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まず志望校の過去問を見て、答えを先に書き込んで眺めてみます。
すると、これからの1年で自分がどういう勉強をすればいいのかという方向が見えてきます。
遠くにある目的地の方向を見定めることがまず第一で、その次に出かける準備をするのです。
準備とは、受験勉強の仕方の本を読むことです。
先人の知恵をしっかり借りるのです。
そういう本は、大きい書店の参考書のコーナーの片隅に、目立たない形でしかしかなりたくさん置かれています。
アマゾンで探せば、芋づる式にそういう受験勉強法の本が見つかります。
何かを始めるときに参考のために読む本の基準は10冊と考えておくといいでしょう。
志望校に合格した人の体験記などがあれば、それももちろん購入します。
そのあと、これからの1年間で自分が取り組む参考書と問題集を選びます。
ここでは、出費は惜しみません。
丸1日かけてじっくりと、参考書や問題集を実際にやる分よりも多めに選びます。
実際に勉強を始めてみると、自分に合ったものがわかってくるので、次第に1種類に絞るようにします。
その1種類を5回繰り返してやることを目標にします。
受験勉強がスタートしてからも、時々過去問に戻って、自分の勉強の軌道修正をしていきます。
受験勉強は、人生の一大イベントです。
このイベントにどう取り組むかということが、その人のその後の人生のさまざまなイベントに取り組むひとつのパターンとなります。
大事なことは、自分で試行錯誤しながらやっていくことです。
もちろん、塾や予備校の力を借りてもいいのです。
しかし、その場合でも、最初にあるのは自分の基本方針だということを忘れないようにしていきましょう。
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これは主に高2の人向けの記事です。
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国語の苦手な子が増えているようです。
その原因は、
1、「国語なんて、誰でも自然にできるのだから」
2、「努力しないとできない算数や英語に力を入れて」
3、「ほかにも、バランスよく音楽やスポーツにも力を入れて」
4、「国語については、一応問題集をやっていればいい」
という勉強の仕方をしてきたからだと思います。
本当は、
1、国語は自然にできるものではなく、毎日の生活の中で読書や対話を充実させることがカギで、
2、算数や英語は、国語力があればあとからでも間に合うので、無理に難しいことをしたり先取りしたりする必要はなく、
3、音楽やスポーツは枝葉で、子供の人生の幹は学問と考え、
4、問題集で力がつけようとするのではなく、読書と対話で力をつける。
という考え方をしていくことが大事なのです。
もちろん、問題集にも活用の仕方はあります。
それは問題を解くのではなく、問題文だけを読書と同じように読んでいくことです。
このやり方なら、問題を解くときと比べて何倍も早く国語力がつきます。本当です(笑)。だまされたと思ってやってみてね。
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欧米の芸術は見せるための芸術であり、スポーツは競うためのスポーツです。
日本の芸術とスポーツは、表現を楽しむための芸術とスポーツです。
欧米の芸術やスポーツは、演じるだけのプロがいて、見るだけの観客がいます。
だから、それは資本主義に乗りやすかったのです。
日本の芸術とスポーツは、皆が参加して楽しむためのものです。
だから、これからの時代に世界に静かに広がっていくでしょう。
カラオケが静かに広がり、短歌や俳句作りが静かに広がっていったように。
そして、やがてプレゼン作文もそのように広がっていくと思います。
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今度の東京オリンピックも、勝ち負けのない競技を入れたらいいと思います。
その競技は、参加者全員に金メダルとか。
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苦しいことがあったら試練だと思って感謝し、嬉しいことがあったら褒美だと思って感謝する。
そうすると、何でもありがたく思えてくる。
そう思えなかったら、自分の修行がまだ足りないのだと思って感謝する。
とかくこの世は住みやすい。
今日もさわやかな日本晴れ。
人間が自然に成長していくように、人間の社会も自然によりよい方向に向かっていくのでしょう。
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自習検定試験のページを作りました。
https://www.mori7.net/jks/
これは、生徒が自主的に行っている、漢字、英語、数学、長文の自習を、検定試験という形で評価して励みにするものです。今後、この検定試験は、毎月やっていく予定です。
勉強の基本は、家庭で自分で行う学習です。
反転授業という勉強の仕方が、大学だけでなく、小中高校など下の学年でも行われるようになってきました。この反転授業というのは、勉強は自宅で(ネットを使って)行い、学校はその成果を発表し友達や先生と交流するために行くという形の授業です。「学校で先生が教え→家庭で復習や応用をする」から「家庭で自分で学び→学校で発表や交流をする」というふうに反転しているので反転授業と言います。
ところが、この反転授業が成り立つ前提は、子供たちが家庭で自分で行う勉強ができるということです。この家庭での自学自習ができないと、学校での発展や応用ももちろんできません。
言葉の森でも、家庭で行う自習に力を入れたいと思っていますが、子供たちの意識が、「勉強は学校や塾で教わるもの」という昔からの考え方のままだと、家庭での自習はなかなか進みません。
そこで、家庭での自習の目標として検定試験を行うようにしたということです。
そして、この検定試験のほかに、もうひとつ考えているのは、寺子屋オンエア(仮称)です。
反転学習を行っている学校では、やはり家庭で学習を行えない子がいることがいちばんの問題になっています。その解決策として、考えられているのは、家庭だけではなく地域で子供たちの家庭学習をカバーするという方法です。
しかし、いずれ地域が子供たちの教育を支えるという仕組みはできてくると思いますが、今そこまでの地域のつながりができているところは、ほとんどありません。
そこで、言葉の森では、ネット環境を使い、複数の生徒がそれぞれの家庭にいながら一緒に家庭学習を行える寺子屋オンエアというものを企画することにしました。
子供たちは、高校生以上になれば自分ひとりで勉強をすることができますが、小中学生のころは、友達も一緒に同じ勉強をしているという実感がないと勉強に対する意欲を持てません。
家庭学習がうまく行っている家庭は、そういう実感や意欲がなくても毎日の習慣として、例えば朝起きたら長文音読をするというような習慣ができている家庭です。しかし、その習慣作りも、自動的にできるわけではありません。毎日のように親が声かけをして初めて習慣を持続させることができます。
その親の声かけの代わりにもなり、集団で勉強するという実感も作るのが、オンエアによる家庭学習です。
近いうちに、モニターを募集して、寺子屋方式のオンエア学習を行っていきたいと思っています。
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ネットを使った授業ということでよくある勘違いは、ネットで教える形になっていること。
人間は、教わっているときには、学習内容は身についていない。
自分の中で反芻し納得したときに、初めて学習した中身が身につく。
テレビを見ていると頭が悪くなるように、ビジュアルで楽しくてわかりやすい勉強ばかりしていると考える力がなくなるのではないかと思う。
考える過程で大事なのは、紙とペンと手だ。
目と耳は情報を受け入れる器官で、手と口は情報を出力する器官だ。
手で書いたり、声に出して読んだりすることによって、情報をいったん咀嚼して初めて自分のものになる。
テレビを消したときに考え事が始まるように、ネットのスイッチを切ったときに本当の勉強は始まる。
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相撲でも、柔道でも、いろいろな技があります。上手投げ、一本背負い、大内刈りなど。
それらの技が型として作られているので、型の練習をすることが技を身につける練習になります。
ただの力や体の大きさで相手に勝つのではありません。技で勝つので、小さい者が大きい者を倒すこともできるのです。
力よりも技が物を言うのが、人間の動物と違うところです。
この技の型に相当するものが、作文で言うと構成や表現の項目です。
言葉の森では、作文のテーマに合わせていくつかの型を組み合わせて書く練習します。
例えば、複数の実例と一般化の主題、複数の理由と是非の主題、複数の意見と総合化の主題、複数の方法と当為の主題、複数の原因と社会問題の主題など。
こういう型の練習をしていると、作文試験の本番でも自然に構成のしっかりした文章を書くようになります。
力で書くのではなく技で書くのが、言葉の森の勉強法です。
しかし、技が効果を発揮するためには、それなりの力も必要です。
作文において力に相当するものは、豊富な語彙力です。
本をよく読んでいる子は作文もうまいというのは、読書によって語彙力がついているからです。
小学生の作文でよくあるのが、せっかくいい話を書いているのに、そのまとめの感想で、「楽しかった」「嬉しかった」「面白かった」などの平凡な言葉を使ってしまうことです。
読書の好きな子は、こういう平凡なまとめ方をすると、自分の中に何か納得できなものを感じるらしく、自然にもう一工夫をした書き方をします。
作文の勉強は、半分は作文の型の勉強で、もう半分は読書によって語彙力をつける勉強なのです。
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昔の江戸時代が、現代の科学と技術の中で再生したような、そういう時代がやがて来る。
誰もが往来で楽しく遊び、母と父のいる夕方の団欒がある。
勉強は、早朝から昼までの間に済ませ、午後には様々な創造や交流や貢献がある。
職業としての警察はなく、法律や罰則もほとんどなく、あらゆることが互いの温かな共感の中で認められる。
動物たちが人間と共存し、庭にも道にも花々が咲き乱れ、いつもどこかしらで宴会がある。
見知らぬ人たちも家族のように受け入れ、互いに相手を思いやり、美しく生きることが人生の基準になり、あらゆる動作が芸術になる。
花が咲き、鳥が歌うように、人間は絶えず創造する。
豊かさが溢れ、地表をどこまでも潤し、与え合うことが経済の法則になり、やがて地球が生き物たちの笑い声で光り輝く星になる。
そういう時代がもうすぐ来る予感がする。
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アジアの人々の大多数は、平和と繁栄を願っています。
だから、それを実現すればいいだけです。
なぜアメリカを入れないかというと、アメリカがアジアの小競り合いを望んでいるかどうかは別にして、アジアの未来はアジア人が決めるものだからです。
今ある紛争は、その紛争が起こった前の状態に戻せば済むことです。
それでもなお議論が残るとすれば、それはじゃんけんで決めてもいいのです。
じゃんけんでは不公平だと言うなら、アジア諸国の投票でハンディをつけたじゃんけんにすればいいのです。
そういう平和な共存ができる国々こそ、将来の新国際連合の土台です。
子供でも考えつきそうなこういう考えを実現できないのは、ただ勇気がないからだけです。
今日は、久しぶりの少し曇り空。
さすがに日が出ていないと風の冷たさを感じます。
しかし、この冷たい風の中で、植物たちは春の出番を準備しているのです。
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