ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3287番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
作文は伸ばすのが先、直すのは後 as/3287.html
森川林 2018/04/24 06:55 


 作文指導をしていると、保護者の方からよく聞かれる相談の中に、もっと上手にするにはどうすればいいのかということがあります。

 作文を見てそれをより上手になるように直す、という添削の方法によって上手にできる範囲は限られています。
 作文を上達させるためには、直すよりも先に作文力を伸ばす必要があるのです。

 伸ばす前に直していくと、そのときは多少よくなったように見えても、そのまま直し続けて上達するわけではありません。
 それよりも、自分の書いたものが直されるというストレスで、子供は作文を書くことがだんだん負担になってくるのです。
 直すよりも先に伸ばすことを考えるというのが、作文の勉強の基本方針です。
 しかし、そういう考え方で作文指導を行っているところは、学校や塾も含めてほとんどありません。

 では、伸ばすためにはどうしたらいいかと言うと、それは準備をすることなのです。

 その準備とは、第一に題材の準備です。
 あるテーマについて、子供の考えた実例だけでなく、お父さんやお母さんの体験談も話してあげるのです。
 また、自分で調べる力がある子供であれば、そのテーマに関連する資料をデータが入るような形で調べるのです。

 第二に、そのテーマについて親子で話し合うことです。
 大人の視点を知ることで、子供は、感想をより深めて書いていくことができます。

 題材をふくらませていくことと主題を深めていくことが作文の準備で、その準備ができた上で書いた作文の表現を工夫して行くという形で作文を上達させていきます。
 その表現の工夫とは、低中学年であれば個性的なたとえ、高学年や中高生であれば(言葉の森で自作名言と呼んでいる)光る表現などです。

 書き終えたあとの作文については、その作文のよく書けたところを褒めるだけというのが基本です。
 作文は、直して上達させるのではなく伸ばして上達させるという基本を忘れないように子供の作文を見ていってください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180424  
 子供の作文を直して上達させるというのは、教える側の自己満足にすぎません。
 作文は直ったように見えても、子供の作文力は変わりません。
 何度も同じように直されている間に、子供はだんだん書くことを嫌がるようになります。
 作文を直すよりも先に、作文力を伸ばす必要があるのです。


nane 20180424  
 作文力は、書くことで力がつく部分と、読むことで力がつく部分とがあります。
 しかし、ほとんどの人は、書くことだけで作文の勉強を見ています。
 書いたあとの作文をどう直すかということよりも、書く前の作文をどう準備するかということの方が大事なのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭で教える作文(55) 作文教育(134) 

記事 3286番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
受験作文の解説5.1週 as/3286.html
森川林 2018/04/23 05:43 

 ハイパー作文の5.1週の動画をアップロードしました。
 これは、小学校高学年、中学生の受験作文の予行演習として説明しているものです。
 この課題で作文を書く必要はありませんが、問題と解説を見て、お父さんおかあさんと似た例を話し合ってみるといいと思います。
>
https://youtu.be/wKNt7sHQxA0

※ハイパー作文の動画は、オンライン発表作文クラスの高学年、中学生向けの資料として載せているものです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180423  
 受験作文の書き方を5分で解説しています。(中学受験向け、高校受験向け合わせて10分です)
 短い動画ですが、重要なところに絞って解説しているので受験生には参考になると思います。


nane 20180423  
 この解説を書くのに平均して1本15分ぐらいかかっています。
 こういう解説が、もう1,420件にもなるので、今度この一部を出版する予定です。
 これで、小中学生の受験作文の解答レベルがぐんと上がるのではないかと思います。
 そうすると、人間の手による採点はますます大変になるので、早く人工知能による採点を導入するといいと思います。
 そのアイデアは実はあるのです。今の森リンとは違う仕組みですが。
 いつか時間ができたらそのプログラミングをしたいと思っています。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習