ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2715番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
公立中高一貫校の受験作文に、家庭でどう関わるか――●10.22(土)オンエア保護者セミナー開催 as/2715.html
森川林 2016/10/14 19:46 


 公立中高一貫校の受験作文は、昔は、書きやすい身近な題名課題が中心でした。
 今でも、帰国子女枠の受検作文は、そういう身近な書きやすい題名課題のところが多いのですが、それ以外のほとんどの学校は、文章を読んでの感想文課題になっています。
 しかも、難度の高いところでは、その文章が複数出されて、複数の文章の関連性を読み取りながら書くような形のものが多くなっています。

 中学受験作文の共通点として、もうひとつ特徴があるのが、「自分の体験にもとづいて」という条件です。
 人生、学問、言葉、文化というような抽象的なテーマを、自分の体験にもとづいた実例を入れながら書かなければならないのです。

 だから、受験作文には、家庭での対策が必要になってきます。
 家庭での関わり方には二種類あります。
 第一は事前の関わりで、体験実例の似た例を親子で予習しておくことです。
 第二は事後の関わりで、書き上げた作文の表現を親子で推敲していくことです。

 今回、オンエア保護者セミナーとして、実際の作文入試課題をもとにした親子の関わり方の例を説明することにしました。
 下記の要領でセミナーを行いますので、参加を希望される方は末尾の参加予約フォームからお申し込みください。

●オンエア保護者セミナー

●テーマ
「公立中高一貫校の受験作文に、家庭でどう関わるか」

●講師
中根克明(森川林 作文教室言葉の森代表)

●日時
10月22日(土)10:30~10:55(25分間)

●会場
googleハングアウトで行います。(スマホ、タブレット、PCのいずれからでも参加できます。)
https://hangouts.google.com/call/3c4uurnyxfcnvdvbjl5zlt6x5me
(10分前から入れます。入室する際は、マイクをミュートにしておいてください。ウェブカメラはオンでもオフでもどちらでもかまいません。ウェブカメラがなくても参加できます。)

●参加費
・言葉の森受験作文コース受講中の生徒の保護者………………無料
・受験作文コース以外の言葉の森の生徒の保護者…………500円(受講料と合わせての自動振替)
・言葉の森の生徒の保護者以外の方……………………2,000円(銀行口座からのお振込み)
▽銀行からお振込いただく場合の言葉の森の口座
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森

●定員
6~7名まで(先着順)

●お申し込み
参加予約は、下記のフォームからお願いします。
▼参加予約フォーム
https://www.mori7.com/kform.php?k=1022

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

sizuku 20161017 51 
公立中高一貫校の受験作文、大人でもどう取り組んでよいかわからず途方に暮れるような問題があります。
模範解答を読んでも、それを参考に書くのは難しいと思います。
体験実例、ここがポイントですね。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) オンエア講座(41) 

記事 2714番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
教わる勉強はつまらないのが当然、学力のある子は個性を伸ばす勉強を as/2714.html
森川林 2016/10/14 06:16 


 学力はあるのに、その学力のわりには成績がよくないという子がいます。よくないとは言っても、普通よりはずっといいのですが、その子の実力からすれば、もっといいはずなのにという生徒です。

 そういう子に共通しているのは、勉強が嫌いだということです。と言うと、身も蓋もありませんが、正確に言うと、教わるだけの勉強が嫌いだということなのです。

 数学者の岡潔さんは、中学生のころ、数学の勉強が嫌いで勉強は何もしなかったそうです。しかし、中学ですから定期的に数学のテストがあります。そのときは、出題範囲の単元を短期間で全部暗記して高得点を取って済ませていました。
 つまり、学校で教わる数学は、決まった答えのある勉強だから、わざわざ勉強をするというような興味がわかなかったのです。

 勉強の嫌いな子も、程度の差はあれ、こういう岡潔さんの気持ちと共通のものを持っています。教わるだけの授業が退屈で仕方ないのです。
 今の学校の勉強は、先生に言われたことを長時間やる生徒の方が成績がよくなりますから、勉強の嫌いな子は、もちろん成績面では不利です。

 しかし、この勉強の嫌いな子の方に、将来の大きな可能性がある気がするのです。
 その証拠に、こういう勉強の嫌いな子が、いったん受験勉強などに本気で取り組み始めると、短期間で見る見るうちに成績を上げるからです。
 いったん自分でやろうと決心すると、岡潔さんが試験前に出題範囲を全部暗記したように、受験勉強の範囲を全力で身につけるようになるからです。
 すると、半年ぐらいの間に、成績が急上昇していきます。

 こういう様子を見ていると、今の学校の勉強は何かおかしいのではないかという気がします。
 現在、学校で行われている一斉授業は、教材も教育設備も不足している時代に、全国民が同じような基礎学力を持ち工業化する社会に対応できるようになるために作られてきました。

 しかし、今は、これらの条件自体が大きく変化しています。
 一つには、教材や教育設備というインフラは、個人が家庭でも十分に準備できるようになってきたからです。
 もう一つには、これから必要な学力は、みんなと同じ学習範囲で高得点を取ることではなく、自分が関心を持つ個性的な学習範囲で第一人者となることだからです。

 個性的な学習範囲でダントツの力をつけるためには、みんなと同じ学習範囲は8割できていれば十分です。8割というのは、東大の推薦入試で言われた「センター試験で8割の学力の担保」というような意味での8割です。

 しかし、今の学校教育は、受験勉強という重箱の隅をつつくような出題範囲で子供たちに高得点を取ることを求めています。
 すると、真面目な子ほど、自分の本来の学力に気が付かず、勉強に対する苦手意識を持ってしまうことも多いのだと思います。

 この状態を改善するためには、子供に勉強の計画を立てさせることです。
 親や周囲の大人が、学校の勉強は8割できていれば十分で、そのための勉強はするが、それ以上の勉強をする時間は自分の個性を伸ばす時間に充てる、という大きな方針を示してあげる必要があるのです。


 こういう個性を伸ばす勉強をしているのが、小1~3対象の読書実験クラブと、小4~6対象の思考国算講座です。
 参加している子は、選抜しているわけではありませんが、学力のある子ばかりです。そして、教わる勉強ではない自分で考えたり作ったりする勉強を楽しんでいるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習