理科や社会については、知識的な勉強ですから、受験勉強についてはある程度短期間で間に合わせることができます。
英語についても、苦手にならないことが必要です。
英語だけが突出して優れているという必要はありませんが、英語の勉強は時間がかかるので、計画的に進めていく必要があります。
海外の大学を受験する際も、英語の学力が問われます。
しかし、それが第一の評価の対象になるのではありません。
最も重視されるのは、高校時代の実績や論文などです。
この海外での大学評価と同じような評価が、これからの日本の入試改革でも取り入れられていきます。
したがって、算数数学を苦手にしない、作文力に自信をつけるの二つの大きな目標のほかに、高校時代に実績を上げるということが、第三の大きな目標になります。
高校時代の実績の代表的なものが、外部のコンクールへの入選です。
どういうコンクールで何の賞を得たかということは、客観的な実績なので、入試では大きく評価されます。
これからの中学高校での勉強は、学校の定期テストを真面目にやるというだけでなく、自分の個性を生かして学校以外の外部の客観的な評価を得られるような実績を作っていくことになります。
これはある意味で定期テストの勉強や、入試の勉強よりも、対策を立てるのが難しいものです。
まず、自分の個性を伸ばさなければなりません。
小中学生のころから、自分の好きな分野を自覚し、意識的に育てていく必要があります。
そして、更に、外部の評価に耐えられるようなレベルの高い実績を上げていく必要があります。
これからの中学高校生活は、学校で言われたことを素直にこなすという勉強だけでは不十分で、自分の個性を発揮して実績を上げるというかなり主体的なものになってくるのです。
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これまでは、言われたことをそのとおりにやる子が評価されてきました。
しかし、それでは創造性は育ちません。
湯川秀樹は、数学が好きでしたが、数学の先生に決められた解法で解いていないから答えが合ってもいても×とされたことから、数学をやめて物理の世界に入ったそうです。
人と違っていることは、それ自体が目的ではありませんが、自分らしく生きようとすれば、自然に人と違った道を歩くことになるのでしょう。
そういう個性を伸ばせるのが、家庭だと思います。
これまでの教育の主流は、答えのある教育でした。
しかし、社会に出れば、答えなどはありません。
だから、義務教育ではもちろん答えのある勉強をしていく必要がありますが、それと同時に答えのない勉強の魅力を子供のころから知っておく必要があるのです。
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2020年からの大学入試改革では、どういう点が評価されるのでしょうか。
大きな流れは、記述力や思考力や論文力が問われること、英語の4技能が評価されること、そのために外部評価も参考にされること、1点差を争うような受験勉強ではなく、高校時代のまともな勉強が評価されること、などです。
日本のこれまでの大学入試は、主に数学の難問が解ければ合格可能性が高まるという事情がありました。
また他の教科も、きわめて特殊な受験勉強的な知識を詰め込む必要があるという性格のものでした。
しかし、このガラパゴス化した入試では、これからの世界に通用する人材は育てられないということがわかってきました。
そこで、受験勉強的な知識はほどほどでよいから、もっと個性的な学問への関心を持ち、自ら進んで考える力を持つ生徒を評価しようということになったのです。
しかし思考力や記述力といっても、評価の方法はまだはっきり定まってはいません。
国語の問題で、短い記述の問題があると言われていますが、実際にスタートすれば採点に手間がかかるわりに効果があまりないということがわかってくるのではないかと思います。
では、今の中学生や高校生は、これからどういう点を心がけて勉強していたらいいのでしょうか。
第一は、バランスの取れた学力をつけるということです。
その一つは、苦手な教科を作らないことです。
特に数学に苦手意識を持つと、これからは文系でも数学が評価の対象となるので受験勉強の負担が大きくなります。
もう一つは、作文力がいろいろな面で問われるようになるので、文章を書くことにある程度を得意意識を持っておくことが必要になります。
算数数学を苦手にしない、作文力に自信をつける、これが大きな勉強の目標になります。
しかし、この二つの目標のほかに、もう一つ大きな目標があります。(つづく)
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今の入試は、かなりガラパゴス化しています。
受験勉強的な学力はある程度は必要ですが、成績がいいだけでは使い物にならなということが社会のいろいろなところでわかってきたのです。
そこで、今後行われる入試改革は、基本的には現在のアメリカの大学などで行われている入試に似たものになっていくと思われます。
それは、評価に手間と時間をかける、高校時代の実績を評価する、論文や面接を重視するという方向です。
これからは、金太郎飴的な学力ではなく、個性的な関心に基づいた学力が求められるようになります。
例えば、今までは、「高校生になってまで昆虫採集なんかに熱中していないで、学校の勉強をちゃんとやりなさい」などという言葉の方に説得力がありましたが、これからはそれが逆になってきます。
そして、その昆虫採集のレベルを学問的にも上げていく工夫が必要になってきます。
すると、勉強は、学校的・学習塾的なものから、個人的・家庭的なものがむしろ重要になってくるのです。
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兄弟で上の子が読書や作文が得意な場合、下の子は年齢的に上手に読んだり書いたりできないせいもあり、上のことを比較して苦手意識を持ってしまう場合があります。
親は兄弟を比較するつもりがなくても、上の子を褒めるときに、「読書が得意だね」とか、「作文がよくできるね」とかいう言葉で褒めると、それを聞いていた下の子が、自分は別の路線で褒められるようになろうというふうに思ってしまうのです。
いったん苦手意識を持つと、親がどんなに励ましたり褒めたりしても、心の中では納得できないので苦手意識が続きます。
そこでどうしたらいいかというと、下の苦手な子だけを見て、毎日の長文の音読と読書をただ続けていくだけなのです。
毎日の音読で同じ文章を繰り返し読むようにしていると、その文章のリズム感がその子の作文の中に出てくるようになります。
しかし、そうなるまでには、半年ほどの時間がかかります。
すぐの成果を求めるのではなく、ただ毎日の同じ文章の音読を褒め続けるということでやっていくとよいのです。
(この長期間の音読の継続にはいい方法がありますが、それはまたいつか書きたいと思います。)
読書も同様です。
毎日のページ数を決めて、ただ読んだことを褒めるというふうにしていきます。
音読と読書という一見作文に直接の関係のないようなことが積み重なって、それがやがて作文力として現れるます。
しかし、それには長い時間がかかります。
作文を上手にさせるために音読と読書を始めたということを、親がすっかり忘れてしまったころ、いつか気が付いてみると作文がしっかり書けるようになっていたという形の進歩なのです。
他の教科の勉強、例えば算数数学などは、学力の差がかなりあるように見えても、夏休みなどの短期間の集中学習の結果驚くほど成績が上がるということがあります。
それは、教科の勉強は答えもあり解き方もある勉強なので、それを身に付けようと思えば短期間で自分のものにすることができるからです。
ところが、作文はその子のそれまでのトータルな読書量や経験量や語彙力などが総合化されたものです。
だから、何かの練習をしたらすぐに上手になるということはないのです。
作文は、まだ低学年のうちから息の長い勉強として進めていく必要があるのです。
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勉強が苦手だった子が、急に得意になるということはありますが、作文が苦手だった子が急に得意になるということはまずありません。
ただし、作文が嫌いだった子が、急に作文が好きになるということはあります。
この好きになった時期に、毎日の音読と読書の仕組みを家庭学習の中で作っておくとよいのです。
作文がしっかり書ける子は、考え方もしっかりしています。
特に高学年になるほど、作文力は単なる表現力ではなく、思考力という面を持ってきます。
だから、思考力を育てるということは、決して抽象的な勉強ではなく、作文力を育てることと同じだと考えておくとよいのです。
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小学校3年生の懇談会で、次のような質問がありました。
「理科と社会の勉強をさせるために、『これでわかる』シリーズの参考書をしばらく読んいでたが、テストをやってみたら全然できなかった。やはり、問題を解く勉強をしたらいいのだろうか」
というものでした。
理科や社会は、基本的には教科書を繰り返し読むことで自然に力が付きます。わざわざ問題を解くような形の勉強をする必要はありません。
社会の場合は、特にそうです。教科書を読書代わりに繰り返して読んでいれば、勉強自体が面白いですし、それで自然に社会のテストもできるようになります。
理科の場合は、計算の問題や図形的な理解の問題があるので、解き方を覚えるような問題を解く勉強はある程度必要です。しかし、基本はあくまでも教科書または参考書を読むということです。
では、なぜ教科書や参考書を読んでいるのにテストができなかったかというと、それは読む回数が少なかったからなのです。
この話と似ていますが、以前も、別の方から、「漢字集で漢字の暗唱はできるようになったが、テストをしてみると読めない漢字があった」という相談がありました。
親や先生は、すぐにテストをして結果を評価したがりますが、勉強の基本は何度も繰り返し読むことで、その徹底した繰り返しのあとに、単なる仕上げの確認としてテストをするのです。
繰り返しの回数が少ない状態でテストをすれば、できないものがあって当然です。
そこで、テストができるように、テストの問題を解くような形の勉強すると成績は確かに上がります。
しかし、そこでは本当の力はつきません。少なくとも、伸びしろのある学力はつきません。テストに出そうな問題を解く力がつくだけなのです。
勉強の基本は読むことであって、問題を解くことではありません。
ところが、今の子供たちの学習環境は、学校でも塾でも常にテストという形で評価されるので、まるでテストができることが勉強の中身のように思われてしまうのです。
テストを勉強の目的とするのは、受験勉強のときだけでいいのです。
そして、このテストをしてできなかったということを親が重要なこととして考えると、子供は自然にその教科に対する苦手意識を持ってきます。
時々、謙遜の意味で、「うちの子は○○が苦手なんです」と言うお母さんがいますが、そういう言葉を聞くと、子供はその勉強が更に苦手になっていきます。
ですから、親はその子が何かの分野で苦手だと思ったとしても、決してそれは口には出さずに、少しでもよくできている点を褒めて励ますようにしていくのです。
そのためには、すぐにテストで結果を評価するのではなく、読む勉強を基本にして、できていることを褒め続けていくことです。
問題を解く勉強ではなく、読む勉強を中心にすることによって、子供は楽しく実力をつけていきます。
本や教科書や参考書を読んでいるうちに、自然にできるようになるのが、本当の学力です。
テストに出そうな問題を練習して、そして、できるようにするのは錯覚の学力です。
錯覚の学力は、短期的には成果が出るように見えますが、長期的には役に立ちません。
受験前に本人が本気になれば、そういう学力は誰でもすぐにつくからです。
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小3や小4までは、親は子供の勉強を簡単に教えられます。
やっていることは基礎のことばかりだからです。
しかし、だからこそ、ここで親が教えるのではなく、子供が自分で解答を見て答え合わせをし、自分なりに納得する形の勉強をさせていく必要があります。
親が登場するのは、生徒本人が、自分の力だけではわからない問題に遭遇したときだけです。
子供の自立心を育てることが、あとになるほど生きてくるのです。
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京都の堀川高校は、20年前は平凡な公立高校でした。
当時、京都の高校は私立高校が優勢で、公立高校はどこも地盤低下していました。
生徒は真面目でしたが勉強に対する特に強い意欲があるわけではなく、進学実績も高くはありませんでした。
公立高校の全般的な退潮に危機感を抱いた当時の教育長と校長と教員は、新しい高校の学習スタイルを作るために堀川高校をパイロット校として改革を始めました。
その一つが探究科という新しい専門学科の設立で、自然探究学科と人間探求学科という大きなテーマで生徒が自主的に取り組む勉強の仕組みを作っていったのです。
生徒の興味や関心を引き出し、楽しく学べる学校作りをめざしたさまざまな取り組みによって生徒の意欲が高まり、2002年には、前年度6人だった国公立大学現役合格者が一挙に106人に増え、京都大学にも6人が合格しました。
ここから得られる教訓は、受験勉強の学力というものは時間をかけることによって伸びる面もあるが、それ以上に生徒自身の意欲的な取り組みによって伸びる面が強いということです。
かつて受験評論家の和田秀樹さんは、「数学は解法の暗記だ」という方法論で、数学の成績を短期間で上げる勉強法を提唱しました。
この勉強法によって数学が得意になった人は、かなり多いと思います。
しかし、数学者の森毅さんはこの方法を批判して、数学は考えるところが面白いということを述べていました。
勉強には、解法を覚えて能率よく進めていくやり方があります。
受験直前の勉強法は合格が目標ですから、和田さんのいうように大事なポイントを丸ごと覚えてしまう方法が最も効率がよいのです。
しかし、それはある意味で先細りする学力です。
効率よく勉強して成績を上げた人がそのまま学力を伸ばしていくかというと、必ずしもそういうことはなく、そこで獲得した受験の成績がピークで、そのまま低下していくこともまた多いのです。
この反対に、先太りする学力は、自分が好きな勉強に熱中して打ち込むような姿勢によって作られます。
森毅さんが言った「数学の考える面白さ」とは、このことです。
これは、ある意味で能率とは正反対の非能率的な勉強ですが、この勉強の根本にあるのは自分が関心を持ったものに対する意欲です。
この意欲を育てることが、先太りする学力になるのです。
今、思考発表クラブでは、読書の紹介と作文の構想図と自由な実験や工作の発表を行っています。
この中で、自分なりにいろいろな科学実験をしたり工作をしたりする子は、そのことにかなり長い時間を使います。
そして、実験は予定どおりうまく進むものはむしろ少なく、思ったとおりの結果が出なかったり、失敗してやり直したりというような試行錯誤の時間がかなりあるものなのです。
そういう遠回りの勉強をやっている時間があったら、その分、問題集の解法を覚えるというような勉強をすれば成績ははるかに短時間で上がります。
大人は、もう自分自身がそれほど成長する年齢ではないので、子供の生活を能率の面からだけ考えがちです。
しかし、子供は成長の過程にある存在です。
だから、能率の面から考えて勉強させることが、かえって学力を先細りさせる要因になってしまうこともまた多いのです。
受験の直前には、解法を集中して覚えるような能率のよい勉強を、必要悪と割り切ってやっていくことが必要です。
また、そう割り切れば、解法を覚えて自分のものにする勉強はそれなりに面白いものです。
しかし、受験直前ではない時期の子供の勉強は、できるだけその子の関心をもとに、時間の制限なく取り組めるような意欲を育てるものにしていく必要があるのです。
◆先に行くほど太くなる――言葉の森の作文指導◆
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勉強は、やる気になったときからが勝負です。
だから、それまでは勝負に勝つための勉強ではなく、実力をつけるための勉強をしておくといいのです。
勝つための勉強とは、試験に出そうなところを集中して勉強することです。
実力をつけるための勉強とは、自分の興味に応じて時間の制限なく好きなことを勉強することです。
小学生のうちは、こういう本当の勉強の姿勢を身につける時期なのです。
保育園児たちとアートで関わっています。
子どもたちの面白いと思ったことをとことんやりつくすことが大事!と思っています。その姿とオーバーラップしますね。
体験の前に「〇〇してはいけない」等の判断が植え付けられている子供が多いですが、とことん体験した後に、どうするか自分で考えることが大事ですよね。
とにかく興味のあることをやりつくす!それが自分らしさを濃くしていくのですよね。
かるぺさん、ありがとうございます。
幼児期は特に、能率よりも意欲を中心にしていくことが大切だと思います。
というか、幼児に能率などは必要ないのでしょうね。
今、問題に感じているのは、幼児期にそういう意欲を育てた子が、小学校に上がると、その意欲を修正させられてしまうように見えることです。
これからは他人と競争して、少しでも上位につけば勝ちという生き方ではなく、自分の好きなことを伸ばして、少しでも社会に貢献できれば勝ちという生き方になると思います。
同じ「勝ち」でも、昔は他人と競争して勝ちを手に入れることでした。
これからの「勝ち」は、工夫したり、勇気を出したり、困難なときでも笑顔でいたり、という自分に対する「勝ち」なのです。
成長していっても、そこにの興味を持った自分、楽しいと感じた自分を信じて生きていけるように小さいときからの大人の関りが重要ですね。
関わっている保育園での活動です。よかったら見てみてください。
https://www.facebook.com/hyougenshatachi
かるぺさん、見てきました。
いい保育園ですね。
こういう自由な発想を小学生以降も持ち続けていけるといいと思います。
創造と自立の教育が今後の目標ですね。
今は従順と他律の子が評価されがちですが。
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小学校2年生の生徒の保護者の方から質問がありました。
漢字の勉強をしているが、字がていねいでなく書き間違えたところも消しゴムを使わずに直している、これはどう注意したらよいかということでした。
これについて、私の考えは、それは注意する必要はないというものです。
注意はせずに、勉強したことだけをほめてあげればいいのです。
なぜ注意しない方がよいかというと、小学校2年生の勉強で大人が注意をしようとすれば、際限なく注意する点が見つかる可能性が高いからです。
親が子供の勉強を見たときに、悪いところを直そうという姿勢で見ると、子供はだんだんと自分の勉強の結果を親に見せなくなります。
すると、学年が上がるにつれて勉強の内容を親が把握できなくなります。
直すプラスよりも、勉強を見せなくなるマイナスの方がずっと大きいのです。
よく親の前で音読するのを嫌がる子がいますが、それも、音読をしたあとに読み方を注意されることがあったからです。
だから、もし注意したくなることがあったとしても、その注意は10回に1回ぐらいに留めておく方がいいのです。
少なくとも、気がついたつど注意するようなことはせず、ただ勉強したことを褒めるだけのにしておくことが基本です。
特に字がていねいであるとかないとかいうことは、主観的な面があります。
だから、子供本人がていねいに書いたつもりでも、大人から見れば雑に書いてるように見えることもあります。
注意していいのは、席を立つとき椅子をしまうとか、玄関の靴はそろえておくといういうような、外見上のはっきりした基準があるものです。
しかし、その場合も、事後的な注意はできるだけせずに、事前の注意をしておき、できたあとに褒めるというようにしておくのです。
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子供の勉強を見ていると、注意したくなることが次々と見つかります。
しかし、注意はしなくていいのです。
注意して直すプラスより、注意することによって子供が親に勉強を見せなくなるというマイナスの方がずっと大きいからです。
中根 克明
子供が低学年のとき、親はつい気軽にいろいろ注意してしまいますが、低学年のうちこそ注意はせずに褒めるだけにしておくといいのです。
子供の勉強で、注意したくなることがあったら、そのことをその場では言わずにメモに書いておき、それが何度も続くときに限って、その注意をどのぐらい客観的な基準ととして説明できるかを考え、事後的な言い方ではなく、事前のアドバイスとして言うようにするのです。
結構遠回りです(笑)。
漢字書き取りの勉強で、字がていねいでないとき
小学校2年生の生徒の保護者の方から質問がありました。 漢字の勉強をしているが、字がていねいでなく書き間違えたところも消しゴムを使わずに直している、これはどう注意したらよいかということでした。 …
MORI7.COM
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「学年別作文感想文の書き方」の小冊子
今年の4月以降、森林プロジェクトの作文講師資格講座のお問合わせいただいた皆様に、「学年別作文感想文の書き方」の小冊子をお送りします。
作文指導で大事なことは、子供が安心して書ける状態を作ってあげることです。
作文の上手下手を中心に見てしまうと、書くことに自信のある子しか書けない作文指導になってしまいます。
作文の実力をつけるのは、作文の上で添削指導よりも、それ以前の家庭での読書や対話の指導の方です。
ですから、作文や感想文を指導する場合は、子供が楽に書けるような手順を示し、その手順を少しでも理解して書こうとしたら、そこを大いに褒めてあげることです。
この「学年別作文感想文の書き方」の小冊子も、そのような先生の指導とセットで使ってくださるようお願いします。
森林プロジェクトは、9月から料金改定
さて、森林プロジェクトは、これまで
====これまで
一般の方の作文講師資格DVD講座 64,800円(分割払いの場合は 5,400円×12回)
言葉の森の生徒及び元生徒の保護者の場合は 54,000円(分割払いの場合は 4,500円×12回)
====
という料金体系で行ってきましたが、この9月から下記のような料金体系にさせていただきます。
====これから
一般の方の作文講師資格DVD講座 129,600円(分割払いの場合は 5,800円×24回)
言葉の森の生徒及び元生徒の保護者の場合は 118,800円(分割払いの場合は 5,300円×24回)
====
ただし、これまでお問い合わせのあった皆様への連絡が不十分な面がありましたので、
お問い合わせいただいた方には9月20日までの受付で旧料金での受講可能ということにさせていただきます。
【関連する記事】
なお、今回の料金改定に伴う関連記事は、下記をごらんください。
https://www.mori7.com/as/2989.html
森林プロジェクトの詳細説明会を
9月9日(土)10:30よりオンラインで開催
森林プロジェクトの資料以外に、更に詳しい説明を聞きたいという方もいらっしゃると思いますので、下記の日程で詳細説明会をオンラインで開催いたします。
■森林プロジェクトの詳細説明会(オンライン)
●日時
2017年9月9日(土)
午前10:30より30分程度
●会場
googleハングアウトの会場ですので、自宅のパソコン又はスマホ又はタブレットから参加できます。
(パソコンの場合はウェブカメラの付いているものが便利ですが、説明会ではカメラ機能はオフにして自分を写らないようにしておいて結構です)
当日の会場は、言葉の森のホームページの上から十数行目にある「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30」となります。
●接続テスト
googleハングアウトは初めてという方も多いと思いますので、接続のテストをされる場合は、言葉の森のホームページの上から10行目あたりにある「◆予備会場1」~「◆予備会場5」のいずれでも自由にお使いください。
操作がわかりにくい場合は、言葉の森までご質問ください。
※なお、会場は定員がありますので、参加を希望される方は、ホームページのこの記事のコメント欄にその旨をお書きくださるか、お電話でご連絡ください。コメント欄のお名前はペンネームで結構です。
https://www.mori7.com/as/3008.html
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森林プロジェクトでどんなことができるか、どんなことをしているかということは、わかりにくい面があると思います。
そこで、9月9日(土)10:30より、オンラインで説明会を開催することにしました。(参加費無料。時間は30分程度)
この説明会では、これまでまだ話したことのない、森林プロジェクトの新しい企画の話もします。
オンラインの説明会なので、自宅のパソコン、又は、スマホから参加できます。
森林プロジェクトの企画に関心のある方でしたら、どなたでも参加できます。
定員があるため、参加希望者は、
▼ホームページのコメント欄に書いていただくか、
https://www.mori7.com/as/3008.html
▼Facebookグループ「森林プロジェクト」のコメント欄に書いていただくか、
https://www.facebook.com/groups/shinpro/
▼又は、言葉の森までお電話でご連絡ください。
電話045-830-1177(平日9:00~20:00)
9日のオンライン説明会に参加申し込みをよろしくお願いします。
9日 説明会に参加したいです。宜しくお願いします。当日は子どもの習い事の待ち時間になりますので、近くのスターバックスから視聴いたします。ハングアウトになれていませんので少し心配ですが、楽しみにしております!
Shinさん、ありがとうございます。
ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9日の詳細説明会に参加いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
MOCOさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
参加させて頂きたいです。よろしくお願い致します。
説明会に参加したいです。
よろしくお願い致します。
いとさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
ゆきこさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9日説明会参加希望です。よろしくお願いします。
こんにちは。
Googleハングアウトが初めてで使ってみようかと思いましたが、別にGoogleアカウントを作らなくてはならないようで、私はアカウントを作りたくないので今回の説明会は断念しました。
しかし、講師講座には関心があり前向きに受講を考え中です。こちらの講座、または今後関わりを持たせて頂くかもしれない事で、グーグルハングアウトの利用は必須でしょうか。
詳細説明会に参加します。
がくさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
ようこさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
ムギさん、googleアカウントは、Gmailを作れば、いくらでも作れるので、作っておくといいと思います。
というのは、今後、いろいろな研修会や交流会をこのgoogleハングアウトで行うからです。
お世話になります。説明会の参加をさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
お返事ありがとうございます。
Google検索、Googleアカウントは便利な面もありますが、個人の様々な情報を収集されてしまうという側面もあり、色々な考えがあるとは思いますが私自身はそこを懸念しております。
研修会、交流会で使われるということなので再検討をしたいと思いますが、Googleアカウント、Googleハングアカウントが使用できないと講座を受講できないということはありませんか?
それらを持っていなくても、送って頂く教材で内容を理解することはできますか?
参加希望します。よろしくお願いします。
9日の説明会に参加を希望します
よろしくお願いします
この度は資料を送付いただき、ありがとうございました。
9日のオンライン説明会への参加を希望いたします。
よろしくお願いいたします。
9月9日のオンライン説明会に参加を希望します。よろしくお願いします。
しばこさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
ムギさん、ハングアウトの会合には特に出なくてもやっていけますが、やはり微妙なところは、口頭で相談したくなるようなことが出てくると思います。
個人情報というのは、何も問題ないと思います。
ゆーりんさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
ふぅさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
catch44さん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
mitsukaさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9/9説明会に参加希望です。
ハングアウト、初めてですがよろしくお願いします。
けいこさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9/9説明会に参加希望です。
ハングアウト、初めてですがよろしくお願いします。
こんばんは 参加希望です(^ ^)まだ 参加できるでしょうか?
さくらさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9日の説明会に参加希望します。
ヒツジさん、ありがとうございます。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
9日の説明会に参加を希望します。
まだ人数に余裕はありますか?
ほえみさん、こんにちは。もうほとんど定員ですが、たぶんぎりぎり大丈夫。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
どうもありがとうございます。もし定員をオーバーしているようでしたら、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。
参加希望します
ぱーこさん、たぶんぎりぎりだけど、もし満員だったら次回に。
当日は、ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
参加無理でしょうか?
可能ならば、参加希望したいです。
fukuさん、ありがとうございます。
ぎりぎりですが、たぶん大丈夫だと思います。
ホームページの「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30 」というリンクからお入りください。
詳細説明会、参加希望です。よろしくお願いいたします。
ばんさん、残念ながらもう満員なので、またの機会にお願いします。m(_ _)m
mitsukaです。
google hangoutは何度インストールしても、「エラーのためハングアウトを終了します」のメッセージが出て、予備会場にも入ることができませんでした。残念ですがあきらめます。
説明会ありがとうございました。
森川さま
説明会の開催、ありがとうございました。
お話は共感する所あり、よくわからない所あり、といった所です。
何よりも、こちらのHPを含めて膨大な情報量があるので、まず消化する時間を必要としております。
ところで、港南台のお教室を見学する事は可能でしょうか?
私は子供を通わせていた訳ではないので、教室の実際の雰囲気を知りません。
やはり、講師をするのであれば、実際の現場を見なければという思いがあります。
突然押しかけて見学はご迷惑になると思うので、ご都合の良い日時を教えていただけますか?
mitsukaさんの場合は、たぶんパソコンのスペックがハングアウトについていけなかったためだと思います。
CPUなどのレベルが年々上がっているので、昔高性能なものもすぐ古くなるのです。
だから、低性能のクロームブック(笑)のような新しいもので接続するといいと思います。
catch44さん、気持ちはわかりますが、見学を許可すると、きりがないのです。
何もしないとは言っても、講師も対応せざるをえないので、やはり授業に差し支えるのです。
ただ見学を希望される方は多いと思うので、いつか、授業の雰囲気がわかるような動画をアップロードしておきたいと思います。
森川さま
やはりお邪魔になりますよね。
了解しました。
それでは、こちらで質問を何点かよろしいでしょうか?
・現在活動されている、言葉の森準拠教室の数を教えてください。
こちらのHPに載っていないお教室もありますか?
また、最も古くから活動されているお教室は、開始してから何年目になりますか?
・現在、森林プロジェクトに参加されている講師、または講師候補の方は何名いらっしゃいますか?
・月謝の下限が設定されているという事でしたが、その金額を教えて下さい。
現実的な質問ばかりで申し訳ありませんが(笑)、森川先生の著書を拝読し、教育や将来に関するお話には非常に共感しております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
catch44様
講師資格を取った人は50人以上います。
ホームページに載っているのは、対外的な募集をしている教室だけです。
自宅で、自分の子供とか近所の友達とかだけでやっている教室は把握していません。
作文教室中心にやっている教室では、生徒は2、3人から2、30人というところだと思いますが、ロイヤリティは取っていないので教室ごとの正確な人数はわかりません。
学習塾や英語教室や体操教室などで、新しい講座として作文を教えるというところもあります。
そういうところは、言葉の森のホームページではなく、独自に地域で募集をしていると思います。
ときどき、「○○にも、言葉の森があるんですか」という問い合わせがあるので、「それは、言葉の森ではなく、言葉の森の教材システムを使って教えている教室です」と説明しています。
月謝の下限は、4000円程度です。
初めての人はつい価格を安くして人を集めようとしますが、最初から、よい指導をある程度の高価格でという考え方でやっていった方がいいです。
近いうちに、森林プロジェクトの講師の会合を行います。「森プロ交」という名称です。
Facebookグループで連絡しますから、お時間があれば参加されるといいと思います。
森川さま
早速詳細を教えていただき、ありがとうございます!
Facebookにて参加してみます。
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作文力はこれからの学力
作文力をつけることは、これからの新しい学力である記述力、思考力の育成に役立ちます。
記述力、思考力は、受験前の短期間では身につきませんので、小学校低中学年から作文を書くことに慣れておくことが大事です。
この作文力をつけるためのいちばんの基本は、毎週休まずに提出することです。
学年が上がると提出率が下がる人が出てくる
言葉の森では、ほとんどの生徒が、先生からの電話説明のあとすぐに作文を書くようにしています。また、休んだ分もふりかえで受講することができるので、百パーセントの提出を続けている生徒もかなりいます。
しかし、学年が上がり、本人が自分の意思で行動するようになると、先生からの電話のあとすぐに書かずに、後回しにしてしまう人も出てきます。
作文の勉強は、わずか2、3回でも提出が滞ると、急に書くことが難しくなります。
誰でもできるオンライン作文のオプション
そこで、言葉の森では、先生からの電話のあとすぐに作文の勉強に取り掛かれるように、オンライン作文のオプションを用意しています。
これは、通常の電話指導の際に、オンラインの画面で先生と生徒が互いに顔を見ながら話をするという形の授業です。
このオンラインの授業のあと、生徒がその画面をつけたまま勉強をすれば、作文を後回しにするということがなくなります。
オンライン作文は、生徒と担当の先生だけでなく、同じ時間帯で勉強しているほかの生徒や先生の画面も映すことができるので、みんなと一緒に勉強している感覚で学習できます。
ほかの生徒や先生の音声は聞こえませんから、みんなと一緒でいながら、自宅で静かに勉強に取り組むことができます。
クロームブックがあればパソコンの代わりになる
スマホやタブレットも可
このオンライン作文は、追加料金無料のオプション企画で行っています。
オンライン作文のための必要な機材は、ウェブカメラ付きのパソコン、又はスマホ、又はタブレットですが、画面が大きく見えるパソコンの方が便利です。
近年のパソコンは、ウェブカメラ内臓のものが多いので、特に設定などせずにすぐ接続できるものがほとんどです。
また、パソコンをわざわざ用意するのが難しいという場合は、クロームブックというウェブ利用に特化した端末にすれば、4万円以下の価格でgoogleハングアウトやウェブ検索を自由に使うことができます。
オンライン作文は、いつでも体験学習ができますので、希望される方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
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昔は、通信教育と通学教育の違いがありました。
今は、インターネットを利用すると、通信教育と通学教育の差はほとんどなくなります。
そして、通信教育、通学教育の先にあるものは、自然寺子屋合宿というより深いリアルな場になるのです。
通信教育のいちばんの弱点は、強制力が弱いことです。
電話指導のあとすぐに作文を書くという流れを作っておけば、提出が滞ることはありません。
ところが、電話指導のあとに食事をしたり、休憩をしたりしてしまう人がときどきいるのです(笑)。
そこで、オンラインで、通学教室と同じように勉強する仕組みを作ることにしました。
これで、提出が滞る割合は、ぐっと減ると思います。
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