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サマーキャンプを終えて――暗唱、感想文、Zoom保護者会などの成果 as/3832.html
森川林 2019/08/26 06:38 

 今年のサマーキャンプの成果は、三つありました。

 第一に、どの子も1日わずか10分程度の練習で暗唱がよくできるようになったことです。
 これは、カウンターを使ったことも一因ですが、それ以上に長期間の合宿で暗唱のコツをつかんだことが大きかったと思います。
 ほとんどの子は、初日は暗唱がなかなかできませんでした。
 それが2日目からは少しできるようになり、3日目には更に少しできるようになり、4日、5日、6日と続くと、最初はできなかった子が見違えるほど上手に長い文章の暗唱ができるようになりました。
 暗唱自体に慣れることで、途中から加速度的に上達するという面があることがわかりました。
(サマーキャンプに参加する前に自宅で全文暗唱できるようにしてきた子も何人かいました。)

 第二は、読書感想文1200字を、3日間でほとんどの子が完成させたことです。
 特に、言葉の森の指定した図書3冊の中から本を選び、事前に予習シートを書いてきた子は、かなり上手な感想文を書いていました。
 今後、指定図書の枠を広げ、感想文を仕上げることを一つの目標として取り組んでいこうと思っています。
 ただし、小学1、2年生で感想文の宿題がある学校については、その宿題自体に問題があるので、家庭では無理に取り組まない方がいいと思います。
 感想文は、何とか書けるのが小3以上、書くことに意義が出てくるのが小5以上です。

 第三は、Zoomを使った保護者会ができることがわかったことです。
 サマーキャンプに参加している子供たちと、家庭で待つお父さんお母さんとZoomの画面で話す機会があると、子供たちはとても喜んでいました。
 ブレークアウトセッションの機能を使えば、それぞれの子が個別の会議室でお父さんやお母さんとその日の勉強や遊びのことを話すことができます。
 特に低学年の生徒は、こういう機会があると安心できると思いました。

 このほかに、自由に川遊びのできる場所を確保できたこと、夕食を手作りで調理できるようになったこと(後半のグループ)、雨の日でもウェットスーツで遊べるようになったこと(後半のグループ)、なども成果でした。
https://youtu.be/loKtJHq7AKU


 今後改善していきたい点は、
・勉強と遊び以外の自由時間に子供どうしが協力して取り組めるような企画をすること(そういうものがないと退屈してしまう子がいたので)、
・荷物の整理がしやすくなるように片付け方や掃除の仕方を教えること(特に男の子は片付けができなかったので)、
・家庭で事前の準備として基本的な生活の仕方を練習してきてもらうこと(例えば何か言われたら返事をすることなど)、
・暗唱・感想文以外の勉強の目標をある程度決めてくること(無理な目標だったり、やれるところまでやるという目標のない状態だったりする子が多かったので)、などです。

 サマーキャンプのいちばんの魅力でもあり、また問題の起きやすいところでもあるのは、夜遅くまでみんなで一緒に遊べることです。
 この自由時間の遊びで、どの子も親しくなりますが、その一方で仲の悪くなってしまう子もいます。
 仲が悪くなっても、更に長い間一緒にいれば、お互いに折り合いをつけていくようになりますが、サマーキャンプは期間の限定があるので、その仲の悪い状態で解散となる場合もあります。
 しかし、これは、その後のZoomの会合などで、更に交流を深めていくことでよりより関係を築けるようにしていきたいと思っています。

▼8月27日(火)20:15より、サマーキャンプ報告会を行います。
 サマーキャンプ参加者でお時間の都合のつく方は、ぜひご参加ください。
 会場は、Zoom会場の「■中庭」です。
https://zoom.us/j/156334327

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森川林 20190826  
 サマーキャンプは、普段できない勉強と普段できない遊びをする機会です。
 しかし、子供にとってはもちろん遊びが重点になるので、夜遅くまで起きていて、朝はなかなか起きてこないという日が続きます。
 それでも、ほとんどの子が、暗唱と感想文と自分で決めた勉強にしっかり取り組んでいました。



nane 20190826  
 合宿をすると、通常の勉強では見えない面が出てきます。
 その代表的なものは、集団の中でどう過ごすかというその子なりの過ごし方です。
 今は、家庭で親子だけで接する時間が長く、友達と自由に遊ぶ時間が少ない子が多いので、こういう集団行動の機会は子供たちにとっていい経験になると思いました。


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記事 3831番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/30
受験作文コースの受付け開始 as/3831.html
森川林 2019/08/26 06:05 

 受験作文コースは、志望校の過去問に対応した受験用の作文を書くコースです。
 作文指導以外に、受験に対する心構えのようなものもお伝えし、随時質問や相談も受付けます。

●対象

 対象は、言葉の森に在籍している小6、中3、高3の生徒です。
 入試に作文小論文試験のある方が対象です。(言葉の森では、作文と小論文を区別せず、作文という言葉で表しています)
 ひとまとまりの作文は400字以上の文字数のものですから、200字未満のものは、作文ではなく記述の試験となります。
 記述の試験は、受験作文の対象にはなりません。
 そのかわり、家庭で記述試験対策を行うための学習方法をお教えします(無料)。

●期間

 受講期間の上限は、小6生が4か月、中3生は3か月、高3生が2か月です。
(ただし、1か月追加して、それまでに書いた課題でもう一度書き直したいものを書く練習もできます。)
 受講期間の延長はありません。
 特殊な学科の特殊な課題については、受講期間を短くさせていただく場合があります。
 月の途中からスタートすることができますが、終了は月の末日までとなります。
 小6生の場合は、9・10・11・12月(追加で1月)、または、10・11・12・1月という形で受講される方が多いです。

●費用

 通常の受講料のほかに、受験作文コースの追加費用として3,000円(消費税含まず)がかかります。
 受験作文コースの生徒は、志望理由書の1回添削が無料で受けられます。
 2回目以降の志望理由書添削は、1回につき5,000円(消費税含まず)がかかります。

●講師

 講師は、現在、作文指導をしている講師がそのまま担当します。

●課題

 課題は、毎月月末に次の月の受験作文の課題をお送りします。

●お申込み

 お申し込みは、お電話、又は、保護者掲示板からお願いします。
 その際、次のものをお知らせください。
1.開始月週
2.志望校
3.試験日
 また、志望校の過去問の傾向(字数、時間、課題)なども併せてお知らせいただき、過去問をお持ちの方はそのコピーもお送りください。

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森川林 20190826  
 筆記試験は、実力がそのまま出ますが、作文試験は当日の出来不出来の度合いが課題によって大きく変わります。
 そのため、子供がいちばん不安を持つのは作文試験のところです。
 言葉の森では、その作文試験に不安なく臨むための勉強の仕方を教えます。


nane 20190826  
 志望理由書を、ただ志望の理由を書けばいいと軽く考えている人もいますが、実は書き方によって評価が大きく変わります。
 学校によっては志望理由書の内容を、合否の資料として重視しているところもあると思います。
 この志望理由書が、言葉の森のアドバイスによって見違えるほどよくなることが多いのです。


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●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
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●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

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●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
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