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4月の森リン大賞(小5の部、小6の部) as/1819.html
森川林 2013/05/21 17:33 


(写真はtumblrより)



4月の森リン大賞(小5の部129人中)

ごんばこ
湖れいくん

 「入るかな、入るかな、入るかな。おっ、入ったラッキー。」
 ぼくは、くずかごのことを「ごんばこ」と呼ぶ。どうしてかと言うと「くずかごはごみばこ、それを言いかえてごんばこ」だからだ。このごんばこで遊ぶ。それはごみを投げることだ。ぼくはドッヂボールでは命中が悪い。でもなぜだかごみをごんばこに入れるのは得意だ。でも百発百中でもなく十発十中でもなく確率で表すと七十から八十パーセントぐらいだが。ぼくは、一度こんなことをしてみたい。家中の物を全部おし入れ、外に出し、中をきれいにほこり一つなく他の人がほこりに思うくらいしてしまう。その後たんすや本だな、机など基そになる家具をきれいにふいて元の場所(変えても良い)にもどす。その後に今の物に関係するものを置く。例えば本だなには本、たんすには服などだ。その後最後にその他のものをきれいにしておく・はる・くっつける・ぶら下げる・これで終わりである。ぼくにはとってもとってもとっても大変だが、家の中がピッカピッカになるだろう。まるでお引越しや家のリフォームをしたあとみたいに。ぼくは、しょう来しようかなと考えている。楽しみだな。

 また母は、とても整理が上手だ。ふつうの人は三年使わないといらないと考えるが、母は一年と考える。そして母は、もうもらいものでいらないものはすぐに捨てる。
「それ使うからちょっと置いといて。」
と言わない限り、一年使わないとだいたいのものは捨てられるのだ。そうしないとうまく整理できないんだとぼくはわかった。このとき整理が下手なぼくもこの方法だと上手にできるかもと思った。この長文にはごんばこは大きくするといいと書いてあった。しかしぼくは、ごんばこは小さくして何かを買うときにもっといっぱい本当にいるのか、いるとしても何回持つかを考え、必要なものを買いいらないものは買わない。そうするとごんばこは小さくていいと考える。でもリサイクルは、どんどんしていい。いろいろなものがリサイクルされて新しいいろいろなものに変わる。そこが大事なのだ。

 もしぼくが、この「長田弘の文」に違う題名をつけるなら「くずかごのくらしとこれからのしせい」と名付けるだろう。またぼくは、この文を読んで何個かのことがわかった。一にごんばこはあってもなくてもいいものでなくないといけない、とても大切なものだと言うこと。第二にごんばこはみすぼらしい、大したものでもなくすてきなものでないと言うこと。第三に日々のくらし方、人の住まい方で一番重要なことはごんばこだということ。ぼくはこれからもごんばこのことに気をつけて人生を送りたいとふと感じた。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1ごんばこ湖れいくん81108654678689
2転校してしまった友達との思い出犬夜叉8192849697489
3台北旅行ももこ7973541868990
4いたずら らずたいパンダ79150141618289
5さようなら先生ゆめく7994946748186
6先生バンザイ、バンザイかろけ79105346627881
7ポップ体育教室におは7988441717689
8自然で学んで考えてなむな79133649527289
9私の私による私のためのイタズラみんみ7898242598493
10引っこしてしまう渚ちゃんなりあ7889844538393





4月の森リン大賞(小6の部153人中)

簡単な読書
きゅうちゃん

 読書は、誰でも一人でいつでも楽しめる。読書の楽しみは無限である。読書は、絵が伝えることのできない事を伝えてくれる。本を読むということは日本語を読むことである。日本語を読むということは、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということだ。

 私は今、学校の課題で読んでいる本がある。私の好きなジャンルではないので、もう二週間以上読んでいる。そして、私はもう一冊本を読んでいる。その本は内容はまあまあなのだが、とても長い。私は、その二冊に飽きたので、暇つぶしにかばんの中に入っていたまだ読んでいない本を読み始めた。すると、止まらなくなってしまった。冒険の話なので私の大好きなジャンルであり、次々面白い暗号や悪者が登場する。そして、主人公の双子はアメリカを車で横断しなくてはならないのだ。その本は三百ページもある。だが、私は二日で終わらせてしまった。いかにも、面白い本が大切か。私はこれでわかった。とてもつまらない本を何冊も読むよりも、楽しい本を数冊読むほうが、自分のためになると思う。つまらない本を読むのには数週間もかかるのに、楽しい本はとても短い期間で読めることに私は感動した。私は、その本が映画化しないことを願う。なぜなら、映画化してして主人公が私のイメージしていたキャラクターでないと、がっかりしてしまうからだ。

 数年前、私はある絵本を読んだ。本のあらすじはこうだ。昔、空から食べ物が降ってくる島があった。島の住人は、空から降ってきた食べ物を食べて過ごしていた。ところが、環境に変化が起こり、食べ物は巨大化してしまった。大きくなった食べ物は建物を壊すようになってしまったので、住人は島から逃げていった。この本は映画にもなっている。私はこの間テレビでその映画を見た。映画は原作とはストーリーが違っていた。本の中では、空から降ってくる食べ物は自然現象とされている。だが、映画の中では主人公が作った機械が空から食べ物を降らせていた。私は少しがっかりした。なぜなら、自然現象のほうがもっと夢があるからだ。理屈にされてしまうと、つまらなくなってしまう。さらに、ハリーポッターのような絵がかかれていない本はともかく、絵が描かれている絵本は映画よりも本のほうがいいと思う。わたしの頭の中のイメージと映画が違ってしまうからだ。

 人間にとって、読書とは一番簡単な情報源であり、一番簡単な娯楽だと思う。ノンフィクションの本を読んでいれば、知識はごろごろところがっている。ヒューモアのある本はどこでも笑うことができる。世界中の本を読めば、世界中に旅することができると私は思う。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1簡単な読書きゅうちゃん84110253707484
2目標は成長の元とよし83126149748186
3私たち一人一人の力みおコロネ801351528110090
4エイプリルフール!しをん80271439769184
5ルールを守ろう!彌織79110049648592
6iいつでもどこでもだれでもできる読書ドラえもん7980543818292
7私はよく本をなみま7999049698187
8人間にとって大切な自然きねふ7998043767589
9読書の楽しみひあう7993354647081
10目指している目標きろせ7990248666892


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森川林 20130521  
 このあと、中1、中2、中3、高校生・社会人の森リン大賞を載せる予定です。
 小1から小4の作品を載せると、「ほら、こんなふうに書きなさい」と子供を煽ってしまう人が多いので、小4以下の作品は載せていません。

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父母講座「国語力、作文力をつける家庭での学習法」5月23日(木)午後1時半 as/1818.html
森川林 2013/05/21 16:38 



 5月23日(木)午後1時半より、言葉の森の港南台教室で国語と作文の勉強についての父母講座(子育て講座)を行います。
 今回のテーマは、「国語力、作文力をつける家庭での学習法」です。
 国語の勉強というと、どのようにしていいのかわからないという人が多く、家庭で行う学習にしても、漢字の書き取りをしたり国語の問題集を解いたりするような形が多いと思います。しかしそれでは国語力はつきません。
 国語力の本質は読解力で、それは難しい文章を繰り返し読むことによってついてきます。また、これからは読解力とともに表現力も国語力の重要な要素になってきます。
 ただし、国語の成績を上げるのは、国語力とはまた別の面があり、解き方のコツを知ることで成績が大きく変わります。
 今回は、家庭での勉強の仕方とともに、国語のテストが返ってきたときに、そのテストを家庭でどのように見るか、ということなどを話していく予定です。
 また、公立中高一貫校の入試や高校、大学の入試で増えている作文試験対策についても話をしていきます。
 参加を希望される方は、言葉の森事務局までご連絡ください。

■日時:平成25年5月23日(木)午後1時半~午後3時
■会場:言葉の森港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩3分)
■対象:どなたでもご参加いただけます。(ただし定員まで)
■参加費:無料
■参加方法:お電話でお申込みください。
 電話0120-22-3987(平日午前9時~午後8時)

====
【話の内容】
○他の教科は、あとからやっても間に合うが、国語はあとからでは間に合わない。
○低学年のときに読書よりも勉強を優先しすぎることによる弊害がある。
○小学生の国語力は、漢字の書き取り力ではなく、読書力と対話力。
○勉強時間の差はわずかだが、読書の差は個人差が大きい。
○小学生の国語力は、読書時間の差で生まれる。
○小学校高学年からの読書力は、多読力のほかに難読力が必要。
○読解問題の解き方のコツは1、2時間でわかりすぐに成績が上がる。
○選択式問題の難易度は、学校の性格が出る。
○選択式の易しい問題は直後に、難しい問題は直前に、更に難しい問題は遠く離れて。
○選択式は合っているものを1つ選ぶのではなく、間違っているものを全部見つける。
○選択式の設問を選ぶときは、なぜ×なのかという理由をすべて明記しておく。
○国語の問題は、感覚の問題ではなくすべて理詰めの問題と考える。
○親が理詰めに説明できない問題は、できなくてもいい問題と考える。
○これからの国語力は選択式から記述式に変わる。
○公立中高一貫校の入試では、算数も理科も社会も記述力が試される。
○国立大の問題も同じく記述力が必要。
○記述のコツは、キーワードを使うこと、対比をはっきりさせること。
○作文試験では、字数いっぱいまで書くことが大事。(1時間で1200字を目標に)
○作文のスピードは、意識的に練習する必要がある。
○難読を続けるためには音読や傍線が必要。
○難読は、繰り返し読むことで力がつく。
○速読力は、意識的に速く読むだけで身につく。(1分で600字を目標に)
○問題集読書をしていると、国語の問題文が易しく見えるようになる。
○易しい本であっても、読書を続けている子は文章にリズム感が出てくる。
○高校入試、大学入試の英語の選択問題は、国語力で決まる。
○大学入試センター試験の現代文は満点が取れる。
○学校の朝の10分間読書を、家庭での読書がわりにしない。
○アマゾンのおすすめと中古の本を利用する。
○図書館の活用をもっと考える。
○図書館には、子供が興味を持てる説明文の本がある。
○親のすすめる本は、子供の実力より上のものが多すぎる。
○親が本を読む後ろ姿が、子供を本好きにする。
○対話の基本は、勉強ではなく、楽しいお喋りとして。
○子供が長文を説明するときは、説明が下手でも楽しく聞いてあげる。
○親の体験談が、子供の題材力を広げる。
○入試の作文は、親に聞いた似た話を生かせる場面が多い。
○暗唱をすると、発想が豊かになり、ほかの教科の勉強も楽にできるようになる。
○中高生は、学力と暗唱力が比例する。
○字をていねいに書くことは教えられるが、学年が上がり文字量が増えると直らない。
○文章力は字数に比例する。
○森リンの点数の上昇度を自分の文章力の目安とする。
○本を読んでいないと、作文が書けなくなる。
○作文の勉強をしていると構成的に考える力がつき、司会も上手になる。
○文章力があると、わからない問題でも書くことができるようになる。
○読書は並行して読むと、能率が上がる。
○高校の教科書にはいい文章が多いので、ジャンルを広げるきっかけにできる。
○国語力は、大人になっても成長する。
○褒め続ければ得意になる。

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森川林 20130523  
 講座は定員になりました。
 参加できなかった人には、あとでウェブ動画の場所をご連絡します。

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