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精読とは繰り返し読むこと、そのために傍線を引くこと as/1979.html
森川林 2013/11/12 08:38 


 facebook記事より。

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 速読とは、速く読むことです。しかし、精読とはゆっくり読むことではなく、繰り返し読むことです。
 そのためには、読むときに文章に傍線を引いておくことです。

 傍線を引く箇所は大事なところというのではなく、自分なりによくわかったところ、面白いと思ったところです。
 そして、その傍線を引いた箇所を何度か斜め読みしていると、文章の全体がつかめてきます。
 これが、「読書百遍意自ずから通ず」です。

 しかし、子供たちは、傍線を引くということをなかなかしません。
 学校や塾でやった国語の問題を見せてもらうと、ほとんどの子が問題用紙がきれいなままです。

 教科書には落書きをせずきれいに使うことと言われているからかもしれません。
 しかし、教科書でも、参考書でも、問題文でも、どんどん書き込みをして、自分の読んだあとを残しておく方がいいのです。

 読書の場合も、面白いと思ったところに傍線を引いておけば、あとで読み返すときに、その傍線の箇所だけ読むと全体を思い出せます。
 これまでは紙の本が中心だったので、傍線を引くと、他の人が読むときに邪魔になるということがありました。
 しかし、これからは、本もデジタル化していくので、ラインマーカーを引いたり書き込みをしたりして、自分なりの読み方をすることがもっと容易になってくると思います。

▽関連記事
「国語の成績を上げるために――読解問題の解き方、記述の仕方」
https://www.mori7.com/index.php?e=1795

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 ある教育サイトに、お母さんからの質問として、「飛ばし読みをしている様子で、肝心の質問の答えを読み取り損ねている」という相談がありました。
 それに対する回答として、「文章の読み方には、『速読』と『精読』の2つがあり、問いに関連した問題文の部分を読むときはゆっくり『精読』で」ということが書かれていました。

 それも、確かにいいと思います。
 しかし、根本的には読む力をつけて、速読でも文章を読み取れるようにすることが大事です。


 3色ボールペンで色分けをして傍線を引くということをしている人もいるそうです。
 そんなことをしていると、「今日は緑がなかったから、傍線を引くことができなかった」となりかねません。
 勉強でも何でも、できるだけ制約がないようにやっていくのがいいのです。


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記事 1978番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/5
子供は家庭の中で周囲の人を模倣して成長する as/1978.html
森川林 2013/11/11 09:39 



 facebook記事より。

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 子供は、周囲の人を見て、その人の動作や表情を真似ながら成長します。
 お母さんが楽しく本を読んでいる姿を見ていると、子供も本に興味を持つようになります。
 テレビがいつもつけっぱなしだと、音声の出てくるテレビを人間のように感じて成長します。

 学校での勉強よりも、この家庭での模倣が子供の学力の土台を形成します。

 もう子供が成長してしまった家庭でも、遅すぎることはありません。
 今からでも、家族でできるだけ話をするといいのです。
 その話も、結論の出ている意見や知識ではなく、それぞれの体験をもとにした話です。

 そうすると、やがて子供が家庭を持つようになったときにも、同じようにその対話を続けるようになるでしょう。
 小さい子供にとっては、話を聞くことが読書以上に思考力を育てていきます。

 勉強の基礎は、学校でも塾でも通信教材でもなく、日常の家庭生活の中にあるのです。

▽参考記事
「決まったことをきちんとさせ、そして褒めること」
https://www.mori7.com/index.php?e=1794

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森川林 20131112  
今日の船井幸雄さんのページに、ちょうど同じテーマの記事がありました。
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201311002" target="_blank">http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201311002

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