●塾に行かなくても勉強の実力はつく
今は塾に通って勉強している人がほとんどだと思いますが、その理由の第一は、みんなが塾に行っているのに自分も行かないと不安だからということだ思います。
そして、塾や予備校は、家庭でひとりで試行錯誤して勉強するよりも効率のよい勉強方法を教えてくれます。また、友達と一緒に先生の授業を聞くことによって、友達との交流が楽しめるということもあります。
また、塾に行かせればその時間否でも応でも勉強してくるので、家でテレビを見たりゲームをしたり、あるいはぼんやり勉強しているよりもいいと思うお母さんは多いと思います。
しかし、塾で先生に教えてもらう勉強は、実は能率がかなり悪いのです。塾は、その能率の悪さをカバーするために、長時間勉強をさせたり、大量の宿題を出したりして成果を上げようとします。その結果、熱心な塾で真面目に勉強する子ほど、その詰め込み型の勉強に次第に飽きてきます。
勉強は本来新しいことを学ぶという点で楽しいものであるはずですが、短期的な成果を上げるための詰め込み型の勉強を日常的に行っていると、勉強とは苦しいことに耐えることだという勉強観が形成されてくるのです。
また、受験の点数を上げるための勉強は、考える勉強とはうたっていても実際には考え方を知識として教える勉強です。この知識中心の勉強を長期間行うと、そのときの点数は上がりますが、その後の学力、つまり本当の考える力は低下します。
だから、受験勉強はある程度必要悪と割りきって、半年か1年集中して取り組むようにし、それまでは点数にこだわらない余裕のある学力を養っておくといいのです。
余裕のある学力とは、毎日の学習習慣(短い時間でよいが毎日の自主的な勉強習慣)、毎日の読書(できれば学年相応よりやや高度な読書)、家族との対話(できれば知的な対話)、自分の好きなことに熱中できる時間、などによって構成される学力です。学校の成績の程度で言えば、教科書レベルの5段階でオール3.5~4でどこかにひとつ得意な5か5に近いものがあるというような学力です。
こういう学力のついている子は、いざ受験勉強を始めると半年ぐらいの間にめきめき実力をつけます。そして、それまで早くから塾で勉強を始めて長時間の学習をしていた子を学力的に追い越してしまうのです。
●家庭学習で勉強を進める方法
もちろん、家庭で複雑な受験情報を十分に集めることはできません。例えば、模擬試験のようなものを受けなければ、自分の位置がわかりませんから、勉強の軌道修正ができません。
また、受験のための最後の半年間から一年間は、詰め込み型の集中勉強をする必要があります。実力をつけるための余裕のある勉強と、勝負に勝つための集中的な勉強は性格が違いますから、受験直前は勝つための勉強と割り切って長時間集中して行う必要があるのです。
この集中的な勉強は、本人の自覚が必要ですから、中学3年の受験生であれば可能ですが、小学6年生の段階ではまだひとりで行うのは無理です。だから、短期間の塾通いは難度の高い中学受験では必要になることがあります。しかし、それは最後の仕上げであって、実力のほとんどはそれ以前の家庭学習の中でついているのです。
では、そういう実力のつく家庭学習をどのように進めていったらよいのでしょうか。
勉強とは、何をどのようにやるか、つまり教材と方法が車の両輪です。車の比喩で言うと、教えてくれる先生がその車を引っ張ってくれる人で、教えてくれる教室がその車の走る道路と言えます。教材と方法を本人と家庭がコントロールして、自分で走る方向を決めて運転していくのが家庭学習です。
この自分でコントロールできる家庭学習が、塾で教えてもらう学習よりも能率がよいのは、自分に合った勉強ができるからです。
例えば、自分の勉強の目的や志望校がはっきりしていれば、そこに合わせて勉強の方向を絞ることができます。また、自分の得意と苦手の分析に応じて、勉強の重点を決めることができます。
教材選びは、市販の参考書や問題集を組み合わせて行います。現在は多くの情報が公開され、その情報についてのほかの人の評価も参考にできる時代ですから、それらの評価を参考にして広い範囲から教材を集め、それを勉強の過程で絞っていくのです。
勉強の方法の大原則は、1冊を完璧にです。完璧というのは、その教材を5回以上読むことと、解けない問題が一問もなくなるまで解くことです。だから、教材は、最初は幅広いところから集めていても、勉強の初期の段階で少数に絞っていくことが大事です。
1冊に絞った教材を完璧にできるというのが、家庭学習の最大の利点です。
逆に言うと、学習塾の教材は、量が多すぎることと完璧にできないことが弱点です。その弱点を補うために、塾は長時間の勉強をさせ、大量の宿題を出すのです。その結果、勉強以外の読書や経験の時間が減り、本当の学力がかえってつかなくなってしまうのです。
●家庭学習の不利な面をどう克服するか
しかし、家庭でひとりで勉強していると、いくつかの不利な点が出てきます。
その第一は、全体との比較ができなくなることです。だから、受験の場合は、ときどき模擬試験を受け、志望校の過去問に戻り、自分の勉強の軌道修正を行っていく必要があります。
第二は、自分で時間管理をすることが難しくなることです。塾に行けば強制的に勉強の時間が決められます。しかし、自宅で勉強をしていると、うまくできる日とうまくできない日の差が出てきます。
ところが、これが自己コントロールの練習になります。ひとりで自分を叱咤激励しながら苦しいことに取り組むという経験は、その後の人生で何度も出てきます。家庭学習は、この自分で時間管理をして取り組むという貴重な練習になるのです。
第三は、ひとりで勉強をしていてわからないところが出てきたとき、そのわからないことを自分で解決することができない場合があるということです。
これらの家庭学習の不利な点を克服するために考えられるのが、新しい形の教育の場です。
現在の学習塾中心の勉強は、塾と子供が勉強の主体で、家庭はその補助という役割になっています。すると、親の仕事は、与えられた宿題をこなす手助けをすることぐらいになり、やがて勉強の内容ではなく塾の点数を通してしか子供の勉強の実態を把握できないようになってきます。
いったんこういう関係ができてしまうと、塾の方が勉強の教え方は上手なので、親が再び勉強の内容に関わったり、子供が自分ひとりで勉強に取り組むようになったりすることはできなくなります。いったん塾に頼ると、塾に頼る以外の勉強の方法ができなくなってしまうことが多いのです。
これに対して、新しい勉強の仕方は、子供と親、つまり家庭が中心になります。しかし、家庭中心の勉強の弱点である、全体把握の難しさ、自己管理の難しさ、疑問解決の難しさを克服する場として、第三者の教育機関が必要になります。
この第三者の教育機関として言葉の森が考えているのが、「寺子屋オンエア」と「森の学校オンエア」です。
寺子屋オンエアは、家庭での自主学習を少人数のオンエアのグループの中で先生がチェックするという形の教育の場です。小中学生の場合は、ひとりで孤独に勉強するよりも、グループの中で先生と一緒に勉強する方が勉強が進みやすいという面があります。しかも、この場合の勉強の中心は自分のペースでできる家庭学習ですから、グループの中で能率のよい勉強ができるのです。
寺子屋オンエアは自主学習ですから、教科書レベルより少し上の基本的な勉強を自分のペースで進めていきます。
一方、森の学校オンエアは、先生が勉強内容をリードする勉強です。
森の学校オンエアのオンエア講座は、教科書レベルよりも更に先に進んだ勉強や、教科書とは異なる価値ある学力をつける勉強を先生がリードする形で進めていきます。
しかし、その場合でも中心になるのは家庭です。家庭だけで進めていくのが難しい、通常よりも進んだ高度な勉強を、先生が手助けする形で進めていくのです。
このオンエア講座の本講座は、3つあります。1~小3対象の読書実験クラブ、小4~小6対象の思考国算講座、中1~中3対象の先行学習講座です。
読書実験クラブは、主に説明文の読書と、家庭での実験や家族とのい対話を生かすオンエア講座です。
思考国算講座は、公立中高一貫校受験に対応した、考える国語と考える算数の学力を育てるオンエア講座です。
先行学習講座は、中学生の定期テスト計画をアドバイスし、高度な国語読解と、先取りした数学と英語の学習を進めるオンエア講座です。
いずれも、家庭だけで行うには負担があるので、先生がリードする形で家庭学習を進めていきます。
言い換えれば、こういう高度で個性的な学習以外の、教科書レベルか教科書よりやや上のレベルの学習は、家庭だけで中学3年生まで十分に進めていけるのです。
●勉強の本当の目的は自分らしい人生
子供が小学校低中学年のころは、家庭学習の弱点はほとんど出てきません。親が勉強の全体を把握でき、子供の時間を管理でき、子供の持つ疑問点もすぐに解決することができるからです。
しかし、子供が小学校中高学年になると、家庭学習の弱点が次第に表面に出てきます。それは、親が勉強の全体を把握しにくくなり、子供の時間管理をしにくくなり、子供の疑問点を解決しにくくなるからです。
また、小学校低学年のときに、親が子供にしっかり勉強させすぎると、中高学年になったときに子供が親に反発するようになります。
しっかり勉強させすぎるというのは、長時間妥協なく勉強させることです。長時間というのは、子供が飽きてくるぐらいまで勉強させることです。妥協なくというのは、何かの都合で勉強時間が短くなった場合、それを別の日に例外なく補うような原則的すぎる勉強をさせることです。
この原則性というのは、子供の生活習慣としては大事なことですが、親が絶対的な権限を持っていると、ほどほどの原則性ではなく、妥協のない原則性を発揮してしまうことが多いのです。
嫌なことにも耐える力というのは子供には必要ですが、嫌なことに耐えさせすぎると、成長したときにそこから反発するようになります。
小学校中高学年から塾に行くようになる子が多いのは、親も子も家庭学習がうまく続けられなくなるからという面もあります。
ところが、本当は、子供が中学3年生になるまで、つまり義務教育の期間までは、子供と親が家庭中心に勉強する方が、勉強の能率としても、子供の生き方としてもずっとよいのです。
小学校中高学年でいったん塾に行かせて勉強させ、その塾での勉強が中心になると、中学生になってから家庭学習に戻すというのはかなり難しくなります。
だから、小学校低学年のころに無理のない家庭学習を行い、高学年になってもその家庭学習を続け、中学生になってからも家庭学習を基本に勉強を続けるというのが理想の勉強サイクルです。
家庭学習の補助となる第三者の教育機関としてのオンエア講座は、子供が小学校低中学年のときには教科の勉強だけでない幅広い学力をつけることを手助けします。
子供が中高学年のときには、学校で教わるよりも少し高度な勉強を家庭で進めることを手助けします。公立中高一貫校の受験を家庭中心に行う場合の手助けもします。
子供が中学生のときには、学校での定期テスト対策と学校での勉強よりも先に進んだ勉強をすることを手助けします。
こういう家庭学習中心の勉強をしてきた子供が高校生になると、親から離れても、塾や予備校に任せきりにせずに、自分ひとりで工夫して勉強できるようになります。この自分で工夫する勉強法が、大学生になっても社会人になっても必要な本当の勉強方法なのです。
では、この勉強は何のために行うのでしょうか。勉強はそれ自体が目的ではありません。もっと大きな目的のための土台を作るのが勉強です。
その目的とは、人生を幸福に生き、日々自分を向上させ、新しいものを創造し、社会に貢献することだと思います。この幸福、向上、創造、貢献の要になるものが創造です。その創造性を育てるのが作文だと思います。
学力という幅広い裾野の上に、創造性という高い山頂を作るのが作文の勉強の役割です。学力の裾野が狭ければ低い山頂しかできません。広い裾野があるから、高い山頂も可能になります。
しかし、この山頂を作る作文の勉強は、学力をつける勉強とは別に独自に取り組んでいく必要があるのです。
言葉の森の勉強は、寺子屋オンエアで基礎学力をつけ、オンエア講座で高度な学力を伸ばし、作文で創造性を育てるという形で進めていきたいと思っています。
●新しい教育を支える新しいツール
昔は、というのは昭和の初期のころの話ですが、基礎学力は小学校や中学校で十分につきました。高度な学力は高等学校や大学でつきました。そして、創造しようという意欲は、日本が欧米にキャッチアップしなければならないという状況の中で自然に生まれていました。だから、国民全体の自然な努力で日本は高度な工業国になっっていったのです。
しかし、今は、基礎学力も、高度な学力も、創造性も、既存の学校と社会の中では不十分にしかつきません。しかも、その一方で早期からの長時間の受験的な勉強によって、受験勉強という狭い範囲の成績は上がっても、高度な学力や創造性はかえって低下しています。また、受験的な勉強に乗り切れない子供たちは、基礎学力さえも途上国並みに低下しているのです。
しかし、この低下する教育環境に反比例するかのように、新しい教育のビジョンが生まれているのが現代の特徴です。
そのひとつは、言葉の森が今考えているような、寺子屋オンエア、森の学校オンエア、オンライン作文というようなトータルな教育システムを多くの人が考え始めていることです。
もうひとつは、そのビジョンを可能にするネット上のツールが急速に進化していることです。
ネット上のツールの第一は、googleハングアウト、youtube、skypeなどの、ウェブ会議とその記録と個別対応のサービスが無料で利用できるようになっていることです。
第二は、MOOC、スタディサプリなどの、ネット授業が無料又は低価格で利用できるようになっていることです。
第三は、google+やFacebookなどの、勉強の質問や相談の場として使えるソーシャルサービスが広く利用できるようになっていることです。
第四は、ほとんどの家庭でパソコンやスマホを利用できるようになっていることです。
基礎学力の充実は、市販の教材と寺子屋オンエアでシステム化できます。
高度な先取り学力は、やはり市販の教材とスタディサプリのようなネット授業とオンエア講座でシステム化できます。
創造性を育てる作文は、オンライン作文という形で言葉の森がシステム化しています。
そして、これらを統合した長期的で全体的な教育のビジョンが生まれています。
更に、今後、深層学習を利用した人工知能による自動翻訳が進化すれば、この教育システムを世界中で共有することができるようになります。
そして、更に大事なことは、この教育界の進歩によって、新しい個性的な教育を作り出す人がぞくぞくと生まれてくることが考えられることです。
●多様な文化が創造される未来の日本
今の教育分野は、国語、数学、英語などの主要三教科や五教科や九教科に絞られています。これらの基礎的な教科はもちろん大事ですが、人間の能力の無限性から考えると、学ぶことのできる教科はこれから無限に生まれてきます。
これは、スポーツでも音楽でも同様です。今のスポーツは、オリンピックの種目に見られるように、少数のメジャーなものに過剰に多くの人が参加する形になっています。しかし、人間の身体の無限性から考えると、スポーツとして楽しめる分野はこれからずっと多様になります。
音楽も、今はまだ楽器の種類などがメジャーなものに限られていますが、音の楽しみ方の無限性から考えると、楽器の種類も音楽の種類もずっと多様になります。
そして、同じように文化のあらゆる面が、これからますます多様になり、その多様性を創造する人が次々に生まれてくるようになるのです。
作文の創造性の発展したものが、この新しい文化を作るという実行の創造性です。
将来の社会は、多くの人が自分の創造性を楽しみ、基礎学力の充実した、余裕のある遊びの生活を過ごすようになると考えられるのです。
未来の教育の理想を持っている人は数多くいます。
しかし、実際には、子供たちは学年が上がるにつれて、他人との競争に勝つための受験勉強に追われ、自由な勉強から枠組みを与えられた勉強を強制されるようになります。
この強制に適応する教育が子供たちの可能性を狭めています。
この状況を克服し、教育の本来の理想を追求するためには、子供たち体の成長に関心を持つ大人が情報を交換し経験を交流していく必要があります。
そのために必要なツールは、既にインターネットに用意されています。
言葉の森は、ホームページ以外に、Facebookに言葉の森作文ネットワークというページを開設しています。また、google+にも言葉の森寺子屋オンエアというページを開設しています。
子供たちの未来の教育に関心を持つ方は、ぜひこれらのページを見ていただき、一緒によりよい日本の教育を作っていきましょう。
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★自宅でできる少人数の対話型授業。
★1ヶ月の無料体験募集開始。ウェブカメラは無償貸与。
★このあとさまざまな特別講座を企画中。
* * * * * *
これからの勉強は、受け身の知識の詰め込みではなく、家族との対話の中で自分から考える勉強です。
少人数のゼミ形式で、生徒の参加を生かした高度な授業を行います。
パソコンさえあれば、自宅で授業が受けられ、休んだときも動画で授業を視聴できます。
* * * * * *
小1~小3対象の
■読書実験クラブ■
週1回45分、月額受講料4,752円
現在毎週火曜日18:00~18:45(祝日・第5週目は除く)
(この曜日時間帯以外の受講を希望される方は、予約を受け付けます)
1クラスの定員は6~7名の少人数制(最大9名まで)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆どんなことをやるの?
┃毎週、先生が説明文の本の読み聞かせをします。
┃その読み聞かせをもとに、生徒がメモをとり、そのメモと講座の動画をもとに、後日家族で対話をしていただきます。
┃家族の対話以外に、説明文の話を参考にした実験や観察などを家庭で行うのも自由です。
┃生徒のメモ、実験の記録、読んでいる本の紹介などを子供たちに発表していただきます。
┃低中学年の子供たちの学力は、勉強の詰め込みよりも、読書と対話と経験と発表によって育ちます。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読書実験クラブ(小1~小3)
小4~小6対象の
■思考国算講座■
週1回45分、月額受講料4,752円
現在毎週水曜日19:00~19:45(祝日・第5週目は除く)
(この曜日時間帯以外の受講を希望される方は、予約を受け付けます)
1クラスの定員は6~7名の少人数制(最大9名まで)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆どんなことをやるの?
┃公立中高一貫校受験レベルの考える国語読解、考える算数問題の演習をします。
┃算数演習の単元をまだ習っていない学年の生徒は、教科書レベルの算数先取り学習を行います。
┃演習のあと、家族との対話で、国語読解の似た例、算数問題の似た問題を自由に作っていただきます。
┃中高学年の子供たちは学校の勉強だけでは退屈しています。知識の詰め込みでない考える勉強の面白さを味わう講座です。
┃小6受験生には受験対応指導。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
思考国算講座(小4~小6)
中1~中3対象の
■先行学習講座■
週1回45分、月額受講料4,752円
現在毎週木曜日20:00~20:45(祝日・第5週目は除く)
(この曜日時間帯以外の受講を希望される方は、予約を受け付けます)
1クラスの定員は6~7名の少人数制(最大9名まで)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆どんなことをやるの?
┃中間・期末テストに向けての勉強計画を立ててもらい、その計画を毎週チェックをします。
┃難度の高い国語の読解問題演習を行い、国語の実力を高め成績を上げます。
┃学校での勉強を超えた、国語、数学、英語の先取り学習をアドバイスします。
┃生徒だけでなく、保護者の勉強面での関わり方もアドバイスします。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先行学習講座(中1~中3)
■いろいろな質問■
▼言葉の森の作文もオンエアでできるのですか?
◇言葉の森の作文指導は、現在担当の先生からの毎週の電話で行っていますが、これに、担当の先生や他の生徒の勉強の様子がわかるオンエア授業で受けることもできます。この場合、言葉の森の受講料以外の追加料金は無料です。
▼寺子屋オンエアと森の学校オンエアとはどう違うのですか?
◇寺子屋オンエアは、自宅で自由に選んだ教材をもとに勉強し、先生が毎週マンツーマンでその勉強内容をチェックします。(おすすめの指定教材もあり)。勉強時間は1時間以内、先生のマンツーマンチェックは10分、受講料は月額1,404円です。
森の学校オンエアの本講座は、6~7名の少人数のゼミ形式で45分の授業を進めます。授業の内容はあらかじめ講座ごとに決まっています。講座のあと、家族と対話をしたり、似た例を考えたり、計画した勉強を続けたりするという家庭での取り組みがあります(ただし取り組みは自由)。
自分で勉強して先生がチェックするのが寺子屋オンエア、先生の講義をみんなで聞きその講義をもとに家庭で講義内容を発展させるのが森の学校オンエアの講座です。
▼スタディサプリや通信教育や塾の勉強と併用することはできますか?
◇森の学校オンエアは、それぞれの講座の内容が決まっていますが、寺子屋オンエアは自宅で自由に教材を選んで取り組めます。
また、今後、森の学校オンエアの特別講座として、「スタディサプリを使った勉強講座」などの企画も考えています。
■オンエア講座の講師養成講座も受講者募集中■
自宅で自由な時間に世界中の子供たちを教えられます。
詳細はお電話でお問い合わせください。
電話0120-22-3987(045-830-1177)(平日9:00~20:00土曜9:00~12:00)
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これからの勉強は、知識力よりも思考力が大事になると言われています。この思考力が、国語と算数では意味が違うのです。
まず国語の思考力ですが、それは語彙力と思想力と言ってもいいものです。平面的に見える現象を立体的な言葉で理解するというのが語彙力と思想力と呼ぶものです。例えば、嘘は悪いことという平面的な考え方に対して、嘘も方便という諺は例外があり得るという立体的な見方を与えます。
この立体的な見方の程度が更に高まったものが、学問的な考え方です。哲学や経済学では、その用語を知っていることによって、目の前にある現象をより深く理解することができるという面があります。
学問上の古典というものは、何らかの意味で新しいパラダイムを生み出した結果古典となったものです。だから古典を読むことによって、物の見方や考え方が深まるということがあるのです。
これに対して教科書的なもの、つまり入門書や概論書などは、最終的な学問の結果だけを整理した形になっていることが多いので、知識を整理するのには役立っても、考えを深めることには役立たないことが多いのです。
だから大学生は、自身の向上のために、在学中にまず古典を読む機会を増やすということが大事になります。
この国語の思考力に対して、数学の思考力はまた違った性格のものです。
数学を学ぶことによって考える力がつくという人がいますが、そこでつく考える力は、あまり一般的なものではありません。数学の問題の解き方という限られた分野に関する考える力なのです。国語の考える力がより一般的なものであるのに対し、数学の考える力は主に数学という分野に限定されたものです。
しかしもちろん、数学によってつく一般的な学力もあります。それは物事がどのように分かりにくく見えても、理屈どおりに考えることによって必ず分かりやすくなるという知の構造に対する確信のようなものです。
理科系の人に見られる、こういう世界に対する理解というものに対する楽観的な姿勢は、やはりひとつの能力です。数学の難問は、このような理解に対する確信というような思考力を育てているのです。
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「主人の足跡は畑のこやし」という言葉があります。畑をこまめに見て回ることが、植物の成長にとって最も大事な肥料となるというのです。
子供の教育も同じです。子供の実態をこまめに見ることが、成長にとって最も大事なことなのです。
しかし、今はその逆をいってしまう家庭も多いのです。
よく、国語の成績が悪かったので見てくださいという相談を受けることがあります。すると、次のようなことがあるのです。
こちらがその子の国語のテストを見て、そのテストの点数の原因を分析し、保護者に連絡しようとします。
すると、「今から説明します」と言うのに、お母さんの中には、「子供に直接説明してください。私はそのテストをまだ見ていないので」という人がいるのです。
結局、母親が見ていたのは、そのテストの点数だけで中身ではなかったのです。
子供のテストに限らず、何事でも現場に直接行ってみることが大事です。
同じことは高校生ぐらいの受験生の過去問への対応についてもよく言えます。志望校の過去問は受験の1年前にやっておくことが大事なのですが、そのことを何度説明しても受験の直前になってからやる人が多いのです。
それは、現実に直面することに対する心理的負担があるからだと思います。
しかし、そういう生徒に限って模擬試験のような間接的なテストではよく頑張るのです。
子供のテストの点数だけを見て中身を見ない保護者と、過去問に取り込まず模擬試験に熱心に取り組む受験生には共通する背景があります。その背景となっているものは、至れり尽せりの学習環境です。
分からないことがあったらすぐに聞く。できないことがあったらすぐに頼る。そういう恵まれ過ぎた学習環境が広がっているのです。
またもうひとつの背景として考えられるのは、教育のブラックボックス化です。子供が小さい頃から通信教育の教材や学習塾などの学習で勉強をさせていると、親はだんだんと子供がどんな勉強をしているのか把握できなくなります。
学習塾によっては、家庭では何もしなくていいというぐらい塾で勉強の面倒を見てくれるところがあります。更に、塾の最後の合否判定で過去問を使うから、それまで過去問は家庭でやらないようにという塾さえあります。
小学生時代、このような環境で勉強してきた子は、中学でも当然同じような勉強をするようになります。中学3年生になり子供に自立心が育ち、自分で勉強したいというようになっても、今後は親が不安になってその試みを止めようとしてしまうのです。
そしてやがて高校生になっても、大学生になっても、社会人になっても、失敗を恐れずに自分でやってみるという姿勢をなかなか持つことのできない子供が育っていくのです。
人間の成長は一言で言えば挑戦と難読によるものです。小学生時代のまだ選択できる範囲が広い時期に直面する勇気を持たなかったことが、その後の長期間の挑戦しない人生のもとになってしまうのです。
現在の教育は、図式的に言えば、子供と塾の関係で成り立っていて、親がそれを金銭的にバックアップする形になっています。しかし、将来の勉強は子供と親の関わりの中で行われ、塾のような専門機関がそれにアドバイスをするという形になっていくと思います。
こういう家庭での親子関係の中で成長した子供は、自分が親になったときもその文化を引き継いでいけるようになります。
国の教育方針の転換によってテストの傾向が変わるというようなことはこれからもあるかもしれませんが、義務教育の段階で必要なものは昔からほとんど変わらない同じ能力です。
自分の畑は自分が見て回る。他人に見てもらい、その報告を受けるだけでは畑は荒れる。そういうことをまず自覚する必要があるのです。
そして、このことを自覚させてくれる場所として必要なのが、心ある人とのコミュニティになっていくのだと思います。
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塾や予備校に行くと親も子もなぜか安心してしまいます。
「とにかく空き時間は全部来てください」と言ってくれる塾が最も面倒見のよい塾のようにも感じます。
これが教育のブラックボックス化なんですね。
最終的には誰の責任でもなくなります。
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樹木に年輪があるように、人間も年輪のようなものを形成しながら成長していきます。褒められて伸び伸び成長する時期と、叱られて又は苦しいことに耐えて強くなる時期とが、誰にも交互にあるのです。
子育ての場合、寒い季節と暖かい季節のそれぞれの役割を表すのが厳父慈母という言葉になります。
しかし今の社会では、父は会社からの帰りが遅く、母もまた仕事に出ているために子供に接する時間が限られているので、両親の役割分担が上手く出来ません。そのため母がひとりで甘い役割と辛い役割を兼ねなければならないことも多いのです。
ところが、一人二役はそう簡単なことではありません。
江戸時代の寺子屋では、伸び伸びとした子育てをしていましたが、それでもたまに先生が子供を厳しく叱らなければならない場面がありました。その時に、見るに見兼ねる形で登場するのが、その子に代わって叱られ役となるおばあさんだったのです。
厳しく叱っている先生がしばらくして叱るのを止めて元に戻れば、子供は、どうせ叱られても大したことはないと思ってしまいます。おばあさんが、かろうじて間に入ることによって、子供はおばあさんが来てくれなかったら大変なことになっていたと考えることが出来たのです。
叱ることと許すことの一人二役はこのように本来難しいものなのです。
しかし、現実にはこの一人二役をこなさなければならない場面は数多くあります。親はその子の状況に応じて怖い親と優しい親の両方を演じ分けなければならないのです。
「葉隠」にこんな言葉があります。「刀というものは、たまに抜かなければ錆び付く。しかし抜いてばかりいては人は寄り付かない」。叱ることと褒めることの両立も、この刀のようなものです。
ここで役立つ一人二役の方法が、勉強には甘く、態度には厳しくです。
子供は、学校でも塾でも勉強が出来なければ、叱られるとまではいかなくても否定的な評価をされます。しかし、親はそれに輪をかけて叱ったりはしないのです。
例えば、子供がテストで悪い点数を取って帰り、それを親に見せた場合、親は優しく励ましてあげるだけなのです。
しかし、子供が嘘をついたりずるいことをしたりした時には、それがどんなに小さなことであっても厳しく叱るのです。これが勉強には甘く態度には厳しくです。
では逆に、勉強には厳しく態度には甘くだとどうなるでしょうか。それは厳父慈母の逆の厳しい母と優しい父のような関係です。
この環境では子供はバランスよく成長しません。何故なら勉強に関しては厳しくしようとすれば幾らでも厳しくすることが出来るからです。すると、樹木でいうと年中小言を言われているような長い冬があり、たまに気まぐれの暖かい春がやってくるというような環境になります。
こういう環境では極端に言うと、子供は点数には極度にこだわり、見つからなければカンニングも辞さないという一方、人に注意されてもすぐには言うことを聞かないというような聞き分けの悪い子に育ってしまう可能性があるのです。
日常的に長い時間接する母は優しく、たまに接する父は厳しくというのが子供の成長にとっては、やはりいちばん合っているのです。
そして、それを母親がひとりで実践する方法が、勉強には甘く態度には厳しくという育て方なのです。
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雨上がりのシイノキの葉に光っていた雫
言葉の森では、今後、作文指導に加えて、オンエア講座を広げていく予定です。
その理由は、子供たちの真の成長を考えると、作文の勉強のもとになる全教科のバランスのよい学力を高めていく必要があると思ったからです。
しかし、それは言葉の森が、単に学習塾や予備校の二番煎じをやることではありません。
今の教育界を見ると、根本的な問題があり、その問題を解決する方向は見つかっていないように思えます。
それは、一つには、早期化、長期化、高額化する教育にもかかわらず、学力が十分に身についていない子供が増えていることです。もう一つには、成績がよいと言われる子に、本来あるべき創造性、思考力、文化性が伴っていないように見えることです。これは、普通に成績がよい子よりも、特に成績がよい子の方に問題があります。つまり、勉強のし過ぎで成績だけがよくなっている子が増えているのです。
この問題の所在を考えると、これからの教育に次の4つの視点が必要になってくると考えられます。
第一は、受験の教育から、実力の教育へです。
第二は、学校・塾の教育から、家庭・地域の教育へです。
第三は、点数の教育から、(点数の見えない)文化の教育へです。例えば、思いやりとか勇気とかいうものが点数として見えないものです。
第四は、競争の教育から、創造の教育へです。これは、将来の仕事にもあてはまります。人よりよいところに就職しようという考えから、今後は新しい仕事を自分で作ろうという方向が徐々に増えてくると思います。
こういう教育を行う際に、今大きな制約になっているものが従来の教育観です。
従来の教育観とは、教室があり、教材があり、先生がいるという教育観でした。
よい教育を受けようとすれば、よい教室、よい教材、よい先生が必要になり、そのよい教育を受けるためには、高い競争率と高い月謝が必要だと考えられていたのです。
しかし、どの塾や学校を見てもわかるように、それらの条件は決して決定的なものではないのです。三拍子そろった「よい教育」を受けても落ちこぼれていく子はいます。また三拍子がそろっていない「悪い教育」を受けても立派に成長する子もいます。むしろ、そういう子の方がずっと多いのです。
では、その違いはどこから来ているかと言えば、家庭の文化と両親の姿勢と本人の意識から来ているのです。
大昔は、教室に行って勉強を教えてもらうのでなければ、場所も、教材も、先生も手に入りませんでした。今でも、途上国の教育は、こういう学校・教材・先生を必要とする教育です。
しかし、現代の日本では、家庭で、自由な教材を使って、親子で又は独学で、十分に優れた教育を受けることができます。そして、同じ学校や塾に通っているのに差が出るというのは、この家庭での生活のスタイルが違うからなのです。
そこで、言葉の森では、オンエア講座として、教室も、教材も、先生ももっと後景に退き、家庭と両親と本人が前面に出るような教育をしようと考えたのです。
これを、無料のクラウドサービスであるgoogleハングアウトを使って行います。今のパソコンの多くはカメラ内蔵なので、ハードの準備は必要ありません。また、パソコンでなくスマホやタブレットで参加することもできます。
しかも、ネットを使った教育ですから、どんな遠方からでも参加できます。
まず、小1~小3は、読書実験クラブという名称で、次のようなことを行います。
(1)読んでいる本の紹介
(2)説明文の本や文章の読み聞かせ
(3)その読み聞かせをもとに構想図(構成図)を書く
(4)その構想図をもとに子供が後日両親に読み聞かせの内容を説明
(5)両親が似た話を話す形で子供と対話
(6)その構想図をアップロード
(7)説明文の内容をもとに実験や観察を行った家庭があればそれを記録したアップロード
(8)次の週は、読んでいる本の紹介以外に、それぞれの構想図や実験観察の記録を紹介
これを7、8人の少人数で、保護者も参加できる形で行います。また、参加できない日があった場合も、あとで動画の記録が見られるようにしています。
そして、週1回の参加だけでなく、週の途中に、自由に読書チェックなどの希望日を入れることができるようにします。
小学校1~3年生は、勉強は学校だけで十分です。学校だけでは練習が不足する場合でも、家庭学習で勉強する教材を決めておけばそれで十分に対応できます。この時期に、更に勉強の成績を上げるような試みは、かえって子供の学力も創造力も低下させます。
この時期の真の学力の伸長は、読書と経験と対話によって決まってくるのです。
小1から小3の時期に、このような家庭学習のスタイルが作れれば、その後の家庭学習は更にスムーズに進んでいきます。
次に、小4~小6です。この学年は、思考国算講座という名称で、公立中高一貫校受験に対応できる、考える力をつける国語と算数の勉強をしていきます。
(1)読んでいる本の紹介
(2)公立中高一貫校入試の作文試験の問題文を読み構想図(構成図)を書く
(3)その構想図をもとに子供が後日両親に問題文の内容を説明
(4)両親が似た体験談を話す形で子供と対話(公立中高一貫校入試の作文は体験をもとにという条件が多いので、両親の体験をもとに自分の体験を広げる)
(5)その構想図をアップロード
(6)公立中高一貫校入試の算数の問題を解き、答え合わせをし、解法を読み理解する
(7)小4~小5でまだ習っていない単元になる場合は、入試問題は解かずに、算数の学習の学年先取りを行う
(8)算数の問題をもとに、自分で似た問題を作った場合はその問題・解答・解法をアップロード
(9)次の週は、読んでいる本の紹介以外に、それぞれの構想図や似た問題の記録を紹介
今の公立中高一貫校入試は、初期のころと比べると、考える問題が出尽くしてきた面があり、考える問題から次第に解法を身につける知識の問題になりつつあります。したがって、成績を上げるためには知識の詰め込みを行わなければなりませんが、詰め込み勉強では、かえって本当の学力は低下します。
受験に勝つコツはまた別に説明しますが、ここでは受験を超えて真の学力をつける学習を目的としていきたいと思います。
小4~小6は、親子の共同学習がうまく行かなくなり始める時期です。しかし、この時期に、勉強と対話の面で親子の協力ができれば、それはその後の中学生以降の家庭学習にも生かしていくことができます。
この思考国算講座も、週1回の参加だけでなく、週の途中に、自由に勉強チェックなどの希望日を入れることができるようにします。
中1~中3は、計画先行学習講座という名称で、中学生の定期テスト対策をするとともに、学校の成績を超えたより高度な国語、数学、英語の学習の先取りをしていきます。
(1)読んでいる本の紹介(中学生の時期こそ読書に力を入れる時期だからです)
(2)定期テストの勉強計画、テストの結果、今後の方針などを入力する
(3)それぞれの勉強計画についてのアドバイス
(4)難度の高い国語問題の演習で、国語問題の解き方のコツを学ぶ
(5)自主学習として、国語の問題集読書、数学の先取り学習、英語の先取り学習を行う
(6)先取り学習の状態のチェック
中学生のテストの成績を上げるコツは簡単です。要するに計画を立てて勉強をすればいいだけです。しかし、現在は多くの中学生が、塾に言われたままの勉強をしたり、無計画にその場の思いつきで勉強したりしています。その勉強計画を自覚的に立てれば成績はすぐに向上します。
しかし同時に、学校の定期テストを勉強の目標にしてしまうと、学習内容はかなり薄まります。高校に進んだときにも役立つような考える学習と、1学年分の先取り学習を独自に進めていく必要があります。
私立中高一貫校が大学入試で高い実績を上げているのは、公立高校に比べて数学で約1年から2年の先取りを行っているからです。数学は、かけた時間によって差がつく教科なので、1年間早く受験数学の勉強をできるかできないかは、入試に大きな影響を与えます。だから、この数学を、公立高校であっても独学形式で先取りしておけばいいのです。わからないときの質問コーナーさえあれば、高校生はどの教科も独学でやっていくことができます。
この計画先行学習講座も、週1回の参加だけでなく、週の途中に、勉強チェックなどの希望日を入れることができるようにします。
以上のオンエア講座の資料を現在編集中です。
資料を希望される方は、言葉の森までお電話でご連絡ください。お送りします。
電話0120-22-3987(045-830-1177)平日9:00~20:00(この時間帯以外は留守電になっています)
なお、これらのオンエア講座講座はいずれも、言葉の森の生徒以外の方も受講できます。
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中学1~3年生のオンエア講座では、前半は勉強の計画を話し合います。
それまで、漠然と塾に通い、塾で言われたことをやるだけだった生徒が、自分で勉強の計画を立てるようになってからすぐに成績が上がるということが起きています。
中学生時代に、自分で計画を立てて勉強する力を身につけておけば、高校生になっても同じように自分にあった能率のよい勉強ができます。この計画を立てる力は、いろいろな試行錯誤を経て初めてできることなので、中学生のなるべく早くから始めておくといいのです。
中学生のオンエア講座の後半は、国語力アップです。
中学生は学校の教科の勉強に追われがちですが、今後本当に大事になるのは、難しい文章を読み取る力や、難しい本を読む力です。この難読力の身についている生徒は、国語以外のどの教科も、勉強を始めると短期間で成績を上げることができます。
そこで、オンエア講座では、中学生の普段の勉強ではほとんど取り組まれていない国語の難しい文章を読み取る練習を行っていきます。
国語力と国語の成績は似ていますが同じものではありません。国語力がついていても、国語の成績を上げるコツを知らないと成績は実力以下にとどまります。そこで、国語の成績を上げるための問題の解き方も併せて練習していきます。
国語は成績を上げにくい勉強だと言われています。しかし、それは読書量が国語力に影響する小学生までの話で、中学生、高校生と学年が上がるにつれて、国語の成績は勉強次第で上げやすくなります。それは、学年が上がると、国語の成績は、読書の量ではなく読書の質に関係してくるからです。
中学1~3年生のオンエア講座では、勉強の計画力とともに、質の高い国語力を身につける勉強をしていきたいと思っています。
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小学4~6年生のオンエア講座は、公立中高一貫校受験の対策として行っています。
現在の小学校高学年の学校の授業は、学力のある子にとってはかなり退屈なはずです。それは、勉強の内容が易しすぎるからです。
しかし、かと言って、私立中学の受験のために塾の勉強を始めると、今度はその勉強にかなり問題があるのです。それは、現在の中学受験は、解き方のパターンを数多く身につけないと得点できないようになっているからです。
しかも、そこで身につける学力は、単なる解き方の知識ですからあとに生きるものではありません。この結果、実力のつかない受験のための勉強に長時間拘束されることによって、読書や経験によって身につく学力が低下し、勉強というものに肯定的な感情を持てない子が増えるという問題が起きているのです。
公立中高一貫校の受験は、教科書レベルの知識しか必要としないという建前でしたから、当初は考える良問が多数出ていました。しかし、競争が激しくなるにつれて、時間内にはまず解き切れないような大量の問題がところどころに難問を取り混ぜる形で出されるようになりました。
しかし、これは問題の取捨選択力をつければ対応できると考えられるので、学力のある小学校高学年の生徒にとって公立中高一貫校の受験対策をすることは、やりがいのある勉強になっています。
ただし、公立中高一貫校の倍率は高いので合格することは、おまけのように考えておくことが大事です。また、せっかく公立を受験するのだから滑り止めに私立も受験しておくというような形にすると、何のための公立受験だかわからなくなります。
公立でも私立でも、中高一貫校に進学するメリットは、数学の先取り学習ができるということです。高2又は高3から、受験対応の数学ができるということは大学入試においては決定的な差で、それが中高一貫校の有利な点になっています。
しかし、これは今後、学校に頼らず家庭で数学の先取りをする方法が広がる形で、少しずつ変化してくると思います。
合否にかかわらず受験後の勉強の展望も考えておけば、精神的に余裕のある受験勉強ができます。
小学4~6年生のオンエア講座は、受験対策を兼ねていますが、考える問題を楽しむ勉強として取り組んでいきたいと思っています。
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