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記事 3850番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
新しい学力を育て、勉強が好きになる発表学習クラス as/3850.html
森川林 2019/09/14 11:38 

 発表学習クラスは、生徒が自分で自由に行った研究や実験や調査や経験をみんなの前で発表するクラスです。 みんなといっても、人数は5、6人なので、全員が発表し全員が質問や感想を述べる余裕があります。

 この全員参加型の少人数クラスを維持するというのが、言葉の森が独自に工夫しているところで、ほかのどこでもやっていないことだと思います。

 この発表学習クラスで勉強していると、勉強そのものが好きになるという効果があります。
 受け身の授業でその理解度をテストで評価されるような勉強ではなく、自分から進んで学ぶ勉強だからです。 これが、本来の勉強の姿だと言ってもいいでしょう。

 これからの学力は、自分の個性的な得意分野を持っていることになります。
 一般的に、国語が得意だとか理科が得意だとか算数が得意だとかいうのではありません。

 教科全体の得意不得意とは別に、国語の中でも特にこの分野に詳しいとか、理科のこういう分野は特によく知っているとか、そういう個性のある学力が必要になってくるのです。

 これが東大推薦入試や京大特色入試で求められる新しい学力で、今後世界の教育はこの個性的創造的な学力を評価するという方向に進んでいきます。
 なぜかというと、教科全体の一般的な学力は次々にAI化されていくので、残るのはその人だけの他では代替できない学力になるからです。
 発表学習クラスは、こういう個性と創造の学力を育てるきっかけを作ります。

 この発表学習クラスは、これまで小学4・5・6年生が中心になっていましたが、自分の好きな勉強に取り組むという習慣は、本当は時間的余裕のある小学1・2・3年生から始めるといいのです。

 そこで、言葉の森では、この10月から小学1・2・3年生、更には幼稚園年長の子も参加できるような「せいかつ文化コース」を発表学習クラスの中で始めるようにしました。

 この発表学習クラス、そして、せいかつ文化コースの説明会を9月29日(日)9:00よりZoom会議室で行います。
 どなたでも参加できますから、発表学習の勉強に関心のある方は、参加ホームからお申し込みください。

https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog2019hg

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森川林 20190914  
 小学生のころは、勉強が人よりできるかどうかということは、その後の人生にほぼ全く関係がありません。
 関係があるのは、ものの見方とか生き方とかいう、もっと直接には見えないものです。
 勉強の中身を学ぶよりも、勉強が好きになるという姿勢の方が大事なのです。
 その機会を発表学習クラスで小学1年生から作っていきたいと思います。


nane 20190914  
 言葉の森の寺子屋オンラインの参加は、すべてフリーミアム教育でできるようになっています。
 費用負担なしで、読書紹介や暗唱発表にだけ参加する形で、みんなの勉強の様子を見学できます。
 そして、それだけで、読書や暗唱や勉強をする気がわいてくるのです。


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受験勉強対策講演会の話題 as/3849.html
森川林 2019/09/13 06:41 

 今度の受験勉強対策講演会は、次のような内容で話をします。
 言葉の森のこれまでの受験作文を中心とした長年の受験勉強対策の経験から話すもので、これから受験に臨む小学5、6年生の保護者の方には参考になると思います。

 第一は、合格作文のポイントです。

 ひとつは字数を埋めることです。
 もうひとつはキーワードを入れることです。
 そして、最後にストックを作ることです。

 第二は、合格作文のために家でできることです。

 ひとつは準備の話し合いです。
 もうひとつは作文返却後の推敲です。
 そして、最後にいつも明るく励ますことです。

 第三は、 教科の勉強のポイントです。

 ひとつはタイマーによる時間の見積もりです。
 もうひとつは試験全体の時間配分です。
 そして、最後に過去問の取り組み方です。

 第四は、受験勉強全体に対する考え方です。

 ひとつはこれまでの勉強を徹底することです。
 もうひとつは受験はゴールではないということです。
 そして、最後に経験が人間を育てるということを話します。

 受験は誰にとっても不安な面が残ります。
 だからこそ、大きな勉強の方向に確信を持ってやっていってください。

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森川林 20190913  
 私が大学入試の合格の結果を高校の担任に報告にいったとき、思わず言った言葉が、
「自分が合格したことによって落ちた人がいると思うと、何だか悪いことをしたなあという気持ちが……」
でした。
 いずれ、こういう競争はなくなり、競争がない状態でも人間が生き生きと創造的に生きていける時代が来ると思います。
 しかし、それまでは、勝ち負けのあるときには、勝つために全力を尽くすことが必要です。

nane 20190913  
 受験勉強は、ほとんどすべての小6生にとって初めての経験です。
 だからこそ、大きな方向を押さえて勉強を進めていく必要があります。
 方向さえしっかりしていれば、その経験はすべてプラスになるのです。


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