言葉の森では、7月から、毎月4週目の読解問題の数を8問から2問に減らしました。
8問全部を解こうとすれば30分以上はかかります。しかし、読解力は問題をたくさん解いたからつくものではありません。少数の問題でいいので、満点を取るように解くことで初めて力がつきます。8問解いて70点や80点を取るよりも、2問だけ解いて満点を取る方が大事なので、問題の数を減らしたのです。
ですから、この2問でもし間違えたところがあったら、その理由を理詰めで理解しておくことが大事です。
例年、高校3年生(のよくできる生徒)に、受験間際の秋ごろに読解問題の解き方のコツを教えるだけで、すぐに国語の読解問題の成績が上がります。これを見ても、読解力をつける勉強は、量をこなすことではなく質を高めることだということがわかります。
この国語の読解問題の解き方のコツは、そのまま英語の読解問題にもあてはまります。
ところで、これからの読解問題の傾向は、この理詰めに解く問題から少し変化してきそうです。
なぜかというと、理詰めに解く読解問題では、誰もが満点に近い成績を取れるようになってきたからです。
新しい傾向は、語彙力をもとにした読解問題です。この対策は、語彙力そのものの勉強をすることではありません。昔、「術語集」のような本が流行ったことがあります。今も、同じように、語彙を知識として覚える参考書や問題集が出ています。知識として整理しておくことは大事ですが、生きた語彙の感覚をつかむためには、それらの語彙を文脈の中で理解することが必要です。その勉強のひとつが問題集読書です。
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今回は久しぶりの夏合宿で、しかもいろいろ新しい試みをしたので、手伝ってくれたみなさんは大変だったと思います。
しかし、子供たちは聞き分けがよく、知らない子どうしがすぐに仲のよい友達になり、遊びも勉強も順調に進みました。
今回の合宿は、自然の中でワイルドに遊ぶという面と、教室で寺子屋方式の勉強をするという面の両方がありました。
ワイルドな遊びとしては、海でのシュノーケリングを企画しました。
しかし、事前のプールでのシュノーケリング練習があまり十分でなかったためか、海で積極的にシュノーケリングを楽しむ子はあまりいなかったようです。
寺子屋方式の勉強としては、付箋読書の練習と詩の暗唱を中心に行いました。遊びの時間を優先したために、勉強の時間はあまり取りませんでしたが、みんな真面目にやっていました。
最初から勉強するつもりで来た子が多かったのは、意外でした。これなら、もっと勉強の時間を取ってもよかったかと思いました。
ちょっと誤算だったのは、みんな比較的少食だったことです。
カレーライスやバーベキューは、必要数+アルファぐらいで予定していましたが、食べきれなかった食材が大幅に余りました。
肉のない食材だったので、あまりおいしくなかったのかもしれません(笑)。今度は、もっと料理の仕方を研究しておきたいと思います。
教室の中にテントを張ってシュラフで寝るというのは、新しい試みでした。
寝心地はよくなかったと思いますが、キャンプのようで楽しかったと思います。男の子たちは、「今日はみんなひとつのテントだけで寝よう」などと盛り上がっていました。
合宿中のビデオや写真は、言葉の森のウェブにアップしておきました。
https://www.mori7.com/stg/20140723/
html5は、動画も普通の画像のようにウェブに組み込めるので、今回は、自社のウェブに入れて、コードとパスワードで参加者だけが見られるような形にしました。
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今日は、9時から海へ。車の中で、グループ俳句作りをしました。みんな、なかなか勘がいいです。
海には30分ちょっとで着きました。
リヤカーに、ありったけの荷物を積んで、観音崎の突端へ。。
水は結構きれいで、浅いところでも、海藻の間を魚が泳いでいるのが見えました。
しかし、子供たちはまだシュノーケルにはそんなに慣れていないので、もっぱら磯の水たまりで魚を見つけて遊んでいました。
その後、定番のバーベキュー。
今後、肉食をしない人が増えると思うので、今回は実験として、お肉はウインナーだけで、あとは魚介類と野菜を中心にしました。
魚介類は、ししゃも、ホタテ、厚揚げ、ささかまぼこ、タコ、さつま揚げ。人気があったのは、ししゃも、ホタテ、厚揚げでした。
海でたっぷり遊んだので、帰りは予定より30分ほど遅れました。
その後、そのまま、お風呂の王様へ。今日は、さすがにカギをなくす人はいませんでした。
みんな、自分のことは自分で責任を持つという自覚が出てきたようです。
お風呂から帰ったあと、また勉強。
今回の勉強は、暗唱の練習ということで、いろはにほへと、又は、現代詩ということでやってみました。いろはにほへとを最後まで知らない子がほとんどだったのは意外でした。
現代詩は、いろいろ候補を出しましたが、いちばん読みやすそうな「フランスに行きたしと思へども(萩原朔太郎)」にしました。
夕食を食べたあと、午後6時過ぎに公園に行き、「今ごろの時間に、セミの幼虫が木に登っているんだよ」と説明すると、すぐにその幼中を見つけた子がいて、数分で3匹の幼虫をつかまえました。。
夜は、教室のカーテンに止まらせたセミの羽化で大騒ぎ。
でも、今朝はみんな早かったので、やがて静かに寝るでしょう。
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