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日本と世界を救う新政治経済政策 as/340.html
森川林 2008/12/26 04:16 
 必要なのは、過去の解説ではなく未来の青写真です。日本と世界の未来に向けて四つの提案を行います。

 第一は、政治です。
 政治において必要なのは、スピード、自主性、自由です。
 志のある人がリーダーになり前面に出る必要があります。
 そのためには、選挙活動にインターネットを全面的に活用することです。
 勇気と知恵と愛のある人が、資金と人材と組織の力を生かせるようにすることです。

 第二は、経済です。
 経済の柱は二つあります。一つは、バブルで毀損している現通貨(円、ドル)とは別に新通貨を作ることです。もう一つは、新しい公共事業によって雇用と需要を創造することです。
 まず、新通貨です。新通貨は、ディジタルマネーで、生鮮食料品のように使わないと減価する性質を持たせ、全国民に年齢に応じて定期的に一律に支給します。
 生活に必要なものは、この新通貨で世の中に流通させることができるようにします。
 次に、新しい公共事業です。旧来の古い公共投資を行うことは、ほころびかけた器に水を注ぐようなもので生産の乗数効果はありません。何から何まで新しい巨大な公共事業を行う必要があります。
 具体策として有望なのは、領海内の島嶼周辺にメガフロートを大量に浮かべることです。これは、広大な領海を持つ日本の特性を生かした公共事業です。
 エネルギーは、潮力発電と太陽発電を利用します。潮力発電とは、日本の周辺を流れる黒潮や親潮などの海流を川の流れと見なして水力発電を行うことです。
 メガフロートは、地震や津波に強いので、防災対策にもなります。インドネシアの津波のとき、近くの海域を通る船舶が無事だったことと同じです。台風などが直撃しそうなときは、移動して回避することも可能です。
 食糧生産は、牡蠣などの魚貝類を養殖します。周囲に広がる海という巨大な畑を利用するという考えです。淡水は、雨水を海中に貯蔵しておき利用します。これは、日本列島が雨水を大地に貯蔵していることと同じです。
 メガフロートは、外国人移民対策としても活用できます。移民の受け入れは、日本の国内に異文化を作らない方法で行う必要があります。移民が日本語を習得し日本文化に同化する形で受け入れるのであれば問題はありません。メガフロートは、日本文化の出島のような場所になります。移民は、まず出島で日本語教育を受けながら生産活動を行います。将来考えられる中国からの大量難民の受け入れも、同じ形で行うことができます。
 人間は、エネルギーと衣食住が確保されれば、そこで自立した経済圏を作り生活していくことができます。メガフロートのような新天地では、更に新しい経済活動のアイデアが生まれてくると思います。
 日本の国内で、地域の特性を生かした公共事業を行うように、世界に対しても、それぞれの地域の特性を生かした公共事業を提案していきます。
 その際に、日本で行ったのと同じような世界新通貨を提案します。世界新通貨は、ディジタルで、人口に比例し、年数とともに減価し、全世界に定期的に一律に支給されます。この新通貨は、現通貨と並行して利用され、世界中の人々の真のニーズを流通させるために使われます。

 第三は、教育です。インターネットを活用した無償の教育を広げる必要があります。
 また、学習する内容を、現在の受験のための知識から、人生のための知識・技能に組み替えていく必要があります。教育が、人生における幸福、向上、創造、貢献を目的とし行われるようになれば、もっと密度の濃い精選された学習が行われるようになります。
 そのためには、教育の重点を、家庭教育、地域の協力、自学自習、ネットの活用へと移していく必要があります。

 第四は、国防です。日本の平和は、世界の平和との関連で考えるべきです。まず、世界に、新国連を提案し設立します。これは、現国連を否定するものではありません。自衛隊は、新国連に寄付します。次に、核廃棄条約を提案します。条約の内容は、「他国がすべて核を廃棄することに同意するなら自国も同意する」というものですから、どの国にとっても無理な内容ではありません。日本の対外援助などの政策は、この条約批准を基準にして行います。

 未来は、考え方次第でいくらでも明るくなります。歴史は、運命ではありません。多くの人が歩く方向に作られていくのです。


マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。



ブログ
 森川林のブログを更新しました。
「愛とは貧しさを分かち合うことではなく」
http://ameblo.jp/kotomori/entry-10181387434.html

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政治経済社会(63) 

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中学生以上の長文暗唱について as/339.html
森川林 2008/12/25 21:36 
 中学生以上の人にとって、長文暗唱の勉強を新たに始めるのはかなり難しいと思います。その理由は、第一に、この時期は親の言うことを聞かなくなる年齢だからです。第二に、今の中高生は、暗唱というスタイルの勉強に慣れていないからです。
 ですから、中学生以上の生徒については、暗唱の勉強を無理にしなくても結構です。これまでと同じ長文音読をやれる範囲でやっていってください。
 先生も、授業前の自習チェックを二通りの方法で行います。一つは暗唱で、もう一つは長文の穴埋め問題です。

 しかし、将来は、暗唱中心の自習になるべく慣れるようにしていきたいと思います。そのために、具体的な成果の紹介や、自習のしやすい工夫などを新聞に載せていく予定です。
 なぜ暗唱が大事かというと、暗唱は国語力に結びつくからです。言葉の森では、難読の復読ということで、難しい文章を繰り返し読む勉強をすすめています。これは、入試問題レベルの文章を繰り返し黙読していくことなのですが、実際には、黙読の勉強というものは形骸化しがちです。そこで、これまでは音読の自習を中心に行ってきました。音読は、黙読よりも勉強の形がはっきりしているからです。しかし、この音読も、先生が確実にチェックできないという弱点がありました。今回の暗唱の自習は、この黙読や音読による難読の復読を発展させたももです。
 また、暗唱は作文力にも結びつきます。言葉の森では、中高生の勉強の方向として、現在、暗唱とマインドマップ風構成図を組み合わせた形を考えています。この暗唱と構成図が確実にできるようになったあと、音声入力による作文指導を行っていく予定です。この勉強は、高校や大学の入試の小論文の学習はもちろん、その後の社会生活でも学力の大きな武器になると思います。

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