google+が来年廃止されることになったので、その代わりになるコミュニティツールを探していました。
slack、chatwork、workplace、G suiteなど、いろいろ見てみましたが、どれも一長一短でした。
最初、workplaceがよいと思ったのですが、同じドメインでないと使えないので、生徒に新たなメールアドレスを渡しても煩わしいだろうと思い、やめました。
chatworkも見せてもらいましたが、記事のスレッド表示ができず、チャットがどんどん流れていくだけなので、じっくり話をするコミュニティとしては使えないと思いました。
slackもたぶん同じです。
G suiteは、無料版がないのでだめでした。G suiteは、ビジネスモードのgoogleハングアウトやgoogle+が使えるので、それなりにいいとは思いますが、生徒全員が参加するのはすぐには難しいと思いました。
そして、結局、自前で作ったオープン教育掲示板を利用することにしました。
しかし、画像や動画をオープン教育掲示板に直接アップロードするとサーバが重くなるので、今後は、自分のgoogleフォトにアップロードした画像や、youtubeにアップロードした動画のリンクを貼り付けてもらうことにしたいと思います。
長期的に考えると、そのように自分の作品は自分のgoogleフォトで管理しておいた方がいいと思います。それは、自分のgoogleフォトのページで、削除も、共有の開始停止も、すぐにできるからです。
さて、今回のgoogle+移転問題で、新たに確信したことがありました。
それは、言葉の森の生徒は、単に何年間か作文の勉強をするお客さんと考えるのではなく、今後始める同窓会のメンバーになってもらうことも含めて、
一生、教育と文化の面で付き合いを継続できる仲間にしていきたいということです。
そのために、言葉の森は、次のように方針を大きく変更することにしました。
それは、第一に、作文教育から全教育へと守備範囲を広げることです。
その全教育の目的は、これまでと同じ、子供たちの真の実力を育て、家庭と地域を基盤に、点数よりも文化を重視し、競争ではなく創造を目指す教育を行うということです。
具体的には、作文だけでなく、読書、暗唱、国語、算数数学、英語、理科実験、プログラミングなどの教育も行っていくことです。
それを例えば、今後、寺子屋オンラインの次のようなコースで実現していく予定です。
・作文コース+読書紹介
・発表学習コース+暗唱チェック+その他
・自主学習コース(作文・読書・暗唱・国語・算数・数学・英語・その他)
作文と発表学習は、発表と交流を中心としたコースで、自主学習は、自学自習と先生の個人チェックを中心としたコースです。
第二は、幼児から社会人までの全年齢の生徒を対象にすることです。
これまでは、「作文を書く」という力を本人が持てる小1あたりからスタートし、大学入試に向かう高3あたりまでを一区切りとしていました。
しかし、全教育ということを考えれば、読書と対話を中心とした教育や、親子作文の教育などに力を入れることができます。
また、子供が本当に書く力と考える力をつけるのは、高3から20代前半にかけてですから、その時期に読書、特に難読を中心とした交流を進めていけば、ほかではできない価値ある教育になります。
そして、社会人になっても、同窓会に参加して知的な交流を深めていくことができます。
そのような一生続けられる教育を提供する教室にしていきたいと思います。
第三は、全教育、全年齢と語呂合わせ的になりますが、講師も全生涯を言葉の森の指導に充てることができるようにすることです。
言葉の森の講師は、定年はありませんが、それでも90歳や100歳になれば、子供を教えるのが難しくなる時期が来ます。
しかし、そのときまでに、自分の後を継ぐ講師を育てておけば、親講師と子講師の関係で、間接的に子供の教育に携わることができます。
それが、同時に私設年金制度のような形になるのです。(森林プロジェクトの植林システムという名前をつけています。)
これからの世の中であてになるものは、資産でも、資格でも、投資でもなく、日々人に喜ばれる仕事ができることです。
そして、自分が仕事ができなくなっても、それまでに仕事のできる人を育てておけば、その人を通して仕事をしていることになるのです。
以上が、おおまかな言葉の森の今後の方針です。
この方針の前提となる考え方は、この世界で根本的に価値あるものは「創造」だということです。
例えば、人類が最初に火の利用を考えついたとき、そこで創造が生まれました。
その後の火の利用の普及は、便利さの普及であって創造ではありません。
最初の発見又は発明のときに創造があったのです。
同じように、人類が最初に車輪を発明したとき、そこに価値ある創造が生まれました。
その後の車輪の利用の普及は、便利さの普及であって創造ではありません。
最初の発明のときにだけ創造があり、したがって価値が生まれたのです。
現代の社会でも同じです。
今は、お金の流通が、創造ではないところで大きく動いているので、何が本当に価値あるものかが見えにくくなっています。
宝くじが当たったなどということは、お金の移動を生み出しはしますが、何も価値あるものを生み出していません。
真に価値あるものは、この世の中にまだないものを創造したときに生まれます。
短期間の狭い範囲に限って言えば、宝くじに当たることは富を生み出したように見えます。
しかし、長期間の人間社会全体に関して言えば、創造が行われたときだけ富が生み出されるのです。
だとすれば、これからの日本の社会が目指す道は、多くの人が、自分の今いるところで小さな創造を積み重ねることです。
その中には、火の発見や車輪の発明のような大きな創造もあるかもしれません。
しかし、それも、小さな創造の幅広い裾野によって生み出されるはずです。
このように考えれば、価値ある創造を生み出すもとになる、子供たちの創造教育こそが社会の中心的な関心になる時代が来るのだと思います。
今の世の中は、子供たちの教育が中心になっているのではなく、もっと別の大人の都合が中心になって回っています。
これを、すべての社会人が子供の教育に関心を持ち、子供の教育中心に社会の運営を考えるような社会にしていく必要があります。
言葉の森が、今後の方針として、全教育、全年齢、全生涯を考えているのも、こういう教育に対する考えがあるからです。
さて、このような大きな方針の変更を考えて数日してから、突然引越しの機会がやってきました。
今の通学教室は、特に不便はないのですが、3階でエレベーターがないので、荷物運びの人がいつも大変な思いをしていました。
そして、1、2階の飲食店の入ったビルの上にあるので、教育の場とは少し雰囲気の違う感じがありました。
たまたま、今の教室から距離として600メートルぐらい離れたところで、駅から徒歩4分ほどのところに、小さな4部屋が取れるフロアがありました。
全体のスペースは今よりも狭くなりますが、今はほとんど使っていない空間もかなりあるので、毎日の授業や仕事には差し支えありません。
そこで、この10月から11月にかけて引越しすることになります。
さて、それとはまた別の話ですが、たぶん来年早々、新しい本がもう1冊出る予定です。できれば、今年中に出るといいのですが、それは今後の進み具合によってです。
今度の本の内容は、国語の読解、記述、作文に関する参考書です。
これまで、生徒の保護者から、よく読解問題の解き方や、記述問題の書き方の質問を受けていましたが、この本を読めばすぐにわかると思います。
読解については、この本のとおりに勉強すれば、必ず成績が上がります。
小学生を対象に書いていますが、中学生でも、高校生でも同じように役立ちます。
センター試験の国語の成績を上げたい人は、ぜひ読んでみるといいと思います。
小学生の場合は、子供が読むには少し難しいので、保護者が読んで理解し、子供の国語のテストに当てはめて考えるようにしてください。
このように、いろいろなことが重なる10月、11月になりますが、最近読んだショートスリーパーの堀さんの本を参考にしながらがんばってやっていきたいと思っています。
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真に価値あるものは、創造です。
これから世の中が大きく変化すると思いますが、資産も、資格も、資源も、本当の意味ではあてになりません。
世の中で、人に喜ばれることをすることと、何かを創造することが、最後に残る価値あるものです。
その根本に立ち返れば、子供の教育の方向も自ずから決まってきます。
そういう原点をときどき振り返りながらやっていきたいと思います。
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今月は、寺子屋オンラインのやり方を変えるので忙しくなりそうだと思っていたら、それに輪をかけて忙しくなる話が出てきました(笑)。
突然引越しが決まったのです。(ほぼ決まったということですが。)
これから世の中の変化が速くなるから、それに追いつけということなのだと思います。
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普通、勉強というと、答えが一律に決まっているもののことを言います。
だから、一斉指導の形の授業が有効で、それが能率のよい勉強の仕方になっています。
しかし、答えが決まっている勉強でも、学年が上がるにつれて内容が難しくなると、それに応じて習熟度によるクラス分けが必要になってきます。
特に、今のように家庭環境の差が大きくなると、低学年のうちから、読書習慣などによって勉強以前の差が生まれてきます。
その習熟度の差に対応した教え方が、個別指導です。
しかし、答えのある勉強の世界で最も能率のよいのは、一斉指導でも個別指導でもなく自学自習です。
子供がまだ自分で勉強を進められない年齢のときは、親が協力して親子で進める自学自習が最も能率のよい勉強法になります。
ただし、この家庭での自学自習の難点は、一般に親が性急に成果を求めすぎるところにあります。
読書習慣などは、子供本人の好きな本を、短いページ数でよいので、毎日休まずに気長に続けていくことが大切なのですが、多くの親は、子供にとって難しすぎる本を、週に1回か2回、集中して読ませて、その読んだ結果についてテストをするような濃い勉強的な読書をさせがちです。
そのために、力がつく前に、親子喧嘩になってしまうことが多いのです。
この家庭での自学自習をやりやすくするために、言葉の森では寺子屋オンラインの自主学習クラスを開いています。
ただし、今の自主学習クラスのやり方はまだ子供たちの交流がなく、定期的な評価などもないので、今後はこの面を改善していく予定です。
さて、答えのある勉強は、今後寺子屋オンラインを利用した自学自習でカバーしていけるようになりますが、これからの学力の中心は、答えのない勉強になります。
AI化が進む時代には、この答えのない勉強の実力をいかにつけていくかということが大事になってきます。
その答えのない勉強では、子供たちが、個性的で創造的な研究をし、それを友達の中で共有し、互いに交流する形の勉強が中心になります。
そういう勉強の代表が、読書と作文とプログラミングです。
これらの勉強は、初心者のころは一斉指導でもできますが、学年が上がりレベルが上がってくると、同じレベルの子どうしの発表や交流が勉強の意欲につながるようになります。
そして、これらの勉強は、高校3年生になったから卒業というものではなく、更に長期間、自分の力を向上させていけるものです。
実は、子供たちの学力が深いレベルで成長するのは、高校3年生の18歳から20代前半にかけてです。
もし大学生になったあとも、年に何回か、小学1年生時代から一緒に寺子屋オンライン勉強してきた友達と、読書や作文やプログラミングやさらには将来の仕事などについての交流ができれば、これはかけがえのない学習の機会になると思います。
今行っている、寺子屋オンラインの作文クラスと発表学習クラスは、このような長期的な勉強として進めていきたいと思っています。
そのために、今後は寺子屋オンラインクラスの生徒募集に力を入れ、その生徒増とクラス増に対応するため、森林プロジェクトの講師育成に力を入れていこうと思っています。
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答えのある勉強は、個性のない勉強です。
個性のない勉強が最も得意なのはAI(人工知能Z)です。
漢字や計算の勉強で人間とAIが競争したら、絶対に人間が負けます。
そして、そういう分野は年々広がっています。
だから、人間は、漢字や計算などの学力は8割押さえておけばそれで十分で、あとの余力は個性のある学力づくりに向けていくことです
そして、もし、試験などで漢字や計算も10割近くにする必要があるときは、試験直前に集中学習をして間に合わせればいいのです。
狭い日本の、さらに狭い学校や塾の先生の評価に合わせるのではなく、将来の世界という大きな枠で考えていくことです。
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個性が大事な時代と言っても、基礎学力は必要です。
その基礎学力とは、昔ながらの読み書き算盤です。
その中でも、最も大事なものは暗唱です。
暗唱力があれば、読解力、思考力、表現力も伸びるからです。
そして、暗唱は小1以前からでも、誰にでもできて、しかも慣れると楽しくなってくるからです。
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東大の2020年からの大学入試入試における英語の方針が発表されました。
それは、民間試験利用の英語の成績が、国際的な尺度であるCEFR(セファール)でA2以上だということです。
そして、これは出願の要件であって、得点としては加算しないということです。
CEFRでA2のレベルというのを英検で見てみると、準2級から2級の実力で、高校卒業時に生徒の半分が達成すべき基準だとされている水準です。
以前、東大の推薦入試で、「学力は、センター試験で8割取れればよい」とされていましたが、それと同じ発想です。
つまり、学力はある程度あればそれでよしとして、あとは思考力とか、創造力とか、個性的な関心や意欲のようなものを優先するということなのでしょう。
これは、これまで東大の入試に合格してきた成績優秀な子供たちの中に、優秀なのは成績だけで、論文もまともに書けないとか、学問に対する意欲もないとかいう子が目立ってきたためではないかと思います。
この入試の成績と真の学力との乖離は、予備校の入試対策が充実してきたことと比例しているはずです。
言い換えれば、大学入試の対策が充実すればするほど、入試が科挙化していったのです。
そして、これは、大学入試に限らず、高校入試でも、中学入試でも起きつつある現象です。
成毛眞(なるけまこと)さんは、最近の著書の中で、面白いことを述べています。
それは、今活躍している若者たちの多くは「ゆとり世代」で、勉強漬けにならなかった中高生時代を過ごしていたというのです。
AI時代に、学力の基準は大きく変わってきます。
これまで優秀とされてきた学力の中には、AIでカバーできるものがかなりあるのです。
では今後、子供たちの真の学力を伸ばすという場合、何を伸ばしていったらいいのでしょうか。
私は、それは広義な意味での国語力だと思います。
その国語力とは、漢字書き取り力とか、選択式の読解力とか、文学の読み取り力とかいうものではなく、もっと根本的な哲学に近い思考力なのです。
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今、ゆとり教育が見直されつつあります。
確かに、一部では低学力の子供たち生み出し、その負の側面が大きく取り上げられましたが、その一方で、勉強漬けにならない子供時代を送り、個性と能力を開花させていった子供たちもいたのです。
このゆとり教育のプラスの面をどう伸ばすかということが、これからの教育の課題です。
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勉強はどの教科も一応できた方がいいのです。
しかし、どれもオール5を目指すような勉強の仕方は、かえって害があります。
ところが、小学校低学年で普通にできる子の場合は、親がつい全部できるようにさせてしまうことが多いのです。
本当は、それよりももっとその子の自由な時間を作ってあげる方がいいのです。
これが、「8割できたらいい」という考え方です。
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寺子屋オンラインの発表学習クラスにいる子供たちの発表は、毎回個性的なものが数多くあります。
子供の力だけでなく、お父さんやお母さんが協力していることももちろんあると思いますが、基本は子供が自主的に考えて自分らしい内容を研究し発表しています。
ですから、みんなの前で自分の実験や研究成果を発表する様子が、どの子も生き生きとしています。
読書もよくするし、学力も高い子供たちが多いのだと思いますが、普通の勉強で答えのある問題を解くときよりもずっと生き生きとした勉強になっていると思います。
これは、子供でも大人でも同じで、与えられた仕事や決まりきった仕事をやるときはあまり熱意が湧きません。
その代わり、新しい問題に取り組むときや、自分には少し難しい問題取り組むとき、又は創造的に取り組まなければ解決できない問題に取り組むとき、人間は生き生きとしてきます。
それは、人間には本来、向上心や創造心というものがあるからです。
これからの学力というのは、まさにこういう向上心、創造心をもとにした学力です。
最近の入学試験では、作文試験とともに面接試験が取り入れられているところがあります。
従来は、面接試験というと、極端に問題あることを言わない限り合格になるというものが多かったと思いますが、今の面接試験はその子の考える力を確かめるようなものになっています。
発表学習クラスでは、互いの発表や読書に対して質問や感想を述べる段になると、ほとんどの子が積極的に自分らしい発言をします。
ところが、ごく少数ですが、質問や感想を聞くと、深く考える様子もなくすぐに、「ありません」と、あっさりと言う子がいるのです。
こういう子供たちが、どうして生まれるのかというと、ひとつは、作業的な勉強をやらされすぎているために、自分から進んで何かをしようという気持ちが失われてきているのだと思います。その証拠に、そういう子供たちは成績はいいのです。
もうひとつは、何かをすると親から細かく欠点を注意されるので、できるだけ積極的に自分から進んでやろうとしないようになっているのです。
その反対に、どんなに質問や感想の述べにくい場面でも、聞けば必ず自分なりの話ができる子がいます。
こういう子供こそ、問題を発見する力や、まだないものを創造する力を持っている子です。
自分の実験、観察したものを発表したり、感想を述べ合ったりする勉強は、数値で表せるような評価が伴わないので、かつてのゆとり教育のように単なる遊び半分の交流になってしまう可能性もあります。
これを、学問的、創造的な交流に深めていくというのが、これからの教育の目指す方向で、現在それが発表学習クラスの中では実現しつつあると思います。
今後、この発表学習クラスと、作文の少人数クラスと、国語・算数・英語などを学ぶ自主学習クラスを、オンラインの少人数教育として進めていく予定です。
しかし、そのためには、参加する子供たちを励まし、少人数クラスを活性化する役割を果たす多くの講師が必要です。
そのため、現在、
森林プロジェクトの作文講師を募集しています。
これからの教育は、一斉授業で同じことを一律に教わるものではなく、また個別指導で深く狭く教わるようなものでもなく、少人数の交流の中で、子供たちが自主的に学んでいくものになっていくと思います。
そういう一人ひとりの個性が光る教育が未来の教育です。
日本発のこの新しい教育をこれから広げていきたいと思っています。
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日本にはもともと寺子屋教育という優れた教育法がありました。
それは、基礎学力を誰でも自分のペースで確実に身につけることのできる教育でした。
この学習法を、現在のインターネットの技術を生かして、より創造的に復活させていく必要があります。
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発表学習クラスの一人ひとりの発表時間は5分ぐらいのものです。
しかし、その発表の準備のためにかけた時間は、何時間どころか何日もかかったものもあると思います。
それらをすべて、子供たちが生き生きと自分から進んでやっているのです。
こういう勉強の様子を見ていると、人間にはもともと知的向上心があるのだということがわかります。
少なくとも、その子供たちには、そういう本来の知的向上心を育てるような家庭環境があるのだと思います。
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google+が2019年8月に終了するとのニュースがありました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1810/09/news049.html
言葉の森の寺子屋オンラインでは、google+は、facebookと違い個人情報がゆるやかなので、作品のアップロードや交流などに利用していました。
しかし、アップロードしたものがすぐに反映されないとか、制限ページに承認した人が入れないとか、小さなバグがあり、googleに問い合わせをしていたのですが、いつも返事がありませんでした。
そこで、今後の寺子屋オンラインの交流の場をどうするか、今検討しているところですが、最も可能性が高いのは、Workplace by facebookに移行することです。
参加は無料です。
Workplaceは、画面や操作がfacebookとほとんど同じなので、facebookを利用したことのある人は使いやすいと思います。
ただし、facebookのような個人情報を入れる必要はないようです。
また、facebookのアカウントとは別のアカウントとなるので、facebookとの関連付けもないようです。
google+の終了に伴い、これまでアップロードしていた画像や動画で残しておきたいとものは、各自が保存し直しておくといいと思います。
それぞれのコミュニティの検索のところで、自分の名前を検索すると、これまでにアップロードしたものが表示されます。
また、今回の移行に伴い、今後、画像のアップロードについては、自分のgoogleフォトなどにアップロードし、そのリンクをコミュニティや「作文の丘」に貼り付けることを検討しています。
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寺子屋オンラインの作品アップは、できるだけ早い時期にgoogle+からWorkplaceに移行できるようにします。
slackというチャットツールもいいと思ったのですが、facebookを利用している人にとっては、画面がそっくりなので、移行がスムーズにできると思い、Workplaceを第一候補としました。
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言葉の森も、以前は自前で掲示板やさまざまな動的ページを作っていましたが、インターネット技術の変化が速いので、今はできるだけクラウドサービスに移行する方向を考えています。
これからの時代は、インフラの先進性ではなく、コンテンツの個性が重要になってきます。
GAFAの一人勝ちがよく話題になりますが、独占状態が制限されれば、インフラの世界は次第に利益率を低下させていきます。
それに対して個人の作り出す個性的な創造は、高い利益率を維持できます。
インフラの世界の多くは、今後ブロックチェーンに代替されるようになります。
すると、これから来るのは、個性ある個人の作り出す多様な世界になってくるのです。
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良いことをした結果としてご褒美をあげるというのは、悪いことではありません。
しかし、褒美をあげることを手段として良いことをさせるというのは、あまり良いことでありません。
結果としての褒美はいいのですが、手段としての褒美は良くないのです。
それは、なぜかと言うと、褒美という報酬によって子供をコントロールするようになるからです。
人間の本質は、自主性です。
本来自主的な人間が、他人からのコントロールを受け入れることによって、自我が縮小し、自分に対する価値観、自分自身に対する尊厳のようなものが低下していくのです。
自分に対する価値観が低下すると、それにしたがって意欲も低下していきます。
すると、次に同じような行動をさせるためには、さらに大きな報酬が必要になってきます。
逆にもし報酬なしで、しかも困難なことを成し遂げたとすると、その子は自分の自我を拡大させます。
すると、さらに難しいことにも挑戦したいという意欲を持つようになるのです。
子育てのコツは、結果を褒めることは良いが、褒めることを手段にし子供をコントロールしようとしないということです。
そして、褒めることについても、いちばん良いのは心からの感謝や賞賛であって、できるだけ物化しないものの方が良いのです。
犬や猫などの動物は、人間の与える手段によって行動をコントロールすることができます。
犬や猫にとっては、それが嬉しいことでもあるので何も問題はありません。
しかし、人間は、本質的に自分で自分をコントロールするという自主的な生き物です 。
大人が考える「良い子」というのは、コントロールしやすい子という面があります。
本当は、そういう「良い子」とは少し外れたところにいるのが、本当の良い子なのです。
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子供を素直な良い子に育てるのは基本ですが、素直すぎる良い子の場合は、できるだけ子供の自主性に任せるようにすることです。
その自主的な選択が子供なりに合理的なものであれば、親の希望に沿わないときでもそれを認めてあげることです。
近回りで良いことをさせるよりも、遠回りで行った方が、長い目で見れば人間を成長させることも多いのです。
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悪い子というのはすぐに直りますが、良い子すぎる子というのはなかなか直りません。
だから、基本は良い子だが、ときどき悪いことをするというのが、いちばんいいのです。
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作文の勉強は、通信教育で行われていることが多いと思います。
通学形式の作文教室ももちろんありますが、これは運営が少し難しいところがあります。
それは、進度の異なる複数の生徒を同時に教えるカリキュラムのないところが多いからです。
言葉の森の場合は、もちろんその進度別のカリキュラムがあります。
言い換えれば、言葉の森が日本で初めて小1から高3までの進度別の作文指導のカリキュラムを作ったということです。
しかし、そういう指導の流れがはっきりしている教室の場合でも、通学教室では、ひとりでもおしゃべりな子がいたり、質問ばかりする子がいたりすると、教室全体の運営が難しくなります。
作文の勉強というのは、言葉を使った考える勉強なので、ほかの教科の英語、数学などの勉強に比べると、言葉の雑音にきわめて弱いところがあるのです。
ですから、家庭で作文を書く場合でも、テレビの音声が背後で流れているような環境では、高学年の作文はまず書けません。
そういう静かな環境を作るという点で、通学教室は運営が難しくなるところがあるのです。
通信教育は、家庭で個別に行う学習ですから、家庭内で雑音がない状態を作れば、通学教室のような問題はありません。
しかし、その分、通信教育は強制力がないので、続けにくいという問題も出てきます。
子供が小学4年生のころまでであれば、作文の課題もそれほど難しくありませんし、何よりも親の言うことをまだよく聞く年齢ですから、提出が滞るということはあまりありません。
しかし、小学校高学年になり、中学生や高校生になり、生徒本人の自主性に任せて勉強するような年齢になると、通信教育の強制力のなさが次第に表面化するようになってくるのです。
これまでの通信教育は、たとえ言葉の森の電話通信指導であっても、先生からの電話の説明のあと、作文を書き出し、書き上げるのは本人の自主性に任されていました。
そのため、電話の説明をよく聞いていても、実際の作文は書き出せず、翌日以降に持ち越してしまうという生徒がよくいました。
ところが、今回、言葉の森が始めた寺子屋オンラインという少人数の通信指導では、この問題が根本的に解決する道筋が見えてきました。
寺子屋オンラインは、当初、子供たちの作文を発表し合うという形で進めていました。
正確には、作文を発表し合うというよりも、作文の準備を発表し合うということで、予習シートや構想図の発表、そして読書紹介などを中心とした運営をしていました。
しかし、発表だけで1時間近く取って授業が終わってしまうと、そのあとの作文は、本人が別の時間に独自に取り組まなければなりません。
これは、高学年の難しい作文を書く生徒にとっては、やや負担の大きいことになります。
そこで、今度、寺子屋オンラインの少人数クラスでは、学年別の個別指導と、それに並行する形での作文実習を中心に行う形にしました。
発表の方は逆に短時間にし、読書紹介などを中心とするものにとどめ、作文の発表と交流は月に1回の発表交流会で行うことにしました。
この形であれば、学年別の個別指導は、電話通信の個別指導と同じで、しかも同じ学年の他の生徒の準備も聞けるので、より充実した内容になります。
そして、その個別指導が終わったあとは、その場で会場を移動して作文実習を始めることができます。
1時間の授業の終わりには、全員が再び集まり、どこまで作文を書いたかということがチェックできます。
そのあとその作文を書き終えるまで、その会場にいるというようにすれば、作文を書き出す率は百パーセントで、最後まで書き上げる率も百パーセントに近いものになります。
通学教室の利点は、提出率百パーセントということです。
そのかわり、通学教室では、集中して作文を書けない状況がたまに生まれることがあります。
集中して学習できるというのは、通信教育の利点です。
そのかわり、強制力がないので提出率が低下するというのが通信教育の弱点でした。
寺子屋オンライン方式の少人数クラスは、この通信教育と通学教育の両方の利点を生かし、両方の弱点を解消できるものになります。
また、寺子屋オンラインクラスの更に優れたところは、全国の生徒が対象ですから、生徒数が多くなればなるほど、学年別・進度別の指導がしやすくなることです。
そのかわり、少人数指導の運営をするための独自のノウハウが必要になりますが、これはシステムをプログラミングすれば何とかなります。
現在、作文指導とは別に行っている発表学習コースでは、読書好きで独創的な生徒が集まり、毎回充実したコミュニケーションを交わしているクラスがいくつもあります。
これから、寺子屋オンラインの少人数作文クラスが多くなれば、そういう燃える作文クラスというものも多数生まれてくると思います。
このために、現在、寺子屋オンラインクラスの作文を指導できる、言葉の森の講師資格を持つ先生をウェブで募集しているのです。
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先生の電話指導を受けたあとも、作文がなかなか書き出せないという生徒がこれまではいました。
しかし、オンラインの少人数クラスなら、もうそういうことはありません。
作文を書き終えるまで、そのクラスにいなければならないし、ほかの生徒も先生も一緒にいるので、自然に作文を書き出す環境が整っているからです。
今後、寺子屋オンラインに参加できる生徒を増やし、学年別・進度別のクラスを増やせば、そのクラスでの毎月の発表交流会も充実したものになると思います。
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技術革新の進歩が速いので、一度作ったやり方も次々に変えていかなければなりません。
こういうのを面白いと思う人と、大変だと思う人に大きく二つに分かれると思います。
言葉の森は、もちろん面白いと思う方なので、一緒にやっている人は大変です(笑)。
そして、このあと更にAIの飛躍的な進歩があるので、今常識に思われていることも、これから大きく変わってくると思います。
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毎月4週目の清書をパソコン入力で送ってもらった場合、自動的に森リン採点が行われます。
その森リン点が最も高かった作品が森リン大賞となります。
小学4年生以上でローマ字入力ができる人は、自分でパソコン入力する練習をしていくといいと思います。
パソコン入力(タッチタイピング)の練習の仕方は、
1.それぞれのキーを打つ指を決めて入力するようにします。
2.自分の好きな歌を1曲歌いながら、その歌詞を入力するようにします。(これならテキストなどを見ずに、パソコンの画面だけ見て入力を続けることができます)
3.毎日10分を目安に続けます。(上達のコツは、短い時間でも毎日続けることです)
4.全部打ちきれない場合は、続きをお父さんやお母さんに打ってもらいます。
これで、すぐにパソコン入力が上手にできるようになります。
今は、音声入力で作文を書いている人もいます。
中学生の人などで時間がないときは、音声入力を利用して作文を仕上げていくといいと思います。
▽音声入力の仕方はこちらの記事で。
https://www.mori7.com/index.php?e=3322#e3322
■
■8月の森リン大賞(小5の部123人中)
「痛い」のあとには楽しみがある。
幸村
「熱いよー。痛いよ-。」
ぼくが三年生の頃、災難がぼくに降り注いだ。友だちと庭で花火をして遊んでいたら、誰かがけったロウソクがぼくの足に当たった。あまりに熱くて大泣きした。近くのプールにあわてて飛び込んだがなかなか冷えない。急いで車に乗って、亀田総合病院に行った。「あ、かめだ。」<だじゃれ>
ここで、友だちの父親で心臓外科医の先生に
「このきずあとは、死ぬまで残るよ。」
と言われてしまった。ぼくはショックで頭がまっ白になった。そして、悲しみを感じた。死ぬまできずあとがのこるなんて信じられない。けれども、悪いことばかりではなかった。ふつうは入れない病院の裏側を見れたり、幸いにも友だちのお父さんが医者で近くに病院があったりしたから、ひがいも少しはおさえられたにちがいない。しかし、まるであざのようなきずあとは消えていない。
祖母に、
「痛かった思い出ある?」
と聞いた。すると、
「小学六年生の時に、廊下を大急ぎで走っていてね。それで、角で小さい子とぶつかっちゃたな。向こうは頭だったから『あまり痛くない。』と言っていたけれども、わたしは鼻で一週間以上あざが出来ちゃった。それから廊下は走らないようにしたよ。」
と思い出しながら教えてくれた。ぼくも、痛い思いをしながらも学んだことはある。よそ見をしながら、階段を下りていったらつまづいて転んでしまった。それからは、階段を上り下りするときはよそ見をしないようにしている。
ぼくは痛みを感じるメカニズムを調べてみた。刺激を受けた皮膚は未末梢神経に信号を送る。そして、伝わった刺激は神経線維を通り、感覚神経を通じて脳に伝わるのだ。痛みとは人に警戒心を持たせて危険から生命を守る危険信号であることも学んだ。
ぼくは、人間にとって痛みとは苦しみと楽しみをそろえた試練だと考える。この試練を達成したときに楽しいことや新しい発見があるものだ。花火のように、時にはリスクがあっても、それを体験したときに新たな発見へとつながることもある。痛みを感じるということで、人は自分の生命を守るのである。
■8月の森リン大賞(小6の部123人中)
親孝行をいつかしたい
らるせ
「じゃあ行くよー。」
私の家族はこの間、兵庫県の宝塚市に家族で旅行に行った。なぜ宝塚になったのかというと、私がだいの宝塚歌劇団のファンで、まだ本場の宝塚市でミュージカルを観たことが無かったから行けることになった。それが決まってミュージカルのチケットが取れたと聞いた日、私は嬉しくて何もできなかかった。そして、朝8時の便の飛行機に間に合うように朝早く家を出た。
2~30分後。羽田空港の駐車場に到着した。
「見えたー!」
心の中で叫んだ。
空港が見えた時、私は宝塚にやっと行けるという、ワクワク・ウキウキした気持ちが込み上げてきた。朝早かったから、家ではなく空港でご飯を食べた。そして荷物、つまりトランクを預けに行った時。私たちが予約していた飛行機がエンジン不具合のため運休になってしまったという話を聞いた。家族そろって一瞬動きが止まった。まるで銅像のように。思わず父は何回も聞いていた。
「本当に運休なんですね。本当なんですよね。じゃあ、次の便の飛行機には乗れますか?ちょっと探していただけますか?」
凄く慌てていた。そうでないと、兵庫(大阪)に着いてからの予定が狂うからだ。あーまた始まる。何が始まるかというと、夫婦喧嘩だ。私は運休という言葉を聞いたとたん、始まると思った。
「あなたがゆっくりご飯を食べているから~~ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・・・」
次に言い訳をする父
「だって~~ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・・・」
「もうしょうがないじゃん!!!」
私がけんかをおさめる。そこにいた担当の人もこの状況を見て困っていた。・・・・・・・・・1時間後。次の便の飛行機に席はバラバラだが乗れることになった。これを聞いた父と母は安心したようだ。1時間前は喧嘩していたのに、今となってはもう仲良しだ。このように喧嘩する二人だが、喧嘩をしないと父はすごく面白い。変な面白くない冗談を言ったり、虫みたいに不思議な行動をしたり。私の父はとにかく何をするかわからない。だからこそ、私の家族は充実していて、楽しいのだと思う。だから、たくさんの場所に連れて行ってくれたり、面白がせてくれたりする家族にいつか親孝行ができれば良いと思う。
こうして、旅行はあっという間に楽しく幕を閉じた。大好きな宝塚を観ることが出来たし、おいしいものも食べることが出来て最高の旅行だった。
人間にとって、家族とは大切な宝物で、励ましの存在であると思う。私にとても優しく面白く接してくれる人は、家族以外いないと思うから、これからもこの気持ちを忘れず家族を大切にしたいと思う。永遠にこのような雰囲気の家族でありますように。(笑)
■8月の森リン大賞(中1の部79人中)
チームワークを大切に
なっち
「がんばるぞ。」
私は、ときには「チームワーク」というものが、必要とされることは必ずあると思う。そして、一人では、絶対にできないこともあると思う。そんなときに、仲間というものが存在され、助け合い、喜びを分け合い、味わうものなのではないだろうか。私は、チームワークを大切にすること必要だと思う。
その理由は第一に、チームワークがなければ成り立たないことがたくさんあると思うからだ。例えば私は、小学六年生の運動会で組み立て体操をしたことがある。組み立て体操は、一人で行う演技もあるが、二人以上で行う演技の方が多い。サボテンやタワーやピラミットなどの技は協力しないと上手くできない。特に、クラス全員で作るピラミットはチームワークがしっかりしていないとできない。一人でもずれていたり、やる気がなかったりして心が一つになっていなければ素晴らしい演技にはならない。そのために、私のク
ラスでは、
「せえの」
という大きなピラミットを作ることにした。すると、最初はバラバラだったのがきれいに軽く乗れ、ピラミットを作れるようになった。作れるようになるまで、みんなで何回も練習し、苦労したがピラミットを作れたときはとてもうれしかった。運動会本番でもみんなで心を一つにしてピラミットを成功させることが出来た。私は、そのときチームワークって大切なんだと改めて感じた。チームワークがなければ成り立たないことはたくさんあると私は思う。そのときにどうやって心を一つにして行うことが出来るかということが大切だと私は思う。
その理由は第二に、チームワークによって味わえる喜びがあるからだ。例えば私は、小学五年生のときに毎年行われる球技大会でTボールというのをした。Tボールとは、野球を少し簡単にしたものだ。だから、野球なんてやったことない私にでもできるスポーツなのだ。一つのクラスで二チーム作って他のクラスと戦う。そして、一番強かったチームが優勝だ。私達のチームは、その優勝に向かって作戦を考えた。私のチームには、野球を習っている男の子が一人いた。その男の子を四番目に登場させ、満塁の所にホームランのように打ってもらうという単純な作戦だ。すると、この作戦が案外上手くいき、私たちの試合では得点版を暇にさせなかった。次の試合もその次の試合も相手のチームを負かし、私たちのチームは、なんと決勝まで来てしまっていた。私たちのチームワークは、みるみる高まっていった。私たちは、うれしくて円陣まで組んで決勝に挑んだ。すると私たちのチームは、相手チームにヒットすらまともに打たせず、私たちのチームだけどんどん点を入れていき試合は終了した。私たちは、あまりの嬉しさにみんなで大声で喜んだ。今、」私は中学生になったが、今でもあのときのまるで奇跡のような優勝は覚えている。私は、そのときチームワークにより、味わえる喜びがあることに気づいた。
確かに、個性をうずめて、チームワークを重んじるのは、良くないという意見もある。しかし、「よい友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない。」という名言があるようにチームの輪を重んじながら自分も努力してチームを高める勇気が必要だ。だから、私はチームワークを大切にすることは必要だと思う。これから、チームワークを大切にしなければ成し遂げれないことがあれば、組み立て体操のときやTボールのときのように仲間と協力して成し遂げたい。
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近い将来、AIによる小論文自動採点の時代が必ず来ると思います。(もう、あるのかもしれませんが)
すると、入試の中身は、○×試験よりも作文試験の方が中心になるでしょう。
作文力の方が、○×の知識よりも、本当の学力との相関は高いはずからです。
しかし、この場合の作文力は、文学的な表現力よりも、経験力や思考力に近いものになります。
文章をこね回すような表現力ではなく、豊かな経験と深い思考が評価されるようになるからです。
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森リン大賞は、小4までは作文を載せていません。1位の作文を掲載しているのは小5からです。
どうしてかというと、小4までの生徒のお母さんは、1位の作文とわが子の作文を比べて、必ず何かひとこと言いたくなるからです(笑)。
そして、それを言うことによってプラスになることは何もなく、かえってマイナスになることしか出てこないからです。
親は、自分の子を他人と比較せずに、自分の子のいいところだけを見ていくことが大事なのです。
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