府立福知山中学校・立命館中学校・東山中学校 D.Nさん
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和光高校(推薦) R.Iさん
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1月23日(火)に、発表交流会を引き続き行いました。
今回は、作文の構想図の発表と、日本銀行券に関する社会研究の発表がありました。
いろいろなことを準備してしっかり発表できる子は、勉強力に余裕があります。
今は、習い事に追われて、できるだけ手を抜いて勉強したいという子供が増えていますから、こういう発表する余裕があることは貴重です。
かつて、ゆとり教育の弊害が叫ばれたことがありますが、ゆとり教育は、現場の力がないと手を抜く勉強になってしまうことがあったからです。
逆に、子供たちの実力に余裕があるところでは、通常の勉強以上に密度の濃い勉強ができていました。
これからの社会では、与えられたものを受け取るだけでなく、自分から何かを創造する力が必要になってきます。
受け取る形の勉強は、必要になった時点で取り組めばすぐにできるようになります。
もちろん、すぐにとは言っても、体系的な勉強では数ヶ月以上かかることはありますが、それでもやる気になったときからが勝負なのです。
今は、親が焦って、子供にまだ勉強に対する意欲がない時期から、必要以上のことを詰め込んでいる気がします。
勉強は、親が、少しものたりないと思うぐらいのところが、子供にとってはちょうどいいところです。
多くの人は、子供の勉強が予定よりも早く終わると、つい追加の勉強をさせてしまいます。
本当は、そのときは、「わあ、すごい。早く終わってよかったね」と言っておしまいにするのがいいのです。
すぐに点数に結びつかない時間が、あとで子供たちの創造力の財産になってくるからです。
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小学校低学年の子供たちで、なぜ勉強しすぎの子が多いかというと、この時期は何でも簡単に吸収できる時期だからです。
だから、周囲の同じ年齢の子供でも、「もう○○ができる」などというすごい子が現れやすいのです。
そして、そういう子を見ると、親は自分の子供と比較して焦ってしまうことがあります。
しかし、そういう早期教育の差は、大したものでない場合がほとんどです。
学年が上がると、誰でもそこに追いつくので、結局低学年のころにあった差はなくなってしまいます。
しかし、大きく差のつくものもあります。
それは、読書と対話と自由な遊びです。
また、運動系、音楽系に近い勉強もそうです。
例えば、算盤は運動系に近く、暗唱は音楽系に近い勉強です。
しかし、いちばん大きなものは、やはり家庭の日常の中で言葉の生活を充実させることと、本人が自由に遊べる時間を大切にすることです。
言葉の充実は思考力を育て、自由な遊びは創造力を育てるからです。
そして、自由な遊びは、やがて年齢が上がるにつれて、自由な学問研究や自由な仕事の創造につながっていくのです。
自分なりの面白い実験や研究をしている子を見ると、私は将来有望だと思ってしまいます。
そういう子は、何をやるにしても、自分らしい一工夫を付け加えようとするからです。
一方、勉強に疲れた子は、やれと言われた最低限のことしかやろうとしません。
例えば、作文の字数の課題が600字だとすると、600字っぴったりで終わらせるのです(笑)。
作文の好きな子は、字数の目標とは関係なく、自分の書きたいことを納得行くまで書いていきます。
今は、字数ぴったりに終わらせる子の方が成績はいいことが多いのですが、将来は、目標を超えて熱中する子の方が大物になっていくのです。
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1月22日から26日まで、1週間の発表交流会が始まりました。
特に発表するものがない人は、読んでいる本の紹介です。
そして、研究や実験や工作や作文構想図などを準備してきた人は、その画像や動画を発表します。
22日は、家で稲を育てたこと、紙でブーメランを作ったこと、お茶の研究、雛人形の研究、牛乳パックで作ったエレベーター、などの発表がありました。
かなり本格的な研究もあり、大学教授の講義を聞いているような感じの発表もありました。
2月から、作文指導の中でもこういう発表が毎週できるように、オンライン作文の少人数クラスを開始します。
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12月の発表会に続いて、1月の発表交流会です。
答えのある勉強は、いい点数を取ることが目的で、それはそれで一つの意義がありますが、それだけではあまり面白くありません。
みんなと同じ答えを出すというのは、実力のある子にとってはものたりないからです。
作文のように、答えのない勉強は、発表によって意欲が出てくるのです。
12月の発表会に続いて、1月の発表交流会です。
答えのある勉強は、いい点数を取ることが目的で、それはそれで一つの意義がありますが、それだけではあまり面白くありません。
みんなと同じ答えを出すというのは、実力のある子にとってはものたりないからです。
作文のように、答えのない勉強は、発表によって意欲が出てくるのです。
こういう発表交流会のような機会があれば、うちの子もさせたかったなあと思います(笑)。
しかも、オンラインなので、自宅から参加できます。
特に、昨日は大雪だったので、通学教室は休みにしてしまいました。
しかし、発表会は温かい部屋の中でみんなでのどかに行うことができました。
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■海外で暮らすときも、日本語が学力の基礎という前提を忘れずに
どこの国の人も、生まれつきの母語をもとにしてものごとを考えます。
日本の子供は、日本語で考えたときに、最も深く考えることができます。
小中学生のころは、考える内容がそれほど深くないので、どの言語も同じように使えます。
しかし、その使い方は、主に伝達の道具としての使い方です。
言葉には、伝達の道具としての役割とともに、思考の道具としての役割があります。
学年が上がり高校生以上になると、日本語の力という思考力がそのほかの学力の基礎となっていきます。
ですから、日本語力は、常に勉強の前提として育てておく必要があります。
その日本語教育の方法は、日本語を話す友達や先生と、日本語を使って自分の好きな勉強を学ぶことです。
そのひとつが、言葉の森のオンライン作文少人数クラスです。
■海外帰国子女枠での受験という見通しを持った勉強を小学1年生から
都立の中高一貫校で人気の高い白鴎高附属中と立川国際中は、海外帰国子女枠の入試を行っています。
受験の条件は、海外在住2年以上、帰国後2年以内ですから、該当する可能性のある人は多いと思います。
しかも、一般枠が全教科の受験であるのにに対して、海外帰国子女枠の試験は作文と面接だけです。
また、一般枠では5倍から7倍の倍率であるのに対して、海外帰国子女枠の倍率はわずか2倍です。
このような海外帰国子女の生徒を対象にした受験は、ほかの都府県の公立、私立の学校にも広がっています。
また、中学入試だけでなく、高校入試や大学入試でも同じような形の試験が増えています。
海外在住で今後帰国する予定のある方は、将来の受験の見通しを立てて準備を進めていくことが大切です。
その準備は、都立中高一貫校の試験にもあるように、日本語の作文力と面接力を育てていくことです。
この作文と面接の勉強を、小学1年生から楽しい勉強として取り組めるのが、言葉の森のオンライン作文少人数クラスです。
■作文力だけでなく、読解力、面接力もつく言葉の森のオンライン作文指導
これからの受験勉強は大きく変わります。
従来の知識の詰め込みと、その再現力を評価するような試験は次第に少なくなり、読解力、思考力、作文力などを重視した総合的な学力を評価するものになっていきます。
言葉の森の作文指導は、長文を読んで感想文を書く形の読解力をつける練習を兼ねています。
また、作文の準備として親子の対話を勉強の一部として重視しています。
更に、オンラインの少人数クラスでは、先生と生徒とのやりとりだけでなく生徒どうしの発表や意見の交換ができるようにしています。
このような読解、対話、作文、発表という勉強を毎週続けることによって、読解力、作文力、面接力が自然に育っていきます。
これらの学力が、小学1年生からの楽しい勉強として進めていけるところに、言葉の森の作文指導の特徴があります。
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海外にいる日本人の子供にとって、日本語環境の不足と、帰国後の受験は心配の種だと思います。
それを同時に解決するのが、小学1年生から参加できるオンライン作文の少人数クラスです。
しかも、生徒どうしの質問や感想のやりとりなどを取り入れるので、海外帰国子女受験によくある面接試験にも対応できます。
ただし、教える先生のほとんどが今は日本国内なので、当面は時差の少ない東南アジアにいる日本の子供たち向けのクラスになります。
海外で森林プロジェクトの作文講師資格講座を受講する人が増えれば、時差のあるヨーロッパやアメリカでもオンライン作文の少人数クラスを開けるようになると思います。
海外のオンライン作文少人数クラスは、当面、日本人の子供たちが対象ですが、オンラインクラスには誰でも参加できるので、将来は、日本語を学びたい現地の外国人の生徒も対象になります。
そして、夏休みなどは、那須合宿所のサマーキャンプに一緒に参加してもらうのです。
その前に、2020年のオリンピックに向けて、オンライン作文で一緒に勉強している生徒の家族どうしが(気心が知れてくるので)、「じゃあ、日本に来るときは、家に泊まったら」というようになるかもしれません。
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■通信教育でも通学教育でもない言葉の森の新しいオンライン教育
通信教育の長所は、自宅でいながらにして勉強できることです。
しかし、その反面短所もあります。それは、孤独な勉強になりやすく、子供が単調な勉強に飽きてしまうことがあることです。
一方、通学教育の長所は、先生や友達とのリアルな交流があることです。
しかし、その反面短所もあります。それは、教室に通うために時間がかかることと、子供の勉強の内容が家庭で把握しにくくなることです。
言葉の森のオンライン作文少人数クラスは、この通信教育の長所と通学教室の長所を組み合わせた新しい形の教室です。
自宅のパソコンから、オンラインの教室につなげ、同年齢の子供たちと話し合いをしながら楽しく勉強を進めていくことができます。
必要な機材は、パソコン又はタブレット又はスマホだけで、難しい操作や設定は全く必要ありません。
■自宅でリラックスして学習し、同年齢の子供たちと切磋琢磨をして成長する
これからの勉強は、与えられた知識をただ覚えるようなものではなく、自分で考えて発表し互いに意見交換するようなものになってきます。
従来の受け身の勉強の場合は、大人数の一斉指導と、テストによる競争を組み合わせる形で勉強ができました。
しかし、作文のような個性が表れる主体的な勉強では、一斉指導やテストよりも、少人数の生徒どうしの顔の見えるやりとりが重要になってきます。
○×式で答えられる知識の勉強は、答えが一つですから、その知識のある人なら誰でも教えることができます。
しかし、作文や読書のような答えがない勉強は、教える人よりも、勉強する本人の意欲が重要になってきます。
そこで、同年齢の子供どうしの切磋琢磨の機会が必要になってくるのです。
オンライン少人数クラスで、読んでいる本を互いに紹介する機会を作るだけでも、参加する子供たちの読書の質と量は向上します。
それぞれの生徒の作文のよいところを互いに認め合うだけで、子供たちの作文の勉強に対する意欲は着実に高まっていくのです。
■家庭での親子の対話と経験を大事にする言葉の森の教育方針
言葉の森の勉強の特徴は、子供と保護者と先生の三者が連携して勉強を進めていくところにあります。
特に、作文のような本人の体験の実例が重要になる勉強では、準備として身近なお父さんやお母さんと対話をすることが大いに役立ちます。
子供の語彙力と思考力は、紙の上だけの無味乾燥な勉強によってではなく、両親との生きた会話の中で伸びていきます。
例えば、作文の課題が、「ぼく(わたし)の好きな遊び」という題名であったとしたら、事前にお父さんやお母さんが子供のころ好きだった遊びを取材するというようなことが作文の題材をより豊かに広げます。
小学生時代に、親子の対話の習慣がつくと、中高生になって作文の課題が難しくなったときも、必要に応じて親子で対話をすることが自然にできるようになります。
この親子の対話による協力が、受験作文の場合には、特に重要になってきます。
受験直前になってからの即席の対話ではなく、受験がまだずっと先の低学年のうちから親子の対話の習慣を作っておくことが大事なのです。
■中学入試だけでなく、高校入試、大学入試にも対応した小中高一貫カリキュラム
言葉の森の作文指導は、小中高一貫指導のカリキュラムです。
生徒の年齢層は、下は幼稚園年長生、小学1年生から、上は高校生、大学生、社会人まで幅広いのが特徴です。
高校生の場合は、大学入試に小論文があれば、その試験に対応した指導をします。
言葉の森の受験作文小論文指導は長い蓄積があるので、どのような傾向の問題に対しても対応できます。
小学生のときに楽しく作文を書く練習をすることが、そのまま大学入試の小論文を書く力をつける指導になっているのです。
言葉の森では、小学生のときから作文の勉強を始めて、中学生、高校生までずっと続ける生徒や、途中でやめてもまた再開するという生徒が多いのです。
作文に特化した勉強で何年間も継続して学習を続けられるというのが、言葉の森の作文指導の特徴です。
■知識の詰め込みではなく、思考力、共感力、創造力を大切にする教育理念
言葉の森が作文教室を始めたころは、まだ入試に作文や小論文の試験が今のようにはなかった時代です。
言葉の森が作文専科の教室を始めた動機は、答えのある勉強は独学でできるが、答えのない勉強は評価してくれる第三者がいなければできないと考えたからです。
だから、作文指導を通して行う教育も、常に、子供たちの個性、知性、感性を育てることに結びつけて考えています。
近年は、入試に作文小論文のあるところを受験する生徒が増えてきたために、受験に合格する指導もおこなっています。
しかし、もともとの原点は、個性、知性、感性を育てるための作文教育です。
個性、知性、感性を別の言葉で言えば、創造力、思考力、共感力です。
単に上手な文章を書くことが目的なのではなく、作文を書くことを通して人間的にバランスよく成長することが言葉の森の勉強の目的なのです。
■オンライン作文少人数クラスの体験学習を受付中
言葉の森では、現在、先生と生徒の1対1の電話通信指導を中心に作文の通信教育を行っています。
この1対1の電話指導は、長年の実績があり、幼児・小学生から、高校生・大学生・社会人まで確実に実力をつける指導法として定着しています。
しかし、言葉の森では、これまでの1対1の電話指導の更に先を行く指導法として、少人数クラスのオンライン指導を行うことにしました。
これは、ウェブ会議システムを使い、同年齢の少人数の生徒と、担当の先生が対話をする形で進める授業です。
このような少人数クラスのオンライン指導を始めた理由は、生徒どうしの勉強面での交流があることによって、作文の勉強に更に意欲的に取り組めることがわかってきたためです。
このオンライン作文の少人数クラスに参加する際に必要な道具は、パソコン又はタブレット又はスマホだけで、難しい設定は全く不要です。
また、オンラインの少人数クラスの授業から、これまでの1対1の電話指導だけの授業に戻ることもいつでもできます。
●オンライン作文少人数クラスの時間割(2018年3月から開始予定)
○新小学4・5・6年生・中学生 月曜 19:00~19:45
○新小学1・2・3年生 水曜 17:00~17:45
○新小学1・2・3年生 木曜 17:00~17:45
○新小学4・5・6年生・中学生 木曜 19:00~19:45
(2018年2月10日改定)
※勉強が時間内で終わらない場合でも、そのままZoomのクラスに残って勉強を続けられます。
※各クラスの定員は、いずれも5~6名です。
※授業は、月4回あります。欠席した場合は別の日に振替ができます。
※受講料は月額8,434円、入会金は10,800円です。(ご兄弟の場合の入会金はお一人分だけです)(受講料・入会金などは、オンライン少人数クラスの授業も、電話指導だけの授業も同じです。)
なお、言葉の森は、オンライン作文少人数クラスのほかに、自主学習クラスと思考発表クラブでも、オンラインの少人数の授業を行っています。
●オンライン自主学習少人数クラスの時間割(2018年3月から開始予定)
○新小学1・2・3年生 月曜 17:00~17:45
○新小学1・2・3年生 火曜 17:00~17:45
○新小学4・5・6年生・中学生 金曜 18:00~18:45
○新小学4・5・6年生・中学生 金曜 19:00~19:45
(2018年2月10日改定)
※勉強が時間内で終わらない場合でも、そのままZoomのクラスに残って勉強を続けられます。
※自主学習クラスの勉強の内容は、国語・読書は必須、算数・英語は選択。そのほかに暗唱、スタディサプリにも対応します。
※現在、1対1の自主学習クラスの授業を受けている人で、新し少人数の自主学習クラスに移動する人は、担当の先生が代わります。
※受講料は、月額2,160円です。
●オンライン思考発表クラブの時間割(現在既に行われています)
○新小学4・5・6年生・中学生 月曜 18:00~18:45
○新小学1・2・3年生 火曜 18:00~18:45
○新小学4・5・6年生・中学生 火曜 19:00~19:45
○新小学1・2・3年生 水曜 18:00~18:45
○新小学4・5・6年生・中学生 水曜 19:00~19:45
○新小学1・2・3年生 木曜 18:00~18:45
※授業が終わったあとも、友達と続きの話をしたい人は、「中庭」に移動して話を続けられます。
※受講料は、月額2,160円です。
●オンライン少人数クラスの一覧票
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1700~1745 | 自学(小123)
| 自学(小123)
| 作文(小123)
| 作文(小123)
| |
1800~1845 | 思発(小456中)
| 思発(小123)
| 思発(小123)
| 思発(小123)
| 自学(小456中)
|
1900~1945 | 作文(小456中)
| 思発(小456中)
| 思発(小456中)
| 作文(小456中)
| 自学(小456中)
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全国で初めてだと思いますが、オンライン作文の少人数クラスがスタートします。
答えのある勉強は点数をつけたり、競争をさせたりして、励みにすることができますが、答えのない勉強はそうではありません。
言葉の森で作文を学んでいる生徒は、それでもまだやる気があります。
それは、先生とのコミュニケーションがあるからです。
しかし、作文は、手を抜こうと思えば、いくらでも手を抜ける勉強です。
正解のない勉強は評価が甘くなるので、その甘さに安住してしまう子も多いのです。
しかし、友達どうしの交流があれば、そういうことは言っていられません。・
それは、遊びが、やはり正解がないものであるにかかわらず、熱中することからもわかります。
そういう子供どうしのコミュニケーションの要素を取り入れたのが、このオン・ラインの少人数クラスです。
言葉の森は、全国初ということが多いのですが(笑)、今回も全国初の取り組みになると思います。
しかし、オンライン作文の少人数クラスというのは、コンセプトがわかりやすいので、参加希望者は多いと思います。(言葉の森の生徒の場合は、追加の料金などはかかりません。)
将来は、1対1の電話指導はむしろ少なくなり、ほとんどの講師と生徒がオンラインの少人数クラスで勉強するようになると思います。
少人数の規模は、5~6名で、生徒どうしの交流が生かせるようにする予定です。
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日本は、言霊の幸はふ(さきおう)国と言われてきました。
万葉集の時代には、貴族だけでなくさまざまな身分の人がそれぞれに歌を作り、歌を交わすという豊かな言葉の文化が育っていました。
江戸時代に日本を訪れた外国人が驚いていたことに、日本人が女性も含めて日常生活の中で頻繁に手紙を書いてやり取りをしていたということがあります。
また、太平洋戦争で日本軍と戦ったアメリカ軍がやはり驚いたのは,日本の兵士たちが末端の兵隊も含めて、多くの人が手帳にその日の日記を書いたり歌をしたためたりしていたことです。
私の父に昔、戦時中に書いたものを見せてもらったことがあります。
戦争が終わり志那から引き揚げるときに、日本に近づく船の上から見た富士山に対する思いが簡潔に書かれていました。
日本の多くの兵隊が、このように戦争のような非常時の中にあっても、文章を書く文化を持っていたのです。
このように言葉を大切にする文化というものが、日本の歴史に深く流れていたのですが、最近そこに陰りが出てきているように思います。
読解力のテストで、中高校生の約半数が教科書の中に書かれている文章を正しく読み取れていないかったという結果が出ています。
教科書の文章が読み取れないのであれば、例えば新聞の文化欄のコラムなどはさらに読み取ることができないのではないかと思います。
高校生の不読率(1ヶ月に1冊も本を読んでいない人の割合)が5割を超えているという調査もあります。
文章を読み取れない子、本を読めない子が年々増えているのです。
読解力というものは、見方を変えれば思考力と同じですから、日本の子供たちの読解力が低下しているということは、将来の日本人の思考力が低下していくということではないでしょうか。
そして、この読解力の低下よりもさらに大きな問題であるにもかかわらず、その問題がまだはっきりと見えていないものに作文力の低下があります。
ひとまとまりの長い文章を書く力が、全体的に低下しているのです。
読解力が思考力であるとすれば、作文力は創造力です。
子供たちの作文力が低下しているということは、将来の日本人の創造力が低下していくことだと言ってもいいのではないでしょうか。
この現状を改善するためには、子供たちの中に、本を読む文化、作文を書く文化を育てていく必要があります。
言葉の森が作文教室を始めた動機は、普通の勉強は独学でもできるが、作文は第三者からの評価がないと本人だけで実力を向上させることができないと考えたからです。
言葉の森が作文教室を始めてから、他の作文教室も少しずつ生まれてきましたが、まだ日本の子供たちに作文の文化を広げるところまでは行っていません。
そこで、言葉の森はこれまでの長年の作文指導の蓄積を生かして、森林プロジェクトという作文講師資格講座を開始しました。
この作文講座を受けることによって、言葉の森の膨大な教材や教授法をすべて使えるようになります。
作文指導というものは、かつては国語の大家でなければできない難しい指導分野だと言われてきました。
しかし、言葉の森の指導法を使えば、今では誰でも小学生から高校生までの高度な作文指導ができるようになっています。
また、言葉の森では、これまでの作文指導のほかに、更にオンラインの思考発表クラブなど新しい教育システムを開発しています。
近年の情報通信技術の発達と、教育に対する保護者の意識の変化によって、作文を含めた新しい教育を広げる条件が次第に広がっています。
また、子供たちの作文教育の普及とともにもう一つ大事なことは、これから大人たちも、今の仕事以外に自分の好きな仕事を始める時代が来ているということです。
子供たちの作文指導というのは、成績を上げるための詰め込み勉強とは違って、子供の思考力や創造力を育てるという意義のある仕事です。
この仕事に携わることによって、作文以外にも自分の得意な分野を深めて子供たちに伝えることのできる可能性が広がります。
言葉の森では、この森林プロジェクトという作文講師資格講座をただの講座の受講だけで終わらせずに、受講後も日常的な講師どうしの研修や交流の場として発展させていきたいと考えています。
「すべての子供たちに豊かな日本語の作文力を」という趣旨に賛同される方は、ぜひ森林プロジェクトに参加して、言葉の森と一緒に日本に作文文化を広げ、言霊の幸はふ国を育てていきましょう。
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先日の森林プロジェクトのオンラインカフェで、人によっては30人も40人もの生徒を抱えて、さまざまに教え方を工夫をしている教室があることを知りました。
作文教室を開いていると、普通の勉強の教室とは違ういろいろな問題に出合います。
例えば、ひとりでもお喋りな子がいると、ほかの子が作文を書けなくなるということがありました。
そのお喋りの原因は、書くことを準備せずにただ教室に来るだけの子がいることです。
これは、予習シートを渡すことによって大きく改善され、今ではほとんどの子が教室に来てすぐにしっかりと作文を書くようになっています。
今後も、森林プロジェクトで定期的なオンラインカフェを開き、日本の子供たちに作文文化を広げていきたいと思っています。
なお、森リンがやっと復活し、12月分から再び森リン大賞が選出されるようになりました。
これまでの森林プロジェクトの作文教室は通学が中心でしたから、教え方の研修や共有がなかなかできませんでした。
今後は、オンラインの少人数クラスの教室を広げるので、多くの人の教え方のレベルが上がると思います。
ところで、オンラインの少人数の教室というのは、ほかのところではまずやっていません。
それは、臨時の休講や代講に対応することが難しいからです。
森林プロジェクトでそれができるのは、講師の間の連携プレーが可能だからです。
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上智大学(推薦) M.Hさん
(中2まで在籍;担当講師より) 「(年賀状が届き)作文を書いていて良かったと思える日が来ました。」と書かれていました。
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