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記事 1986番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
作文の勉強は、何を書くかと考えただけでも意味がある as/1986.html
森川林 2013/11/21 20:26 



 facebook記事より。

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 作文の勉強をしていると、途中でどうしても書けなくなることがあります。
 いったん書けなくなると、時間がたてばたつほど書けなくなります。

 そういうときは、何とかがんばろうとは思わずにあっさり終了した方がいいのです。
 そのときの親や先生のひとことは、「考えたことが勉強だから、作文を書いたという結果が残らなくたっていいんだよ」です。

 作文の勉強の中身が、書くことにあると考えると、書いたあとの添削が指導の中心になります。
 しかし、本当は、書く前の勉強が6割、書いている間の勉強が4割なのです。

 書く前に身につくものは、題材力、表現力、主題力です。
 書いている間に身につくものは、構成力と、字数を含めた表記力です。

 題材力、表現力、主題力を身につけるためには、作文を書く前に、毎日課題の長文を音読し、家族でその似た例を話し合っておくことです。そして、普段から読書に力を入れておくことです。
 こういう準備をしていると、途中で書けなくなるということはまずなくなります。

 作文がなかなか書けないというのは、作文が苦手だからなのではなく、書く前の準備がまだ不足しているからということが多いのです。

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作文の書き方(108) 

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模試の点数で一喜一憂しない as/1985.html
森川林 2013/11/20 20:06 



 facebook記事より。

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 受験が間近になると、親も子も成績にかなり敏感になります。
 しかし、ここで大事なことは、模試などの点数に一喜一憂しないことです。

 模試の点数は、作文に関しては全くあてになりません。
 もちろん、ほかの教科も多かれ少なかれそうです。(志望校に特化した模試でないかぎり)

 しかし、子供は点数に目を奪われます。
 そこで、人生経験の豊富なお父さんやお母さんが、大きな心と笑顔で子供を安心させるアドバイスをしてあげるのです。

 合格は大きな目標です。
 しかし、それは長い人生の一コマです。
 子供は、受験の勉強をしているだけでなく、そこで生き方の勉強もしているのです。

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受験作文小論文(89) 

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言葉の森の今後のビジョンを簡潔に as/1984.html
森川林 2013/11/19 20:59 



 言葉の森の今後のビジョンを簡潔に説明します。
 ビジョンの分野を、項目指導になぞらえて、枝、葉、花、実で表すと、組織(枝)、広報(葉)、指導(花)、開発(実)となります。

■1、組織については、
・森林プロジェクト、言葉の森講師、オープン教育アシスタント、父母、生徒(卒業生を含む)のつながりを強化します。

■2、広報については、
・facebook、ホームページ、google+、ブログ、アフィによる情報発信を活性化します。

■3、指導については、
(1)小学生向けの推薦図書一覧表を作成し、幼長~小2の実行課題(遊び、行事の作文課題)を作成します。
(2)漢字読み、英語暗唱、算数数学問題、長文暗唱の家庭学習をアドバイスし、それぞれのミニ検定試験を実施します。
(3)公立中高一貫校の問題解説講座をウェブで開始します。
(4)作文検定を実施し、進級試験を廃止し、作文検定については外部生の受検も受け付けるようにします。
(5)小学生からのプログラミング講座、ロボットプログラミング講座を開始します。

■4、開発については、
(1)プレゼン作文の参加者を広げ充実させます。
(2)オープン長文で小4以上の読解マラソン長文を作成し、将来的には課題の長文も含めて全長文をオリジナルにします。
(3)森リンなどの数値を生かした科学的な指導をします。
(4)オープン長文に対応して小4以上の読解問題を作成し直します。将来的には記述問題を作成します。
(5)将来、心身の健康に関する教育も行う予定です。

 アンダーラインを引いた箇所(実行課題、検定試験、長文作成など)については、のちほど具体的な記事を載せます。

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言葉の森のビジョン(51) 

記事 1983番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
インターネットを生かした寺子屋教育 as/1983.html
森川林 2013/11/18 11:23 



 全国の学力テストで常に上位を占めるのは、家庭学習がうまく行っている地域です。家庭学習がうまく行く背景のひとつに、子供たちが祖父母と同居しているために、学校から帰るとすぐに家庭学習をしてから遊びに行くという習慣ができていることが挙げられます。おじいさんやおばあさんが直接勉強を教えるわけではありません。子供が勉強をする様子を近くで見守っていることが重要なのです。そして、もし子供が、できない問題で困っていたら、おじいさんやおばあさんは、早めにその対策を考えることができます。自分が教えるのではなく、誰かに聞くというようなその場に応じたアドバイスをすることができるのです。

 しかし、祖父母と同居できる家庭は限られています。ここで、考えられるのが、江戸時代の寺子屋のような勉強法です。

 寺子屋のような勉強法とは、どういうものかというと、その要点は3つあります。

 第一は、自学自習スタイルの勉強法と、そういう勉強法を可能にする自学自習用の教材です。だから、今の教科書は、あまりいい教材とは言えません。それは先生が教えることを前提に作られているからです。
 第二は、その教材で本人が納得できるだけの時間じっくりと勉強できる環境です。だから、学校や塾のような時間で区切られたところではなく、場合によっては朝から晩まで勉強してもいいという環境が必要になります。
 第三は、子供がひとりで勉強するのではなく、同年代の子供たちが複数で一緒に勉強し、それを見守る役の大人がいることです。

 こういう寺子屋式の勉強が求められているのは、日本だけではありません。実は、世界の教育の行き詰まりも、日本と同じ状況で進んでいます。教育の分野では先進国である日本でさえ、学力格差や低学力化を生み出しているのですから、世界の他の国々の教育は、もっと困難な状況にあります。だから、日本が新しい教育を提案していく必要があるのです。

 この寺子屋式勉強システムを現代に生かす条件が、今インターネットの新しい展開の中で生まれています。
 アマゾンも、グーグルも、次の戦略のひとつとして教育の分野を視野に入れています。インターネットを利用した教育は、今後アメリカを中心に新しい展開を見せると思います。
 しかし、教育で大事なことは、インターネットの活用そのものではなく、その前に、教育の何をどう活用するかというビジョンです。そのビジョンが、江戸時代の寺子屋教育の中にあるのです。

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インターネット(25) 

記事 1982番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
自分のためではなく、社会をよくするために仕事や勉強をする as/1982.html
森川林 2013/11/16 13:04 



 facebook記事より。

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 給料のためではなく、世の中をよくするために働いているのだと思えば、仕事は楽しい。
 自分のためではなく、社会を良くするために勉強しているのだと思えば、勉強も楽しい。

 戦後、日本人は、国家や社会のためではなく、自分のために生きるのがいいことだと教えられてきましたが、やはりいちばんしっくり来るのは、みんなのため。
 そのみんなの中には、現代に生きる人だけでなく、未来にこれから生まれてくる人たちも含まれます。

 社会のためと考える人が増えれば、社会は本当によくなり、その進歩は回り回って個人の生活に還ってきます。
 これから、そんな日本の国になるような気がします。

 (写真は、昨日の西の空の夕焼け。)

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生き方(41) 

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子供のころの自由な遊びの時間が楽しく生きる力を育てる as/1981.html
森川林 2013/11/14 06:35 



 facebook記事より。

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 これからの世の中で大事なことは、自分の好きなことをすることです。
 しかし、自分が何を好きかわからない人も多いと思います。

 それは、好きなことの条件に、人から評価されることが結びついているからです。
 好きなことは、他人から見て無意味に見えることでいいのです。
 その無意味な楽しさを味わう練習が、子供時代の自由な遊びです。

 これまでの世の中で人から評価されることが重要だったのは、評価されてお金を稼がなければ生活ができなかったからです。
 しかし、自然の中で暮らすウサギやリスやスズメたちは、お金がなくても毎日当然のように生きています。

 たぶん未来の人間の社会も、お金がなくても楽しく生きていけるほど豊かな社会になるでしょう。
 そのときに必要なのは、楽しく生きる中身です。

 子供のころ、無意味なことに熱中する時間が、その楽しさを育てている時間なのです。


 大人になった今、昔役に立つと思ってやっていたことがあまり役に立たず、役に立てることなど考えずにやっていたことが大きく役に立っていると気がつくことがよくあります。
 役に立つかどうか以前に、楽しいかどうかを基準にした生き方が、自然にかなった生き方なのかもしれません。

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子育て(117) 生き方(41) 

記事 1980番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
読書、遊び、行事、長文のオープン教材作成ページ as/1980.html
森川林 2013/11/13 10:27 


 facebook記事より。

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 人間は、身近な人との関わりの中で成長します。
 身近な人とは、親子であり、兄弟であり、友達です。
 机に向かってする勉強よりも、人間と触れ合うことで理解力、思考力、表現力が育ちます。

 そこで考えたのが、遊びのページと行事のページ。
 ここで紹介された遊びや行事をヒントに、低学年の子が作文を書きます。(もちろん書くのは自由です。)
 すると、作文という勉強をきっかけにして、楽しい経験が共有できるようになります。

 この交流が、学年が上がっても続けていけば、高学年の感想文課題の似た例も、親子の対話の中ですぐに見つかるようになります。
 やる気なく続けるプリント学習よりも、この身近な人との言葉による交流が、子供たちの学力を育てていくのです。

 (中根)

関連facebookグループ

「読書の好きな子になる庭」
https://www.facebook.com/groups/dokusho/

「親子で遊ぼうワンワンワン」
https://www.facebook.com/groups/wanwanwan/

「行事と季節の家庭学習」
https://www.facebook.com/groups/gyouji/

「言葉の森オープン長文」
https://www.facebook.com/groups/okaot/

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 オープン教育のページにも、掲示板があります。

オープン読書
https://www.mori7.net/ope/index.php?b=2&k=3
オープン遊び
https://www.mori7.net/ope/index.php?b=3&k=4
日本の行事と文化
https://www.mori7.net/ope/index.php?b=3&k=31
オープン長文
https://www.mori7.net/ope/index.php?b=1&k=1

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オープン教育(24) 

記事 1979番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/27
精読とは繰り返し読むこと、そのために傍線を引くこと as/1979.html
森川林 2013/11/12 08:38 


 facebook記事より。

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 速読とは、速く読むことです。しかし、精読とはゆっくり読むことではなく、繰り返し読むことです。
 そのためには、読むときに文章に傍線を引いておくことです。

 傍線を引く箇所は大事なところというのではなく、自分なりによくわかったところ、面白いと思ったところです。
 そして、その傍線を引いた箇所を何度か斜め読みしていると、文章の全体がつかめてきます。
 これが、「読書百遍意自ずから通ず」です。

 しかし、子供たちは、傍線を引くということをなかなかしません。
 学校や塾でやった国語の問題を見せてもらうと、ほとんどの子が問題用紙がきれいなままです。

 教科書には落書きをせずきれいに使うことと言われているからかもしれません。
 しかし、教科書でも、参考書でも、問題文でも、どんどん書き込みをして、自分の読んだあとを残しておく方がいいのです。

 読書の場合も、面白いと思ったところに傍線を引いておけば、あとで読み返すときに、その傍線の箇所だけ読むと全体を思い出せます。
 これまでは紙の本が中心だったので、傍線を引くと、他の人が読むときに邪魔になるということがありました。
 しかし、これからは、本もデジタル化していくので、ラインマーカーを引いたり書き込みをしたりして、自分なりの読み方をすることがもっと容易になってくると思います。

▽関連記事
「国語の成績を上げるために――読解問題の解き方、記述の仕方」
https://www.mori7.com/index.php?e=1795

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 ある教育サイトに、お母さんからの質問として、「飛ばし読みをしている様子で、肝心の質問の答えを読み取り損ねている」という相談がありました。
 それに対する回答として、「文章の読み方には、『速読』と『精読』の2つがあり、問いに関連した問題文の部分を読むときはゆっくり『精読』で」ということが書かれていました。

 それも、確かにいいと思います。
 しかし、根本的には読む力をつけて、速読でも文章を読み取れるようにすることが大事です。


 3色ボールペンで色分けをして傍線を引くということをしている人もいるそうです。
 そんなことをしていると、「今日は緑がなかったから、傍線を引くことができなかった」となりかねません。
 勉強でも何でも、できるだけ制約がないようにやっていくのがいいのです。


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