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記事 2052番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
パズルのようなテストの勉強ではなく、もっと本質的な勉強を as/2052.html
森川林 2014/01/21 05:58 


 中学生の数学の問題を作っていて、そういえば、昔自分もこんなことをしていたなあと思いました。
 そして、因数分解のいろいろなパターンを見て、これは、結局クイズを解くような面白さはあったが、それが何かの役に立つことはなかったなあと思いました。

 2次方程式で実際に仕事に役立ったのは、解の公式です。芸のないやり方だと思う人も多いと思いますが、これなら、どんな二次関数にもあてはまります。
 そう考えると、因数分解できれいに解ける問題は、結局人為的に解けるように作られたパズルでしかなかったのだと思いました。

 今、小学校高学年や中学生、高校生で行われている勉強のほとんどは、大事なことだから教えられているのではなく、テストに出そうだから教えられている勉強です。
 そのテストは、学力を見るためのテストではなく、生徒を選抜する目的で差をつけるためのテストです。
 だから、因数分解のいろいろなパターンを組み合わせ、その解き方のコツを知らないと、短時間では解けないような問題が出されるのです。

 しかし、そういう時代は、これから急速に過去のものになります。
 それは、主にアメリカから広がっているIT教育革命が、すぐに日本にも届くようになるからです。
 この教育革命の本質のひとつは、入学試験がなくなることです。誰でもネットから自由に教材をダウンロードでき、どの先生のどの授業も自由に受けられるので、わざわざ人数制限の入学試験を行う必要がなくなるのです。

 これまでの入学試験では、試験に合格するための勉強で疲れ果てているような子が合格しました。難関校ほどそうです。だから今、大学の最難関校と言われている東大でも、低思考力の人が増えているのです。
 つまり、読書や遊びの自由な時間という厚みがなく、受験勉強だけしてきた薄い学力の子が合格するという面が生まれてきています。
 すると、そういう生徒は、大学に入ってももう学問をする余力も意欲もありません。高校までの受験勉強と同じような発想で、大学での勉強も与えられたものをただ上手にこなすだけという勉強の仕方になってしまいます。そういう人たちにとって、大学は、就職予備校のようなものになっていますが、もちろん就職しても民間で活躍できるだけの活力はありません。

 IT教育革命でスタートする大学は、これまでの大学とは正反対です。誰でも無試験で教材も授業も自由に利用でき、それをもとに自分で考えたものを持ち寄り互いに切磋琢磨する場が大学になります。
 基礎学力のない人は、そういう交流にはもちろん入れませんが、それと同時に受験勉強しかできない人も、そのような交流にはついていけなくなります。

 そのときに、因数分解のいろいろなパターンを知っているというのは、受験勉強には役立っても、大学での自由なディスカッションには役立たないということがわかります。
 2次方程式は解の公式で解けるという理解さえあれば、その公式すら覚えていなくても十分に話が深まるのです。あるいは、未知数はその数と同じだけの等号があれば解けるという理解であってもかまいません。必要なときにその情報を探せればいいのです。

 もちろん、世の中には、因数分解のいろいろなパターンの知識が必要だという仕事もあるのかもしれません。
 しかし、今の中高生の勉強は、あまりにも、真に必要なことよりただ差のつくことに向けられています。それでは、成績はよくても、社会で活躍することはできません。

 したがって、ここから、これからの子育ての重点がわかってきます。
 それは、第一に、全教科の基礎学力をしっかりつけておくことです。第二に、高校生までは勉強ばかりしないことです。そして、第三に、大学生になったらしっかり勉強することです。
 これは、子供の努力だけでできることではありません。そういう社会の仕組みを大人が作っていく必要があるのです。

解の公式

  -b±√b2-4ac
x = ――――――
    2a

 しかし、では、因数分解は意味がないのかというとそうではありません。
 それは、大きく見れば、論理の美しさという感動を子供たちに伝えるための教育として意味があるのです。(つづく)

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算数・数学(22) 

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言語と映像が融合した図解を伴う作文力 as/2051.html
森川林 2014/01/20 04:13 



 言語の弱点は、ビジュアルに、つまり平面図的に表現できないことです。言語の特徴は、時系列的に、長く論じる又は深く論じるという方向を持つことです。

 一方、映像は平面的です。映像が長さや深さを持つためには、映像が時間の経過の中で複数配置されていることが必要です。そのような形で、映像が時系列的に言語化されたものが図解です。

 わかりやすい文章は、構造を持っています。その構造の表現の仕方のひとつが、「第一に」「第二に」「第三に」という書き方です。また、文章をわかりやすい形で段落に分けるというのも、構造化するひとつの方法です。

 作文の意義は、考えを深め、それをわかりやすく伝えることにあります。
 これからの作文力は、文章に構造を持たせるとともに、その構造を図と絵で表せるような力になってくると思います。

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作文教育(134) 

記事 2050番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
作文力は対話のある通信教育で as/2050.html
森川林 2014/01/19 14:55 


作文が得意な子は、家庭で教えて嫌いになるよりも実績のある専科指導で

 幼児のころから絵本が好きで自分で文章のようなものを書く子がいます。すると、お母さんはそれを見て、もっと上手に作文を書けるようにしたいと思い、文章の書き方を教え始めることがあります。

 しかし、最初のうちお母さんに教えられて喜んで書いていた子も、途中からだんだん作文を書くことをしぶるようになることがあります。それは、お母さんがつい熱心に教えすぎてしまうからです。

 素直な子は、それでもしばらくは黙ってお母さんの言うとおりについてきます。しかし、そういう勉強は長続きしません。作文が得意な子ほど、教えすぎない教え方が大事なのです。

 言葉の森では、小学生から作文の勉強を始めて、高校生まで続けている子がたくさんいます。それは、教えすぎない独自のコツが指導の中にあるからです。


作文の苦手な子でも、言葉の森の事前指導法なら書くことに自信がつく

 小学生の間に、作文を書くのが苦手で嫌いになる子がいます。それは、多くの場合、低学年のときせっかく書いた作文を赤ペンでびっしり直されてがっかりするようなことがあったからです。

 そういう子は、言葉の森の勉強を始めるときも、最初は緊張して先生の電話の説明を聞きます。しかし、何をどう書けばいいかというわかりやすい説明を聞くと、すぐに楽に書けるようになります。

 子供の作文は、書いたあと、できるだけ注意しないことが大切です。作文は作文の上で直しても上手にはなりません。読む力をつけることが書く力をつけることにつながります。

 苦手な子は、注意して直されることによってますます苦手になります。言葉の森の事前指導があれば、褒めることで作文を書く力がついてくるのです。


月1回や隔週1回の密度の薄い勉強ではなく、毎週の電話がある作文指導

 今の子供たちは、1週間の間に多くの習い事をしていることがあります。そこに、新たに作文の勉強も始めようとなると、月に1、2回の勉強の方が負担がなくてやりやすいのではないかと思いがちです。

 ところが、子供の学校生活は1週間のサイクルで動いています。だから、月に1回や2回の勉強だとかえって生活習慣になりにくくなります。

 生活習慣にならないと、作文の勉強の開始を毎回お母さんが言わなければなりません。言われてやる勉強は更に心理的な負担が大きくなってきます。

 子供の作文力をつけるなら、最初から本格的に取り組み、毎週の勉強開始も電話指導を合図に始められるようなものにしていく必要があるのです。


ほかの塾や通信の作文講座では続けられなくても、言葉の森なら毎週書ける

 学習塾で作文講座を行うところも増えています。授業で作文の書き方などを教えてもらうと、最初は新鮮な気持ちで勉強できますが、個別のアドバイスがないことが多いので次第に飽きてきます。

 また、上手に書けた生徒の作文をプリントして渡すところもよくありますが、その後の指導がないことが多いため、選ばれなかった子がただ自信をなくすだけになることもあるのです。

 言葉の森の作文指導は、それぞれの子に具体的な書き方を指示し、その指示に応じてその子の書いた作文を評価します。だから、直すことよりも褒めることが勉強の中心になります。

 子供にとっては、勉強の努力する方向がわかり、努力したことが報われる作文指導なので、だれでも意欲的に取り組めるようになるのです。

作文力は対話のある通信教育で

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作文教育(134) 作文の書き方(108) 

記事 2049番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
公立中高一貫校の作文力は通信で as/2049.html
森川林 2014/01/19 14:54 


公立中高一貫校の作文試験対策は、早めに取り組むことで自信がつく

 例年、受験間際になってから、作文に自信が持てなくなり、言葉の森の受講を開始される方がいます。何事も始めるのに遅すぎることはありませんが、やはり早めにスタートした方が安心です。

 作文力の中で、受験期間の練習量に比例して身につくものは、時間内に書く力、必要な字数を書く力、誤字のない文章を書く力などです。

 一方、受験期間に入る前の学習として身につくものは、難しい文章を読み取る力、考える力、個性的な実例を書く力などです。

 作文力は、付け焼き刃では身につきません。早くから始めた生徒は、どんな課題が出ても対応できるだけの材料の厚みを持っているのです。


作文試験対策は、志望校の過去問に合わせたものをわかりやすく指導

 作文試験は、受験する学校によって性質が大きく異なります。出題されるジャンル、字数、時間などは、学校によってまちまちですから、一般的な作文の勉強では対応できません。

 言葉の森では、志望校の過去問を研究し、その過去問の傾向に合わせた作文指導をしています。だから、作文の課題もひとりひとり異なるものになっています。

 また、言葉の森の指導の特徴は、作文を書く前に、どういう方向で書くかを事前指導できることです。このため、どんな課題でも楽に書きだすことができます。

 例年、ほかの塾や通信教育で作文の勉強をしてきた生徒が、言葉の森で作文を書くようになってから見違えるほど上手に書けるようになるのはこのためなのです。


公立中高一貫校の受験は、知識の詰め込みではなく思考力の育成がカギ

 公立中高一貫校の適性検査は、知識の詰め込みでは点数を上げることができません。受験勉強として取り組むよりも、生活の中で育てる学力が必要になってきます。

 それは、問題集を解くような机上の勉強ではなく、教科書の内容を生活の中で実践し、親子の対話で内容を深めていくような勉強です。

 学習塾は、その性質上問題の量をこなし点数で競争を煽るような勉強をさせがちですが、そういう勉強法ではかえって条件反射的な学力しかつかなくなります。

 志望校の過去問をもとに家庭で取り組む学習を中心に、作文に関しては専門的な指導の通信指導に任せるのが最もよい勉強法になるのです。


言葉の森で勉強してきた生徒これまでの合格実績

 言葉の森は、公立中高一貫校の作文試験以外に、高校入試、大学入試にも多くの実績を上げています。これまでに言葉の森の生徒が合格した学校は下記のとおりです。

【国公立中学】 茨城県日立一高附属中 大阪教育大附属池田中 大阪市立咲くやこの花中 岡山県立倉敷天城中 岡山県立大安寺中 香川県立高松北中 京都市立春日丘中 京都府立洛北中 群馬県立中央中 さいたま市立浦和中 静岡大学教育学部附属静岡中 信州大附属中 仙台市立仙台青陵中 千葉県立千葉中 千葉大附属中 筑波大学附属中 筑波大附属駒場中 東京大附属中 東京都立桜修館中 東京都立三鷹中 東京都立白鴎高附属中 東京都立富士中 東京都立武蔵高附属中 長野県立松本秀峰中 新潟県立燕中 新潟大学教育学部附属新潟中 兵庫県立芦屋国際中 広島大附属福山中 宮城県立古川黎明中 宮崎県立宮崎西高附属中 【私立中学】 浅野中 麻布中 栄光学園中 延暦寺学園比叡山高等学校比叡山中 桜蔭中 大妻中 開智中 鎌倉女学院中 鎌倉女子大学中等部 関東学院中 京華女子中 京都産業大学附属中 公文国際学園中 慶應義塾湘南藤沢中等部 恵泉女学園中 甲陽学院中 金光学園中 栄東中 渋谷教育学園渋谷中 秀明中 頌栄女子学院中 湘南学園中 湘南白百合学園中 城北中 昭和学院秀英中 白百合学園中 逗子開成中 聖光学院中 聖心女子学院初等科 聖徳学園中 西武学園文理中 清風中 聖ヨゼフ学園中 洗足学園中 千里国際学園中 捜真女学校中 東京純心女子中 長崎日本大学中 灘中 奈良女子大学附属中 新潟明訓中 日大三中 本郷中 松本秀峰中 山梨学院大学付属中 横浜女学院中 横浜雙葉中 立教女学院中 立正大学付属立正中 和光中 【高校】 愛媛県立松山東高校 愛媛県立大洲高校 神奈川県立鎌倉高校 神奈川県立湘南高校 神奈川県立多摩高校 京都市立紫野高校 京都府立東稜高校 慶應義塾高校 仙台育英高校 仙台第二高校 千葉東高校 東京都立国立高校 東京都立東大和南高 栃木県立宇都宮女子高校 名古屋高校 名古屋大学教育学部附属高校 福島県立小高校商業高校 桃山高校 横浜高校 横浜市立柏陽高校 早稲田実業高校 【大学】 青山学院大学 学習院大学 京都大学医学部 慶應義塾大学環境情報学部 慶應義塾大学総合政策学部 慶應義塾大学文学部 慶應義塾大学法学部 恵泉女学園大学 上智大学外国語学部 上智大学文学部 玉川大学教育学部 中央大学 津田塾大学英文学科 東京医科歯科大学 東京女子大学 東京大学文科1類 東京大学理科1類 東京薬科大学 東北大学理学部 一橋大学商学部 明治大学 横浜市立大学医学部 立教大学法学部 早稲田大学社会学部 早稲田大学政治経済学部 早稲田大学先進理工学部 早稲田大学文学部 

言葉の森で勉強してきた生徒の各種コンクール入選実績

小1 静岡県 朝日小学生新聞 2013年12月17日

高2 兵庫県 楽天×朝日新聞『読書推せん文コンクール2013~この本をキミにすすめたい、伝えたい!』優秀賞 2013年12月25日

小4 栃木県 朝日小学生新聞 2013年12月17日

小6 岐阜県 岐阜新聞 2013年10月19日

小3 沖縄県 児童・生徒の平和メッセージ平成24年度作文部門最優秀賞 2013年11月25日

小3 愛知県 朝日小学生新聞佳作 2013年11月19日

小2 千葉県 市川市小中学校読書感想文コンクール優良 2013年11月14日

小5 大阪府 池田市少年の主張優秀賞 2013年11月12日

小6 神奈川県 朝日小学生新聞特選 2013年11月5日

小4 千葉県 サピア読書感想文コンクールサピア賞 2013年10月28日

小3 青森県 第63回全国小・中学校作文コンクール優秀賞 2013年10月28日

小5 神奈川県 ボーイスカウト少年少女文化作品展理事長賞 2013年10月28日

小5 神奈川県 第一生命夏休み子供ミニ作文コンクール金賞 2013年10月28日

小6 神奈川県 朝日小学生新聞 2013年10月22日

小3 青森県 第63回全国小・中学校作文コンクール最優秀賞 2013年10月23日

小6 大阪府 毎日新聞社主催作文コンクール優秀作品 2013年4月20日

中2 兵庫県 読売新聞の「KODOMO気流」 2013年6月20日

小4 栃木県 朝日小学生新聞 2013年9月17日

小3 兵庫県 神戸児童文集『はぐるま』入選 2013年9月11日

小3 愛知県 朝日小学生新聞特選 2013年9月3日

小4 宮崎県 「明治大学で宮崎の歴史を学ぼう」作文コンテスト佳作 2013年9月4日

小5 神奈川県 朝日小学生新聞特選 2013年9月3日

小3 愛知県 朝日小学生新聞 2013年8月20日

小5 神奈川県 朝日小学生新聞入選 2013年8月6日

小1 千葉県 朝日小学生新聞特選 2013年8月6日

小4 栃木県 朝日小学生新聞特選 2013年8月6日

小1 千葉県 朝日小学生新聞入選 2013年7月23日

小2 兵庫県 朝日小学生新聞入選 2013年7月23日

小4 神奈川県 母の日に贈る第2回手紙コンクール優秀賞 2013年7月12日

小4 栃木県 朝日小学生新聞 2013年7月9日

小3 愛知県 朝日小学生新聞特選 2013年6月11日

小3 愛知県 朝日小学生新聞入選 2013年5月28日

小5 愛知県 朝日小学生新聞 2013年5月14日

小5 神奈川県 朝日小学生新聞 2013年5月14日

小4 東京都 夢見る子ども基金主催第19回「わたしのかなえたい夢」作文・絵コンクール作文の部 2013年5月1日

小4 東京都 文集「せたがやの子」佳作 2013年5月1日

中3 神奈川県 第六十二回横浜市作品コンクール生活・随筆の部優秀賞 2013年4月18日

小6 静岡県 第61回熱海市民文芸コンクール小学生の部俳句佳作 2013年4月17日

小3 東京都 朝日小学生新聞特選 2013年4月9日

小2 東京都 朝日小学生新聞入選 2013年3月27日

中3 東京都 「税についての作文」東京納税貯蓄組合総連合会会長賞 2013年3月28日

小4 愛知県 朝日小学生新聞特選 2013年3月13日

小6 山梨県 朝日小学生新聞賞 2013年3月7日

小6 山梨県 第3回マックス心のホッチキス・ストーリーマックス賞 2013年3月5日

小4 愛知県 朝日小学生新聞 2013年2月27日

小5 神奈川県 文集「かわさき」 2013年2月14日

小6 神奈川県 朝日小学生新聞佳作 2013年1月30日


公立中高一貫校の作文力は通信で

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公立中高一貫校(63) 受験作文小論文(89) 

記事 2048番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
国語力がつく長文読解の作文通信 as/2048.html
森川林 2014/01/19 14:54 



学校でも塾でも教えてくれない国語力のつけ方を言葉の森の作文通信で

 学習塾や通信教育には、どこでも国語の講座があります。しかし、その国語の講座で実力がつく子はほとんどいません。それは、それらの講座のほとんどが問題を解く形の勉強をしているからです。

 国語力は、問題集を解くことによってではなく、生活の中で、読む力、考える力をつけることで養われます。しかし、そういう家庭学習までアドバイスする塾や通信教育はあまりありません。

 また、国語を専門に教える先生の多くは国語が好きなので、自分の感覚で教えることが多く、国語を理詰めに考えて解くという教え方がなかなかできません。

 言葉の森の作文通信は、家庭での音読と対話と読書という日常生活での国語的な取り組みを重視しています。また、読解も作文も理論的に説明するのでどの生徒も国語の実力がつくのです。


国語の問題集を解くのではなく、読む力書く力をつけて国語力を伸ばすん

 国語の勉強というと、誰でも問題集を解くような勉強を連想します。しかし、国語の問題をいくら問いても国語の力はつきません。

 なぜかというと、問題集を解いてできた問題は、もともと何もしなくてもできた問題ですし、できなかった問題は、読み取る力がなくてできなかった問題ですから、次回もできないからです。

 問題の詳しい解説を見ても、解説が理解できた気がするだけで、実際には問題を解く力はつきません。国語の力は、文章を読む練習をする中でついてきます。

 言葉の森の勉強は、感想文を書くために長文を深く読み取る練習をします。そのため、書く力をつけることがそのまま読む力をつけることにつながり国語力がついてくるのです。


計算がいくらできても、文章題を解く国語力がなければ算数の力は伸びない

 算数の計算は、計算の仕方というルールを知らなければできません。だから、できる子とできない子の差が大きいように見えますが、それは単に知識の差ですから学年が上がればその差は自然になくなります。

 算数の計算が速いことは、算数の勉強を進める上に有利です。しかし、それは毎日の短時間の練習で身につきますから、長時間かけて何枚ものプリントをこなす勉強をする必要はありません。

 算数で差がつくのは、文章題を考える問題、図形を考える問題です。この考える力は、読書や対話や手足を使う生活の中で身につきますが、最も大事なのが難しい文章を読む練習をすることです。

 中学、高校と、学年が上がるにつれて算数数学の力が伸びる生徒は、文章を理解する力や考える力がある生徒なのです。


英語の先取りをした子よりも、国語力をつけた子の方が英語の力は伸びる

 日本人にとって日本語とは、単に国数英理社のひとつの教科としての国語ではなく、考える力や感じる力のもとになっている最も大事な学力です。

 英語力をつけるために幼児期や低学年から英語の勉強をした子は、国語力が不足していることが多いため、学年が上がると、英語も国語も苦手になることがあります。

 低学年のうちの勉強は、国語が中心で、英語は小学4年生ぐらいから始めていくのがいいのです。また、国語の勉強の中心は、読書と対話という国語的な生活です。

 これからの国際社会に求められる学力は、語学力ではなく、自国の言葉で考える力です。国語力のある生徒ほど、英語の力も伸びていくのです。

国語力がつく長文読解の作文通信

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小1からの作文通信で学力と個性 as/2047.html
森川林 2014/01/19 14:53 


小学生の勉強は、頭を育てるだけでなく心を育てることが大事

 小学校低学年のうちは、同学年の生徒の勉強の様子が気になるものです。この時期は、勉強すれば誰でも成績が上がる時期なので、勉強時間によって大きな差がつくように思いがちです。

 しかし、低学年のうちの勉強の成績が、高学年になってからの成績につながるわけではありません。高学年の成績は、高学年になってからの勉強によって決まるのです。

 高学年になってからの勉強に最も関係の深いのが、勉強に対する肯定的な感情と、自分なりにものを考える姿勢です。

 だから、低学年のうちは、読書や作文や対話によって頭と心を育てていくことが大事になるのです。


差のよく見える算数や英語よりも、差の見えない国語が最も大きな差になる

 算数や英語や漢字の書き取りは、知識の差がそのまま成績の差になります。だから、低学年のうちでも差がすぐにわかります。しかし、この差は実はほとんど意味のない差です。

 一方、日本語の文章を読む力は、日本に暮らしていれば誰でも自然に身についています。だから、低学年のうちは国語の読解力の差はほとんどないように見えます。しかし、この表面に出ない国語の読解力が、最も大きな学力の差になっています。

 読解力の差が、国語の成績の差として表れるのは、学習塾の模擬試験などをやるようになってからです。しかし、この時期になると、国語が得意か苦手かはほぼ固定的なものになってしまいます。

 学力の差のあまり感じられない低学年のうちに、読む力を十分に育てておくことが大事なのです。


小学生は知識の詰め込みの勉強ではなく、読み、書き、考える勉強を中心に

 漢字の書き取りや理科や社会の知識の勉強は答えがはっきりしています。だから、楽しくできる教材が豊富で、勉強もさせやすく、勉強すれば点数が上がるので子供も熱心に取り組みます。

 勉強の結果が点数という形で出るので、目標もつい高めに設定するようになり、先生も親も子もつい無理な勉強をしてしまいがちです。

 しかし、低学年のうちに知識の勉強をしすぎると、考える力が低下します。問題を考えるよりも先に答えを探すという浅い勉強の姿勢が身についてしまうからです。

 低学年の間は、知識の勉強はほどほどにとどめておき、その分、読み、書き、考える勉強に力を入れていく時期なのです。


低学年から親子の対話の習慣をつけ家庭の文化を作ることが一生の財産に

 現在の受験勉強は、中学入試、高校入試、大学入試のいずれの試験でも、考える力や書く力を問う問題が出題されるようになってきています。

 公立中高一貫校や国公立大の入試では、選択式の問題はほとんどなく、大部分が自分なりに考えて記述する形の問題になっています。

 この思考力、表現力を育てるために最も役に立つのが、読書と作文と対話です。特に、親子の対話の習慣は子供の考える力を大きく伸ばし、その子の一生の財産となります。

 家族の対話は、子供が小学1年生のころからそのときどきの作文のテーマに関連させて進めていくと、無理なく家庭の文化として定着していきます。

小1からの作文通信で学力と個性

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帰国子女の国語力は作文通信で as/2046.html
森川林 2014/01/19 14:53 


海外生活で子供の日本語力が不安なら、言葉の森の電話通信による作文を

 日本語力は、日本語学校でつくのではありません。子供が日常的に友達や家族と交わす言葉の生活の中でついてきます。

 海外で暮らす子供たちは、学校を含めた生活の多くが現地の言葉で行われるため、普通の状態では日本語力が著しく低下します。

 日本語は、世界中の言語の中でも最も語彙数の多い、微妙なニュアンスを表すことのできる言語だと言われています。

 この日本語力を育てるためには、家庭での音読と対話を予習の内容とする言葉の森の電話通信指導が最適です。


帰国子女枠で日本の学校を受験する際に、作文小論文の力が必要に

 海外で暮らす子供たちも、進学を考えるときには、日本の学校を受験するという希望が増えてきます。

 帰国子女枠で日本の学校を受験する場合、日本語能力を評価するために作文小論文試験が課されるのが普通です。

 日本語で文章を書く力は、短期間で身につくものではなく、日本語による読書や作文の長い蓄積が必要です。

 小学校低学年の時期から、日本語の作文を書く練習をすることで、自然に日本語の力をつけていくことが大事です。


週1回の作文をきっかけに、音読と家族の対話という日本語の生活が充実

 海外生活をする子供たちの日本語の基盤は、家庭生活です。家庭の中で豊富な日本語が交わされることが子供の日本語力を育てます。

 そのためには、日本語の漫画を読んだり、日本語の映画を見たり、日本語のゲームをしたりするような日本語による遊びが、日本語の勉強以上に大切です。

 しかし、遊びの中で学ぶ日本語だけでは、高度な日本語の運用能力までは期待できません。そこで、日本語による勉強が必要になってきます。

 言葉の森の作文通信は、家庭での長文音読と親子対話を予習の内容にしています。勉強と生活の中で楽しく日本語を学ぶことができるのです。


海外でも毎週の電話指導があり、作文の提出はデジカメなどでアップも

 海外で言葉の森の作文通信を受講する場合でも、担当の先生から毎週の電話指導があります。電話の説明をきっかけにすれば、負担の大きい作文の勉強もすぐに始められます。

 また、子供が書いた作文は、デジカメなどで撮影し言葉の森のホームページにアップロードすれば、すぐに担当の先生も見ることができ、翌週にはその作文の評価をもとに電話指導が行われます。

 インターネットを利用した作文の電話通信指導で、触れ合いのある作文の学習を世界中どこでも行えるのが言葉の森の勉強の特徴です。

帰国子女の国語力は作文通信で

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言葉の森の作文通信がなぜよいか as/2045.html
森川林 2014/01/19 14:52 


書かせて添削するだけの指導ではなく、毎週の電話で事前指導をする作文通信

 学校や塾や通信教育で行われている作文指導の多くは、原稿用紙の使い方などの簡単な説明以外は、ただ書かせて添削する形の指導が中心です。この事後添削が中心の作文指導では、実力はつきません。

 事後添削で、書いたあとに、よかったところや悪かったところを指摘されても、次の作文に生かすことができません。作文指導は、事前指導中心に行っていく必要があります。

 言葉の森の作文指導は、生徒が長文を読み似た例などを考えてきた上で、先生が書く項目を事前に指示する形で進めるところに特徴があります。

 だから、作文の苦手な子でもすぐに書き出すことができ、得意な子は更に自分の実力を伸ばすことができ、更に作文力だけでなく読解力もつく勉強になっているのです。


顔の見えない赤ペン添削ではなく、毎週の電話で対話のできる担任制の指導

 通信教育の作文講座では、赤ペン添削が指導と評価の中心になっています。しかし、先生と生徒のつながりがないので、生徒は教わっている実感がわきません。また、先生はその子の成長の様子がわかりません。

 作文の勉強は、他の教科の勉強に比べると、子供にとっては負担の大きい勉強です。原稿用紙に、自分だけの力で1時間も向かうには、はっきりした動機付けが必要です。

 通信教育の多くは、子供たちの勉強の動機付けに賞品を用意しています。しかし、物によって勉強する習慣がつくと、長い目で見て勉強に対する意欲が低下します。

 言葉の森の作文の勉強は、担任の先生の毎週の電話で始まります。先生やお父さんお母さんの関心が、子供たちのいちばんの学習の動機になっているのです。


短期間の作文指導ではなく、小1から高3まで続けられる本格的な作文指導

 小学生対象の作文講座は、小学生までしか教えません。高校生対象の小論文講座は、高校生からしか教えません。前後の勉強のつながりがないので、指導の厚みがありません。

 小学生でもよくできる生徒は、受験作文を書く際には、中学生レベルの勉強が必要になります。高校生でも苦手な生徒は、小中学生のレベルで実力をつけることが必要になります。

 ところが、作文教育の分野では、学校でも塾でも予備校でも通信教育でも、そのような長期的な指導を行っているところはまずありません。

 言葉の森の作文通信は、小学1年生から高校3年生までの体系的なカリキュラムのもとで行われています。だから、得意な生徒も苦手な生徒もそれぞれの実力に応じて教えられるのです。


言葉の森の評判、受講料、講師

 言葉の森の保護者からは、よく、作文が苦手だったり嫌いだったりした子が、先生の優しい電話指導ですぐに作文が好きになったという声が寄せられます。また、勉強を始めたら、すぐに国語の成績が上がったという声も寄せられます。

 しかし、勉強はいつも順調に進むわけではありません。誰でもスランプの時期ややる気のなくなる時期があります。そのときでも、すぐに電話で相談できるのが言葉の森のよいところです。アドバイスは、いつも具体的なので、誰でも明るい展望を持つことができます。

 言葉の森の料金体系は次のとおりです。入会金家族単位で10,500円、小学生の受講料月額8,200円、中学生高校生の受講料月額8,700円、受験直前の短期間の受検コースオプション加算3,150円。
 言葉の森以外の他の作文講座は、作文を書くのが月1回や2回であることも多く、回数の点からも勉強の中身の点からも言葉の森の方がお得です。

 言葉の森の講師は、規定の作文試験と面接を受けて採用され、所定の研修を受けている責任ある指導者ばかりです。講師のプロフィールは、ホームページでも公開されています。

言葉の森の作文通信がなぜよいか

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
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●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

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●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
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