子供が寺子屋オンラインに参加する場合、お父さんかお母さんの使っているパソコンを使うことが多いと思います。
参加する子供が兄弟2人になると、1台のパソコンを2人で見たり、パソコンと別のタブレットやスマホを使ったりすることが多いと思います。
こういうときにおすすめなのが、子供の勉強専用にクロームブックを購入することです。
クロームブックは、3万円~4万円ぐらいです。
Zoomも、googleフォトも、テキスト入力用のtextというアプリもすぐに使えます。
下記のページに、最近のおすすめの製品が載っています。
https://www.odorikoblog.net/entry/chromebook/
言葉の森で主に使っているのは、このページの2位にランキングされている「【ASUS】Chromebook Flip(C101PA)」です。
1位の「【Chromebook】CB3-131-C3SZ」もいいと思いますが、まだ使ったことがありません。
クロームブックのほとんどは台湾のAcer製か、ASUS製です。
そのせいでもないと思いますが、ボタンが英語表記になっています。
今、これはZoomに問い合わせをしているところですから、いずれ1年以内ぐらいに日本語表記になると思われます。
英語表記であっても、覚えておかなければならないアイコン又は英語は、マイク、ビデオ、リネーム、ブレークアウトセッション、レコーディング、チャット、リービング(退出)ぐらいですから、すぐに慣れると思います。
クロームブックで画像を送信する場合、普通はデジカメで撮った画像をクロームブックに入れるとか、又はスマホで撮った画像そのスマホからgoogleフォトにアップロードするとかすることが多いと思います。
しかし、デジカメやスマホがなくても、もっと簡単にクロームブックをカメラのかわりに使うことができます。
それは、スクリーンキャプチャという方法で、クロームブックのカメラの前に作文を置き、「Ctrl]+「□||」ボタンを押すという方法です。
すると、スクリーンがpng画像になるので、それをgoogleフォトにアップロードすればいいのです。
これなら、クロームブックさえあれば、デジカメもスマホもパソコンも要りません。
クロームブックは、動作も重さも軽く、かなり快適に使えます。
よくスペックが低くなった古いパソコンは、Zoomに参加していると落ちてしまうことがあります。
20万円ぐらいのパソコンがよく落ちてしまうのに、4万円のクロームブックはそういうことはありません。
ただし、ハードディスクの保存容量がないので、Zoomのレコーディングはできません。これは、スマホやタブレットと同じです。
また、ワードやエクセルなどのオフィス製品は使えません。ただしオフィス製品は、今後クラウドサービスに取って代わられるようになると思います。
クロームブックは、インストール機能がないので、ウイルス感染の心配もありません。
google chromeのブラウザが最初から入っているので、インターネットは自由に使えます。
gmailのページに、自分のgmail以外のメールアドレスのアカウントをインポートしておけば、ブラウザ上でメールが確認できますから、いつでもどこでもメールをチェックできます。
このやり方は、「Gmailで他のメールアドレスのメールを送受信できるようにする方法」などで検索するとすぐに見つかると思います。
これからの子供の勉強用パソコンの主流はクロームブックになると思います。
タブレットやスマホは、ものを見るとか聞くとかいう受け身の操作では何も不自由は感じませんが、文章を入力するような能動的な操作になると、やはりキーボードのある端末の方がずっと有利です。
これから子供が本格的に寺子屋オンラインで作文をしたり勉強をしたりする予定の方は、子供用としてクロームブックを用意してあげるといいと思います。
言葉の森の、自主学習クラスも、発表学習クラスも、1曜日の月額受講料はわずか3,240円です。
これで、友達と一緒に、自分で選んだ楽しい勉強ができるのですから、クロームブックへの最初の投資はすぐに回収できます。(なお、寺オン作文は、電話通信と同じ月額8.434円です。)
自主学習クラスは、月曜から金曜まで毎日でも参加できますから、毎日塾に行くかわりの家庭学習として取り組むこともできます。
お父さんやお母さんの帰りが遅い家庭は、夕方の子供の勉強をどうしたらいいか悩まれることが多いと思いますが、少人数で全員対話型の寺子屋オンラインクラスであれば、友達の目も先生のチェックもあるので、自宅での学習もしっかりできると思います。
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子供がある程度大きくなったら、キンドルとクロームブックを買ってあげるといいと思います。
ローマ字を覚える小学4年生になったら、クロームブックを自由に使わせてあげると、作文などもクロームブックで書くようになると思います。
ちょっと先の話になりますが、作文は手書きで構想図を書き、クロームブックとgoogleドキュメントでその構想図をもとに音声入力の作文を書き、それをアップロードするというような時代になると思います。
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読書の楽しさは、熱中して読む楽しさです。
たしかに、読んだ結果、何かを得るとか学ぶとかいうことはあります。
しかし、何かを学ぶことを目的として読むのは、読書をする動機としては弱いものです。
大人になれば、必要性によって読むという読み方は当然増えてきます。
しかし、子供の読書は、まず第一に読書の楽しさを味わうために読むものだと考えておくことです。
お母さんが子供にためになる本や有名な本をすすめると、子供はそれらの本を半分義理で読みます。
しかし、そういう本に熱中するということはまずありません。
本は、ワクワクしながら読むことが大切で、苦い良薬でも飲むように義務感として読むものではありません。
では、子供に熱中する本を読ませるためにどうしたらいいかというと、まずお母さんやお父さんが熱中して読める本に接していることです。
自分が読むことが楽しいという気持ちで本を読んでいれば、自然に子供にもその楽しさを伝えたいと思うようになります。
親が読書の楽しさから縁遠くなっていると、子供に、半分教科書のようなためになる本をすすめてしまうのです。
しかし、同時に、いつまでも漫画のようなに熱中していて、それ以外はほとんど読まないというのも問題です。
熱中して読むことは大切ですが、熱中できる本にはもっとさまざまな分野があることを知るのも大切です。
その面白い本を見つけるきっかけとなるのが、友達どうしの本の紹介です。
寺子屋オンラインの作文や学習発表の意義の一つが、この子供どうしの本の紹介です。
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お母さんが子供にすすめる本は、いい本になりすぎる傾向があります。
半分教科書のような本ばかりでは、子供は熱中して読むという読書の楽しさを味わえません。
しかし、子供にまかせていては、漫画のような本ばかり読むようになります。
そこで役に立つのが、読書好きの子から面白い本を紹介してもらうことです。
読書紹介のおもしろいところは、誰かが本を紹介すると、ほかの子が、「あ、それ持っている」と自分の持っている本を探しに行って見せることです。
そういう場面を見ると、ほかの子も、その本を読んでみようかと思うようになります。
こういう形で、読書の幅が広がっていくのがいいのです。
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これまでの工業時代の教育は、国語算数理科社会という主要教科に見られるような平均的な知識を詰め込む教育でした。
なぜそれが必要だったかというと、人間が機械の歯車の一部として仕事をするためには、どの部分の歯車にもなれる平均的な能力が必要だったからです。
だから、大人になってからの実生活でほとんど使うことのなかった知識――大化の改新の年とか鎌倉幕府の年とか、植物の導管と師管の区別とか、フェノールフタレイン溶液の用途とか、そういう雑多な知識をみんなが同じように学んできたのです。
これは、否定的な意味で書いているのではありません。
工業時代までは、そういう平均的な何でもひととおりできる学力が必要だったから、誰もがそれを目標にして勉強をしていたのです。
そして、その成果が、現在のような豊かで便利な工業社会を生み出したと言えます。
(もちろん工業化の行き過ぎが、環境の破壊や文化の破壊につながった面はありますが。)
しかし、今、その平均的な詰め込み教育の前提となる社会が、大きく変化しています。
数年前、海外の入試で、スマホを使ったカンニングが問題になったことがありあます。
また、これも海外の話ですが、大学生のレポートで、他人のレポートをコピーしたものが問題になったことがあります。
大学側は、これらの対策として、試験会場にスマホ持ち込み禁止とか、レポートのコピーを見破るソフトの開発とかいうところに力を入れていったようです。
しかし、本当の問題は、学生がカンニングやコピーをしたことではなく、カンニングやコピーで済むような問題で試験をしているところにあるのです。
学生が社会に出て仕事を始めるとき、いろいろな情報を調べたり、ほかの人のいいところを真似したりということは当然あります。
もちろん、そこに独自の創造性がなければ、社会から評価されることはありませんが、しかしその独自の創造性の前提としての調査や模倣は当然あるのです。
だから、理想の試験とは、何を調べても写していいから、そこから自分らしいものを作り出す可能性があるかどうかということを見る試験です。
しかし、それは、試験というよりも、むしろ直接的な実践そのものです。
つまり、その人が世の中に個性的創造的なものを生み出しているかどうかということが、日々問われているのが、その人の人生なのです。
そして、誰が問うのかといえば、それはその人自身です。
なぜなら、自分が新しいものを創造することが、その人の生きる喜びの大きな部分を占めているからです。
工業時代の教育と、工業時代のあとの教育の違いはここにあります。
もちろん、世の中には、平均的な知識を満遍なく身につけることを個性とする人もいます。
そういう役割は、どういう世の中になっても必要だからです。
だから、平均的な知識を否定するのではなく、個性を伸ばすという大きな枠の中で平均的な知識を習得する教育も考えていくということです。
では、個性を伸ばす教育は、具体的にどのようなやり方で行われるのでしょうか。
その答えのひとつが、発表学習です。
子供たちが、自分の好きなことを自由に研究し、それをみんなに教える(発表する)という勉強の仕方です。
発表学習クラスの子供たちの発表を見ると、ほとんどの子が毎週、ユニークな面白い発表を行っています。
これらの子供たちは、学力も十分にあります。
だから、普段の勉強以上の独自の研究発表ができるのだと思います。
しかし、発表学習は、自分の好きなものがある子なら、誰でも取り組めます。
極端なことを言えば、ゲームの好きな子は、ゲームを研究し発表してもいいのです。
好きなゲームをただやっているだけなら、あまり進歩や向上というものはありません。
しかし、それをほかの人に発表するとなると、そこに個性や創造性を作り出さなければならなくなります。
それは、個性的、創造的なものでなければ、ほかの人は興味を示さないからです。
この構造は、実は、社会そのものの仕組みと同じです。
社会では、誰でも、自分の好きなことを何でもやっていいのです。
しかし、それが人に評価されるかどうかは、そのやっていることが個性的創造的かということに関連しています。
人間は、自分の好きなことをやるのはうれしいものですが、それを人から評価されるのは更にうれしいものです。
また、最初は人から評価されるのがうれしいから、個性的創造的にやっていたものが、やがてその創造の面白さが発展して、人の評価以上に創造の喜びが動機となって自分の好きなことを続けていくようになります。
そのように、すべての人が自分の個性を創造的に伸ばしていくのが、未来の社会の人間の生き方になります。
発表学習とは、そういう未来の社会を生きるために、第一に必要となる教育です。
現在の入学試験は、多数の受験生を短期間で採点しなければならないという技術的な制約から、ペーパー試験が中心になっています。
紙の試験で評価できるものは、基本的に知識の詰め込み度合いだけです。
その生徒の思考力や表現力は、作文試験や面接試験である程度評価できますが、その生徒の個性や創造性を短期間で評価できる試験方法はありません。
だから、近年の東大の推薦入試では、何か月も時間をかけて、受験生の個性的な創造を評価する仕組みにしたのです。
この個性と創造性を評価する仕組みが、将来の試験の主流になります。
(ただし、将来は試験ということそのものがなくなっていくと思いますが、それは別の話なのでまたいつか。)
会社の就職試験でも、会社が本当に採用したい人材は、学力は普通にまともにできている程度でいいから、個性と創造性と社会性のある人材です。
同じように、将来の学校の入学試験も、学力は、センター試験なら8割、学校の成績ならオール4という普通の学力でいいとして、その学力の担保の上に、個性と創造性と社会性(コミュニケーション力)を見るものになっていきます。
それは、大学入試そのものが変わるので、それに応じて、高校入試も、中学入試も変わっていくからです。
発表学習クラスに参加する子供たちが、いろいろな入試に臨むころは、まだそういう試験は主流にはなっていないかもしれませんが、しかし、将来の教育の先取りをしている気持ちでこれからも個性的な発表をしていくといいと思います。
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いい学校を目指す理由の第一は、いい友達と出会い知的な刺激を受けることにあります。
勉強の中身は、今はどこでも手に入るので、いい授業とかいい先生とかいうのはあまり重要ではなく、いい友達というのが最も重要です。
寺子屋オンラインの作文クラスや発表学習クラスは、学校とは違いますが、ある程度それを実現していると思います。
ある程度というのは、まだそのコンセプトが十分に理解されていない面もあるからですが、いずれコンセプトもみんなが共有できるようになると思います。
発表学習は、うちの子が小学生だったら、第一にやらせたかった勉強です。
また、寺子屋オンライン作文も、絶対にやらせたかった勉強です。
昔は、個別電話指導しかなかったので、その方法でずっと勉強していましたが、子供は(特に学年が上がるほど)、友達どうしのやりとりの中で成長していくからです。
その子供どうしの切磋琢磨をうまくコントールして活性化させていくのが先生の役割です。
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あるパンフレットに次のような保護者の声が紹介されていました。
□職場復帰(共働き)のため、スクールに通えなくなった……
□本当は学童で預かってもらいながら、習い事もさせたい……
□塾に通わせたいけど、子どもを塾に連れていけない……
□塾・スクールで少しの間預かってくれるサービスがあれば……
それなら、簡単です。
小学3年生のあーこちゃんに登場してもらいます。
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わたしは、あーこです。
私はいつも、学校からまっすぐ自分の家に帰ります。
家には、お母さんもお父さんもまだ仕事中だから、誰もいません。
文鳥のピコがいるだけです。
私は、パソコンをつけて、言葉の森のZoomに入ります。
すると、先生や友達の顔が見えます。
仲良しのけんちゃんももう入っていました。
急いでその日の勉強の支度をします。
最初は、自主学習で国語と算数をやる予定です。
でも、その前に学校の宿題を済ませます。
授業は45分ですから、学校の勉強と同じ感じです。
学校と違うところは、途中でおやつを食べてもいいことです。
でも、長い時間席を離れると、先生から呼ばれます。
先生が呼んでも答えないでいると、近所の人に連絡されることがあります。
でも、そういうことはめったにありません。
どうしてかというと、あまり態度が悪いと、このオンライン自宅学童に行けなくなるからです。
そうすると、歩いて通う近所の学童に行かなければならなくなります。
私は、自宅でのんびりできるオンライン学童が好きなので、ずっとここにいたいからです。
横浜には、教室に通学できるオンライン自宅学童があるそうですが、私の住んでいるところは東京なので、横浜までは通えません。
でも、自宅学童に来ている子のほとんどは、自宅から参加しているようです。
この前、みんなで自己紹介をしたら、シンガポールやベトナムから参加している子もいたので驚きました。
それから、おかしいのは、インフルエンザで学校を休んだのにこの自宅学童に来て勉強している子がいたことです。
自宅学習の1時間目の勉強が終わると、15分の休憩のあと、2時間目は発表学習です。
さっきのクラスと同じ子もいるし、違う子もいます。
私は、この火曜日の発表学習クラスの田中君の発表が好きなので、このクラスだけは欠席しないようにがんばっています。
私の今日の発表は、日曜日にお父さんとやった理科実験の結果です。
この発表は、画像だけでなく動画も入れているので、みんなに見せるのが楽しみです。
この発表学習が終わると、3時間目は作文です。
今日の課題は感想文なので、似た例をお母さんとお父さんに取材しておきました。
授業では、最初にどんなことを書くかを発表します。
同じ課題でほかの人がどういう似た例を言うのかを聞くのが楽しみです。
自宅学童には、今度、そろばんとプログラミングのクラスもできるそうです。
私はどちもらやってみたいので、今度お母さんと相談しようと思っています。
お母さんは、「1教科3000円だから、時間的にできるなら何をしてもいいよ」と言っているので、少し勉強の時間が長くなってもいいからやってみようと思います。
授業を受けない見学だけなら無料なので、新しいクラスができたらすぐに見学に行く予定です。
この自宅学童のいいところは、夕方早くから始めて、夜遅くまでいられることです。
授業を受けるのは受講料がかかるようですが、その授業のあとクラスにずっと残っていたり、又はほかの授業を見学に行くだけなら無料で何時間でもいられます。
私は、お母さんの帰りが遅いときは、ほかのクラスの授業をずっと見ていることがあります。
この前は、夜9時までいましたが、その時間でもまだ勉強している学年の大きい子がいました。
3時間目の作文の授業の途中に、お母さんが仕事から帰ってきます。
時々、お母さんと先生が保護者懇談会をすることがあります。
先生は、いつも褒め言葉だけを言ってくれるので、お母さんは懇談会のあとはいつも優しくなります。
私も、ときどき保護者懇談会に顔を出します。
先生とお母さんが楽しそうに話しているのを見るのが面白いからです。
3時間の作文の勉強が終わったあと、お母さんに、今日やった勉強を説明します。
お母さんは、この間、笑いながらこんなことを言いました。
「このオンライン自宅学童が朝からあれば、あーこちゃんが学校に行かなくなってもも大丈夫だよね」
私は、学校も好きですが、今の自宅学童のクラスで一緒に勉強している子も好きなので、本当にそうだなあと思いました。
夏休みは、このオンラインの友達と那須合宿所にサマーキャンプに行きます。
Zoomの画面でいつも顔を見て話を聞いているので、初めて会うという感じはしませんが、実際に会えるというのは楽しみです。
サマーキャンプでは、勉強と遊びをするそうですが、私がいちばん楽しみにしているのは、夜友達と一緒に寝ることです。
お母さんやお父さんと離れてひとりで泊まるのは初めてですが、自宅学童の友達がいるなら大丈夫です。
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学校から帰ったら、子供は自宅にいるのがいちばんです。
お母さんがまだ帰ってきていなくても、自宅に友達がいて先生がいれば安心です。
もちろん、いるのはZoomの画面の中ですが、仕事をしているお母さんも時々子供の勉強の様子を見学にくることができます。
また、Zoomのクラスは5、6人の少人数なので、先生の目も行き届くから安心です。
そういうオンライン自宅学童クラスが始まります。
「オンライン自宅学童クラスが朝からあれば、学校に行けなくなっても大丈夫。勉強だけでなく、音楽や体育や図工もできるから。わたしの特に好きなのは、音楽で、みんなで踊りながら一緒に歌うクラスです。(あーこ)」
という時代になると思います。
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現在、Zoomで行っている発表学習クラスでは、小学2年生から6年生までの生徒が、毎週個性的で創造的な研究発表を行っています。(発表学習というのは、言葉の森で行っている新しい考え方に基づく学習です。)
発表学習で大事なことは、みんなの前で発表するために、自分なりに工夫した学問的、創造的な発表を準備をすることです。
実際に、多くの生徒が、ユニークでレベルの高い研究発表をしています。
ところが、子供だけでは、少し複雑な理科実験などは敷居が高くてなかなか手が出せないことがあります。
例えば、保護者が乾電池を買ってあげたり磁石を用意したりして、子供の実験や観察の手助けをすればすぐにできるようなことでも、子供だけではできないことがあります。
特に、今は共働きなどで保護者に時間がないことが多いので、子供の学習も塾任せ子供任せになってしまうこともよくあるのです。
現在の発表学習クラスでも、学問的で創造的な発表というよりも、どこかに出かけたという出来事だけの発表になったり、参考書をただ写しただけのような勉強の発表になったりするケースも時々あります。
もちろん、そういう発表もあっていいのです。
発表内容は自由ですし、時々手を抜くようなことがあってもかまいません。
しかし、全員が毎週、出来事の発表をするだけだったり、参考書の中身の紹介だったりするのでは、発表学習としての充実度は低下します。
発表学習クラスの取り組みのキャッチフレーズは、「経験から学問へ、学問から創造へ」です。
単に経験しただけのことや、勉強しただけのことでは、周りで聞いている人たちも面白くはないのです。
自分の経験を学問にまで高め、その学問を創造にまで高めていくことが発表学習クラスの目的です。
しかし、毎週そこまでできる家庭は限られています。
そこで登場をお願いしたいのが、同居しているおじいちゃんやおばあちゃんです。
今のおじいちゃんやおばあちゃんは、比較的時間のゆとりがあります。
そして、昔の教育では全教科をまんべんなく学習する文化があったので、どの教科でもそれなりの知識の基盤を持っています。
そこで、言葉の森が発表学習クラスの授業の資料として毎週の理科実験や社会観察のヒントを提供すれば、それを利用してすぐにおじいちゃんおばあちゃんと子供の協力による発表学習の準備ができるようになります。
これが言葉の森が描いている、これからの発表学習のひとつのイメージです。
おじいちゃんおばあちゃんの多くはパソコンの操作に慣れていませんが、それは講習会を行うので心配は要りません。
パソコンがない場合は、4万円程度で購入できるクロームブックが1台あれば、それでZoomもgoogleフォトの利用もすべてできます。
そして、やがておじいちゃんおばあちゃんがZoomを使った学習に慣れてくると、今度はそのおじいちゃんおばあちゃんが発表学習クラスの講師となって子供たちに勉強を教えることができるようになります。
おじいちゃんおばあちゃんの世代は、近所で友達と遊ぶ文化がありましたから、発表学習クラスの中でもおじいちゃんおばあちゃんの先生と子供たちというのがひとつの社会的なルールを持った集団として成立していくと思います。
今度、5月4週の自主学習説明会のあとは、そのパソコン講習会を行う予定です。
この講習会は、今後随時行っていくようにしますので、これまでパソコン操作があるためにオンラインのクラスに参加されるのを遠慮されていた方も、今後はぜひ講習会を利用してオンラインクラスに参加していってくださるといいと思います。
なお、発表学習クラスは、毎回きわめてレベルの高いユニークな発表を行っているところが多いので、ご関心をお持ちの方は、見学においでください。
なお、見学の際は、事前にお電話でご連絡くださるようお願いします。
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発表学習クラスで多くの子が取り組んでいるものが、理科実験や自然観察です。
実は、こういう分野は、おじいちゃんの得意分野です。(おばあちゃんにも、得意な人はいるかもしれませんが。)
小学2、3年生の孫と祖父母の共同研究というのは、かなり面白いものになると思います。
小学4年生以上になると、子供は次第にひとりでも工夫した発表ができるようになりますが、そのためにも小学2、3年生の共同研究の土台をしっかり作っておくといいのです。
小学2、3年生で、孫と祖父母の共同研究(と言っても半分遊びの要素のある研究ですが)の蓄積があると、そのうち、孫が、「じゃあ、ぼくが今度おじいちゃんの伝記を書いてあげるよ」などとなるかもしれません。
そうしたら、寺子屋オンラインのクラスでも、「おじいちゃんおばあちゃんの伝記作成コース」などとという講座をスタートすることができます。
このように、少人数の全員対話型の寺子屋オンラインクラスは、いろいろおもしろいことができる可能性があるのです。
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6月2日に、言葉の森で、公中検模試を実施します。
36,000名という全国最大の規模の受検者数ですから、自分の成績の位置が客観的にわかります。(
公中検模試センター主催)
公立中高一貫校の適性検査問題ですから、公立中高一貫校を受検しない人でも、自分の全国レベルでの学力を知るために受検しておくといいと思います。
費用は、
小4 3,500円
小5 4,000円
小6 4,500円
です。
(言葉の森の受講料と一緒に自動振替させていただきます。)
※全国主要都市で行われる通常の会場受検をする場合の受検料は、小4(4900円)小5(5500円)小6(5500-5900円)ですから、言葉の森で受検する方がお得です。
科目は、国語、作文、社会、理科、算数の全分野です。
申し込まれた方には、試験範囲の詳細をお送りします。
試験会場([1][2]のいずれかをお選びください)
[1]Zoomの
■中庭
[2]言葉の森港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩4分)
試験実施日:6月2日(日)9:00~12:00
8:30 受付開始
9:00 集合
9:15~10:00 適性検査1(小4・5・6)
10:15~11:00 適性検査2(小4・5・6)
11:15~12:00 適性検査3(小6の一部のみ)
受検を希望される方は、ウェブフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=mos201906
小学6年生の方は、ひとこと欄に第一志望の学校名をご記入ください(学校によって問題が異なります)。
小学4、5年生は、志望校は書かなくて結構です。
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公立中高一貫校対策の模擬試験を6月2日に実施します。
Zoom会場での試験なので、自宅で受けられます。
対象学年は、小4~小6で、小6は第一志望校を決めてお申込みください。
公立中高一貫校の模試なので、問題数は多いのですが、難問奇問はありません。
受検をしない人も、実力チェックのために模試を受けてみるといいと思います。
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今年のサマーキャンプの勉強時間に、小3以上の生徒は、読書感想文も取り組めるようにしました。
読む本は何でもかまいませんが、似た例を書きやすいものがおすすめです。
言葉の森でこれまでに子供たちが読んでいた本の中で、内容が面白く、しかも似た例が書きやすいものということで次のようなものがあります。
「宇宙人のいる教室」(フォア文庫)……小学3、4年生向け
「川は生きている」(講談社青い鳥文庫)……小学4,5年生向け
「モモ」(岩波少年文庫)……小学5、6年生以上向け
学年はあくまでも目安ですから、小学6年生が「宇宙人のいる教室」の感想文を書いてももちろかまいません。
むしろ、読み取りやすい内容の本の方が、実例なども具体的に入れやすいので、いい作品に仕上がる可能性があります。
また、「川は生きている」は、ちょうど那須の川の様子を見ながら似た例を見つけられるので、どの学年の生徒にとっても書きやすいと思います。
今回は、読書感想文の書き方を身につけるということと、併せて学校の宿題も片付けてしまうことという二つの目標でやっていきたいと思います。
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読書感想文は、ある程度本を絞った方が書きやすいと思うので、小学校中高学年向けの3冊の本にしました。
読んでいる人は多いと思いますが、感想文向けに新たに読み直してみると、新しい発見もあると思います。
「川は生きている」は、実際に川の様子を見ながら似た例を書けます。
那須は川が多いので、遊びながら感想文の材料探しをするという感じです。
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学校で教えてもらう勉強のペースでは退屈する子がいます。
そういう子は、自分のペースでどんどん先のことや難しいことをやっていけばいいのです。
昔は、学校に通って勉強する以外の選択肢がなかったので、そういうことはできませんでした。
今は、教材はどこでも豊富にあります。
自分のペースで勉強できる場があれば、そこで勉強を進めていくことができます。
全教科の自主学習クラスは、そういう勉強のできる場です。
一方、学校のペースに合わないというよりも、学校に合わない子がいます。
決められた狭い枠組みの中で、何かを強制されることに息苦しさを感じる子です。
しかし、そういう子でも、学校から離れることには不安を感じています。
全教科の自主学習クラスは、そういう子にも向いています。
自分で決めて自主的に行う勉強は、学校よりも早く進めることができます。
そして、同じように自分のペースで勉強する友達と共有できる場があります。
しかも、オンラインなので、わざわざ通う必要がありません。
必要なときにアクセスして、必要でないときにアクセスを切ればいいだけです。
そして、たぶん将来の学校は、このようなオンラインで自分のペースで勉強できる対話型のものになっていきます。
そういう学校が広がるころには、不登校という言葉は意味のないものになっていくと思います。
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私(森川林)は、小学校も、中学校も、学校にいるときは本当に退屈でした。
だから、教科書のほぼ全ページにわたって落書きを書いていました(笑)。
そして、窓の外を見ては、「鳥たちは自由でいいなあ」と、ずっと思っていました。
これは、今も多くの子供にとって同じだと思います。
子供たちは、人の話を聞くだけの授業に退屈しています。
それは、どんなに面白い授業であってもそうです。
子供たちは、もっと自分で何かをしたいのです。
だから、勉強は、人に教わるよりも自分でやっていくのがいちばんいいのだと思います。
少子化が年々進んでいるのに、不登校の子だけが年々増えています。
その根本の要因は、我慢して学校に行くほどの意味が感じられないということです。
しかし、体系的な知識の教育や、多様な人間との協力関係を、子供が自分で作り出すことはできません。
だから、我慢しなくていいような仕組みでそういう機会が提供できるようにすればいいのです。
それは、今のインターネットテクノロジーで十分にできることなのです。
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