●答えのない創造的な勉強をする姿勢を育てます
これまでの勉強のほとんどは、答えのある勉強でした。日本が欧米に追いつくために、既にある答えを覚えることが社会の目指す方向だったからです。
しかし、その時代はもう終わっています。これからは、嫌々覚える勉強ではなく、わくわくとした気持ちで自分の好きな勉強を創造する時代です。
その勉強に対する姿勢は、学校や塾よりも家庭で独自に育てていくものです。
●実験や調査や工作など経験をもとにした勉強です
みんなと同じ勉強をするのであれば、教科書に書いてあることを覚えるだけで間に合います。
自分らしく考えたり創造したりするためには、実際に手足を動かすことが必要です。
実験や調査や工作など手足を動かして経験することで、自分らしい疑問や発見が生まれてきます。
経験を学問に発展させ、学問を創造に発展させることが発表学習クラスの目標です。
●東大推薦入試や京大特色入試と同じ勉強の方向です
東大推薦入試や京大特色入試は、これまでの知識偏重の試験では、社会に役立つ人材を育てられないという危機感から生まれました。学力に関しては、センター試験8割の実力があればそれでよしとし、それ以外の個性や意欲や思考力や創造性を中心に評価するという入試です。
発表学習クラスが目指す勉強も、これらのAO入試が目指すものと同じです。
参加する子供たちの多くは、学力も優秀です。しかし、学校で必要とされる勉強以外にもうひとつ何かをしたいという子供たちが創造的な勉強に取り組んでいるのです。
●個性を生かした自主的な発表と創造を大事にします
発表学習クラスの発表の内容は自由です。大事なことは、自分の個性を生かすこと、自分なりに考えること、できればみんなが興味を持つ面白い発表をすることです。
発表する子供たちは、文章を書くだけでなく、絵や図をかいたり、写真を撮ったり、動画を撮ったり、クイズを出したりさまざまに工夫をして発表をしています。
この発表で、思考力や創造力とともに、コミュニケーション力も育っています。
●これまでの子供たちの発表の例
子供たちの興味のある分野はさまざまです。
学校の一律の勉強は、教科書と参考書と問題集があれば自分のペースで勉強することができます。
しかし、大事なことは、その一律の勉強で競争相手と1点差を競うことではなく、自分にしかできない勉強を作り出すことです。
子供たちには、もともと誰にもそういう自主性と創造性が備わっているのです。
※発表学習クラスは、言葉の森のオプション講座のため、言葉の森で受講している生徒が対象です。
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言葉の森は、学習塾としてスタートしたのではありません。勉強は人に教えてもらうものではなく自分でやるものだという考えから、自分ではできない(自分では評価できない)作文だけを教える教室としてスタートしたのです。
発表学習も同じです。これは、作文とは別の意味で答えのない勉強ですから、やはり先生に教えてもらうのではなく、それぞれの生徒が創造的に発表するところに意義があるのです。
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■■すぐ書けて、読む力、話す力、聞く力もつく新しい作文の学習法
これまでの作文の学習で、もっとこうなればいいと思ったことはありませんか。
それは例えば、
・
課題の提出の日には、すぐ作文を書いてほしい
・
自分の作文の評価だけでなく、同学年のほかの生徒の作文も見たい
・
作文の勉強とは別に、読書の紹介をし合えるような友達がほしい
・
読み書きだけでなく、話す聞くのコミュニケーション力もつけたい
などです。
それらを実現するのが、寺子屋オンラインの作文の少人数クラスです。
●作文を書き終えるまでクラスの中にいるので、その日のうちに書き上げることができます
Zoomの会議室で作文を書くので、書き終えるまでそのクラスにいることになります。ほかの生徒も一緒に書いているので、自然にその日のうちに書き上げられるようになります。
●ほかの生徒と一緒なので勉強する意欲がわき、互いの作文が参考にできます
作文は、黙ってひとりで書くものですが、それでも周囲に同じことをしている友達がいると集中力が出てきます。また、自分の作文に対する講評だけでなく、ほかの友達の作文や講評も聞けるので参考になります。
●毎回読書の紹介があるので、読書習慣がつくとともに、読書の幅が広がります
読書紹介は、子供たちに人気のある時間です。互いに読んでいる本を紹介し合うので、毎週本を読む習慣ができます。また、ほかの人の本の紹介を聞くと、自然に読書の幅が広がります。
●毎回全員に発表する機会があるので、読み書きに加えて、「聞く」「話す」のコミュニケーション力がつきます
全員に発表する機会があるのが、少人数クラスのほかにはない長所です。コミュニケーション力は、実践の中で身につきます。面接や集団討論だけでなく、日常生活においても、人に話をし人の話を聞くコミュニケーションの技術は重要になってきます。
●今の電話指導の先生の授業を受けながら並行して寺子屋オンラインに参加することもできます
寺子屋オンラインに興味はあるが、今教えてもらっている電話指導の先生にずっと教えてもらいたいと思っている人は多いと思います。その場合、電話指導と添削は今までどおりに続け、それと並行して発表と交流を中心にした寺子屋オンラインに参加することもできます。その場合の料金は、月額でプラス2,160円です。
●ウェブ会議システムZoomの操作は簡単です
Zoomの操作は、直感的でわかりやすく、機械の設定などもほとんど必要ありません。参加できる端末も、スマホ、タブレット、パコンと自由です。これまでの電話やメールと同じように誰でも使えるサービスになっています。
●ウェブ会議に慣れておくと発表学習や自主学習などほかの勉強の機会にも参加することができます
言葉の森では、発表学習クラスも、自主学習コースも、Zoomのウェブ会議を利用して行っています。発表会や暗唱検定にも、懇談会や面談にもZoomが使われ、授業にも電話のかわりにZoomが使われるようになっています。
●休んだ場合のふりかえは電話指導で受けられます
寺子屋オンラインの少人数クラスを欠席をした場合は、通常の電話指導でふりかえを受けることができます。また、寺子屋オンラインの授業は、欠席した場合も動画で録画してあとで見ることができます。
●個別電話指導と少人数オンラインクラスの切り換えはいつでも何度でもできます
個別電話指導での作文の勉強と、少人数オンラインクラスでの作文の勉強との切り換えは、いつでも何度でもできます。時間帯や参加者との兼ね合いで自分に合っている方を選んでください。
●授業の流れは、先生の講評、予習の発表、作文の実習、読書の紹介、感想の交換
寺子屋オンラインクラスの授業の流れは次のようになっています。(1)前週の作文に対する先生の講評、(2)今週の作文の準備を発表する予習の発表、(3)作文の実習、(4)読んでいる本の紹介、(5)ほかの人の予習発表や読書紹介に関する感想の交換。話すことに慣れていない人でも先生のリードで楽に話をすることができます。
■■通学と通信の長所を生かした「寺子屋オンライン作文」の特徴
●学習意欲を自然に引き出す全員参加型の少人数クラス
5、6人の少人数クラスには、1対1の個別指導にも、1対多の集団指導にもない優れた長所があります。
それは、毎回全員に、発表する機会と、感想を述べ合う機会と、本を紹介する機会があるので、自然に意欲的に取り組むようになることです。
●その場で書き上げることになるから提出率が高くなります
通信教育では、「明日やろう」「いつかやろう」という気持ちになり未提出が多くなりがちです。
少人数クラスのオンライン指導では、作文を書き終えるまでそのクラスにいなければならないので、必ず書き上げることができます。
●ほかの人の作文の評価も聞くことで密度の濃い学習
自分の書いた作文にアドバイスを受けるだけでは、それ以上の話は聞けません。
ほかの人の作文に対するアドバイスも同時に聞けるので、ほかの人の指導の分まで自分の勉強になるのです。
●作文を書く力とともに発表する力がつきます
黙々と作文を書いて、黙って提出して、文字による講評が送られてくるのが一般の作文通信講座です。
言葉の森の電話指導では、それらに加えて、先生との電話によるやりとりがあります。オンラインの少人数クラスでは、更に全員が発表し合うので、作文力だけでなく発表力や聞き取り力も育ちます。
●感想を述べ合う中でコミュニケーション力が育ちます
これからの入試ではペーパーテストだけでなく、面接や集団討論など多様なコミュニケーション力が求められるようになります。
ほかの人の発表を聞いたあと、全員が互いに感想を述べる機会があるので、自然に、話す力や聞く力のコミュニケーション力が育ちます。
●一人ひとりの作文を取り上げるので上達が早くなります
個別指導では、先生からアドバイスを受けても、具体的にどう書けばいいかわからないということが出てきます。集団指導では、上手な作文が取り上げられも他人事のように聞きがちです。
少人数クラスでは、一人ひとりの作文のよいところがみんなの前で褒められるので、互いに上達が早くなります。
●家庭と教室がつながるのでいつでも懇談会ができます
これまでの通信教育や通学教室では、先生と保護者との懇談会や面談は特別に時間を確保して行わなければなりませんでした。
家庭からアクセスできるオンラインのクラスでは、授業のあとに、いつでも先生と保護者との懇談会や面談ができます。
●読んでいる本を紹介し合うので読書の質が上がります
子供たちは、いい本があれば紹介したいと思い、ほかの友達のすすめる本も知りたいと思っています。
オンラインクラスでは、毎回全員が読んでいる本を紹介し合うので、読書の量が増え、読書の質も上がります。
●通信教育でも通学クラス以上に仲のよい友達ができます
通信教育では友達との交流はまずありません。通学教室でも友達との交流は、休み時間や行き帰りの時間が中心です。
オンラインクラスでは、勉強の中身そのものが生徒どうしの交流になるので、友達意識が育つのが早いのです。
■■作文学習以外にもある言葉の森のさまざまなオプション企画
言葉の森では、教育全般に関するさまざまなオプション企画を用意しています。
●小1のまだ十分に書けない時期こそ親子で学ぶ親子作文
小学1年生は勉強の習慣がつく大切な時期です。その時期に、普通のドリルを解くような勉強だけをしていてはものたりないと思っている人は多いと思います。
小学1年生のまだ十分に文字を書けない時期から、お母さんと協力して書く親子作文に取り組んでいくとよいのです。
●作文以外の勉強全般にアドバイスがある保護者懇談会
言葉の森は、作文の勉強を教えているだけではありません。小学生から高校生まで、子供たちの成長とともに歩んできた37年間の実績があります。
保護者懇談会では、作文以外の他の教科の勉強や、子供の生活に関する相談にも、幅広く対応する話をしています。
●友達と交流できる那須合宿所の夏休み読書作文キャンプ
オンラインの生徒どうしが親しくなると、互いに実際に会ってみたいと思うようになります。
言葉の森の那須合宿所での読書作文キャンプは、オンラインの生徒どうしが交流する夏休みの企画です。
●覚える勉強が苦にならなくなる独自の暗唱検定
思考力が求められているとは言っても、今の入試のほとんどはまだ記憶力中心の試験です。そういう試験のための勉強でも、覚えることが苦にならなくなるばかりか、さらに日本語のリズム、ものの見方、感じ方を丸ごと身につけることができるのが言葉の森の暗唱検定です。
●自由研究で思考力、創造力を育てる発表学習クラス
主に理科の実験や観察など自然科学の分野を中心に、自由な研究を発表するのが発表学習クラスの勉強です。
受け身の勉強ではなく、自分で考えて作り出す勉強なので、知識以上の思考力や創造力が育ちます。
●国語、算数の能率のよい自学自習が進む自主学習コース
人に教えてもらう勉強では、教える人に合わせた勉強しかできません。だから、わからないまま進んだり、わかっていることを何度も教えられたりすることがよくあります。
自主学習コースは、自分のペースで学び、先生が進度をチェックする形の勉強なので、無駄のない能率のよい学習ができるのです。
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寺子屋オンライン作文の特徴をわかりやすく説明し直しました。
アメリカでは、ブレンディッド教育という通学形式でオンライン学習をする形が広がっていますが、それはまだ過渡期の形態で、答えのある勉強に向いている
学習法です。
寺子屋オンラインクラスは、オンラインでありながらリほとんどアルなやりとりができる新しい学習形態で、この学習法の特徴は、創造的な学習に向いていることです。
だから、作文の勉強などは、この寺子屋オンライン方式が最も合うのです。
学校も塾も、将来はかなりの部分がオンラインになると思います。
しかし、オンラインで通学形式と同じ授業をやるのでは、オンラインにする意味はほとんどありません。
オンライン教育は、教える授業から学ぶ授業へ、答える授業から問う授業へという授業の中身の変化も伴って初めて意味あるものいなるのです。
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●親子で参加する作文コースです
作文を書くのは、お子さんでもお母さんでもどちらでもかまいません。子供が低学年でまだ十分に書けないときは、お母さんが書いてあげてください。子供は、その作文に絵をかくだけでも、お母さんが書いた作文を読むだけでも、又は読んでもらうだけでもいいのです。
お母さんが楽しそうに作文を書くうしろ姿が、子供を作文好きにします。読書も作文も勉強も、親が楽しそうに取り組む様子が子供の勉強姿勢につながるのです。
●子供のコミュニケーション力が育つ
低学年の子供にとっては、寺子屋オンラインの少人数クラスにひとりで参加するのはまだやや不安があります。しかし、お母さんと一緒であれば安心して、みんなの中に参加できます。
そして、自分の作文を発表したり、人の発表を聞いたりしているうちに、自然に友達とのコミュニケーションができるようになります。最初は恥ずかしがっていた子が、すぐにしっかり話すようになり、やがてみんなの話の司会ができるようになります。
コミュニケーション力がついた子は、生活全体に自信を持てるようになります。
●親子で書くから子供には負担がない
子供にとって作文は、初めて学ぶことばかりです。日常の会話に、カギカッコや、「わ」と「は」の区別や、句読点などは音としては聞こえません。普段話しているのと同じ言葉なのに、文章に書くときだけは文章のルールを守らなければならないのです。
子供に作文を書かせてから直す教え方では、作文を書くことが負担になります。書かせる前に、正しい書き方の文章を読ませる工夫が必要です。それが、親子で書く作文で自然にできるのです。
●作文の題材選びを通して豊かな経験が増える
小学生の子に自由な題名で作文を書かせると、多くの子が「今日のこと」「昨日のこと」「友達と遊んだこと」など、すぐ近くにあった印象に残っている話を書きます。本をよく読んでいる子は、本と同じような空想の物語ばかり書くこともあります。もちろん書きたいことを自分で決めて書くことは大事です。
しかし、せっかくの作文の勉強を生かすなら、親子で題材選びをしていくといいのです。季節の行事、料理や工作、小さな理科実験など、わずかな時間で親子で楽しめるさまざまな企画が考えられます。
寺子屋オンラインクラスでは、そういう企画を授業の資料として提供するので、身近な生活の中で豊かな経験ができるようになるのです。
●読書、対話、音読、暗唱の勉強を続けるときに、作文の勉強が役に立つ
小学生の勉強の基本は、日本語の力をしっかり身につけることです。算数や英語は、やる子とやらない子の差がはっきり出るので、ついその差の方に目を向けてしまいがちですが、すぐに差が出る勉強は実は浅い勉強です。学校でやるようになってからやっても十分に間に合います。誰でもできて差がつかないように見える日本語の力こそ、その後の学力の最も確かな土台になるのです。
日本語の力は、国語のドリルを解くことで身につくのではなく、生活の中での読書、対話、音読、暗唱などで身につきます。しかし、単独でこれらの練習をするのでは、目標も結果もあいまいになってしまいます。
作文の勉強が週に1回あると、その作文の勉強に合わせて読書の紹介、親子の対話、音読や暗唱の発表などが自然の流れでできるようになります。
●作文を書くことをきっかけとして、親子の知的な対話が生まれる
読解力、思考力、表現力のもとになるのは、語彙力です。語彙力は、学年が上がると読書の質によって力がつくようになりますが、小学生のころは、読書よりも親子の対話によって育ちます。
言葉の森の作文では、作文を書く準備として自然に親子の対話が生まれます。例えば、「がんばったこと」という題名で作文を書く場合、「お父さんにも、子供のころのがんばったことを聞いてみました。すると」というような両親への取材が課題として出てくるからです。この取材が、学年が上がるにつれて、「友達との協力」についての取材や、「地球環境問題」についての取材に発展します。
すると、対話の内容が自然に高度になるので、親子で楽しく話をするだけで子供の語彙力やものの考え方が育っていくのです。
●問題を解く勉強を超えて、自分で創造する勉強の面白さを知る
学校の勉強のほとんどは、問題を解く勉強です。だから、答えや答え方を覚えれば、どの問題も解けるようになります。
しかし、この答えのある勉強に慣れてしまうと、勉強は答えを教えてもらわないと解けないと思うようになります。それが、成績優秀な子にも意外と多い指示待ち型の子供が育つ背景です。
作文の勉強は、答えがひとつではありません。どう書くのも自由なので、自分の個性を生かして書くことができます。だから、作文を書く勉強をしていると、自然に自分らしく書こうと思うようになります。これが、自分で作り出す勉強の面白さにつながっていくのです。
●小学生のときから親子で一緒に書いた作文が大切な思い出になる
子供時代の思い出は、写真にもビデオにも残すことができます。更にもうひとつの新しい残し方が作文として残すことです。
作文には、事実の描写とともに、そのときに感じたことや思ったことが描かれています。この蓄積が大切な思い出になります。
小学1年生の親子作文からやがて自分で書く作文へ、そして中学生の意見文から高校生の小論文へという文章の蓄積が、そのままその子の成長の記録になるのです。
●お母さんが作文の書き方を理解すると、やがてお母さんも作文を教えられるようになる
お父さんやお母さんの世代では、学校で作文の勉強はほとんどありませんでした。おじいさんやおばあさんの世代では、もっとそういう勉強はありませんでした。だから、子供の作文に協力することで、自分も作文の勉強をすることができます。
小学校低学年の作文課題は誰でも楽に書けますが、学年が上がるにつれて書くことがだんだん難しくなります。しかし、子供の作文に取材面などで協力していると、やがてその経験をもとに、子供に作文を教える感覚がわかるようになります。
言葉の森の森林プロジェクトは、作文講師資格講座を行っています。講座を受講することも大事ですが、更に大事なのは自分で作文を書いたり協力したりする経験です。子供の作文に関わっているうちに、作文を書く力とともに作文を教える力もついてくるのです。
【親子で書いた作文の例】
子供が絵をかき、親が作文を書いている例です。
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ものごとは始めが肝心です。
子供の教育に関して言えば、小学1年生が重要です。
子供が小さいころは何でも柔軟に吸収するので、いろいろなことをさせてみたくなります。
しかし、本当に大事なのは、読書と対話と愛情で、そこさえしっかりしていれば、あとは何とでもなるのです。
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●横浜で1泊2日の子供たちだけの読書作文キャンプです
横浜の港南台教室が新しく移転したことに伴い、その教室で宿泊する形の読書作文キャンプを行います。
近くには、瀬上の池という田んぼや、上郷森の家という自然観察所や、金沢自然動物園という動物園とバーベキュー場があります。また、港南台地区センターという図書館と、お風呂の王様という入浴施設があります。
それらの施設を利用しながら、午前中と夕方は読書と作文の勉強をします。
宿泊は、教室でシュラフとテントを用意して行いますので、今回は保護者参加はなく、子供たちだけの参加となります。
●日程
3月30日(土)
10:00 港南台教室に集合(JR根岸線港南台駅から徒歩4分)
10:30~12:00
読書
12:00~13:00 食事
13:00~15:00
遊び(池、山、動物園、又は教室で)
15:30~16:30 お風呂
16:30~18:00
読書と作文
18:00~19:00 食事
19:00~20:00 室内企画
21:00 就寝
3月31日(日)
6:00 起床
6:30~ 7:00 食事
7:00~ 8:30
読書
8:30~ 9:00 自由
9:00~11:30
遊び
11:30~13:00 食事
13:00 港南台教室で解散
●場所
横浜港南台の教室です。
●対象
対象は、言葉の森の生徒、及び、ご兄弟、友人で、新小3~新中1の生徒です。
●定員
定員は12名(先着順)。
募集できる人数が少ないので、原則として先着順ですが、学年・性別による調整をさせていただくことがあります。
参加できなかった方は、今後行う別のキャンプの機会にご参加ください。
●参加費
参加費は、
言葉の森の生徒は1人16,200円、
言葉の森生徒以外の方は1人18,360円です。
言葉の森の生徒は、参加費をキャンプ実施後の翌月の受講料から引き落としさせていただきます。
言葉の森の生徒以外の方は、参加費を3月10日までに下記の口座にお振込みください。
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森
その際、お振込名に、お名前とともに、フォーム送信後に表示されるカタカナのコードを入れておいてください。
●お申し込みはホームページから
読書作文キャンプの参加を希望される方は、言葉の森ホームページのフォームよりお申し込みください。
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港南台教室で春休みに読書作文キャンプを行います。
教室で行うので、教室の中に小さいテントを張って、シュラフで寝ます(笑)。
暖房をつけるので、寒くはないです。
昼は、お花見を兼ねてバーベキューの予定です。
朝晩は読書です。
春のサマーキャンプと思わず言いそうになりましたが、今度の読書作文キャンプは3月末なので、自然の生き物もたくさんいると思います。よく学びよく遊べの路線でがんばりたいと思います。
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●理詰めに解く読解問題です
言葉の森で、3月から読解検定を開始します。
この読解検定の試験問題は、「
小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」の問題の解き方にもとづいて作られています。
物語文の問題も、説明文の問題も、理詰めに解くことによって国語力がつきます。
また、事前に問題文を読むことができるので、毎日の長文音読の教材としても使えます。
●家庭からオンラインで試験が受けられます
検定試験は、家庭からZoomに参加する形で受けられます。
進度は、小学1年生から高校3年生までのレベルで、社会人の方も受検できます。
問題の形式は選択式で、長文を読み、内容の合っている選択肢を選ぶという形の試験です。
試験時間は45分間で、スマホ又はタブレット又はパソコンで参加することができます。
検定料は、
言葉の森の生徒以外の方は2,160円、
言葉の森の生徒は540円です。
3月の試験日時は、3月21日(木祝日)の9:00、13:00、19:00です。
●お申し込みはホームページから
読解検定の受検を希望される方は、言葉の森ホームページのフォームよりお申し込みください。
言葉の森の生徒以外の方は、検定料を
3月10日までに下記の口座にお振込みください。
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森
その際、お振込名に、お名前とともに、フォーム送信後に表示されるカタカナのコードを入れておいてください。
言葉の森の生徒は、検定料を検定試験の翌月の受講料から引き落としさせていただきます。
●検定試験の流れ
▽読解検定のフォームからお申し込みください。
▽検定料をお振込みください。
言葉の森の生徒は検定試験の翌月の受講料と一緒に引き落としさせていただきます。
▽試験の手順の説明と、試験問題のもとになる問題文の長文が送られてきます。
問題文は、事前に読んでおいて結構です。
▽試験当日は、指定された時間までにZoomの会場にお入りください。
事前にZoomの会場の下見をしていただいて結構です。
試験中は会場から出ることはできません。
▽試験問題は、当日の開始時刻からホームページで表示します。
▽終了時間になったら、自分の解答を解答フォームのページから送信してください。
>
▽後日、試験結果と評価がウェブで個人別に見られます。
▽試験の結果を参考に、次の試験を受けられる方は、準備のために長文を読んでおいてください。
この事前に長文を読むことも読解力をつける勉強になります。
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国語はよい問題になるほど、はっきりした理屈をもとに作られています。
だから、入試や模試のような大規模な試験になるほど、満点に近い成績が取れるようになります。
ところが、多くの生徒は、「当たった」「はずれた」という感覚の世界で問題を解いています。
理屈にもとづいて解く力をつけることが国語の勉強法なのです。
国語の得意な子は、気合を入れて解いています。それは、ちゃんと考えれば解けるはずだという確信があるからです。
苦手な生徒は、迷いながら解いています。「どっちかなあ、こっちかなあ。さっきは3番だったから、今度は2番にしちゃえ」という感じです。
その姿勢を転換するのが、国語の勉強の第一歩です。
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新小5年生、新小6年生は、作文の課題が難しくなります。その勉強の進め方について説明します。
●小学校5、6年生の勉強の進め方
小学校5、6年生は、中学受験の勉強との兼ね合いが重要になってきます。
中学受験をしない子の場合(小中高一貫校に通っている場合、公立中学に進む場合など)は、また別の問題が出てきます。それは、小学校高学年になると、どの学校も作文指導が少なくなるということです。その理由は、高学年の作文指導を日常的に行うことが難しくなるからです。小学校高学年以上の作文指導は、現在の教育体制のもとでは教える先生の負担が大きすぎます。
しかし、子供はそのような事情を知りません。学校で作文の勉強をあまりしなくなるので、どうして自分が言葉の森で作文の勉強をするのかということに疑問を持つようになるのです。しかも、作文の学習はほとんどの高学年の子供にとって負担の大きい勉強です。小学校高学年で作文を書くことが好きだという子は、国語力がきわめて高いごく少数の子だけです。
課題が難しくなる、考える作文を書くための語彙がまだ育っていないので書くことが苦手になる、そして、学校で作文の勉強を生かす機会がなくなる、更に、同学年の友達の多くは塾でもっと勉強らしいことをしているのに自分が作文に時間を取られている、というさまざまな理由で、小学校高学年の子は作文の勉強を続けにくくなるのです。
ここで大事なのは、親の説得です。しかし、説得をするにも、子供がある程度作文を書くことに自信を持っていないと、子供を納得させることは難しくなります。そのためにも、小学校低学年から、音読、暗唱、読書、対話などの毎日の家庭学習によって、読書と作文が得意だというレベルまで持っていく必要があるのです。
子供が作文の勉強をやめたくなったときには、親が、これからの学力は、自分の力で読んだり書いたりすることで、それは大きくなればなるほどそうなってくるということを説明してあげることが必要になります。わかりやすい例として、
高校入試でも、大学入試でも、会社に入るときの試験でも、また、会社に入ったあとの仕事でも、説得力のある文章を楽に書く力があるとそれだけで大きな差がつくということを説明するとよいと思います。一度そういう説得を受けて、自分なりに納得して作文を書く勉強を続けると決めた子は、長期間その意欲を持続させていきます。
小学校高学年というのは、理屈がわかる時期ですから、理論と裏づけがはっきりしている話をすると意外によく理解できるのです。しかし、この説得で大事なことは、親の人生観も問われるということです。親が自分なりに確信を持っていることを自分の生き方に結び付けて話すことができれば、どの子もその話を傾聴します。しかし、親がわかりやすい損得や賞罰の利害的なことだけで子供を説得しようとすると、子供はその根の浅さにかえって反発します。親が子供に言うことを聞かせられないのは、親が子供から尊敬されていないからで、それは親が気迫のある生き方をしていないからです。小学校高学年の子供を説得するためには、大人を説得するのと同じぐらいの気合いが必要なのです。
さて、次は、中学受験で作文の試験が特にない子の場合です。国語で記述式の問題が多いというだけの子も同じです。作文の試験というのは、少なくとも400字以上のまとまりのある文章を書く試験です。50字、100字、150字程度の文章を書く試験は、作文の試験ではなく記述の試験です。
記述式の試験に対する勉強の対策は次のようになります。第一は、指定の字数の感覚に慣れることです。第二は、すばやく一挙に書くスピードを身につけることです。第三は、できるだけ論点を対比する形で書くということです。一般に、一文の平均的な長さは40~50字です。ですから、150字の記述という指定があった場合は、その記述は3~4文で構成されるという見当をつけます。そして、150字の枠があれば、その枠ぎりぎりいっぱいまで書くようにします。文章を書く際は、途中で考えたり、消しゴム使ったり、読み返したりせず、頭の中で文を組み立てたら一気に書くようにします。また、書く内容は、単に「Aだ」という書き方ではなく、「BではなくAだ」「確かにBもわかるが、しかしAだ」というように論点を対比させるとめりはりのあるまとめ方になります。記述式の問題は、長文を読んで親が問題を出しそれを子供が書くという形で、字数とスピードに慣れることを目標にして進めていきます。
入試の国語に記述式の問題がそれほどなく、主に選択式の問題だという場合は、選択式の問題を解くコツを勉強します。方法は、志望校の過去問の国語の問題を解いてみて、その結果の○×をすべて理詰めで親が説明してあげます。親が説明しきれない問題は、もともとできなくてもよい問題というふうに割り切ります。
選択式の問題は、勘で選ぶのではなく、すべて明確な理屈で選ぶことが大事です。そのために、問題文は、よく理解できたところを中心に傍線を引きながら読み、設問の選択肢についても、どこを基準にして○や×にしたかということがわかるように傍線を引いておきます。この、問題の解答結果を分析する勉強は、親も一緒に参加して1~2時間かかりますが、一回でもこのやり方の勉強をしておくと、そのあと国語の記述式のテストの成績はぐんと上がります。しかし、点数が上がるのは、その子のもともと持っている読む力までです。
読む力をつける勉強は、入試の問題集の問題文を繰り返し読むことです。問題を解くような勉強は読む勉強の何倍もの時間がかかるので、かえって国語力がつきません。問題文を解かずに読むという単純な勉強が最も力がつくのです。難関校の国語の問題の中には、かなり長い文章を読ませるものがあります。この場合に必要なのは速読力ですが、速読力は速読の勉強では身につきません。小学校中学年のころまでの多読の勉強が速読の基礎となります。また、物語文の読解力も、小学校中学年のころまでのやさしい物語の多読によって身につきます。小学校高学年になると、今さら多読をする時間的余裕はなくなりますから、せめて問題集の問題文を確実に読むということで国語力をつけていくとよいと思います。
以上に述べた国語の勉強法に、塾は必要ありません。むしろ、塾は、国語の問題を解かせることに時間をかけたり、また肝心の過去問を最後までやらせないでおくなど、
国語の勉強に関してはマイナスの面があります。国語の勉強に関しては、家庭での学習を優先させ、決して塾に任せるような勉強のスタイルにしないことが大事です。
入試に作文の試験がない場合、小学校6年生になると、言葉の森と塾の勉強が時間的に両立しなくなる時期が出てきます。塾の勉強スタイルにもよりますが、6年生の夏休みごろから、又は6年生の冬休みごろから時間的に言葉の森の作文の勉強が続けられなくなるということが出てきます。そのときは、遠慮なく言葉の森を休んで、中学入試が終わってからまた再開してください。もちろん、中学入試の受験日まで休まずに言葉の森の作文の勉強を続けて、最難関校に合格するという子もいます。これは、親が子供の勉強の様子を見ながら、柔軟に判断していくことになります。
ただし、受験勉強で大事なことは、親が受験の合格を最大の目的にしないということです。これは、中学入試に限らず、高校入試でも、大学入試でも言えることです。入試に合格することを最大の目的にしてしまう子は、入学後に学力が伸びません。学力が伸びる子は、勉強の目的をもっと大きなものにしている子です。自分が実力をつけて将来立派な社会人になり、社会に貢献する人間になることが本当の勉強の目的です。その目的のひとつの手段として受験の合格があるということです。
大きな視野で勉強の目的を決められる子は、小さな視野で受験の勝ち負けだけに関心を向ける子よりも、将来ずっと大きな仕事をすることができるようになるのです。
最後に、中学受験に作文の試験がある子の場合です。
志望校の中学に作文の試験がある場合、作文試験に対応するための受験コースは、試験日の5ヶ月前から始められます。この受験コースの内容は、志望校の過去問に合わせた課題の作文を書くというものです。書き方のパターンは、普段の作文の勉強でやっているものと同じですから、普段の作文がしっかり書けていれば、それが受験のための勉強にそのままつながっています。
受験コースの学習の場合は、普段の勉強以上に事前の準備が必要になってきます。事前の準備とは、自分なりにその長文を読んで似た話を考え、両親に取材しておくことです。両親への取材がなぜ大切かというと、受験コースの課題のような難しいテーマを両親と対話することによって、どのような課題にも応用できる身近な実例やものの考え方が身につくからです。
特に感想の豊かさは、大人との対話によって身につきます。感想が豊かでない子は、物事を、「おもしろかった」「つまらなかった」という単純なところでまとめてしまいがちです。大人との対話の多い子は、この感想をもっと工夫して書けるようになります。また、子供は、意見を述べる場合でも、一本調子でよいか悪いかを考えがちです。しかし、ある意見について親と対話をすると、世の中にはもっと微妙な例外があるのだということがわかってきます。言葉の森では、自分の意見と反対の立場にも理解を示して書くことを「反対意見への理解」と呼んでいますが、両親と対話をすると、この「反対意見への理解」がスムーズに書けるようになるのです。
普段の作文の勉強でも字数の目標がありますが、受験コースの場合は、これの時間の制限も加わります。指定の字数までできるだけ早く書き上げる力をつけていくことが勉強の中心になります。早く書くためには、途中で考えたり、消しゴムで消して書き直したり、書いたところを読み返したりしないことが大切です。これは、習慣によって身につくものですから、普段の作文の勉強でも、書く前に全体の流れを考えておくという習慣をつけていくことが大事です。
作文の実力というものは、なかなか変わりません。受験が間近になると、どの子も実力をどんどんつけていきますが、それでももとの力の差はなかなか埋まりません。もとの実力は、小学校中学年までの読書力によって支えられています。高学年になると、どうしても勉強や日々の行事に追われて読書の時間を確保できなくなりがちですが、読書は小学校生活の最優先課題と位置づけて取り組んでいきましょう。
受験コースで勉強すると、その練習中に書いた自分らしい実例、自分らしい表現、自分らしい意見などのストックがたまってきます。作文試験に対応するための最良の参考書は、この自分が書いた文章です。さまざまなテーマで最低10本の作文を書いておくと、その中に、受験の作文に使えるような材料がそろいます。受験のときは、その材料を武器にして、テーマに合わせて臨機応変に書くという形になります。
●作文教室と塾との両立を
現在の受験体制のもとでは、高学年になるにつれて、塾などに通わないと学習がしにくくなるという状況があります。しかし、学習の主体はあくまでも家庭学習にあります。家庭学習での主体性がないと、塾のスケジュールに流されたり、志望校の受験とは部分的な関係しかない偏差値に左右されたりしてしまいます。
小学生も高学年になると、塾に通う時間が増え、一時期、言葉の森との両立が困難になることがあります。しかし、両立が困難な時期は、大体数カ月で終わり、そのあとは、時間的に忙しくはなるものの、再び同じようなペースで学習を続けていけるものです。
作文の学習は、ちょうど高学年から「説明文」「意見文」の段階に入り、思考力を要求されるようになります。この段階の学習は学校などでもあまりなされず、本格的な国語力をつける点でとても重要なものです。
言葉の森では、曜日や時間の変更は、随時できるようになっています。また、通信指導による学習も、他の教室の通信指導と比べて、きわめて継続しやすいものになっています。高学年になり、塾の時間が増えて忙しくなった方も、曜日や時間の変更によってできるだけ両立させる工夫をしていってくださるようお願いします。ただし、塾によっては言葉の森との両立が時間的に困難になるところもあります。そのためにやむをえず退会される場合は、中学入学後のなるべく早い時期に再開されることをおすすめします。
●新小5、新小6の作文の勉強
・作文の字数は500字から1200字です。
・題名だけの課題よりも、感想文の課題の方が多くなります。
・作文の課題は、事実を中心とした生活作文から、全体の構成を重視した説明文になります。例えば、「がんばったこと」というような題名であっても、小学校4年生までは、がんばった事実を書くことが中心になります。小学校5年生からは、がんばるということは人間にとってどういう意味があるかという主題を先に考え、その主題に合わせた実例を探すという書き方になります。しかし、この書き方が確実にできるようになるのは中学生以降です。小学校5、6年生では、説明文意見文の形に慣れるという学習をします。
・
感想文の課題となる長文は、中学入試の国語の説明文の難しい文章に相当します。ですから、子供が先生の説明やヒントなしに自力でその感想文を読みこなすことはまずできません。そのために、事前の予習と取材が必要になります。
毎週の授業を受ける際に、事前に長文を読んでおき、似た例を自分で探すとともに、家族に取材して補強しておくことが大切です。
・小学校5、6年生は、小学校3、4年生のころよりも作文を書くことが負担になります。それは、課題が難しくなることもありますが、それ以上に子供の中に考えて書こうとする力が育ってくるからです。この考えて書く力を育てるのは、考える読書と考える対話です。作文の勉強と並行して、読書と対話を進めていくことが更に必要になってくるのです。
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小学5年生から、学校の勉強が難しくなります。それは、考える要素が入ってくるからです。
作文の勉強でも、課題が急に難しくなります。
しかし、それはある意味でやりがいのある勉強になるということです。
これまで以上に、長文をよく読み、お父さんやお母さんと話し合いをしながら考えを深めていってください。
小4までは勉強で出てくる言葉のほとんどは具体的なものに対応しています。
だから、耳で聞くだけでも理解できます。
しかし、小5からは、具体的な事物に対応しない友情とか信頼とか多様性とかいう言葉が出てきます。
この時期になると、文章を読み取る力のあることが重要になってくるのです。
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早稲田大学本庄高等学院 K君
(担当講師より)
生徒ではなく、生徒のお兄さんですが、志望理由書の添削アドバイスで見違えるほどすばらしい志望理由書を書いてきたので、それがもとで合格したのだと思います。
そして、生徒本人も、希望する中学に合格しました。
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新中学生の勉強の進め方についての説明をします。
●新中学生の勉強の仕方
中学生は、中高一貫校に進む生徒と、高校受験の必要な中学に進む生徒とがいます。
中高一貫校に進んだ生徒は、そのまま学校に任せておけばいいと考えるわけにはいきません。中学受験までの勉強の反動で、1年生のときに遊んでしまうと、あとから取り戻すのが大変です。勉強は、学生の本分ですから、受験の前でも後でも、常に同じように生活の優先事項として取り組んでいく必要があります。
高校受験の必要な中学に進んだ生徒は、中学1年生のころは、まだ受験が差し迫った課題になっていないためにのんびり過ごしてしまうことがあります。家庭で、勉強の方針を立てて計画的に取り組んでいく必要があります。
中学生は、まだ自分で勉強の計画を立てることはできません。計画を立てて何かを成し遂げるという経験が少ないからです。特に、受験に向けての勉強計画のような大がかりなことは、本人の力だけではできません。しかし、勉強の計画の立て方は、学校では教えてくれません。塾も、スケジュールに沿った勉強を教えてはくれますが、本人が自分で計画を立てて勉強する方法は教えてくれません。中学生の勉強の計画は、家庭で試行錯誤しながら少しずつ作っていくものです。
そのために、学年が変わる前の春休みの間に、勉強法の本をまとめて読んでおきます。新しい物事に取り組むときは、本の情報を参考にするのがいちばんです。
できるだけ多くの勉強法の本を読み、その中で、自分がいちばん参考にできると思った本を1冊決めて、その1冊を勉強法の座右の書として勉強を進めていきます。自分のペースで勉強していると、いつの間にか自己流のやり方で無駄の多い勉強をしていることが多くなるので、ときどきその本を見て軌道修正するようにします。
中学生の時期は、小学生のときよりも、高校生のときよりも時間の余裕がありません。部活があったり、定期テストがあったり、宿題があったりと、毎日時間に追われる生活をしています。しかし、勉強の基本はシンプルです。
国語力については、読書に力を入れるとともに、難しい文章として高校入試の問題集の問題文を読む練習を続けていきます。時間が忙しくなると、読書は後回しになりがちですが、中学生のころに読書をしない生活にしてしまうと、その後の高校生、大学生でも読書のある生活になかなか戻りません。読書は、勉強と同じぐらいの重要度で毎日取り組んでいきましょう。中学生になると、国語の教科の中に、文法や古文が出てきます。これらは本当の国語力というよりも、単なる国語の知識です。文法や古文は、漢字の書き取りと同じように繰り返し覚えるという形で勉強していきましょう。
英語の勉強の基本は、教科書を何度も音読して、丸ごと暗唱できるぐらいにしておくことです。教科書の1ページを20回ぐらい声を出して読むと、文章を見ないでも言えるようになります。そのようにして全ページを暗唱していきます。暗唱ができたら、もとの文章を見ないでも書けるところまで覚えていきましょう。これは、口で言うほど簡単なことではありません。気長な忍耐力の必要な勉強です。英語の成績は、真面目さに比例していると言われます。試験前に集中して勉強するのではなく、毎日の勉強の目標を決めてこつこつと取り組んでいくことが大切です。
数学の勉強の基本は、自分にとっては少し難しいぐらいの問題が載っている問題集を繰り返し解くことです。できなかったところは、解法を見て自分で理解します。解法を見ても理解できないときは、両親や先生に聞きます。お父さんやお母さんは、突然中学生に数学の問題を聞かれても答えることはできませんが、解法を見て理解することなら子供よりもよくできるはずです。身近な両親に聞いて、それでもわからないときは先生に聞くというようにしていくと能率がよくなります。
数学の勉強は、易しくできる問題を何題解いても力がつきません。問題集を繰り返し解くときも、一度できた問題は決して解かないようにします。そのかわり、できなかった問題は、日を置いて、2回でも、3回でも、4回でも、できるようになるまで繰り返し解きます。できない問題だけを繰り返し解くという勉強は、精神的にかなり苦しいものですが、こういう勉強の仕方でなければ力はつきません。
このように、繰り返しできなかった問題を解くという勉強をするために、問題集はしっかりと1冊に製本してあるものを選びます。塾でもらうプリントや通信教材で次々と送られる小冊子の形のものは、ばらばらになりやすいので繰り返し解くという勉強には向きません。
中学生の勉強で最も差がつく教科は数学です。だから、高校入試でも、数学の成績が合否を左右します。数学が苦手だと、高校に入ってからの進路の幅が狭まります。数学の成績は、頭のよさにも遺伝にも関係ありません。ただしい勉強の仕方を知っているかどうかです。しかし、覚えるる知識の量が多く、その知識が土台になって次の知識に結びつくという形になっているので、苦手な人はなかなか成績が上がらないように見えるのです。
高校入試で、作文試験を行うところが増えています。点数の差をつけるために、課題はかなり難しいものが多いようです。しかし、言葉の森の通常の作文の勉強をしていれば、どのような課題でも書き方はすぐにわかります。
合格圏内に入る作文を書くためには、思考力と語彙力をつけておくことが大切です。思考力と語彙力は、読書によって身につきますから、学校の勉強とは別に多読と難読を進めておく必要があります。
●中学生の作文学習は小論文の前段階です
作文力、読解力のうち、意見文を書く力と論説文を読みとる力は、中学生以降に本格的にのびる分野です。小学生の間に既に意見文を書いたり読んだりする段階にまで進んでいる生徒もいますが、全体的にみて、構成の形式を身につけたり文章を要約をしたりすることが精一杯で、内容のある意見文を書ける生徒は限られています。これは、表現力、読解力に、まだ、本人の内面的な成長がともなっていないためです。
小学6年生までに学習する生活文中心の作文と物語文中心の読書は、作文力、読解力の半分にすぎず、もう半分は、中学生以降の意見文、論説文の練習によって完成します。
しかし、実際には、中学、高校では、作文、読書の学習はほとんどなく、あるとしても、その多くは、小学校の延長のようなかたちでおこなわれています。また、中学生の時期は、作文の学習がいちばん続けにくい時期でもあります。その理由は、(1)中学生の時期が、無邪気に出来事を書くわけにもいかず、かといって、自由に意見文を書くほどには語彙が充分ではないという過渡的な時期にあたること、(2)宿題や定期テストなど、外から拘束される勉強の時間が比較的多くなり、自主的な勉強の時間がとりにくくなること、(3)中学校自体も、作文や読書の指導をほとんどしなくなるので、学習の意義やきっかけを見つけにくくなること、などという事情があるからです。
現在の受験体制のなかで行なわれる勉強は、人生にとって価値のある分野というよりも、点数の差がつきやすい分野に重点が置かれがちです。基礎的な知識を身につけるという点で、点数で測られるような勉強も大切ですが、生涯にわたって役立つのは、考える力、読書する力、発表する力など、点数の差のつけにくい、したがって現在の受験体制の中では、重点の置かれにくい分野です。
しかし、最近では、大学入試でも小論文や面接が重視されてくるなど、単なる知識の量よりも、それらの知識を活用する力を評価するようになってきました。中学生での作文、読書の学習は、小学生の学習の延長としてではなく、高校生以降の小論文学習や論説文読書の先取りであるという前向きの姿勢をもって取り組んでいくことが大切です。
中学生が、作文、読書の学習を継続していけるように、当教室では、学習の時間に弾力性をもたせています。具体的には、(1)曜日や時間の変更や振替は、いつでもできるようにしています。(2)テスト期間中の欠席は、その前後にふりかえることができるようにしています。(3)ホームページの動画によるヒントなどを充実させ、先生の説明を受けられないときでも作文を書けるようにしています。
3月から4月にかけては、決まった時間に授業を受けることがむずかしいことも多いと思いますので、出席できるときに出席するというかたちにして、新しい生活のペースを早く作っていってくださるようお願いします。
●次の学年では、作文はどういう勉強をするか
・作文の字数は、600~1200字です。
・高校生になったときの小論文の基礎となる意見文の書き方を練習します。
・中学生の意見文と高校生の小論文の差は、主に長文の難しさの差です。中学の3年間で勉強する意見文の書き方がひととおりできれば、その書き方で大学入試の小論文に対応できます。
・パソコンで書ける生徒は、できるだけパソコンで書き、自動採点ソフト森リンの点数などを勉強の目標にしていきましょう。
・パソコンで書いている人で、高校入試に作文試験がある場合は、試験の3ヶ月前から手書きに戻しておきましょう。
●中学生から受講料が変わります
小学生までの受講料は8,434円でしたが、中学生からは受講料が8,948円になります。4月の引き落とし分から受講料が変わりますので、ご了承ください。
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中学生になってからの勉強をどう進めるか悩まれる方が多いと思うので、今後の勉強の進め方について書きました。
勉強は、かけた時間よりも取り組む方法が大事です。これは、学年が上がるほどそうなってきます。
言い換えれば、小学校低中学年のころは、方法はあまり関係なく勉強時間が無理のない範囲で確保されていればそれで十分です。
中学生はそうではありません。特に、中学生は定期試験があるので、その試験に向けた勉強を計画の中に入れておかなければなりません。
しかし、定期試験に対応した勉強だけを考えていると、今の中学ではあまり力を入れていない読書や作文の学習が遅れてしまいます。
また、勉強以外のいい友人関係も、勉強以上に大事です。
中学生は、目先の事も考えながら、将来のことも考えるという両面の対策が必要になってくるのです。
中学生になると、親もどう勉強を教えていいのかわからなくなる気がするので、「もう中学生なのだから、自分でやりなさい」と、子供に投げてしまう人が多くなります。
しかし、中学生とは言っても、ついこの前まで小学生だったのですから、初めて取り組む定期テストなどはどのように予定を立てていいのかわかりません。
親ももちろん具体的な予定の立て方などはわかりませんが、親の場合は長い人生経験から大体の方向は予測できます。また、そのためのいい本もいくつか出ています。
だから、最初は小学生時代と同じように親が協力する体制を続けながら、少しずつ子供が自主的に計画を立てて取り組むようにしていくといいのです。
本当は、中学3年までは義務教育の期間ですから、親が一緒に教科書を読めば、子供の勉強の内容は大体わかります。
大人になると、もう中学生のころの数学などはほとんど忘れていますが、その当時数学が苦手だった人でも、子供と一緒に数学の教科書や問題集を見ていくと、年の功で子供よりもよくわかるようになるのです。
あまり早めに塾に丸投げせずに、できるだけ親子で協力した勉強に取り組んでいくといいと思います。
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