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記事 1884番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
子供のころはもっとのんびりと。大事なことだけをしっかりと as/1884.html
森川林 2013/07/25 10:39 



 子供たちの様子を見ていると、いろいろな習い事に追われてくたびれている子をよく見ます。
 あれも、これも、いろいろやりすぎているようなのです。

 考えてみると、私たち親の世代は、子供のころ、今のような習い事漬けの生活はほとんど誰も送っていませんでした。
 それで、みんな立派な大人になったのです。



 個人的な話になりますが、我が家(森川林)では、二人の子供たちの習い事は言葉の森だけでした。
 だから、かなりのんびりとした学校生活を送りました。

 でも、昔と違い、学校の勉強だけでは、勉強ができるようにはならないらしいということもわかりました。
 だから、家庭で毎日の家庭学習を単純に行っていく必要があるのです。


 facebook記事より。

====

 「葉隠」に曰く。
 「芸で身を立てるのは芸者である。武士は、主君を思う心があればよい」(意訳)

 能力があるとか技術があるとかいうのは、枝葉のことです。
 もっと大事なことは、心のあり方です。

 世の中の役に立つことをしようと思い、日々幸福に生きようと思うことができれば、それだけで人生の方針の8割は完成です。

 今は、枝葉のことが多すぎて、あれも少しやり、これも少しやりという生活に追われている子が多いようです。
 それも、楽しくやっているならいいのですが、息切れしながらやっている子が多いのです。

 低学年のころ、毎日楽しく自習をして、毎週生き生きと作文を書いていた子が、学年が上がるにつれて、だんだんと元気がなくなり、「疲れた」と連発するようになる様子をよく見ます。

 本当の勉強は、本人が自覚する中3のころからがスタートです。
 それまでは、少しものたりないぐらいに普通にやっているのがちょうどいいのです。

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成績をよくするよりも頭をよくすることを先に as/1883.html
森川林 2013/07/24 08:39 



 病気を治そうとして薬を飲むと、病気は治っても、その薬が体に悪い影響を及ぼすということがあります。

 勉強にも似たところがあります。
 成績をよくするために勉強することはいいのですが、叱られながら勉強をしていると、そのときは成績がよくなったように見えても、長い目で見て頭が悪くなっていくのです。
 だから、勉強の仕方で大事なことは、いつも明るく楽しくやることです。

 明るく楽しくやるためには、「何事もすぐにはできるようにならない」ということを教える側がよく知っていることです。
 大人はつい、自分が子供だったころのことを忘れて、自分ができることは子供もすぐにできると思ってしまうからです。


 今日のfacebook記事より。

====
 塩谷信男さんの本に、「病気を治すのではなく、病人を治す」ということが書いてありました。
 例えば、「自在力」という本。
http://www.amazon.co.jp/dp/4763199005

 病気のときは、病気を治すことも大事です。
 しかし、もっと大事なのは健康な体を作っておくことです。

 勉強も同じです。
 成績をよくすることは大事です。
 特に、受験のときは成績をよくすることがいちばんの目的です。
 しかし、もっと大事なのは普段から頭をよくしておくことです。

 仕事も同じです。
 売れるものを作ることは大事です。
 でも、もっと大事なのはいいものを作ることです。

 どちらか一方があればいいというのではなく、両方大事なのですが、その大事さに中心と周辺の区別があるということなのです。
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