言葉の森は、今後次のような方向で教室を運営していきたいと思っています。
まず第一は、作文指導を創造教育として発展させていくということです。
言葉の森が作文教室を始めたころ、作文の入学試験というようなものはありませんでした。
ところが近年入試に作文や小論文の試験が出るようになってから、塾や予備校でも作文指導を行うようになってきました。
言葉の森の作文指導は、受験対策にも対応しているので勉強の内容は似ているように見えます。
しかし、言葉の森の作文の目的は、思考力と創造力と感受性を育てることで、その結果として作文試験の合格もあるという考え方です。
そのため、言葉の森の作文指導は、単に受験技術の指導で終わらせずに、プレゼン作文発表会や作文検定のような形で作文の勉強そのものが目的となるような方向で進めていきたいと思っています。
第二に、思考発表クラブで行っているような、子供たちが自分でいろいろなことを考え体験し実験し発表し交流するという勉強の機会を作ることです。
これからの学力は、受け身で知識を覚えるようなものではなく、自分から進んで物事を考え発表する面を要求されるようになります。
それを子供の興味や個性に合わせて対応できる学習機会を作っていきたいと思っています。
第三は、自主学習クラスの運営です。
子供たちは学校の勉強で間に合わない場合は、学習塾で学校と同じように人に教わるような形の勉強をしています。
間に合わない場合というのは、学校のレベルより先に進みたい場合と、学校のレベルより前に戻ってやりたい場合です。
しかし、本来勉強は自分で立てた計画に基づいて自主的に進めた方がずっと能率がよく、しかもやりがいのあるものです。
ただし、自主的な学習は、全体の見通しが立てにくかったり、チェックしてくれる人がいなかったり、励まし合う友達はいなかったりという理由で、受験直前の熱意のある生徒以外は続けることが難しかった面があります。
それを、オンラインの指導によって、家庭で自学自習が意欲的に続けられるような仕組みとして作っていきたいと思っています。
第四は、自然寺子屋合宿の運営です。
子供たちの勉強内容のほとんどはオンラインの授業や学習で対応できます。
しかし、自然の中で様々な経験をしたり、友達とリアルな交流をしたりする機会は、実際に自然の中で直接に友達と関わるようなやり方でなければ実現できません。
そこで、自然の豊かな場所で学校が休みの時期に合宿を行い、勉強と遊びを両立させるような機会を作っていきたいと思っています。
また、この自然寺子屋合宿は、日本の各地に合宿所を広げるとともに海外の子供たちも参加できるようなワールドワイドな合宿教室として運営していきたいと思っています。
以上、創造する作文、思考発表クラブ、自主学習クラス、自然寺子屋合宿の四つの方向で、今後の言葉の森の運営をしていく予定です。
そして、この幅広い企画の担い手になるのが、森林プロジェクトです。
森林プロジェクトの企画の中心は、作文の指導ですが、教室の運営の中に思考発表クラブや自主学習クラスや自然寺子屋合宿の取り組みも入れられるようにしたいと思っています。
今の日本の社会は、様々なところで行き詰まっているように見えます。
それは古い権益に依存している人が多いため、社会全体が停滞しているからです。
この古くなった社会を直接変えようとするのではなく、未来の社会を担う子どもたちを育てることによって、自然に新しいよりよい日本の社会を作るということに結びつけていきたいと思っています。
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VR(バーチャルリアリティ)という仮想現実技術の発達によって、教育の内容もこれから変わってきます。
しかし、ここであらかじめ将来の問題として予測をしておかなければならないことがあります。
それは、幼児期や小学校低学年の時期の成長途上の過程にある子どもには、仮想現実は感覚機能の低下をもたらす可能性があるということです。
これは、あらゆる電子機器について言えることですが、機械が作り出す音や画像がデジタル的なものだというところに問題があるのです。
人間を取り巻く自然環境は、境目のない滑らかなアナログ的なものです。
だから、色の数にしても、本当は無数なのです。
ところが、パソコンやスマホのモニター画面が作り出す色の数は、現在は1677万色で、将来は10億色を超えると言われていますが、デジタル的に限界のある数になっています。
この限られた数ということが、無限に多様な自然の色との違いです。
幼児期や小学校低学年のある臨界期に、このデジタル的に有限な色の数に慣れてしまうと、自然界を見るときも、1677万色の範囲でしか見られなくなる可能性があります。
子猫を縦縞だけの部屋で育てると、横縞を見るための視覚が減少して、横に置いてある棒などにつまずくようになるという実験を知っている方も多いでしょう。
臨界期というのは、生涯のわずかな期間ですが、その後の成長に重要な影響を与えるのです。
これは、今はまだ大きな問題として認識されていませんが、幼児期のテレビの見すぎや、CDなどの機械的な音の聞きすぎが、人間の感受性の発達を制限し、人間らしい感情の発達を阻害するということが次第に明らかになってくると思います。
だから、小さい子供は、できるだけスマホやパソコンやテレビやCDなどの機械的な環境から遠ざけて、自然の環境と人間の肉声の中で育てていくといいのです。
子供の勉強も、タブレットを使った便利なものが増えていますから、将来はVR機器を使ったより魅力的なものが出てくると思います。
しかし、人間の肉声によるお父さんやお母さんとの対話の中で、子供の人間的な思考力は成長していくのです。
◆◆親子の対話を生かした作文指導――言葉の森◆◆
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昔は、テレビに子守りをさせることがあり、そのさせすぎが問題になりました。
近い将来、VR機器に子守りをさせる人が出てくると思います。
すると、人間の自然な感情の発達に、大きな問題が出てくる可能性があります。
子供は、本来自然の中で成長する存在です。
大人は先進的な方がいいのですが、子育てはできるだけ保守的な方がいいのです。
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感覚の豊かさは、感情の豊かさに比例します。
「わあ、きれいな夕焼け!」と感動する人と、「ただ空が赤いだけじゃん」という人と、同じものを認識していても感動に差があるのは、この感覚の違いだと思います。
自然の美しさに感動するには、子供時代に、自然とたっぷり触れ合っておく必要があります。
そうでないと、自然を見ているのに、「絵葉書みたいにきれい」などと言ってしまうことになるのです。
まあ、そのたとえもそれなりにいいのですが。
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先日、事務局の人たちと近くの店に食事に行ったとき、後ろの席に座っていた小さい子とお母さんの二人連れが、話している声が聞こえました。
お母さんが、英語で、「アーユーハングリー?」みたいなことを言って、小さい幼稚園ぐらいの子が、「イエスアイアム」のようなことを言っていました。
たぶん、英会話教室か何かからの帰りだったのでしょう。
これは、二重の意味でよくないことなのです。
第一は、幼児期に日本語以外の外国語を入れると、言語能力が正しく育たないからです。
しばらくは、両方できるような気がしますが、学年が上がるにつれて、日本語が不完全にしか育っていないということがわかってきます。
英語教育に優れた実績を残している鵜沢さんも、幼児に英語のCDを聞かせるのは1日15分までと書いています。
「日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法」(鵜沢戸久子)
http://amzn.asia/fXLLrgw
(この本は、英語教育の優れた本だと思います。)
しかし、本当は、幼児にはそんなことをする必要はないのです。
もうひとつ参考までに、英語学の専門家による英語教育についての本も紹介します。
「英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし」(渡部 昇一)
http://amzn.asia/9efmN9h
第二は、親が英語を話すということがよくないのです。
英語を話すと決まっている人が英語を話すのであれば、幼児はそれを別の言語として受け取ります。
しかし、本来日本語を話すはずの母親が英語を話すと、子供は日本語も英語も混乱して受け取るのです。
だから、海外に赴任したときなども、家庭の中で親子で話す言語は、現地語ではなく日本語と決めておくことです。
幼児期の英語の勉強は、お遊びとしてやっていれば、大きな弊害はありません。
ですから、最初に書いた親子も、たぶん何も大きな問題にはならないでしょう。
問題になるのは、真面目な親が熱心に英語教育をやってしまうことです。
先日もある雑誌で、小さいころから英語の本を読み、今では日本語より英語の本を読むのが好きになっているという小学6年生の子が紹介されていました。
読書力で大事なことは、英語で読めるか、日本語で読めるかということではありません。
難しい内容のものが読めるかどうかということです。
たぶん、その子の読んでいる英語の本というのは、英語の物語の本なのだと思います。
そういう英語力は、ほかの子が英語を勉強するようになればすぐに追いつかれてしまいます。
すると、英語を読めるかどうかといことよりも、英語であれ日本語であれ、難しい内容のものを読み取ることができるかどうかということこそが本当の学力だったということがわかってくるのです。
というようなことを以前、言葉の森のホームページの記事に書いたところ、生徒の保護者から猛烈なクレームの電話が来ました。
「うちの子は、幼児期から英語をやっている。しかし、英語も日本語も両方しっかりできる。英語の勉強の水をさすようなことを書かないでほしい」ということでした。
ほかにも、そう思っている人は、多いと思います。
でも、今回もまた書きました(笑)。
百歩譲って、日本語と英語の両方をしっかり学べる新しい教育方法を開発している人はいるかもしれません。
しかし、ほとんどの場合、そういうことはありません。
幼児期からの英語教育は、大した効果がないか、弊害があるかのどちらかだと思います。
では、英語はやらなくいいかというと、今はまだそうではありません。
やるとしたら、日本語能力がしっかり定着した小学4年生以降からということなのです。
では、幼児期に英語の環境にいすぎて、日本語が不十分のまま成長してしまったということがあとからわかった場合はどうしたらいいのでしょうか。
それは、日本語を外国語の学習のつもりでじっくり時間をかけて取り組むということです。
よくないのは、親が、日本語はすぐできるはずだと思って性急に成果を望むことです。
いったん英語の土台ができてしまった子が日本語を習得するのは、想像以上に大変なことです。
しかし、決して不可能なことではありません。
努力して複数の言語を学ぶのだということを自覚して取り組んでいけばいいのです。
◆◆作文は日本語力の集大成――Online作文教室言葉の森◆◆
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日本人はまず日本語をしっかりというのは、決して保守的な考えでも何でもなく、ごく当然のことだと思います。
幹をしっかり育ててから、枝葉を育てていけばいいのです。
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「幼稚園で、もう英語を喋れる子がいる」と、うらやましがっていたお母さんがいたので(笑)、ひとこと書きました。
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うちの子は、インタースクールでバイリンガルですが、そのために国語ができないのでしょうか?
作文を始めたのも、国語が弱いからですが、なかなか上達しません。
日本語能力が弱いのでしょうか?
どのような日本語能力が弱くなってしまうのでしょうか?
作文から読みとれますか?
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namiさん、国語が弱いという程度でしたら問題ありません。
問題になるのは、日本語が実感として読み取れないというようなレベルです。
これから、読書と音読に力を入れて、学年がある程度上がってきたら問題集読書なども組み合わせて読む力をつけていくといいと思います。
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小学1、2年生の子供のお母さんから、「勉強はできるが作文があまりうまく書けない」という相談を受けることがよくあります。
なぜそういう相談が出てくるかというと、学校などで作文を書かせる授業があるからです。
子供たちに作文を書かせれば、小学校低学年のころはいろいろな書き方の間違いがあります。
その間違いを直して正しく書かせることが勉強の中心になってしまうことがあるのです。
ところが、子供は大人と違って、間違いを指摘して直されたからといってすぐに正しい書き方ができるようにわけではありません。
それは文章を書くことの土台になる文章を読む経験がまだ圧倒的に少ないからです。
ですから、作文の勉強でいちばん大事なのは読むことに力を入れていくことで、そのあとで書く練習をすることなのです。
外に出てくるアウトプットの部分だけを直そうとしてもうまくいきません。
インプットの部分を充実させることで、自然にアウトプットがよくなるようにして行くのです。
こういう仕組みを知っているだけで、低学年の子供たちの作文は、もっとゆとりを持って見られるようになると思います。
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子供が小さいときほど、苦手意識を持たせないことが大事です。
間違いを直す勉強を中心にすると、その勉強が苦手なのだと思ってしまいます。
間違いを直すのではなく、正しいものとたっぷり与えていけばいいのです。
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小学1、2年生で作文が苦手な子と正反対に、まるで本から写してきたかのように立派な作文を書く子がいます。
しかし、それはまだ本当の実力ではありません。
低学年のころは、入ったものがそのまま出てくる時期なので、本を読むのが好きな子は、本で読んだことを自然に自分の言葉のように書くことができるのです。
それが、小学3年生になると、だんだん自分の中にある言葉で書くようになってきます。
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★中高生コースのリンク、試験問題のサンプルなどを追加しました。更新 9月9日 5:18
9月9日(土)10:30から、googleハングアウトで森林プロジェクト説明会を行います。
言葉の森のホームページにある「森林プロジェクト説明会場9/9 10:30」というところからお入りください。
入ったら、マイクはミュートにしておいてください。
カメラはオフにしておいて結構です。
初めてgoogleハングアウトに入る場合、アプリのインストールが始まることがありますから、早めに入っておくといいです。
うまく入れない場合は、あとで説明会の音声だけアップしますから、それをお聞きください。
よくわからないことがありましたら、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
当日は、こちらからのひととおりの説明のあと、質問や相談などがあれば受け付けます。
質問は、この記事のコメント欄に、あらかじめ書いておいてくださっても結構です。
●1.参加予定者
(50音順です。ご自分でご確認ください。)
いと、がく、かわはた、けいこ、さくら、しばこ、たけうち、ぱーこ、ヒツジ、ふぅ、ほえみ、ゆーりん、ゆきこ、ようこ、わたみ、わつみ、catch44、mitsuka、MOCO、Shin、サーサ、fuku
・参加できるのは、上の予定者にお名前のある方までです。m(_ _)m
●2.参考図書
○三省堂 新用字辞典
http://amzn.asia/7aa07by
・2010年11月30日新常用漢字以降の辞書が必要。古い辞書は不可。
○自在力(塩谷信男)
http://amzn.asia/9MIxdAX
・組織に頼らずひとりで生きる人に必要な人生観。kindleあり。
○絶対よくなる(斎藤一人)
http://amzn.asia/4bAgRUu
・読むとなぜか気が大きくなる(笑)。kindleあり。
●3.作文指導に必要な性格
・お喋りが好きだが人の話を聞ける人
・書くことが好きだが人の文章を批評しない人
・いつも明るく元気で笑いのある人
・優しくすべてを許し嫌いな子も好きになれる人
(これらは、いずれも決心次第でできる)
●4.ひとりで起業をするときの自分に言い聞かせる言葉
・人間到る処青山あり
・どんなベテランも最初は初心者
(特に、作文指導は難しいのでベテランなどはほとんどいない)
・人生の目的は経験すること
・困ったことは起こらない
●5.今後の世界の情勢と個人の生き方
○アメリカのドル切り下げ、新ドル切り換え、借金踏み倒し
○中国のバブル崩壊、通貨切り換え、国内混乱
○日本の財政破綻、社会保障削減、経済収縮
○需要より供給力が慢性的に上回り停滞する世界経済
○経済の収縮に伴って不要不急の仕事はなくなっていく
○未来の新しい需要は、真に価値あるものから生まれる
○真に価値あるものとは、人間の創造力
○つまり創造力のある子供たちを育てる教育が新しい産業に
○子供の教育は、未来の社会の種子を育てること
○1人の先生に生徒30人から、1人の子供に先生が30人という教育の輪
○これからの産業の中心になる教育に慣れておくこと
○その教育に、言葉の森の作文の独自指導システムを導入ツールとして使う
○ただし、実際の指導には経験の蓄積が必要なのでそれを森林プロジェクトのコミュニティで支援する
○作文の指導のほかに、言葉の森の作文講師、思考発表クラブの講師、自主学習クラスの講師、自然寺子屋合宿のスタッフなどの道も用意
○将来は自分の個性を生かしたオンライン指導+オフライン指導へ
●6.言葉の森と中根が目指すもの
○日本を守り日本を発展させることがひとつの大きな目標
○そのために、未来の社会の種子となる子供たちを育てる
○人間の目的は、幸福、向上、創造、貢献
○これからの教育の方向は
受験から実力へ
学校から家庭へ
点数から文化へ
競争から創造へ
○そのための取り組みとして
作文指導で創造教育を
自主学習クラスで家庭学習力を
思考発表クラブで思考力と発表力を
自然寺子屋合宿で人間力と文化力を
それらを広げる仲間作りとしての森林プロジェクト
○これからの教育の大きな変化
学校という場所、先生という存在、教材という手段の重要性が低下する
先生は教える人ではなく育てる人に
教育の自由化という大きな流れ
○将来は
オンラインを活用した、幼児から老人までの教育
アジアをはじめとした海外の子供も教える教育
日本を拠点としたインターナショナル教育
日本文化を世界に広げる教育
心身力を育てる教育
●7.森林プロジェクトの活用
○作文指導のノウハウを身につける
○子供たちの教育に携わる経験を身につける
○自分で仕事を始めるミニ起業の経験を身につける
・これからは自分で仕事を始める時代に
・親に経験があれば子供にもアドバイスできる
・努力しだいで発展させられる仕事
・一生続けられる仕事
・学ぶことが増える
・同じ関心を持つ人との建設的な交流が増える
○起業に有利な環境
・副業は原則許可の時代に
・インターネットの活用で個人でも世界市場に
・仮想通貨で海外決済も楽に
・創業融資あっせん制度(無担保・無保証人・無利子)
・株式会社作りも容易に
・クラウドファンディングという方法も
●8.森林プロジェクトの受講の流れ
○DVDとテキストで基本の理論と技術をマスター
○試験問題は、じっくり見ながらやればできる(合格するまで繰り返せる)
○合格したら講師登録をするが、指導は始めても始めなくてもよい
○年会費は、研修や交流の連絡などの会費
○教室登録をして、外部宣伝をしたい場合は、言葉の森のホームページに記載
○連絡は、FacebookやLINEを活用。
・Facebookグループ(一般)森林プロジェクト
https://www.facebook.com/groups/shinpro/
・Facebookグループ(登録講師のみ)森プロプロ
https://www.facebook.com/groups/shinpropro/
・LINE@は現在作成中
(これから、スマホは必須のツールに)
(ノーパソの代わりにクロームブックを使うと便利)
●9.森林プロジェクトで使える言葉の森の企画
○作文検定試験
○暗唱検定試験
○プレゼン作文発表会
○自然寺子屋合宿
●10.植林システムを設計中
○メンバーの中に、各人の希望により親子関係を作る
○親は、子の指導や運営の相談に乗る役割
○子の講座受講費の何割を親にキャッシュバック
○親が引退するときは、子に生徒を引き継ぎすることができる
○将来は、子の毎月の受講料を何割か親に上納することで、親の年金制度とする
●中学生・高校生コースの申込み
https://www.mori7.com/shine/jform.php
(9月20日まで旧料金)
●ご質問、ご相談は、Facebookグループ、又は、オープン教育掲示板にお願いします。
・森林プロジェクト(どなたでも)
https://www.facebook.com/groups/shinpro/
・森プロプロ(講師資格のある方)
https://www.facebook.com/groups/shinpropro/
・オープン教育掲示板(どなたでも)
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=9
(スパム防止のため、ひらがな2文字を入れるようになっています)
●試験問題のサンプル
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9月9日の森林プロジェクト説明会の資料です。
詳細は当日口頭でお話しします。
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明日9月9日(土)10:30より、森林プロジェクトについての説明会を行います。
参加予約制で、もう受付は締め切りましたが、音声だけはあとでアップしておく予定です。
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仕事のできるお父さんやお母さんは、ビジネスライクに仕事をこなす感覚で、子供の勉強に対しても能率を優先してしまいがちです。
子供が分からない問題にぶつかったとき、わかりやすく答えを教えて、それを覚えこませようとしてしまうことがあるのです。
そういうやり方で、確かに理解はできるようになります。
しかし、子供が自分なりに考えて納得するという過程を飛ばしてしまうので、考える力がかえって育たない結果になってしまうこともあるのです。
親子の話し合いで、お母さんが次々に話をまくし立てて、子供にも同じような答え方を要求して急かしてしまうと、子供は話すことがだんだんと苦手になってきます。
よく話をするお母さんの子供がしばしば無口であるのは、そういう背景があるからではないかと思います。
では、どうしたらいいかというと、親が話したあと、子供が自分なりに考えて話すのをじっと待っていてあげるのです。
そして、その話し方が要領の得ない、たどたどしく話すようなものであっても、子どもが話し終わるまでじっと聞いていてあげるのです。
能率の良さを優先させると、自分なりに考えて納得するという力が育ちません。
じっくり待ってあげるという忍耐力も、子育てには必要なのです。
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ときどき、次から次へと話をするお母さんがいます。
子供が、自分で考えて何かを言おうと思っても、考えているうちに、また次の話をお母さんから聞かされるので、結局聞き役だけになってしまいます。
子供は、聞くことによって物事を理解する力を育て、話すことによって自分の考えをまとめる力を育てます。
お母さんがひととおり話したあとは、じっくり子供の話も聞いてあげるといいと思います。
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親が話をせずに、子供の話を聞くだけでは駄目です。
子供は、親の話を聞きたいと思っているからです。
しかし、親が話して、子供が聞くだけになっても駄目です。
子供は自分なりに話すことによって、まとめる力をつけるからです。
子供との対話を進めるためには、親のちょっとした工夫が必要なのです。
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今は、公立中学、公立高校という選択も、かなり明るい見通しが持てるようになってきました。
だから、公立中高一貫校の受験は、合格はしてもよいが、最初から合格しないもりで受験するぐらいに考えておくといいのです。
なぜ、そういう姿勢でいるのがいいかというと、第一に、小学6年生はいくら本人が受験したいと思っていても、まだ自覚して勉強に取り組む年齢ではないからです。
本人が受験を希望していても、それは友達や親の言葉に影響されて、ムードでそう思っていることがほとんどです。
だから、合格すればそれはそれでいいのですが、不合格になったときに、それを自分の問題として受け止めることができません。
だから、不合格という経験が自分のプラスにならないのです。
第二に、公立中高一貫校の試験問題は、何度も言いますがガラパゴス化しているために、努力や実力に比例して合格するものではなく、合否が偶然に左右される面が大きくなっているからです。
努力のしようがあるものであれば、全力でがんばるということは、たとえそれば失敗に終わっても価値ある挑戦になります。
しかし、今の試験問題は、高倍率で、難問で、しかも問題数に比べて制限時間がかなり短いので、努力と成果の相関がきわめて低くなっているのです。
ところで、これまでは、志望校に合格するかどうかということがその後の人生を大きく変えるような感覚を多くの人が持っていました。
それは、中学生や高校生の時期は、まだ周囲の影響を受けやすいので、進学校に入ると、その進学校的な雰囲気で自然に勉強するようになるからです。
それは、学校の教育力というよりも、周囲の友達の教育力と言ってもいいものです。
そして、これまでは、学校以外に本格的に勉強をする場はほとんどありませんでしたから、ある学校に入ることは、その学校のレベルに合わせて勉強することにならざるを得なかったのです。
しかし、今は、ネットワークの利用によって、学校以外に勉強できる場が充実してきています。
本人にやる気があれば、学校に頼らずに勉強を進めていけるようになっているのです。
また、公立の中学、高校も、独自の改革を進めているところが多くなっています。
私立が優れているのは、受験生を集めることができるトップ校までで、そうでない私立校は、今後少子化の影響で財政的な余裕がなくなるという点で、公立よりも教育環境が不利になることが考えられます。
このように考えれば、近所の公立中学に進み、その後公立高校に進むということは、いい選択肢だとも言えます。
公立中高一貫校を受験するような生徒は、どの子も優れた実力を持っています。
だから、努力と成果の相関が低く、偶然の合否に左右される面の強い入試であまり消耗しないように、親は大きな目で余裕を持って受験に取り組んでいくとよいと思います。
公立中高一貫校受験という選択(1)
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受験に合格してもしなくても、その受験という経験自体に意味があるのは、子供が15歳以上になり自分の人生を自覚するようになってからです。
小学6年生の時点での受験は、合格すれば、その経験から得るものはありますが、不合格になると得るものはほとんどありません。
しかも、今の公立中高一貫校の受験は、努力に比例して成果が出るというものではなくなっています。
だから、受験に取り組むことはいいのですが、親がそこに過度に熱中しないことが大事です。
親の役割は、子供の長い人生をいつも見ておくことです。
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いい受験とは、自分なりに志望校の研究をして作戦を立てて臨む受験です。
塾や予備校に言われたまま宿題をこなすような受験は意味がありません。
どんなことでも、主体的にやったことは、結果にかかわらずあとに残るものがあり、人に言われたままやったことは、結果しかあとに残るものがないのです。
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子供は、面白い先生が大好きです。
面白い先生に教えてもらうと、つい一生懸命勉強してしまいます。
その先生が、真面目で学識豊かであるかどうかというようなことは、子供には関心がありません。
どの子も、楽しく勉強したいだけなのです。
小中学生の間の勉強は、もともと退屈なものです。
高校生や大学生になって考える勉強という要素が入ってくると、勉強はだんだん面白くなってきますが、それまでの小中学校の勉強は、必要だからやるのであって、面白さとは縁遠いものです。
例えば、かけ算の九九のような当然やらなければならない勉強も、自分から進んでやるような子はまずいません。
最初はしぶしぶとやって、できたのを褒められているうちに、少しずつ面白くなっていくのです。
それも、勉強そのものが面白いのではなく、褒められるから面白いのです。
ほかの勉強も、進んでやりたくなるようなものではないという点で共通しています。
作文ももちろん同じです。
自分の書いた文章が上手に書けているかどうかに関心を寄せ、書くことが好きになるような年齢は、もっとあとになってからです。
小学校の最初のころは、文章を書くという勉強は大して面白くないものです。
だから、小学校低中学年の生徒はよく言います。
「どうして、こんな勉強しなきゃいけないの」と(笑)。
ところが、そういう勉強に、なぜか子供が一生懸命取り組んでしまうことがあるのです。
それは、先生が面白い先生だからという場合です。
明るい楽しい先生に出会うと、子供はその先生の期待にこたえようとして熱心に勉強してしまうのです。
家庭学習をする際にも、同じことが言えます。
勉強は、真面目にやるものではなく面白くやるものです。
どう面白くやるかということは、親ができるだけ面白くやっていこうと思えば自然に出てきます。
少なくとも、声のトーンは明るく、顔はいつもにこやかにというだけでも、子供の勉強に取り組む雰囲気は違ってくるのです。
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真面目さと面白さは両立するものです。
しかし、真面目な先生は、つい面白さを後回しにしてしまいます。
本当は、面白さを先にして、真面目さはあとからつけたしておけばいいのです。
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作文の勉強は、そのときの感情に左右されます。
真面目な暗い雰囲気で、自由な明るい内容の作文を書くことはできません。
叱られながら、「楽しかったこと」という課題の作文を書くことを想像してみるとわかります。
だから、作文の勉強は特に明るく楽しくやっていくことが大事なのです。
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