの設定を忘れ 1/29
記事 4940番
自習室の利用を aeka
ブレークアウトルームが表示されないです^^;確認お願いします 1/28
記事 4940番
自習室の利用を 森川林
 自習室は、ほぼ24時間開いています。  ブレークアウトル 1/24
記事 4940番
自習室の利用を aeka
自習室はどんどんと進化していきますね!!助かります。ありがと 1/24
記事 4940番
塾が忙しくなる 森川林
子供たちの成長の過程で、最後に残る自信は、忙しくても続けたも 1/24
記事 4946番
自習室が利用し aeka
ありがとうございます! 1/19
記事 4936番
自習室が利用し 森川林
あえかわさん、ありがとうございます。 これから、みんなにも 1/19
記事 4936番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習